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代金を受け取った君たちは、宿を探しながら、クレリの町を散策する。
リノは クレリの町にいた住んでいたのだろうか、少し情報が古いようだが、町中を楽しそうに案内して回る。

「リュート兄ちゃん、この先の道は風の通り道って言われてるんだぜ!
 ちなみに風が吹かないような日にも、何故か風が吹いてるような不思議スポットなんだぜ。」

リノの案内の通り、風の通り道では、常に風が吹き続けているようだ。道沿いに設置された風車が方角を固定されているところを見ると、風は一方方向に吹き続けていると考えられる。

そんな風の通り道を歩いていると、人なつっこい感じの白髪の男性が声をかけてきた。

「やややっ!
 もしかして冒険者の方ですか!?
 いやぁ私もこの地に住むまでは冒険者たちを相手に商売をしていたんで、よく分かりますよ!
 さささっ、商品を見てみて下さいよ。
 いま大人気商品のジャンパランスなんて便利な槍もありますよー!」

(傘の先に槍が付いてる...武器なのか?)

変な物を売りつけようとしているが、とてもフレンドリーに話しかけてくる男性に断りきれない二人。
そんな君たちに、店の奥から救いの声が聞こえてくる。

「レイオン、この子たち困ってるじゃないの。
 いくら久しぶりの冒険者だからって、はしゃぎ過ぎよ。
 坊やたち、ゴメンナサイね。」

声の主が店の奥から、姿を見せる。

「・
 ・
 ・
 レヴィ姉ちゃん?」

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