ネコ日記(ΦωΦ)

ニャン月ニャン日、はれ

前回のあらすじ(ΦωΦ)

ペットの友達が持ってきた、棒と小さいチョロチョロ。
ペットの号令で動き出したチョロチョロを見たあと、ぼくは自分の意志で・・・・・・ソファーに乗りたくなった。




「とらちゃん天使すぎる！
　コテツも見習って可愛い仕草を見せてよ。」

「えー、コテツちゃんも可愛いじゃーん。
　このふてぶてしい態度♪
　もう、うちが我が家なんだよねー」

「にゃーー」
(ここは俺の縄張りだにゃー)

「にゃ？」
(何を言ってるのか、分からないニャン)


「ふたりとも、何か話してるみたいだよ。
　僕と遊んでにゃん。
　うん、いいにゃんよー。みたいなの♪
　可愛いよねー♪」

「ほんと、癒されるね。
　うちのコテツ、そんなノリじゃないと思うけどね。」


ぼくは、和気あいあいとした雰囲気のペットたちを横目に、毛玉に順位を教えこむ。

「にゃにゃーん♪」
(けどー、ここからぜーんぶ、ぼくのもの♪
　わーい、わーい♪)

「にゃにゃにゃ！」
(このヒモさえなかったら！)


ぼくは、毛玉がヒモで届かない位置から、毛玉と遊んであげた。
しばらく毛玉と遊んだあと、小さいチョロチョロは危険だと学習したぼくは、棒で遊ぶことにした。
ぼくが棒を手でツンツンしていると、毛玉が一緒に遊びたそうに見てくる。

「にゃ？」
(一緒にあそぶ？)

ぼくが声をかけてるのに、毛玉はプイッと顔を背けながら答える。

「にゃーにゃにゃー」
(俺は大人だから、遊ばにゃーい)

「にゃんにゃーん」
(なら、ぼく遊ぶねー)


とは言ったものの、棒の遊び方が分からない。咥えたり落としてみたり、手でツンツンしてみたりしたけど、どうやって遊ぶのかが分からない。
そんなぼくに、毛玉が声をかけてきた。

「にゃにゃ」
(それ、貸してみろにゃ。
　使い方を教えてやってもいいにゃ。)

「にゃにゃ？」
(うん、いい。
　もしかして、遊びたかった？)

ぼくがちょっとだけイジワルしたから、毛玉は、悲しそうな顔をしてしまった。
なんだか申し訳なく感じたぼくは、毛玉に棒をとってあげた。


すると...


毛玉は手で棒を抱きかかえ、足でキックキックしている。
その勢いは徐々に強くなり、毛玉はその場で回転を始めてしまうほどだ。

「にゃにゃにゃにゃぁ！」
(この感じ、辞められないにゃー！
　いまこの瞬間が至高の時！
　俺、猫に生まれてよかったにゃぁ！)


その夢中な表情に、完全にどん引きするぼく。

「にゃ...」
(何を言ってるのか、分からないニャン)



もちょっと、つづくよ(ΦωΦ)