587 / 619
第十七章 キャンプ
VSティアマト①
しおりを挟む
だんだん太陽が落ち始めている。辺りが次第に薄暗くなってきた。
ドラゴンの夜目がどれだけ効くのか分からないが、長引けばリィカたちは見えにくくなる。
(あまり時間はかけてられない)
リィカはそう思い、出現したドラゴンを睨んだ。
※ ※ ※
ドラゴンが大きく口を開けた。そこに魔力が集まっていく。
「《結界》!」
ユーリが魔法を唱えて、アレクとバルの前面に光の結界ができる。同時にドラゴンの口から激しく射出されたのは、大量の水だった。
「……………っ……!」
中級魔法の《水鉄砲》に似ているようで、しかし威力は桁違いに強い。
ユーリの表情が一瞬にして歪み、《結界》が壊れる。アレクとバルが慌てて左右に避け、迎え撃ったのはリィカだった。
「《電磁砲》!」
貫通力の高い魔法が、放出された水流と激突する。
リィカは歯を食いしばった。防御を重ねなかったのは、それでは多分無理だと思ったからだ。攻撃魔法をぶつけたほうが、防げる可能性が高い。
だが、強い。押されると思ったが、その状況を仲間たちが傍観しているだけのはずもない。
「《太陽柱》!」
「ギャァ?」
ユーリが、中級魔法を唱える。ドラゴンが空から降りる光柱の中に取り込まれるが、不愉快そうにしただけで、さほどダメージを負った様子はない。
やはり中級では効果が薄いか、とユーリが思ったところで、アレクとバルが動いた。
「《風の付与》!」
「《土の付与》!」
同時にエンチャントの魔法を唱える。さらに、アレクが剣に魔力を流す。風の緑の魔力が、さらに深く緑に染まる。
「【隼一閃】!」
何度目になるか、横に薙ぐ風の剣技。サイズも大きく、威力も強くなったそれは、ドラゴンの腹に命中した。
「ギャアアァァッ!」
目に怒りを宿して、攻撃してきたアレクを睨んで叫ぶ。だが同時に、口から放出されていた水が止まった。
「いけえええぇぇぇっ!」
リィカが叫ぶ。《電磁砲》が水を蒸発させながら、真っ直ぐドラゴンに向かう。
同時にアレクがドラゴンに肉薄し、その後ろをバルが追う。
「ギャッ!」
ドラゴンは、リィカの魔法と、アレクとバルの攻撃、三つを凌がなければならない。どれか一つくらいは決まる。そう思ったリィカだが、それは甘かった。
――突如、突風が吹き荒れて、リィカの魔法が消し飛んだ。アレクとバルが、それ以上前に進めず、逆に吹き飛ばされそうになり、その場に必死に立ち止まっている。
「飛んだ……」
ドラゴンの、背中の二対の翼が、激しく動いた。その翼の動きが突風を生み出したのだ。そして、さらに宙に浮き、空を飛ぶ。
「ギャアアァァッ!」
上空から、再び水流が発射された。
「《結界》!」
「《水防御》!」
ユーリの唱えた《結界》に、今度はリィカも防御を重ねる。
先ほどは、攻撃魔法で相殺できなかった。だというのに、今度は上空からの攻撃で、さらに勢いもついて威力が増している。
「くっ……!」
「…………っ……」
リィカとユーリが歯を食いしばる。それでも、受け止めてはいる。防御は破られていない。このまま防ぎきる……とリィカが思ったところで、ドラゴンは広げていた羽をたたんだ。当然、空を飛べず、そのまま地上に落下する。
「マズいっ!」
理由が分からないリィカを余所に、そう叫んだのはアレクだった。剣技を放とうと剣を構える。だが、遅かった。
ドラゴンが足から着地した。上空から何に遮られることもなく着地し……その衝撃で地面が揺れた。
「うわっ!?」
「きゃあっ!?」
かつてユグドラシルの島で戦ったキリムも、自らの巨体を利用して足元を崩してきた。
このドラゴンは、キリムほど巨体なわけではない。だが、それでも身長の二倍以上の大きさはある。それが、空から落ちてくる重力も利用して、地面に衝撃を与えたのだ。
それだけ、と言われればそれだけ。だが、リィカとユーリの気が散るのには十分すぎた。水流を受け止めていた魔法への集中力が、散漫になる。そして、あっけなく壊れた。
