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君たちは しばらく狩りをしながら歩いた所で、不思議な生物だったものに遭遇した。
その生物だったものは、すでに君の超先制攻撃で絶命していたのだが...。
「リュート兄ちゃん、なんだか綺麗なネズミだよね。」
「虹色の毛皮なんだな。
いままでに見たことないよな。」
「うん、おいらも初めてみる生物だよ。とりあえず鞄に入れとく?」
「そだな。皮とか綺麗だし、高値で買い取ってもらえるかも。」
「いやいや、そんな布切れほどの毛皮なんて買取る人いないでしょ。
でも、何匹も捕まえたら高値で買い取ってくれるかもね。」
君は握るような動作をして、虹色のネズミを神器の鞄に収納する。
そのネズミを、神器の鞄に収納した直後、一瞬だけ君の身に起きた異変にリノが気づいた。
「リュート兄ちゃん、いま一瞬だけど、体を虹色の膜が覆ってたよ。」
リノに教えられた虹色の膜を確認しようと自分の手を見てみるが、特別な変化などしていない。
「リノの見間違いじゃないのか?
体を触ってみても、膜のようなものなんてないし...ほら。」
君の差し出した腕を、リノは撫でるように触ったあと、君の体を隅々まで念入りに触り始める。
「おいリノ、くすぐったいだろ。」
「うーん、確かに何もないんだよな。おいらの見間違いかも。」
君たちは しばらく狩りをしながら歩いた所で、不思議な生物だったものに遭遇した。
その生物だったものは、すでに君の超先制攻撃で絶命していたのだが...。
「リュート兄ちゃん、なんだか綺麗なネズミだよね。」
「虹色の毛皮なんだな。
いままでに見たことないよな。」
「うん、おいらも初めてみる生物だよ。とりあえず鞄に入れとく?」
「そだな。皮とか綺麗だし、高値で買い取ってもらえるかも。」
「いやいや、そんな布切れほどの毛皮なんて買取る人いないでしょ。
でも、何匹も捕まえたら高値で買い取ってくれるかもね。」
君は握るような動作をして、虹色のネズミを神器の鞄に収納する。
そのネズミを、神器の鞄に収納した直後、一瞬だけ君の身に起きた異変にリノが気づいた。
「リュート兄ちゃん、いま一瞬だけど、体を虹色の膜が覆ってたよ。」
リノに教えられた虹色の膜を確認しようと自分の手を見てみるが、特別な変化などしていない。
「リノの見間違いじゃないのか?
体を触ってみても、膜のようなものなんてないし...ほら。」
君の差し出した腕を、リノは撫でるように触ったあと、君の体を隅々まで念入りに触り始める。
「おいリノ、くすぐったいだろ。」
「うーん、確かに何もないんだよな。おいらの見間違いかも。」
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