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3章・迷宮探索!
第3階 匂いの正体
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「ああ!なるほど!それでなんだ!」
迷宮も3階層まで進んできて慣れてきたのか、レヴィアは、自由奔放に探索している。
3階層は、硫黄の匂いが強くなり、何とも言えない気持ちになる。
そんな中、レヴィアが パーティの最前列に 突然走り出す。
「みんな!重大発表がある!」
レヴィアは、笑顔でパーティを止めて話し始める。
エイトは、呆れた表情をしつつも 歩くのを辞めず、レヴィアの話に付き合う。
レヴィアは、パーティ最前列のエイトと並走するように 歩いている。
「今度のイベントは、何があるんだ?」
満面の笑みで答えるレヴィア。
「エイトの好きなイベントかな?」
「エイトさんの好きなイベント?」
中衛のアルルも会話に参加する。
パーティは、レヴィアの禅問答の答えを探りながら 先を急ぐ。
アルルに話しかけられた レヴィアは、後ろ向きで 器用に歩き続けている。
レヴィアの禅問答にエイトが答える。
「剣の訓練?」
「ブー!それは義務。」
ミザリも元気いっぱいに手をあげて答える。
「魚釣り?」
「ブー!エイトは、引きこもりだから。」
アルルも便乗して答える。
「家事?ですか。」
「あー!おしい!」
「僕の好きなイベントで、家事?」
「そう。」
「おやじ?」
「キモッ!どんな連想?」
「炊事、洗濯、家事、おやじ。」
エイトの珍回答に、ミザリが 呆れた顔をして指摘する。
「地震、雷、火事、おやじ。だよ。」
アルルも 珍回答を出す。
「では、お母さん?でしょうか。」
「ブー!マザコンだけどブー!」
「いや、僕は マザコンではない!」
「ブー!マザコンだからブー!」
顔の前で大きく腕を交差しながら レヴィアが判定をする。
焦った表情のエイトをフォローする アルル。
「エイトさん、信じてますよ。」
「ブー!目が泳いでるからブー!」
レヴィアの判定に、アルルは 気まずそうに視線をそらす。
「レヴィア姉さん、ヒントちょうだい!」
レヴィアは、前方を確認して、楽しそうに答える。
「答えは、あの匂いの正体が、分かったかも知れない!」
「レヴィア、いきなり答えなんだね。」
ここまで 引っ張っておいて、ヒントを出さないレヴィアに呆れた顔を見せるエイト。
アルルも匂いの正体が気になっていたようで、話に食いつく。
「レヴィアさん、あの匂いの正体は?」
レヴィアは、ニコニコしながら話し始める。
「アルルの、う○こ?おなら?」
「違いますって!」
アルルが即答する。
レヴィアが、アルルを指さす!
「そう!匂いの正体は・・・!」
「匂いの正体は・・・!?」
レヴィアが、間をおいて答える!
「温泉だ!」
「温泉!?」
アルル、ミザリも笑顔になる。
「そう!そして、この先から、硫黄の匂いがする!」
「温泉 楽しみですね!」
「温泉に入るの始めてなんだー♪」
ガールズメンバーは、ウキウキ気分で しばらく歩いていくと、匂いが近づいていく。
「ほら、みんな!
この先を曲がったところみたいだ!」
レヴィア、アルル、ミザリは、走っていく!
エイト、レイザーも付いていく。
曲がりきった先で、固まる3人。
そこには、排泄中のファイヤーリザード。
匂いの正体は、目の前の生物だろう。
「ああ、今階も う○こ回か・・・。」
~ to be continued
【補足】
・レヴィアの禅問答
レヴィアの思考で行われる問答。レヴィア自身も答えがあやふやなこともあり、エイトは子供のころ、同じ問題を半年間続けて聞いていた。答えは毎回違うのだが・・・。
・「家事?」→「あー!おしい!」
家事をすることで、家は綺麗になるが、体は疲れ 負の気がたまる。
負の気を落とすために、自身の体を清める必要がある。
自信の体を清める為に、水浴びをする。
水浴びは、濡れる。
濡れるは、水中。
水中は、気持ちいい。
気持ちいいは、温泉!
