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2年生の部が始まる。
2-Sからは、体育委員長の人と大智先輩、透先輩、夕先輩、灰原先輩、柊先輩、傑先輩が出るみたいだ。
この順番でリレーするらしい。
それにしても豪華すぎる、、
盛り上がりもすごい、、
「位置について、、よーい、、」
パーン!
さすが体育委員長、飛び抜けて速い。
そのまま差をつけて大智先輩へ。
余裕があるのか時折笑顔が見える。
笑顔になるたび観客から悲鳴が聞こえる。
少し差は縮まったものの1位はキープしたまま透先輩へ。
さすが透先輩、前だけを見つめて颯爽と走る。
差を縮まらせる事無く夕先輩へ。
ふわふわの髪を揺らしながら走る夕先輩。
少し差を広げながら灰原先輩へ。
走る姿がかっこいい灰原先輩。
さらに差を広げながら柊先輩へ。
相変わらず涼しい顔して走っている。
それなのに手足が長いからか速い。
もう独走状態になりながら傑先輩へ。
少しバトンパスでもたついていた。
余裕の走りを見せる傑先輩。
一瞬目が合ったと同時ににやっと笑った。
その瞬間近くで悲鳴が起きた。
圧巻の走りでもちろん1位だ。
会場がどっと湧く。
熱気がすごい、、
「すげー、なんかもうすげーなあの人達。」
光が若干呆れながらそう言った。
「ほんとにね、みんなかっこよかったね。」
「んーーまあ、、
でも俺達も負けてないと思うなー。」
口をとがらせながらそう言う光。
不貞腐れ方が可愛い。
「ふふ、そうだね。」
そう言い、光と微笑み合う。
ほっこりしていると、次は3年生の部が始まるようで俺達のいる待機場所に2年生がやってきた。
「きょうちゃ~ん!!みてた~!??」
そう言いながら疲れ知らずなのか、大智先輩が元気に走って来る。そのままガバッと抱きついてきた。
「うわ!、、見てましたよ?
かっこよかったです!」
受け止めながらそう言うと、
「ほんと!?やった~!!」
と喜びながらぎゅうぎゅう締め付けてくる。
「ちょ、苦しいです、、」
「苦しそうなんで離れてください。」
要が大智先輩を引き剥がしてくれた。
「ちぇ、君誰?知らな~い。」
「要です。クラスと部屋が一緒なんです。」
そう伝えると、
「ああ!!思い出した!
きょうちゃんと添い寝したいって言ってた奴でしょ?
へんた~い!きょうちゃん添い寝したの!?」
余計な事を思い出してしまったみたいだ。
「え?まあ、約束ですし、、」
思い出して少し照れる。
「ずる~い!今度俺とも添い寝しよ~ね!」
「駄目だ。」
割と強めに否定する要。
急に喋ったと思ったら、、そんなに寝相悪かったのかな?
若干不安になりながら要を見上げる。
「あ、ごめん。」
さらに要が謝るから、ほんとに寝相が悪かったみたいだ、、「いや、俺の方こそごめん、、」
1人で少し落ち込む。
「お疲れ様です。」
微笑みながら透先輩がやってきた。
「お疲れ様です!やっぱり速いですね、透先輩。」
「ふふ、よく意外だって言われます。
これでも運動は得意な方なんですよ。」
意外だ!静かに本読んでそうなのに、、
「本を読むのも好きですよ。」
「え、俺いま、?、」
「顔に書いてありました。ふふっ」
そう言っておちゃめに微笑む透先輩。
読まれてしまった、、そう思いながらも透先輩の新しい一面を見れた気がする。
2-Sからは、体育委員長の人と大智先輩、透先輩、夕先輩、灰原先輩、柊先輩、傑先輩が出るみたいだ。
この順番でリレーするらしい。
それにしても豪華すぎる、、
盛り上がりもすごい、、
「位置について、、よーい、、」
パーン!
さすが体育委員長、飛び抜けて速い。
そのまま差をつけて大智先輩へ。
余裕があるのか時折笑顔が見える。
笑顔になるたび観客から悲鳴が聞こえる。
少し差は縮まったものの1位はキープしたまま透先輩へ。
さすが透先輩、前だけを見つめて颯爽と走る。
差を縮まらせる事無く夕先輩へ。
ふわふわの髪を揺らしながら走る夕先輩。
少し差を広げながら灰原先輩へ。
走る姿がかっこいい灰原先輩。
さらに差を広げながら柊先輩へ。
相変わらず涼しい顔して走っている。
それなのに手足が長いからか速い。
もう独走状態になりながら傑先輩へ。
少しバトンパスでもたついていた。
余裕の走りを見せる傑先輩。
一瞬目が合ったと同時ににやっと笑った。
その瞬間近くで悲鳴が起きた。
圧巻の走りでもちろん1位だ。
会場がどっと湧く。
熱気がすごい、、
「すげー、なんかもうすげーなあの人達。」
光が若干呆れながらそう言った。
「ほんとにね、みんなかっこよかったね。」
「んーーまあ、、
でも俺達も負けてないと思うなー。」
口をとがらせながらそう言う光。
不貞腐れ方が可愛い。
「ふふ、そうだね。」
そう言い、光と微笑み合う。
ほっこりしていると、次は3年生の部が始まるようで俺達のいる待機場所に2年生がやってきた。
「きょうちゃ~ん!!みてた~!??」
そう言いながら疲れ知らずなのか、大智先輩が元気に走って来る。そのままガバッと抱きついてきた。
「うわ!、、見てましたよ?
かっこよかったです!」
受け止めながらそう言うと、
「ほんと!?やった~!!」
と喜びながらぎゅうぎゅう締め付けてくる。
「ちょ、苦しいです、、」
「苦しそうなんで離れてください。」
要が大智先輩を引き剥がしてくれた。
「ちぇ、君誰?知らな~い。」
「要です。クラスと部屋が一緒なんです。」
そう伝えると、
「ああ!!思い出した!
きょうちゃんと添い寝したいって言ってた奴でしょ?
へんた~い!きょうちゃん添い寝したの!?」
余計な事を思い出してしまったみたいだ。
「え?まあ、約束ですし、、」
思い出して少し照れる。
「ずる~い!今度俺とも添い寝しよ~ね!」
「駄目だ。」
割と強めに否定する要。
急に喋ったと思ったら、、そんなに寝相悪かったのかな?
若干不安になりながら要を見上げる。
「あ、ごめん。」
さらに要が謝るから、ほんとに寝相が悪かったみたいだ、、「いや、俺の方こそごめん、、」
1人で少し落ち込む。
「お疲れ様です。」
微笑みながら透先輩がやってきた。
「お疲れ様です!やっぱり速いですね、透先輩。」
「ふふ、よく意外だって言われます。
これでも運動は得意な方なんですよ。」
意外だ!静かに本読んでそうなのに、、
「本を読むのも好きですよ。」
「え、俺いま、?、」
「顔に書いてありました。ふふっ」
そう言っておちゃめに微笑む透先輩。
読まれてしまった、、そう思いながらも透先輩の新しい一面を見れた気がする。
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