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90.『寺子屋フジヤマ』開校準備-3
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着々と準備が進むある日、ジャンとジャンの従兄弟とその友人がやって来た。
「ロナさん、俺の従兄弟と、その友人。どっちも王都で貴族科卒業してる。国語も、西の国語も大丈夫だって」
「あら、西の国語は追々にだけど、王都でしっかりと教育を受けてきた人に教えてもらえるのは嬉しいわ♪」
国語のカリキュラム作成、教材の決定、スタッフの募集、スタッフの育成。全てをマルタン商会およびジャンに丸投げしてしまい、後で何かマルタンにお礼をしなければと心に誓うロナなのであった。
「宜しくお願いします。私はロナと申します。この『寺子屋フジヤマ』の校長です」
ロナは王都からやってきた二人に挨拶をした。
「はじめまして。ジャンの従兄弟のライアンと申します。寺子屋立ち上げに少しでも協力できたらと思ってやってきました。宜しくお願いします」
「イザックです」
「おい!こいつは私の友人のイザックです。王立学園小学部からの付き合いです。役に立つと思い連れてきました」
ジャンの従兄弟は流石にしっかりとしているが、ニコリともせずに、不本意であるのが丸分かりである友人イザックのことがロナは気になった。
このいかにも訳ありそうな青年。
きっと王都で何かをやらかしたのね~♪
魅了を使うヒロインの取り巻きになって、婚約破棄。自身も魅了後遺症で、決まっていた第二騎士団も入団不可になっちゃって♪
王都にも、いれず、領地にも行けず、困り果てていたところに、ボーヴォ領からの教員の募集♪
そして、先に王都を追放されていた薬師とのラブ♡
「マ~マ!薬師、王都から追放されてきてないから。っていうか、妄想ダダ漏れだから」
ロナが妄想から覚めると、呆れた顔のリナと困惑した訳あり青年がロナを見ていた。
「ロナさん、俺の従兄弟と、その友人。どっちも王都で貴族科卒業してる。国語も、西の国語も大丈夫だって」
「あら、西の国語は追々にだけど、王都でしっかりと教育を受けてきた人に教えてもらえるのは嬉しいわ♪」
国語のカリキュラム作成、教材の決定、スタッフの募集、スタッフの育成。全てをマルタン商会およびジャンに丸投げしてしまい、後で何かマルタンにお礼をしなければと心に誓うロナなのであった。
「宜しくお願いします。私はロナと申します。この『寺子屋フジヤマ』の校長です」
ロナは王都からやってきた二人に挨拶をした。
「はじめまして。ジャンの従兄弟のライアンと申します。寺子屋立ち上げに少しでも協力できたらと思ってやってきました。宜しくお願いします」
「イザックです」
「おい!こいつは私の友人のイザックです。王立学園小学部からの付き合いです。役に立つと思い連れてきました」
ジャンの従兄弟は流石にしっかりとしているが、ニコリともせずに、不本意であるのが丸分かりである友人イザックのことがロナは気になった。
このいかにも訳ありそうな青年。
きっと王都で何かをやらかしたのね~♪
魅了を使うヒロインの取り巻きになって、婚約破棄。自身も魅了後遺症で、決まっていた第二騎士団も入団不可になっちゃって♪
王都にも、いれず、領地にも行けず、困り果てていたところに、ボーヴォ領からの教員の募集♪
そして、先に王都を追放されていた薬師とのラブ♡
「マ~マ!薬師、王都から追放されてきてないから。っていうか、妄想ダダ漏れだから」
ロナが妄想から覚めると、呆れた顔のリナと困惑した訳あり青年がロナを見ていた。
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