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第一章 魔王の誕生と、旅立ちまでのそれぞれ
魔法使いと指導者
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「ところで父上、魔法使いの候補はいるんですか?」
アレクシスが国王へ問いかけると、渋い顔になった。
「……それがな、レイズクルスが魔法師団から一人出すと言っている」
「はぁっ!?」
アレクシスも渋面になった。いや、この場の泰基と暁斗を除く全員が似たような顔になっている。
泰基も考える。レイズクルスは国王の指示なしに勝手に召喚した人物。先ほどの謁見の間で、何一つとして好意を抱けなかった人物だ。そんな人物が加入させようとする人物は、信頼できる人物なのだろうか。
「去年入団した、勇者様を先導してきた人物だ。魔力量も多く上級魔法も使えるから、役に立ちますと言ってきおった」
「師団長の派閥ですよね?」
「無論、そうだ」
「絶対に嫌です」
「……まぁそう言うとは思っておったが」
拒否されると分かっていても、意見を却下はできないらしい。やはり、それだけ権力を握っている人物でもあるようだ。
(これは、もしかしてかなりの厄介な案件か?)
泰基も渋面だ。変な人物がメンバーにはならないだろうと思ったのが、まさか現実味を帯びてくるのだろうか。
「勇者様を先導してきた人物」とは、召喚されたあの場にいて、謁見の間まで誘導した人物のことだろう。泰基と暁斗の困惑など気にすることなく、一方的に話をしていた人物だ。正直、良い印象は持っていない。
「……その人物、実力はどうなんですか?」
アレクシスははっきり「嫌だ」と言いきったが、その理由が政治的なものなのか実力が足りないのか、泰基には判断ができない。実力が十分なのであれば、考慮の余地はあるのではないかと思うのだが。
「全然足りません。あんなのを連れていったところで、足手まといになるだけです」
泰基の質問にアレクシスが言い切り、国王へと視線を向けた。
「父上、魔法使いならリィカを連れていきたいです」
「……昨日の話なら聞いておるがな、彼女は平民だ。こういうときは守られる存在であって、前に立って戦う存在ではないのだ」
「それは分かりますが、彼女以上の魔法使いはいません」
アレクシスの言葉に、力が帯びた。
「魔王を倒せなければ、王族も平民もないでしょう。それに昨日一緒に戦ったとき、欠けたピースが嵌まったような不思議な感覚で、驚くほどに息が合ったんです。――彼女がいい。駄目ですか?」
「おれからもお願いします」
「僕からも。リィカは僕以上の魔法の使い手です。一緒に来てもらえたら、こんなに心強いことはありません」
バルムート、ユーリッヒも口々に言い募る。
「俺からもいいですか?」
泰基も口を挟むことにした。
「そのリィカという子のことは知りませんが、一緒に行く人が嫌だという人と、連れていきたいという人と、どちらがいいかと言われれば、当然連れていきたいという人に来てほしいです」
「オレもそう思う! だってあの人、すっごいヤな感じしかしなかったし! そんな人が推薦する人だって、絶対ヤな人だと思う!」
暁斗も言葉を重ねてきた。その意見には泰基も同意するが、言葉遣いにはゲンコツの一つも落としたくなった。もう少し丁寧な言葉を使えと言いたい。後で説教だと思いつつ、とりあえずは目の前の問題の行方が重要だ。
「陛下、声をかけてみるだけでもどうですか?」
そう言ったのは、ヴィート公爵と呼ばれていた、国王の側近だ。
「昨日、娘がそのリィカ嬢に助けられたと、興奮して話していました。その話だけでも彼女の実力は確かです」
「しかしだな……」
「いいじゃねぇか、陛下」
今度は、バルムートの父親である騎士団長だ。
「本人たちがそうしたいと言ってるんだ。絶対に無理強いしないって前提で、声をかけるのはありじゃないですか? 魔法師団の下っ端連れていかせるのは、こいつらが可哀相だ」
「全くもって反論できんな……」
国王が折れた。というか、元々レイズクルスの味方ではないのだから、当然かもしれないが。
「分かった、許可する。ただし相手は平民だ。配慮して、必ず本人の意思で決めさせるようにしろ」
「はいっ、ありがとうございます!」
アレクシスが嬉しそうに言った。
「あとは、アキト殿の指導についてだが。――ミラー団長、剣の指導については頼んでいいな?」
「お任せを」
騎士団長が一礼する。それに頷いた国王だが、次の言葉はひどく言いにくそうだった。
「魔法の指導は、レイズクルスが担当することになりそうなんだが……」
「ええっ!?」
暁斗の声が響き、次いでアレクシスの声が響いた。
「父上、なぜですか! 副師団長にしてください!」
「……レイズクルスが勇者様の指導係という名誉あるものを、副師団長に譲るはずがなかろうに」
頭が痛いと言わんばかりに、額に手を置いている。
