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「んもう!大智!
僕が隣に座ろうとしたのにー!」
「え~だってお昼は海ちゃん隣座ってたでしょ!
夜は譲ってよね~!」
「海、交代ごうたいだよ!僕の隣においで!」
空先輩が大智先輩とは逆側に座りながらそう言う。
しぶしぶと言った様子で空先輩の隣に座る海先輩。
全員が椅子に座ると同時にカトラリーなどが運ばれてくる。
それからすぐに料理が運ばれる。
まるでフレンチレストランのようだ。
繊細な料理が次から次へと運ばれてくる。
「んー!!おいしい、、」
どの料理も美味しすぎて頬は緩みっぱなしだ。
「ほんっとに美味しそうにたべるよね~恭ちゃんのそうゆうとこ好きだなぁ~」
横から顔を覗き込みながらそう言う大智先輩。
「こっち見てないで食べてください。
これ、美味しいですよ!」
そう言ってまた食べて微笑む。
微笑みながら大智先輩を促すように見ると、にこにこしながらじーっと見つめてくる。
ほんとにこっちは気にせず食べてほしい。
じとーと見つめ返すと、
「わかったわかった。」
ぱくっ
「ん!ほんとだ!おいしいね~!」
やっと食べてくれた大智先輩。
美味しさを共感できて嬉しくなる。
俺はきっと満面の笑みだ。
少し驚いたように目を見開いたあと、すぐ目を逸らして料理を見つめる大智先輩。
頬が少し赤い気がする。暑いのかな?
相当料理が美味しかったようで、その後は黙々と食べていた。
最後は食後のデザートにコーヒーまで出てきた。
もちろんデザートも格別だ。
「恭ちゃん気に入ってくれた?」
空先輩がこてんっと首を傾げながら聞いてくる。
「はい!もちろんです!
全部とっても美味しかったです!」
また料理を思い出してにんまりしてしまう。
「ふふっ可愛いねっ!
良かったー!じゃあこれからもここに来てよー!」
「ほんとほんと!僕恭ちゃんとごはんたべたーい!」
「でも、こんな豪華な料理また食べてもいいんでしょうか?」
「恭は生徒会のメンバーなんですからもちろんですよ。
本当は部屋も同じフロアに来て欲しいくらいです。」
透先輩がそう言ってくれた。
「そう言ってもらえて嬉しいです。
じゃあまたぜひ!
、、あ!そういえば葵達と早めに帰ると約束したんです。
そろそろ失礼してもいいですか?」
「えー!もう行っちゃうの?」
「僕まだ恭ちゃんといたいー!」
「ねえ!隣の談話室に行ってみない?
ベルギーから取り寄せたチョコレートをそこで食べようよ~!」
大智先輩が何やら素敵な提案をしてくる。
「1個だけでも!」「お願い!!」
海先輩と空先輩もうるうるおめめで訴えてくる。
「、、1個だけですよ。」
結局うるうるとチョコレートの誘惑に勝てず、葵達にもう少し遅くなる。と連絡した。
僕が隣に座ろうとしたのにー!」
「え~だってお昼は海ちゃん隣座ってたでしょ!
夜は譲ってよね~!」
「海、交代ごうたいだよ!僕の隣においで!」
空先輩が大智先輩とは逆側に座りながらそう言う。
しぶしぶと言った様子で空先輩の隣に座る海先輩。
全員が椅子に座ると同時にカトラリーなどが運ばれてくる。
それからすぐに料理が運ばれる。
まるでフレンチレストランのようだ。
繊細な料理が次から次へと運ばれてくる。
「んー!!おいしい、、」
どの料理も美味しすぎて頬は緩みっぱなしだ。
「ほんっとに美味しそうにたべるよね~恭ちゃんのそうゆうとこ好きだなぁ~」
横から顔を覗き込みながらそう言う大智先輩。
「こっち見てないで食べてください。
これ、美味しいですよ!」
そう言ってまた食べて微笑む。
微笑みながら大智先輩を促すように見ると、にこにこしながらじーっと見つめてくる。
ほんとにこっちは気にせず食べてほしい。
じとーと見つめ返すと、
「わかったわかった。」
ぱくっ
「ん!ほんとだ!おいしいね~!」
やっと食べてくれた大智先輩。
美味しさを共感できて嬉しくなる。
俺はきっと満面の笑みだ。
少し驚いたように目を見開いたあと、すぐ目を逸らして料理を見つめる大智先輩。
頬が少し赤い気がする。暑いのかな?
相当料理が美味しかったようで、その後は黙々と食べていた。
最後は食後のデザートにコーヒーまで出てきた。
もちろんデザートも格別だ。
「恭ちゃん気に入ってくれた?」
空先輩がこてんっと首を傾げながら聞いてくる。
「はい!もちろんです!
全部とっても美味しかったです!」
また料理を思い出してにんまりしてしまう。
「ふふっ可愛いねっ!
良かったー!じゃあこれからもここに来てよー!」
「ほんとほんと!僕恭ちゃんとごはんたべたーい!」
「でも、こんな豪華な料理また食べてもいいんでしょうか?」
「恭は生徒会のメンバーなんですからもちろんですよ。
本当は部屋も同じフロアに来て欲しいくらいです。」
透先輩がそう言ってくれた。
「そう言ってもらえて嬉しいです。
じゃあまたぜひ!
、、あ!そういえば葵達と早めに帰ると約束したんです。
そろそろ失礼してもいいですか?」
「えー!もう行っちゃうの?」
「僕まだ恭ちゃんといたいー!」
「ねえ!隣の談話室に行ってみない?
ベルギーから取り寄せたチョコレートをそこで食べようよ~!」
大智先輩が何やら素敵な提案をしてくる。
「1個だけでも!」「お願い!!」
海先輩と空先輩もうるうるおめめで訴えてくる。
「、、1個だけですよ。」
結局うるうるとチョコレートの誘惑に勝てず、葵達にもう少し遅くなる。と連絡した。
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