「「…………!」」
勢いよく吐き出された水が、リィカとユーリを襲う。二人は目を見開くしかできない。だが、その前に立ち塞がったのは、バルだった。
「ぐおっ!」
悲鳴を上げつつも、土のエンチャントのかかった剣で、その水流を受け止める。だが、バルの大きな体が、押された。足が後ろにずれていき、受け止めている剣も押される。さらに、剣にかかっていたエンチャントが切れた。
「あっ……!」
我に返ったリィカが動こうとしたとき。先に動いたのはアレクだった。
「はあっ!」
剣を、ただ上から下へと振り下ろす。そして、それは文字通りに、水を断ち切っていた。
アレクが、フウッと息を吐く。旅の途中、人食い馬と戦ったとき、暁斗がそれらの攻撃を剣で切っていたのを思い出してやってみたのだが、上手くいった。
そして、バルもフッと息を吐く。そのちょっとした隙間。
「ギャアアアァァッ!」
ドラゴンが低空飛行で体当たりするように突っ込んできた。だがすでにこの時には、後衛組が落ち着いていた。
「《水蒸気爆発》!」
リィカの魔法が放たれる。ドラゴンは躱そうとして失敗し、直撃した。だが、そこで無理に前に出ることはせず、魔法の威力に合わせて後ろに下がり、さらに上空へと飛び出す。
魔物のくせに対処が見事だ。ダメージは最小に抑えられてしまっただろう。だが、距離はあいた。その瞬間、今度はユーリが動いた。
「《太陽爆発》!」
魔王との戦いの最中に使えるようになった、火と光の混成魔法。それが、ドラゴンを中心に発動して、凄まじい爆発を起こした。
今度こそ、確実に命中した。だが、四人の誰の表情にも安堵はない。その爆発の中の気配も魔力も、衰えていないからだ。
リィカは、無言のままアイテムボックスに手を触れる。取り出したのは、ルバドール帝国の帝都ルベニアで、サムに作ってもらった剣だ。
「剣で戦うんですか?」
「うん。翼を切り落とす」
「なるほど」
ユーリは頷いて、同様に剣を取りだした。
アレクもバルも、それを見て苦笑する。自分たちに任せろ、と思わなくもないが、剣を取りだしたからといって、リィカとユーリが接近戦をするわけではないだろう。
「まあ、あちらだけ空を飛ばれたら、戦いにくいからな」
「おれらと同じ、地面に降りて来いってことだな」
爆発が収まる。
そこには、体のあちこちから血を流しているものの、五体満足なドラゴンの姿があった。
「ギャアアアアアァァァァァァァァアァアァァアアァァッ!」
怒り狂ったようにドラゴンは咆哮し、四人は迎え撃つべく剣を構えたのだった。
ドラゴンの夜目がどれだけ効くのか分からないが、長引けばリィカたちは見えにくくなる。
(あまり時間はかけてられない)
リィカはそう思い、出現したドラゴンを睨んだ。
※ ※ ※
ドラゴンが大きく口を開けた。そこに魔力が集まっていく。
「《結界》!」
ユーリが魔法を唱えて、アレクとバルの前面に光の結界ができる。同時にドラゴンの口から激しく射出されたのは、大量の水だった。
「……………っ……!」
中級魔法の《水鉄砲》に似ているようで、しかし威力は桁違いに強い。
ユーリの表情が一瞬にして歪み、《結界》が壊れる。アレクとバルが慌てて左右に避け、迎え撃ったのはリィカだった。
「《電磁砲》!」
貫通力の高い魔法が、放出された水流と激突する。
リィカは歯を食いしばった。防御を重ねなかったのは、それでは多分無理だと思ったからだ。攻撃魔法をぶつけたほうが、防げる可能性が高い。
だが、強い。押されると思ったが、その状況を仲間たちが傍観しているだけのはずもない。
「《太陽柱》!」
「ギャァ?」
ユーリが、中級魔法を唱える。ドラゴンが空から降りる光柱の中に取り込まれるが、不愉快そうにしただけで、さほどダメージを負った様子はない。
やはり中級では効果が薄いか、とユーリが思ったところで、アレクとバルが動いた。
「《風の付与》!」
「《土の付与》!」
同時にエンチャントの魔法を唱える。さらに、アレクが剣に魔力を流す。風の緑の魔力が、さらに深く緑に染まる。
