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9.ヒロインを推薦してみる
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先日は、ついうっかり、ジャレス殿下の微笑みにキュンってしてしまいそうになったわ。
ジャレス殿下を好きになってしまったら、ヒロインと一緒にいる姿を見ることにきっと耐えられないわ。
嫉妬して、ものを隠したり、イジワルを行ったり、池に落としたりしちゃいたくなるかもだもの。
嫌よ。そんなの。
それを理由に卒業パーティで断罪されちゃうんだから。
ヒロインが王子婚約者になればいい。
いや、なって!
「マルガリータ、何を考えているのだ?眉間にシワをよせて」
「いえ。なんでもありませんわ」
ジャレス殿下と生徒会の書類の確認をしていた最中でしたわ。
「そういえば、殿下はヒロ…ルシア様と仲がよろしいのですね」
「なんだ。やきもちか?」
「え?違いますけど……」
「…違うのか…」
「生徒会にルシア様もお誘いになってはどうですか?」
「なぜだ」
「その…ルシア様の持つ、新しい視点などは今後の学園に役に立つように思いまして」
「別にいらないだろ」
「でも、作業を分け合えば、殿下も楽になりますよ」
「今のままで十分だ」
十分じゃないから、私が駆り出されてるんじゃない!!
本来であれば、チーズクリーム&いちごソースのスコーンを食べに言っているはずだったのに!
「少し休むか」
目の前に紅茶とデザートが置かれる。
これは!はわわわっ!
『スコーンのチーズクリーム添え』
いちごソースは残念ながらないけど、嬉しい!
「美味いか?」
「はい、とても美味しゅうございます♪」
ジャレス殿下を好きになってしまったら、ヒロインと一緒にいる姿を見ることにきっと耐えられないわ。
嫉妬して、ものを隠したり、イジワルを行ったり、池に落としたりしちゃいたくなるかもだもの。
嫌よ。そんなの。
それを理由に卒業パーティで断罪されちゃうんだから。
ヒロインが王子婚約者になればいい。
いや、なって!
「マルガリータ、何を考えているのだ?眉間にシワをよせて」
「いえ。なんでもありませんわ」
ジャレス殿下と生徒会の書類の確認をしていた最中でしたわ。
「そういえば、殿下はヒロ…ルシア様と仲がよろしいのですね」
「なんだ。やきもちか?」
「え?違いますけど……」
「…違うのか…」
「生徒会にルシア様もお誘いになってはどうですか?」
「なぜだ」
「その…ルシア様の持つ、新しい視点などは今後の学園に役に立つように思いまして」
「別にいらないだろ」
「でも、作業を分け合えば、殿下も楽になりますよ」
「今のままで十分だ」
十分じゃないから、私が駆り出されてるんじゃない!!
本来であれば、チーズクリーム&いちごソースのスコーンを食べに言っているはずだったのに!
「少し休むか」
目の前に紅茶とデザートが置かれる。
これは!はわわわっ!
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「はい、とても美味しゅうございます♪」
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