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街へ3
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安心したところで気になることがあった
さっきの騎士たちのことだ
この村の人達は、なんで帝国騎士が?なんて言ってたけど、帝国?
その辺りの国の事情も何も分からんのよね
それなら街に出て情報を仕入れないといけないなぁ
ここ村だからそこまで情報入ってこなさそう
それにだよ
またあの騎士が来た時の対処も考えとかないと
あの魅了の猫パンチは数日で解けるみたいだし、そうなれば絶対また来る
あと、勇者の話も出てたね
勇者、勇者、そんな人がいるなら恐らくだけど魔王もいるんじゃない?
そういう小説好きだったから会いたいな
まぁ魔王って多分悪い人だよね? いや決めつけはよくないか
ちゃんとその辺りも調べないとね
あとあと、人間族以外に種族がいるのかってところも調べないと
これは最優先事項だよ
もし獣人がいるなら、絶対会いたい猫獣人
まぁそれ以外の種族もいるなら全種族会いたいな
「ほらミア、ここが私達の家だよ」
「んな?」
フィオナの家、小さいけどよく手入れされてて綺麗
花もたくさん植えてある
「あ、お花が気になるの? このお花はね、お父さんが好きなの」
お父さんのターナーさんの趣味なのか
「よしっと、ほら、寝床が出来たぞミア」
ターナーさんに言われるがまま寝床を見る
クンカクンカ
花のいい香りがする
「あとはこれ、クッションも入れとくか」
おお、フカフカクッションではないですか
早速クッションにのって踏み踏みする
「気に入ってくれたみたいだねお父さん!」
「ああ」
ふと気づいたけど、ターナーさん、右手だけしか動かしてない気がする
ん? 左腕に深い切傷みたいな痕がある
「んなーお」
私は椅子に座ったターナーさんの膝上に乗り、傷口に触れてみた
「お、どうした? これが気になるのか? てかお前賢いな」
「んなん!」
「これは昔な娘を守るために負った勲章だ。剣は握れなくなったが、この子を守れたから悔いはない!」
ああ、そうなんだ・・・
フィオナちゃんが悲しそうな顔をしてる
「んにゃま!」
私は傷口をそっと撫でてみた
すると驚くべきことが起きた
「え? なんだと」
え、うそおおおおおおおお!!
傷が
「傷が、治ってる!」
私もびっくり、え、こんな能力あったっけ?って自分のステータスを見てみる
あるんかい!
えーっと猫パンチの中に、肉球パンチの欄、そこにあるのは魅了、麻痺、回復があった
そっか、この回復が・・・。いやすごすぎない? 傷ってこれたぶん塞がってから数年は絶ってるはずだよね
それを治すのかこれ
「すごい、動くぞフィオナ!」
「うう、お父さんの手が、治ったよぉおお」
少し動かしにくそうだけど、ちゃんと動いてるよ
「ありがとう猫ちゃん!」
「ああ、ありがとうミア・・・。しかし猫の持つ力じゃないな。もしかして魔物、なのか?」
「ん、な、にゃ」
「そんなわけないよぉ。私達を助けてくれて、お父さんを治してくれたんだよ? そんな子が魔物なわけないじゃない」
「それもそうだな。まあ不思議な猫ってことで」
ふぅ、なんとかなったか
ごめん、魔物、なんだ
でも私は他の魔物みたいに人なんて襲わないし、食べ物も魚と猫が食べれる草さえあればいいさ
「ところでお父さん、今度街に行くのっていつなの?」
「ああ、来週だな。腕が治ったから昔の仲間にも報告しようと思ってる」
「そっか、じゃあ私はまた、メアリーの家でお留守番、だね・・・」
ああ、寂しそうな顔。でも
「いや、今回は一緒に行こう。こうして腕も治ったんだから、俺がフィオナを守れる」
「ホント!?」
うわお、すごく眩しい笑顔
癒されるねえ
「んな」
「お、そうだな、お前も行くか」
「んにゃ!」
意外と早く街へ行く機会に巡り合えた
ただ、私がいない間にここに騎士たちが来たらどうしよう
そう思って能力を見てみた
おお、いいのがあるじゃないか
さっきの騎士たちのことだ
この村の人達は、なんで帝国騎士が?なんて言ってたけど、帝国?