「【隼一閃】!」
何度目になるか、横に薙ぐ風の剣技。サイズも大きく、威力も強くなったそれは、ドラゴンの腹に命中した。
「ギャアアァァッ!」
目に怒りを宿して、攻撃してきたアレクを睨んで叫ぶ。だが同時に、口から放出されていた水が止まった。
「いけえええぇぇぇっ!」
リィカが叫ぶ。《電磁砲》が水を蒸発させながら、真っ直ぐドラゴンに向かう。
同時にアレクがドラゴンに肉薄し、その後ろをバルが追う。
「ギャッ!」
ドラゴンは、リィカの魔法と、アレクとバルの攻撃、三つを凌がなければならない。どれか一つくらいは決まる。そう思ったリィカだが、それは甘かった。
――突如、突風が吹き荒れて、リィカの魔法が消し飛んだ。アレクとバルが、それ以上前に進めず、逆に吹き飛ばされそうになり、その場に必死に立ち止まっている。
「飛んだ……」
ドラゴンの、背中の二対の翼が、激しく動いた。その翼の動きが突風を生み出したのだ。そして、さらに宙に浮き、空を飛ぶ。
「ギャアアァァッ!」
上空から、再び水流が発射された。
「《結界》!」
「《水防御》!」
ユーリの唱えた《結界》に、今度はリィカも防御を重ねる。
先ほどは、攻撃魔法で相殺できなかった。だというのに、今度は上空からの攻撃で、さらに勢いもついて威力が増している。
「くっ……!」
「…………っ……」
リィカとユーリが歯を食いしばる。それでも、受け止めてはいる。防御は破られていない。このまま防ぎきる……とリィカが思ったところで、ドラゴンは広げていた羽をたたんだ。当然、空を飛べず、そのまま地上に落下する。
「マズいっ!」
理由が分からないリィカを余所に、そう叫んだのはアレクだった。剣技を放とうと剣を構える。だが、遅かった。
ドラゴンが足から着地した。上空から何に遮られることもなく着地し……その衝撃で地面が揺れた。
「うわっ!?」
「きゃあっ!?」
かつてユグドラシルの島で戦ったキリムも、自らの巨体を利用して足元を崩してきた。
このドラゴンは、キリムほど巨体なわけではない。だが、それでも身長の二倍以上の大きさはある。それが、空から落ちてくる重力も利用して、地面に衝撃を与えたのだ。
それだけ、と言われればそれだけ。だが、リィカとユーリの気が散るのには十分すぎた。水流を受け止めていた魔法への集中力が、散漫になる。そして、あっけなく壊れた。
「「…………!」」
勢いよく吐き出された水が、リィカとユーリを襲う。二人は目を見開くしかできない。だが、その前に立ち塞がったのは、バルだった。
「ぐおっ!」
悲鳴を上げつつも、土のエンチャントのかかった剣で、その水流を受け止める。だが、バルの大きな体が、押された。足が後ろにずれていき、受け止めている剣も押される。さらに、剣にかかっていたエンチャントが切れた。
「あっ……!」
我に返ったリィカが動こうとしたとき。先に動いたのはアレクだった。
「はあっ!」
剣を、ただ上から下へと振り下ろす。そして、それは文字通りに、水を断ち切っていた。
アレクが、フウッと息を吐く。旅の途中、人食い馬と戦ったとき、暁斗がそれらの攻撃を剣で切っていたのを思い出してやってみたのだが、上手くいった。
そして、バルもフッと息を吐く。そのちょっとした隙間。
「ギャアアアァァッ!」
ドラゴンが低空飛行で体当たりするように突っ込んできた。だがすでにこの時には、後衛組が落ち着いていた。
「《水蒸気爆発》!」
リィカの魔法が放たれる。ドラゴンは躱そうとして失敗し、直撃した。だが、そこで無理に前に出ることはせず、魔法の威力に合わせて後ろに下がり、さらに上空へと飛び出す。
魔物のくせに対処が見事だ。ダメージは最小に抑えられてしまっただろう。だが、距離はあいた。その瞬間、今度はユーリが動いた。
「《太陽爆発》!」
魔王との戦いの最中に使えるようになった、火と光の混成魔法。それが、ドラゴンを中心に発動して、凄まじい爆発を起こした。