・・・全然 おしくないし、ここから答えを導くのは無理がある。
・硫黄の匂い
この世界でも、温泉を表すときにこの表現を使う。
・排泄中のファイヤーリザード
う○こ中のファイヤーリザード、排泄が終わると、匂いはしなくなる。
排泄中の時だけ、匂いがする。
迷宮も3階層まで進んできて慣れてきたのか、レヴィアは、自由奔放に探索している。
3階層は、硫黄の匂いが強くなり、何とも言えない気持ちになる。
そんな中、レヴィアが パーティの最前列に 突然走り出す。
「みんな!重大発表がある!」
レヴィアは、笑顔でパーティを止めて話し始める。
エイトは、呆れた表情をしつつも 歩くのを辞めず、レヴィアの話に付き合う。
レヴィアは、パーティ最前列のエイトと並走するように 歩いている。
「今度のイベントは、何があるんだ?」
満面の笑みで答えるレヴィア。
「エイトの好きなイベントかな?」
「エイトさんの好きなイベント?」
中衛のアルルも会話に参加する。
パーティは、レヴィアの禅問答の答えを探りながら 先を急ぐ。
アルルに話しかけられた レヴィアは、後ろ向きで 器用に歩き続けている。
レヴィアの禅問答にエイトが答える。
「剣の訓練?」
「ブー!それは義務。」
ミザリも元気いっぱいに手をあげて答える。
「魚釣り?」
「ブー!エイトは、引きこもりだから。」
アルルも便乗して答える。
「家事?ですか。」
「あー!おしい!」
「僕の好きなイベントで、家事?」
「そう。」
「おやじ?」
「キモッ!どんな連想?」
「炊事、洗濯、家事、おやじ。」
エイトの珍回答に、ミザリが 呆れた顔をして指摘する。
「地震、雷、火事、おやじ。だよ。」
アルルも 珍回答を出す。
「では、お母さん?でしょうか。」
「ブー!マザコンだけどブー!」
「いや、僕は マザコンではない!」
「ブー!マザコンだからブー!」
顔の前で大きく腕を交差しながら レヴィアが判定をする。
焦った表情のエイトをフォローする アルル。
「エイトさん、信じてますよ。」
「ブー!目が泳いでるからブー!」
レヴィアの判定に、アルルは 気まずそうに視線をそらす。
「レヴィア姉さん、ヒントちょうだい!」
レヴィアは、前方を確認して、楽しそうに答える。
「答えは、あの匂いの正体が、分かったかも知れない!」
「レヴィア、いきなり答えなんだね。」
ここまで 引っ張っておいて、ヒントを出さないレヴィアに呆れた顔を見せるエイト。
アルルも匂いの正体が気になっていたようで、話に食いつく。
「レヴィアさん、あの匂いの正体は?」
レヴィアは、ニコニコしながら話し始める。
「アルルの、う○こ?おなら?」
「違いますって!」
アルルが即答する。
レヴィアが、アルルを指さす!
「そう!匂いの正体は・・・!」
「匂いの正体は・・・!?」
レヴィアが、間をおいて答える!
「温泉だ!」
「温泉!?」
アルル、ミザリも笑顔になる。
「そう!そして、この先から、硫黄の匂いがする!」
「温泉 楽しみですね!」
「温泉に入るの始めてなんだー♪」
ガールズメンバーは、ウキウキ気分で しばらく歩いていくと、匂いが近づいていく。
「ほら、みんな!
この先を曲がったところみたいだ!」
レヴィア、アルル、ミザリは、走っていく!
エイト、レイザーも付いていく。
曲がりきった先で、固まる3人。
そこには、排泄中のファイヤーリザード。
匂いの正体は、目の前の生物だろう。
「ああ、今階も う○こ回か・・・。」
~ to be continued
【補足】
・レヴィアの禅問答
レヴィアの思考で行われる問答。レヴィア自身も答えがあやふやなこともあり、エイトは子供のころ、同じ問題を半年間続けて聞いていた。答えは毎回違うのだが・・・。
・「家事?」→「あー!おしい!」
家事をすることで、家は綺麗になるが、体は疲れ 負の気がたまる。
負の気を落とすために、自身の体を清める必要がある。
自信の体を清める為に、水浴びをする。
水浴びは、濡れる。
濡れるは、水中。
水中は、気持ちいい。
気持ちいいは、温泉!
・・・全然 おしくないし、ここから答えを導くのは無理がある。
・硫黄の匂い
この世界でも、温泉を表すときにこの表現を使う。
・排泄中のファイヤーリザード
う○こ中のファイヤーリザード、排泄が終わると、匂いはしなくなる。
排泄中の時だけ、匂いがする。
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