【完結】異世界転生したら悪役令嬢でした。ヒロインと親友になって、断罪は絶対回避します♪

2.嘘でしょ？ここ異世界なの？

ゆっくりと目をあけると、見たことのない天井。

これは、ベッドの天蓋？

「分かるか！マルガリータ！俺だ！兄様だぞ！」
「にいさま…仁井田さま…担当は私ではありません…」
「マルガリータ！一体何を言っているんだ！」
「マルティン様、旦那様にお伝えして参ります」
「アマリア、頼む」「はいっ」


マルティン、アマリア…
私はマルガリータ

『マルガリータは17歳の公爵令嬢。第二王子ジャレスの婚約者。兄マルティンは第一王子と仲が良いが、妹が第二王子と婚約者しているため、側近候補からは外されている。アマリアはマルガリータの侍女。ムニョス子爵家の三女。品が有り、優しく、マルガリータの理解者』

ん？なんだこれ…

これは、私が最近ハマっている投稿小説の
『悪役令嬢マルガリータは死んだ』の登場人物じゃないの？


マルガリータは、婚約者のジャレスに裏切られ、公爵家にも見捨てられ、王都を追放されて…死ぬんだ。


え？
私がマルガリータに転生しちゃってるんじゃないの？
嘘でしょ？ここ異世界なの？