今度こそ、確実に命中した。だが、四人の誰の表情にも安堵はない。その爆発の中の気配も魔力も、衰えていないからだ。
リィカは、無言のままアイテムボックスに手を触れる。取り出したのは、ルバドール帝国の帝都ルベニアで、サムに作ってもらった剣だ。
「剣で戦うんですか?」
「うん。翼を切り落とす」
「なるほど」
ユーリは頷いて、同様に剣を取りだした。
アレクもバルも、それを見て苦笑する。自分たちに任せろ、と思わなくもないが、剣を取りだしたからといって、リィカとユーリが接近戦をするわけではないだろう。
「まあ、あちらだけ空を飛ばれたら、戦いにくいからな」
「おれらと同じ、地面に降りて来いってことだな」
爆発が収まる。
そこには、体のあちこちから血を流しているものの、五体満足なドラゴンの姿があった。
「ギャアアアアアァァァァァァァァアァアァァアアァァッ!」
怒り狂ったようにドラゴンは咆哮し、四人は迎え撃つべく剣を構えたのだった。
0
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!
猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」
無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。
色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。
注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします!
2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。
2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました!
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
★小説家になろう様でも公開しています。
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
私ではありませんから
三木谷夜宵
ファンタジー
とある王立学園の卒業パーティーで、カスティージョ公爵令嬢が第一王子から婚約破棄を言い渡される。理由は、王子が懇意にしている男爵令嬢への嫌がらせだった。カスティージョ公爵令嬢は冷静な態度で言った。「お話は判りました。婚約破棄の件、父と妹に報告させていただきます」「待て。父親は判るが、なぜ妹にも報告する必要があるのだ?」「だって、陛下の婚約者は私ではありませんから」
はじめて書いた婚約破棄もの。
カクヨムでも公開しています。
クズな恩恵を賜った少年は男爵家を追放されました、 恩恵の名は【廃品回収】ごみ集めか?呪いだろうこれ、そう思った時期がありました、
shimashima
ファンタジー
成人に達した少年とその家族、許嫁のジルとその両親とともに参加した恩恵授与式、そこで教会からたまわった恩恵は前代未聞の恩恵、誰が見たって屑 文字通りの屑な恩恵 その恩恵は【廃品回収】 ごみ集めですよね これ・・ それを知った両親は少年を教会に置いてけぼりする、やむを得ず半日以上かけて徒歩で男爵家にたどり着くが、門は固く閉ざされたまま、途方に暮れる少年だったがやがて父が現れ
「勘当だ!出て失せろ」と言われ、わずかな手荷物と粗末な衣装を渡され監視付きで国を追放される、
やがて隣国へと流れついた少年を待ち受けるのは苦難の道とおもいますよね、だがしかし
神様恨んでごめんなさいでした、
※内容は随時修正、加筆、添削しています、誤字、脱字、日本語おかしい等、ご教示いただけると嬉しいです、
健康を害して二年ほど中断していましたが再開しました、少しずつ書き足して行きます。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる