覚醒待ちの最弱冒険者はあらゆる不運を打ち破る

 魔王により壊滅させられた国に遠征していた聖者エリルは、壊滅都市で拾った呪いの腕輪を浄化目的で身に着ける。しかし暴発した魔法で腕輪を失くしたうえ、気づいたら自分の名前以外の全ての記憶を失った状態で見知らぬ王都の路地に倒れていた。
 それから月日が経ち、エリルは保護してくれた路地裏ギルドで召喚されて来た人たちを送還するという不思議な力を用いて生計を立てていた。
 しかし路地裏ギルドに出入りした兵士に興味を持たれ、王城に連れて行かれてしまう。そこで国王によって勇者送還を命じられ、かろうじて勇者の送還に成功するエリルだったが、魔力渦の歪みに巻き込まれる。意識を取り戻すエリルに対し、勝手に城に忍び込んだとして城から追い出されてしまうのだった。
「おれが少年に見えるだって? 冗談にしては……ま、まさか!?」

 不運にも聖者の記憶が失われ転生によって少年となったエリルは、最弱な自分を知りながら新たな人生を歩み始める。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,158 位 / 192,158件 ファンタジー 44,588 位 / 44,588件

あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

勇者(俺)いらなくね?

弱力粉
ファンタジー
異世界で俺強えええとハーレムを目指す勇者だった... が、能力が発動しなかったり、物理的にハーレムを禁じられたりと、何事も思ったように行かない。 一般人以下の身体能力しか持ち合わせていない事に気づく勇者だったが、それでも魔王討伐に駆り出される。 個性的なパーティーメンバーたちに振り回されながら、それでも勇者としての務めを果たそうとする。これは、そんな最弱勇者の物語。

旦那様、離縁の申し出承りますわ

ブラウン
恋愛
「すまない、私はクララと生涯を共に生きていきたい。離縁してくれ」 大富豪 伯爵令嬢のケイトリン。 領地が災害に遭い、若くして侯爵当主なったロイドを幼少の頃より思いを寄せていたケイトリン。ロイド様を助けるため、性急な結婚を敢行。その為、旦那様は平民の女性に癒しを求めてしまった。この国はルメニエール信仰。一夫一妻。婚姻前の男女の行為禁止、婚姻中の不貞行為禁止の厳しい規律がある。旦那様は平民の女性と結婚したいがため、ケイトリンンに離縁を申し出てきた。 旦那様を愛しているがため、旦那様の領地のために、身を粉にして働いてきたケイトリン。 その後、階段から足を踏み外し、前世の記憶を思い出した私。 離縁に応じましょう!未練なし!どうぞ愛する方と結婚し末永くお幸せに! *女性軽視の言葉が一部あります(すみません)

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。

藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった…… 結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。 ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。 愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。 *設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 *全16話で完結になります。 *番外編、追加しました。

頭痛持ちの記憶喪失少女は冒険者を目指す〜赤い輝石〜

ファンタジー
幼いときの記憶のないリリアは、ドームの隅にある山小屋で婆様とひっそりと暮らしていた。 だが病気で婆様を亡くし一人になってしまう。 彼女には他に身よりはなく、そのままひっそりと山小屋で暮らしていくはずだったのだが… 2日後に頭に強烈な痛みを感じ始める。 婆様のように何らかの病におかされてしまったのではないかと不安になったリリアは、治療にかかるためのお金を稼ぐべく、ドーム内にある最も栄えた街にある冒険者養成所へと向かうのだった。 頭痛の原因や失われた記憶。 冒険と彼女の成長、そして恋愛要素もかけていけたらなと思っています。 主人公の名前を変更しました。 2020/01/22 タイトル変更しました。 カクヨムなどにも重複掲載中です。

王が気づいたのはあれから十年後

基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。 妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。 仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。 側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。 王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。 王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。 新たな国王の誕生だった。

通りすがりの竜騎士っすけど、何か?

ペケペケ
ファンタジー
竜騎士を職業とする少年、アルフレッド・ドラグニカと偉大な魔法使いを目指す少女、リリィ・マクスウェルが織りなす最強を目指す夢物語! 最弱の竜騎士と最弱の魔法使いは最強になれるのか!? 尚、激しい戦闘はありません。 戦闘はないと書いてあるが……それは、嘘だ。