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第八章 世界樹ユグドラシル
バルVSアシュラ②
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「はあっ!」
これまで躱してばかりだったバルだが、今度は自分から斬りかかる。
アシュラが余裕の表情で迎え撃とうとしているのを見ると腹が立つが、これからやり返せばいい。
(――成功しろ)
それだけ念じて、剣に魔力を流す。
思い出すのは、モルタナでの戦いだ。
カークスと戦っていた暁斗の土のエンチャントが、水のそれのように鋭くなった。
あの時の暁斗は、自分で何をしたかすら分かっていなかったというのに、その次テルフレイラで魔族と戦ったときには、当たり前のように魔力付与をしていたのだから、本当に見事だ。
剣技で魔力を纏わせることと、魔力を付与すること。
その違いがバルには分からなかった。
『魔力を纏わせるというのは、剣の周りに魔力が絡みついている状態ですよ』
『魔力の付与は、その絡みついている魔力に、さらに魔力を上乗せして自分の望む形になるように干渉するって感じかな』
ユーリとリィカに交互に解説された。それでも、分かったような分からないような感じだ。
『へえ、そうなの?』
そう他人事のように言ったのは暁斗だ。
魔力付与をできるようになったのに、まったく理屈は分かっていないらしい。
だったら自分も、理屈で考えるよりも感覚で覚えてしまった方が早いかもしれない、とその時思ったものだ。
そして何回も練習を重ねた。
剣技に魔力を付与して発動させる事は、慣れてきた。成功率も上がりつつある。
無詠唱での魔法発動は、たった今初めて成功した。
エンチャントに魔力付与するのは、当然初めてだ。それでも。
(――成功させる!)
心の中で、そうつぶやく。
――ガギッ!
重い音を立ててアシュラの剣とバルの剣がぶつかった。
ただの土の塊だったバルの剣は、鋭い刃のようになっていた。
「――ほう!」
アシュラが驚いたのが分かる。
(これでやっと、対等だ)
バルは、剣を持つ手に力を入れる。ここからが本当の勝負だ。
※ ※ ※
「ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ」
「ふぬうううううううう」
二人の戦いは、鍔迫り合いになっていた。
どちらも決して引かない。
相手が引かないと分かっているかのように、お互いに真っ向からの力比べをしていた。
――ズシィィィィィィィンンン!
その時、またも地面が揺れる。
キリムが、自らの全身を後退させた地響きだ。
「――ちっ!」
「またか!」
バルが舌打ちし、アシュラが忌々しそうにつぶやく。
今の二人にとって、まさに余計な邪魔以外の何者でもなかった。
一旦、お互いに距離を取る。
「魔力付与、と言っていたな。魔道具を作るのに必要な技術だ。確かにそれを戦いでも使えるとは聞いていたが、貴様が使うとは思わなかったぞ」
バルに話しかけるアシュラの表情は、とても楽しそうな顔をしていた。
「つまり、あんたは魔力付与はできねぇのか。だったら安心だな。今以上に威力が上がったらたまんねぇよ」
答えるバルの表情も、楽しそうだった。
自分たちを囲む結界のことはもちろん分かっている。
メルクリウスの戦ったときは、結界がなければ、命がけの戦いじゃなければ、とそう思った。
今だって何も状況は変わらないのに、アシュラとの戦いが楽しく感じて、しょうがなかった。
お互いにニヤリと笑う。
「力比べじゃ、勝負はつかねぇな」
「同感だ。では別の方法で勝負をさせてもらおうか。――【鯨波鬨声破】!」
アシュラが剣技を放った。
※ ※ ※
「【鯨波鬨声破】!」
バルも同じ剣技を放つ。
先ほどのこの剣技のぶつかり合いは、バルの負けだった。
それでも、負けない、という自信がバルにはあった。
両者の剣技が、中央でぶつかる。
――キィン!
しばし均衡した後、双方とも軽い音をたてて消えた。
バルは口の端を上げる。
エンチャントに魔力付与を施した剣で放った剣技。
擬似的な魔剣の役割でも果たすのか、今までよりも格段に威力が上がっている。
命中すれば、ダメージも与えられるだろう。
地面を蹴って、一気にアシュラとの距離を詰める。
アシュラも、同時に地面を蹴る。
「「【獅子斬釘撃】!!」」
両者ともに、同じ剣技を同時に発動させる。
直接攻撃の剣技だ。剣がぶつかり合う。
――バァン!
爆発が起こる。
その勢いに押され、両者の距離が離れる。
「【青鮫剣破】!」
次の剣技を放つのは、バルの方が早かった。
水の、横に切り払う剣技。
アシュラが対抗すべく剣技を放つ構えを見せる。
――ズシイイイィィィィィィィィィンンンンンンンンンンンンンン!
三度、地響きが襲った。
今までで一番大きい。
バルは体勢を崩す。
アシュラも崩しているのが見えた。そのアシュラの元に、バルの放った剣技が襲いかかろうとしている。
アシュラの表情が不愉快そうに歪むのが見えた。
「――――!」
その表情を見て、バルは無意識のうちに動いていた。
「【青鮫剣破】!」
体勢を崩しつつも、同じ剣技を放つ。
そして、その剣技は、先にバル自身が放った剣技がアシュラに届く前に命中し、消滅した。
アシュラが驚いた顔をし、その顔が怒りに変わる。
「……何のつもりだ、バルムート」
問いかける声は、地を這うように低い。
「確かに、己は迎撃が間に合わなかった。如何に外からの邪魔があったとは言え、それも含めての戦いだろう。すべて己の責任。貴様の情けなど、望んでおらぬ」
「……あー、まあ、な」
バルは困ったようにつぶやいた。
あの瞬間、アシュラの迎撃が間に合わない、と確かに自分も思った。
【青鮫剣破】を自分が先に放てた時に気付いたが、剣技を使うのは自分の方が慣れている。
アシュラがいつから剣技を使うようになったのかは知らないが、小さい頃からずっと剣技を使ってきた自分の方が、明らかに有利だったのだ。
だから、相殺するなら自分の方が早い、と思ってしまった。
外の要因も含めて戦いだと、自己責任だというアシュラの言葉も分かる。
だが、それで決着が付いてしまうのはもったいない、と思ってしまったのだ。
「……まあなんだ。最初の地響きの時、あんたがおれにちょうどトドメを刺すときだった。それであんたの攻撃が駄目になったってのに、おれの攻撃だけ通っちまうのは不平等だろう。これでお互い貸し借りなしだ」
「フン。別に貸したつもりはないがな」
吐き捨てるようにアシュラが言ったが、その顔は笑っていた。
アシュラが視線を別の所に向ける。
その先を追えば、キリムが横倒しになって倒れているのがバルにも見えた。
「化け物は倒してくれたようだな。感謝するぞ」
アシュラのその言葉に、バルは驚く。
「……どういうことだ。キリムはあんたの仲間じゃねぇのか」
「キリムというのが化け物の名前か。――バルムート、貴様の考えは己にも分かる。逆の立場であれば、あるいは己が同じ事をしたかもしれぬ。だが、気にすることはなかった。あのまま攻撃し、己を倒してしまえば良かったのだ」
「………………」
バルは無言のまま、アシュラをきつく見据える。
「己がここに来たのは、化け物を観察し、可能であれば倒すためだ。ところが、貴様ら勇者一行が同じ目的で現れたから、そのまま化け物の相手をさせた。だが、せっかく目当ての貴様がいるのに、手を出さずに眺めているだけは惜しい」
「てめぇ、まさか……」
「分かったか? 貴様らは化け物の相手を押しつけられただけでなく、貴様という戦力の一人を抜き取られたわけだ。――だからこそ、気にする必要はなかった。最初から、平等などではなかったのだ」
自分たちは利用された、という事か。
バルは、ギリ、と歯を噛みしめる。
怒るのは筋違いだ。そこにどんな理由があろうと、アシュラに命中するはずだった剣技を、相殺したのは自分だ。
「――バル!」
外から聞こえた少女の声に、視線を向ける。
「リィカ」
名前をつぶやく。今にも泣きそうな顔をしているのが見える。
(なんて顔してんだよ。負けてねぇぞ、おれは)
そう思って笑ってみせるが、リィカの表情は変わらない。
後ろから、アレクと暁斗も来ているのが見えた。
(あいつらが勝ったんなら、今度はおれが勝つ番だ)
気持ちを切り替え、アシュラに視線を向けた。
これまで躱してばかりだったバルだが、今度は自分から斬りかかる。
アシュラが余裕の表情で迎え撃とうとしているのを見ると腹が立つが、これからやり返せばいい。
