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「いつもと違う、、」
大智先輩からいつもと違う香りがしてそう思ったのだが思わず声に出てしまった。
「!!わかる??
香水変えたの!」
「やっぱりですか?
いつもと香りが違うなって思って、」
「気づいてくれるなんて嬉しいなぁ。
ねぇ、どっちの香りが好き?」
「えー、どっちもいい香りで好きです。
選べません。」
「も~選んでよ~。
ね、どっち?」
本当にどちらもいい香りで選べないのだが、
意外としつこい。
「うーん、、どちらかと言うと前の、ですかね。
大智先輩の香りってイメージが強いからかもしれないですけど。」
そう答えると、パァァと笑顔になる大智先輩。
とっても嬉しそうで可愛い。
「なんかすごい嬉しいんだけど!
ねぇ、お礼に前につけてた俺と同じ香水今度あげる!
絶対つけてね!」
「えぇ、高いんじゃないですか?
お礼なんていいですよ。」
「お礼って言うか~ただ俺がつけてほしいだけってのもあるの!
ねっお願い!プレゼントさせて~!」
俺の前に立ち、両肩に手を置いてそう言った大智先輩。
「うぅ、すみません。
ありがとうございます。」
「よしっ楽しみにしててね!」
より一層笑顔になる大智先輩。
「はい!」
申し訳ない気持ちの方が強かったが、嬉しそうな大智先輩を見るとなんだか俺まで嬉しくなる。
その後も話しながら生徒会室へ向かう。
着くと大智先輩がドアを開け、俺の肩を抱きながらそのまま部屋へ入る。
「ありがとうございます。」
ドアを開けてくれた大智先輩へお礼を言っていると、
「何がありがとうなの!」
「離れて離れて!!」
空先輩と海先輩がだだっと近づいてきたかと思えば、大智先輩から俺を引き剥がす。
「あ~、きょうちゃ~ん!!
ちょっと2人とも邪魔しないでよ!」
「何が邪魔だよ!」
「そっちが邪魔!」
俺の左右の腕にしがみつきながら、敵意むき出しな空先輩と海先輩。
「はいはい、喧嘩しないでください。
恭が困っていますよ。
それに仕事が溜まっているんです。
早く座って下さい。」
見かねた透先輩が間に入ってくれた。
透先輩と目が合うとふっと微笑んでくれた。
かっこいい、、
ありがとうございます、と視線に気持ちを込めた。
透先輩に促され、みんな席に座った。
それからは傑先輩の指示の元、主に白金祭で投票された票の集計を行った。
大智先輩からいつもと違う香りがしてそう思ったのだが思わず声に出てしまった。
「!!わかる??
香水変えたの!」
「やっぱりですか?
いつもと香りが違うなって思って、」
「気づいてくれるなんて嬉しいなぁ。
ねぇ、どっちの香りが好き?」
「えー、どっちもいい香りで好きです。
選べません。」
「も~選んでよ~。
ね、どっち?」
本当にどちらもいい香りで選べないのだが、
意外としつこい。
「うーん、、どちらかと言うと前の、ですかね。
大智先輩の香りってイメージが強いからかもしれないですけど。」
そう答えると、パァァと笑顔になる大智先輩。
とっても嬉しそうで可愛い。
「なんかすごい嬉しいんだけど!
ねぇ、お礼に前につけてた俺と同じ香水今度あげる!
絶対つけてね!」
「えぇ、高いんじゃないですか?
お礼なんていいですよ。」
「お礼って言うか~ただ俺がつけてほしいだけってのもあるの!
ねっお願い!プレゼントさせて~!」
俺の前に立ち、両肩に手を置いてそう言った大智先輩。
「うぅ、すみません。
ありがとうございます。」
「よしっ楽しみにしててね!」
より一層笑顔になる大智先輩。
「はい!」
申し訳ない気持ちの方が強かったが、嬉しそうな大智先輩を見るとなんだか俺まで嬉しくなる。
その後も話しながら生徒会室へ向かう。
着くと大智先輩がドアを開け、俺の肩を抱きながらそのまま部屋へ入る。
「ありがとうございます。」
ドアを開けてくれた大智先輩へお礼を言っていると、
「何がありがとうなの!」
「離れて離れて!!」
空先輩と海先輩がだだっと近づいてきたかと思えば、大智先輩から俺を引き剥がす。
「あ~、きょうちゃ~ん!!
ちょっと2人とも邪魔しないでよ!」
「何が邪魔だよ!」
「そっちが邪魔!」
俺の左右の腕にしがみつきながら、敵意むき出しな空先輩と海先輩。
「はいはい、喧嘩しないでください。
恭が困っていますよ。
それに仕事が溜まっているんです。
早く座って下さい。」
見かねた透先輩が間に入ってくれた。
透先輩と目が合うとふっと微笑んでくれた。
かっこいい、、
ありがとうございます、と視線に気持ちを込めた。
透先輩に促され、みんな席に座った。
それからは傑先輩の指示の元、主に白金祭で投票された票の集計を行った。
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