「アキト殿。旅のメンバーについては、勇者様やメンバーの意向優先ということでどうにでもなるが、指導に関しては断る手段が見つからぬ。本当に申し訳ないが、奴の指導を受けてもらえないだろうか」
「……うーん」
暁斗が唸る。泰基は悩んだ。これがレイズクルスでなければ、暁斗に素直に従えと言っているところだが、正直強制したくない。
「アレクシスは必ず側にいさせる。嫌な人だというのは完全にその通りなのだが、それでも王族という身分には一歩引かざるを得ない。何か言ってきても、アレクシスの言葉に従わないわけにはいかない以上、抑止力にはなるはずだ」
「…………うーん」
それでも暁斗は唸っている。泰基は顔が引き攣るのを感じた。あの謁見の間で、レイズクルスが一歩引いている感じは全くしなかったのだが、あれで引いていたのだろうか。一応確かに、言葉には渋々従ってはいたが。
「暁斗、ここは諦めて受け入れなさい」
結局、泰基はそう言った。色々配慮を見せてくれている国王が、この件に関しては意見を押し通そうとしている。つまり、すでにもう決定事項であり変更不可なのだ。その上で、できる対策を考えてくれている。
「じゃあまあ、他にないなら、それで……」
暁斗は渋々頷いた。それに国王は心から安堵した顔を見せて「感謝します」と言ったのだった。
「さて、後は聖剣をお渡しするだけなのだが、その前に昼食を一緒にいかがだろうか」
どうやら必要な話は終わったようだ。だが、切り出された話に泰基と暁斗の「え」という声が揃った。
「昼食、ですか?」
「そうですが、それが何か……」
国王の顔が強張った。また何かあるのかと戦々恐々としている。だが、泰基も暁斗もそんな国王を気にしていられなかった。
「……夜じゃないの?」
「……これから夕食を作ろうかという時間だったはずだが」
そうは言うものの、何が起こったのか想像するのは簡単だ。
「まぁ、異世界なんぞに来てるんだから、時差くらいあってもおかしくないが」
「えーっ? でも、小説の主人公たちが時差ぼけで大変なんて話、なかったよ!」
「だから、小説と一緒にするな」
泰基はため息をついて、国王へと説明することにした。
「申し訳ありません。あちらではそろそろ夕食の時間だったのに、昼食と言われて驚いたのです。ただ、少し問題がありまして……」
「問題?」
不思議そうな顔をした国王の言葉に、暁斗の欠伸が重なった。
「あ、えっと、ご、ごめんなさい」
アタフタしつつ謝った暁斗だが、若干その顔に疲れが見えている。
「眠いか?」
「あ、うん、ちょっと」
普段ならまだまだ起きていられる時間だろうが、今日は泰基の病院受診の付き添いという、慣れないことをやった上に、まさかの異世界への転移だ。疲れない方がおかしい。そういう泰基もかなり疲れている。
「……申し訳ない」
どうやら国王が事情を理解したらしく、謝罪してきた。だが、それでどうにかなる問題でもない。
「とりあえず、昼食の後に少し休ませてもらっていいですか?」
時差ぼけ防止のためには、可能な限り起きていた方がいいと聞いたことはあるが、少しは休まないと、夜までもたせるのは無理だ。
「承知した。では、聖剣のお渡しもその後に」
「ああ、そうか。忘れてた。……どうする、暁斗?」
「ええっと……いや、いいや。休む前にもらっちゃう」
あくまでも聖剣を使うのは暁斗だ。声が聞こえるという暁斗に対して、泰基には何も聞こえないから、それは確定だろう。だから暁斗に確認し、その答えを国王へと振る。
「そういうことなので、昼食後にお願いしていいですか?」
「承知した」
国王が頷き、話がまとまった。
では昼食をという話になったところで、アレクシスが言った。
「俺たち三人と勇者様お二人とで話をしたいので、できれば五人での食事とさせていただければと思うのですが、いかがでしょうか」
視線が泰基と暁斗を向いている。つまり、旅に出るメンバー同士、交流を深めたいというところかと判断する。
「こちらは構いません」
拒否する理由はない。
こうして、昼食は五人で摂ることになったのだった。
アレクシスが国王へ問いかけると、渋い顔になった。
「……それがな、レイズクルスが魔法師団から一人出すと言っている」
「はぁっ!?」
アレクシスも渋面になった。いや、この場の泰基と暁斗を除く全員が似たような顔になっている。
泰基も考える。レイズクルスは国王の指示なしに勝手に召喚した人物。先ほどの謁見の間で、何一つとして好意を抱けなかった人物だ。そんな人物が加入させようとする人物は、信頼できる人物なのだろうか。
「去年入団した、勇者様を先導してきた人物だ。魔力量も多く上級魔法も使えるから、役に立ちますと言ってきおった」
「師団長の派閥ですよね?」
「無論、そうだ」
「絶対に嫌です」
「……まぁそう言うとは思っておったが」
拒否されると分かっていても、意見を却下はできないらしい。やはり、それだけ権力を握っている人物でもあるようだ。
(これは、もしかしてかなりの厄介な案件か?)
泰基も渋面だ。変な人物がメンバーにはならないだろうと思ったのが、まさか現実味を帯びてくるのだろうか。
「勇者様を先導してきた人物」とは、召喚されたあの場にいて、謁見の間まで誘導した人物のことだろう。泰基と暁斗の困惑など気にすることなく、一方的に話をしていた人物だ。正直、良い印象は持っていない。
「……その人物、実力はどうなんですか?」
アレクシスははっきり「嫌だ」と言いきったが、その理由が政治的なものなのか実力が足りないのか、泰基には判断ができない。実力が十分なのであれば、考慮の余地はあるのではないかと思うのだが。
「全然足りません。あんなのを連れていったところで、足手まといになるだけです」
泰基の質問にアレクシスが言い切り、国王へと視線を向けた。
「父上、魔法使いならリィカを連れていきたいです」
「……昨日の話なら聞いておるがな、彼女は平民だ。こういうときは守られる存在であって、前に立って戦う存在ではないのだ」
「それは分かりますが、彼女以上の魔法使いはいません」
アレクシスの言葉に、力が帯びた。
「魔王を倒せなければ、王族も平民もないでしょう。それに昨日一緒に戦ったとき、欠けたピースが嵌まったような不思議な感覚で、驚くほどに息が合ったんです。――彼女がいい。駄目ですか?」
「おれからもお願いします」
「僕からも。リィカは僕以上の魔法の使い手です。一緒に来てもらえたら、こんなに心強いことはありません」
バルムート、ユーリッヒも口々に言い募る。
「俺からもいいですか?」
泰基も口を挟むことにした。
「そのリィカという子のことは知りませんが、一緒に行く人が嫌だという人と、連れていきたいという人と、どちらがいいかと言われれば、当然連れていきたいという人に来てほしいです」
「オレもそう思う! だってあの人、すっごいヤな感じしかしなかったし! そんな人が推薦する人だって、絶対ヤな人だと思う!」
暁斗も言葉を重ねてきた。その意見には泰基も同意するが、言葉遣いにはゲンコツの一つも落としたくなった。もう少し丁寧な言葉を使えと言いたい。後で説教だと思いつつ、とりあえずは目の前の問題の行方が重要だ。
「陛下、声をかけてみるだけでもどうですか?」
そう言ったのは、ヴィート公爵と呼ばれていた、国王の側近だ。
「昨日、娘がそのリィカ嬢に助けられたと、興奮して話していました。その話だけでも彼女の実力は確かです」
「しかしだな……」
「いいじゃねぇか、陛下」
今度は、バルムートの父親である騎士団長だ。
「本人たちがそうしたいと言ってるんだ。絶対に無理強いしないって前提で、声をかけるのはありじゃないですか? 魔法師団の下っ端連れていかせるのは、こいつらが可哀相だ」
「全くもって反論できんな……」
国王が折れた。というか、元々レイズクルスの味方ではないのだから、当然かもしれないが。
「分かった、許可する。ただし相手は平民だ。配慮して、必ず本人の意思で決めさせるようにしろ」
「はいっ、ありがとうございます!」
アレクシスが嬉しそうに言った。
「あとは、アキト殿の指導についてだが。――ミラー団長、剣の指導については頼んでいいな?」
「お任せを」
騎士団長が一礼する。それに頷いた国王だが、次の言葉はひどく言いにくそうだった。
「魔法の指導は、レイズクルスが担当することになりそうなんだが……」
「ええっ!?」
暁斗の声が響き、次いでアレクシスの声が響いた。
「父上、なぜですか! 副師団長にしてください!」
「……レイズクルスが勇者様の指導係という名誉あるものを、副師団長に譲るはずがなかろうに」
頭が痛いと言わんばかりに、額に手を置いている。
「アキト殿。旅のメンバーについては、勇者様やメンバーの意向優先ということでどうにでもなるが、指導に関しては断る手段が見つからぬ。本当に申し訳ないが、奴の指導を受けてもらえないだろうか」
「……うーん」