その辺りの国の事情も何も分からんのよね
それなら街に出て情報を仕入れないといけないなぁ
ここ村だからそこまで情報入ってこなさそう
それにだよ
またあの騎士が来た時の対処も考えとかないと
あの魅了の猫パンチは数日で解けるみたいだし、そうなれば絶対また来る
あと、勇者の話も出てたね
勇者、勇者、そんな人がいるなら恐らくだけど魔王もいるんじゃない?
そういう小説好きだったから会いたいな
まぁ魔王って多分悪い人だよね? いや決めつけはよくないか
ちゃんとその辺りも調べないとね
あとあと、人間族以外に種族がいるのかってところも調べないと
これは最優先事項だよ
もし獣人がいるなら、絶対会いたい猫獣人
まぁそれ以外の種族もいるなら全種族会いたいな
「ほらミア、ここが私達の家だよ」
「んな?」
フィオナの家、小さいけどよく手入れされてて綺麗
花もたくさん植えてある
「あ、お花が気になるの? このお花はね、お父さんが好きなの」
お父さんのターナーさんの趣味なのか
「よしっと、ほら、寝床が出来たぞミア」
ターナーさんに言われるがまま寝床を見る
クンカクンカ
花のいい香りがする
「あとはこれ、クッションも入れとくか」
おお、フカフカクッションではないですか
早速クッションにのって踏み踏みする
「気に入ってくれたみたいだねお父さん!」
「ああ」
ふと気づいたけど、ターナーさん、右手だけしか動かしてない気がする
ん? 左腕に深い切傷みたいな痕がある
「んなーお」
私は椅子に座ったターナーさんの膝上に乗り、傷口に触れてみた
「お、どうした? これが気になるのか? てかお前賢いな」
「んなん!」
「これは昔な娘を守るために負った勲章だ。剣は握れなくなったが、この子を守れたから悔いはない!」
ああ、そうなんだ・・・
フィオナちゃんが悲しそうな顔をしてる
「んにゃま!」
私は傷口をそっと撫でてみた
すると驚くべきことが起きた
「え? なんだと」
え、うそおおおおおおおお!!
傷が
「傷が、治ってる!」
私もびっくり、え、こんな能力あったっけ?って自分のステータスを見てみる
あるんかい!
えーっと猫パンチの中に、肉球パンチの欄、そこにあるのは魅了、麻痺、回復があった
そっか、この回復が・・・。いやすごすぎない? 傷ってこれたぶん塞がってから数年は絶ってるはずだよね
それを治すのかこれ
「すごい、動くぞフィオナ!」
「うう、お父さんの手が、治ったよぉおお」
少し動かしにくそうだけど、ちゃんと動いてるよ
「ありがとう猫ちゃん!」
「ああ、ありがとうミア・・・。しかし猫の持つ力じゃないな。もしかして魔物、なのか?」
「ん、な、にゃ」
「そんなわけないよぉ。私達を助けてくれて、お父さんを治してくれたんだよ? そんな子が魔物なわけないじゃない」
「それもそうだな。まあ不思議な猫ってことで」
ふぅ、なんとかなったか
ごめん、魔物、なんだ
でも私は他の魔物みたいに人なんて襲わないし、食べ物も魚と猫が食べれる草さえあればいいさ
「ところでお父さん、今度街に行くのっていつなの?」
「ああ、来週だな。腕が治ったから昔の仲間にも報告しようと思ってる」
「そっか、じゃあ私はまた、メアリーの家でお留守番、だね・・・」
ああ、寂しそうな顔。でも
「いや、今回は一緒に行こう。こうして腕も治ったんだから、俺がフィオナを守れる」
「ホント!?」
うわお、すごく眩しい笑顔
癒されるねえ
「んな」
「お、そうだな、お前も行くか」
「んにゃ!」
意外と早く街へ行く機会に巡り合えた
ただ、私がいない間にここに騎士たちが来たらどうしよう
そう思って能力を見てみた
おお、いいのがあるじゃないか
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