(――成功しろ)
それだけ念じて、剣に魔力を流す。
思い出すのは、モルタナでの戦いだ。
カークスと戦っていた暁斗の土のエンチャントが、水のそれのように鋭くなった。
あの時の暁斗は、自分で何をしたかすら分かっていなかったというのに、その次テルフレイラで魔族と戦ったときには、当たり前のように魔力付与をしていたのだから、本当に見事だ。
剣技で魔力を纏わせることと、魔力を付与すること。
その違いがバルには分からなかった。
『魔力を纏わせるというのは、剣の周りに魔力が絡みついている状態ですよ』
『魔力の付与は、その絡みついている魔力に、さらに魔力を上乗せして自分の望む形になるように干渉するって感じかな』
ユーリとリィカに交互に解説された。それでも、分かったような分からないような感じだ。
『へえ、そうなの?』
そう他人事のように言ったのは暁斗だ。
魔力付与をできるようになったのに、まったく理屈は分かっていないらしい。
だったら自分も、理屈で考えるよりも感覚で覚えてしまった方が早いかもしれない、とその時思ったものだ。
そして何回も練習を重ねた。
剣技に魔力を付与して発動させる事は、慣れてきた。成功率も上がりつつある。
無詠唱での魔法発動は、たった今初めて成功した。
エンチャントに魔力付与するのは、当然初めてだ。それでも。
(――成功させる!)
心の中で、そうつぶやく。
――ガギッ!
重い音を立ててアシュラの剣とバルの剣がぶつかった。
ただの土の塊だったバルの剣は、鋭い刃のようになっていた。
「――ほう!」
アシュラが驚いたのが分かる。
(これでやっと、対等だ)
バルは、剣を持つ手に力を入れる。ここからが本当の勝負だ。
※ ※ ※
「ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ」
「ふぬうううううううう」
二人の戦いは、鍔迫り合いになっていた。
どちらも決して引かない。
相手が引かないと分かっているかのように、お互いに真っ向からの力比べをしていた。
――ズシィィィィィィィンンン!
その時、またも地面が揺れる。
キリムが、自らの全身を後退させた地響きだ。
「――ちっ!」
「またか!」
バルが舌打ちし、アシュラが忌々しそうにつぶやく。
今の二人にとって、まさに余計な邪魔以外の何者でもなかった。
一旦、お互いに距離を取る。
「魔力付与、と言っていたな。魔道具を作るのに必要な技術だ。確かにそれを戦いでも使えるとは聞いていたが、貴様が使うとは思わなかったぞ」
バルに話しかけるアシュラの表情は、とても楽しそうな顔をしていた。
「つまり、あんたは魔力付与はできねぇのか。だったら安心だな。今以上に威力が上がったらたまんねぇよ」
答えるバルの表情も、楽しそうだった。
自分たちを囲む結界のことはもちろん分かっている。
メルクリウスの戦ったときは、結界がなければ、命がけの戦いじゃなければ、とそう思った。
今だって何も状況は変わらないのに、アシュラとの戦いが楽しく感じて、しょうがなかった。
お互いにニヤリと笑う。
「力比べじゃ、勝負はつかねぇな」
「同感だ。では別の方法で勝負をさせてもらおうか。――【鯨波鬨声破】!」
アシュラが剣技を放った。
※ ※ ※
「【鯨波鬨声破】!」
バルも同じ剣技を放つ。
先ほどのこの剣技のぶつかり合いは、バルの負けだった。
それでも、負けない、という自信がバルにはあった。
両者の剣技が、中央でぶつかる。
――キィン!
しばし均衡した後、双方とも軽い音をたてて消えた。
バルは口の端を上げる。
エンチャントに魔力付与を施した剣で放った剣技。
擬似的な魔剣の役割でも果たすのか、今までよりも格段に威力が上がっている。
命中すれば、ダメージも与えられるだろう。
地面を蹴って、一気にアシュラとの距離を詰める。
アシュラも、同時に地面を蹴る。
「「【獅子斬釘撃】!!」」
両者ともに、同じ剣技を同時に発動させる。
直接攻撃の剣技だ。剣がぶつかり合う。
――バァン!