暁斗が唸る。泰基は悩んだ。これがレイズクルスでなければ、暁斗に素直に従えと言っているところだが、正直強制したくない。
「アレクシスは必ず側にいさせる。嫌な人だというのは完全にその通りなのだが、それでも王族という身分には一歩引かざるを得ない。何か言ってきても、アレクシスの言葉に従わないわけにはいかない以上、抑止力にはなるはずだ」
「…………うーん」
それでも暁斗は唸っている。泰基は顔が引き攣るのを感じた。あの謁見の間で、レイズクルスが一歩引いている感じは全くしなかったのだが、あれで引いていたのだろうか。一応確かに、言葉には渋々従ってはいたが。
「暁斗、ここは諦めて受け入れなさい」
結局、泰基はそう言った。色々配慮を見せてくれている国王が、この件に関しては意見を押し通そうとしている。つまり、すでにもう決定事項であり変更不可なのだ。その上で、できる対策を考えてくれている。
「じゃあまあ、他にないなら、それで……」
暁斗は渋々頷いた。それに国王は心から安堵した顔を見せて「感謝します」と言ったのだった。
「さて、後は聖剣をお渡しするだけなのだが、その前に昼食を一緒にいかがだろうか」
どうやら必要な話は終わったようだ。だが、切り出された話に泰基と暁斗の「え」という声が揃った。
「昼食、ですか?」
「そうですが、それが何か……」
国王の顔が強張った。また何かあるのかと戦々恐々としている。だが、泰基も暁斗もそんな国王を気にしていられなかった。
「……夜じゃないの?」
「……これから夕食を作ろうかという時間だったはずだが」
そうは言うものの、何が起こったのか想像するのは簡単だ。
「まぁ、異世界なんぞに来てるんだから、時差くらいあってもおかしくないが」
「えーっ? でも、小説の主人公たちが時差ぼけで大変なんて話、なかったよ!」
「だから、小説と一緒にするな」
泰基はため息をついて、国王へと説明することにした。
「申し訳ありません。あちらではそろそろ夕食の時間だったのに、昼食と言われて驚いたのです。ただ、少し問題がありまして……」
「問題?」
不思議そうな顔をした国王の言葉に、暁斗の欠伸が重なった。
「あ、えっと、ご、ごめんなさい」
アタフタしつつ謝った暁斗だが、若干その顔に疲れが見えている。
「眠いか?」
「あ、うん、ちょっと」
普段ならまだまだ起きていられる時間だろうが、今日は泰基の病院受診の付き添いという、慣れないことをやった上に、まさかの異世界への転移だ。疲れない方がおかしい。そういう泰基もかなり疲れている。
「……申し訳ない」
どうやら国王が事情を理解したらしく、謝罪してきた。だが、それでどうにかなる問題でもない。
「とりあえず、昼食の後に少し休ませてもらっていいですか?」
時差ぼけ防止のためには、可能な限り起きていた方がいいと聞いたことはあるが、少しは休まないと、夜までもたせるのは無理だ。
「承知した。では、聖剣のお渡しもその後に」
「ああ、そうか。忘れてた。……どうする、暁斗?」
「ええっと……いや、いいや。休む前にもらっちゃう」
あくまでも聖剣を使うのは暁斗だ。声が聞こえるという暁斗に対して、泰基には何も聞こえないから、それは確定だろう。だから暁斗に確認し、その答えを国王へと振る。
「そういうことなので、昼食後にお願いしていいですか?」
「承知した」
国王が頷き、話がまとまった。
では昼食をという話になったところで、アレクシスが言った。
「俺たち三人と勇者様お二人とで話をしたいので、できれば五人での食事とさせていただければと思うのですが、いかがでしょうか」
視線が泰基と暁斗を向いている。つまり、旅に出るメンバー同士、交流を深めたいというところかと判断する。
「こちらは構いません」
拒否する理由はない。
こうして、昼食は五人で摂ることになったのだった。
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