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6話
しおりを挟む美月は「僕も、そろそろバイトでもしないとねー」と言っていた。
俺は「美月は働かなくてもいい、俺が面倒見るから」と言っていた。
美月は「えっ?やっぱり亨さんは僕の事を好きなんでしょう?」と聞いていた。
俺は「女としか付き合った事ないし、まさか男の美月を好きになるなんてあり得ない~」と答えていた。
美月は「じゃあ何でキスをするの?何で僕を所有するの?僕だって女性としか付き合った事ないよー」と泣いていた。
俺は(もう、ダメだ~せめてキスだけでも)と思っていた。
俺は「美月ゴメン、キスだけでもいいから」と美月にキスをしていた。
美月は、それ以上は許してくれなかった。
(可愛い顔しているのにサドなのか?)
俺と美月はプラトニック・ラブの関係だ。
キス以上は美月は許してくれない。
俺も女が好きなのに美月を好きで堪らない。
美月との、この生活が心地よい。
(なぜ男の美月を好きになってしまったんだ?)
俺は美月を好きすぎる。
もう、この衝動を抑えられないでいる。
完
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