爆発が起こる。
その勢いに押され、両者の距離が離れる。
「【青鮫剣破】!」
次の剣技を放つのは、バルの方が早かった。
水の、横に切り払う剣技。
アシュラが対抗すべく剣技を放つ構えを見せる。
――ズシイイイィィィィィィィィィンンンンンンンンンンンンンン!
三度、地響きが襲った。
今までで一番大きい。
バルは体勢を崩す。
アシュラも崩しているのが見えた。そのアシュラの元に、バルの放った剣技が襲いかかろうとしている。
アシュラの表情が不愉快そうに歪むのが見えた。
「――――!」
その表情を見て、バルは無意識のうちに動いていた。
「【青鮫剣破】!」
体勢を崩しつつも、同じ剣技を放つ。
そして、その剣技は、先にバル自身が放った剣技がアシュラに届く前に命中し、消滅した。
アシュラが驚いた顔をし、その顔が怒りに変わる。
「……何のつもりだ、バルムート」
問いかける声は、地を這うように低い。
「確かに、己は迎撃が間に合わなかった。如何に外からの邪魔があったとは言え、それも含めての戦いだろう。すべて己の責任。貴様の情けなど、望んでおらぬ」
「……あー、まあ、な」
バルは困ったようにつぶやいた。
あの瞬間、アシュラの迎撃が間に合わない、と確かに自分も思った。
【青鮫剣破】を自分が先に放てた時に気付いたが、剣技を使うのは自分の方が慣れている。
アシュラがいつから剣技を使うようになったのかは知らないが、小さい頃からずっと剣技を使ってきた自分の方が、明らかに有利だったのだ。
だから、相殺するなら自分の方が早い、と思ってしまった。
外の要因も含めて戦いだと、自己責任だというアシュラの言葉も分かる。
だが、それで決着が付いてしまうのはもったいない、と思ってしまったのだ。
「……まあなんだ。最初の地響きの時、あんたがおれにちょうどトドメを刺すときだった。それであんたの攻撃が駄目になったってのに、おれの攻撃だけ通っちまうのは不平等だろう。これでお互い貸し借りなしだ」
「フン。別に貸したつもりはないがな」
吐き捨てるようにアシュラが言ったが、その顔は笑っていた。
アシュラが視線を別の所に向ける。
その先を追えば、キリムが横倒しになって倒れているのがバルにも見えた。
「化け物は倒してくれたようだな。感謝するぞ」
アシュラのその言葉に、バルは驚く。
「……どういうことだ。キリムはあんたの仲間じゃねぇのか」
「キリムというのが化け物の名前か。――バルムート、貴様の考えは己にも分かる。逆の立場であれば、あるいは己が同じ事をしたかもしれぬ。だが、気にすることはなかった。あのまま攻撃し、己を倒してしまえば良かったのだ」
「………………」
バルは無言のまま、アシュラをきつく見据える。
「己がここに来たのは、化け物を観察し、可能であれば倒すためだ。ところが、貴様ら勇者一行が同じ目的で現れたから、そのまま化け物の相手をさせた。だが、せっかく目当ての貴様がいるのに、手を出さずに眺めているだけは惜しい」
「てめぇ、まさか……」
「分かったか? 貴様らは化け物の相手を押しつけられただけでなく、貴様という戦力の一人を抜き取られたわけだ。――だからこそ、気にする必要はなかった。最初から、平等などではなかったのだ」
自分たちは利用された、という事か。
バルは、ギリ、と歯を噛みしめる。
怒るのは筋違いだ。そこにどんな理由があろうと、アシュラに命中するはずだった剣技を、相殺したのは自分だ。
「――バル!」
外から聞こえた少女の声に、視線を向ける。
「リィカ」
名前をつぶやく。今にも泣きそうな顔をしているのが見える。
(なんて顔してんだよ。負けてねぇぞ、おれは)
そう思って笑ってみせるが、リィカの表情は変わらない。
後ろから、アレクと暁斗も来ているのが見えた。
(あいつらが勝ったんなら、今度はおれが勝つ番だ)
気持ちを切り替え、アシュラに視線を向けた。
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