229 / 284
第8章 悪役令嬢は知られたくない
19
しおりを挟む
次の日も、実戦魔術の野外授業は朝食作りから始まった。
この日は最初から、私とリリーが他のテントグループを手伝う事に決めた。
だけど「手伝いましょうか?」と、あるグループに声をかけた時に(しまった・・・)と後悔した。そこはマーリンのいるグループだったからだ。案の定、
「結構よ!」
の一言で断られてしまった。
他のメンバーはすがる様な目で私を見て来たけど、マーリンがそう言うからには手を出す訳にはいかない。私はしおしおと他のグループの所へ声をかけに行った。
そしてその日は思わぬ事件が色々と起こることとなる。
今日の授業は5人一組の6グループがまず作られた。
この組み分けもレブナン先生の采配で行われたが、やはり絶妙な組み分けで、昨日と同じように魔力の強い者が均等に6グループに振り分けられていた。
だけど私は、先生のこの組み分けに納得できなかった。
昨日のような対戦の時は良いが、今日みたいに5人組で実戦的に訓練するのなら違う分け方が良いと思ったのだ。それに、
(やっぱりディーンとマーリンは一緒なんだ・・・)
5人組でもディーンとマーリンは同じチームになっていた。
レブナン先生は2人をくっつけたがってるのだろうか?。それともこの世界がゲームに準じようとしているのか?。
そんな風に疑ってしまいたくなる。
ディーンの組には他に、女生徒2名と男子生徒が1名。
女生徒達は何やらディーンに必死に話しかけていた。そしてマーリンが女生徒達とディーンの間に割って入り、少しもめている様に見えるた。
(おいおい、大丈夫なの?)
だけどディーンはあまり気にしていないようだった。
「さぁ!。今日はこのグループで対抗戦をするぞ!。それぞれのグループにシールドが出来る人を配置してあるから安心しろ。戦闘時間は10分!」
レブナン先生は今日も楽しそうに説明を始めた。
「作戦会議の時間を20分あげるから、その間にどう戦うか考えるんだ!」
(そうか、相手グループの性格も考えて戦わないといけないもんね)
レブナン先生はオタクかもしれないけど、授業自体はちゃんとしてるのだ。
最初の対決はトラヴィスのいるAグループとクラークとレティシアのいるBグループだった。
「はじめ!」
先生の掛け声で戦闘が始まる。
(おお!。両方ともがんばれ!)
Bグループはクラークがシールドを張って、レティシアや他の者が攻撃や回復をするというバランスの良さそうな組だった。
Aグループはトラヴィス以外強い者が居ない。さすがに不利かと思ったのだけど、いかんせんトラヴィスが化け物だった。
彼はシールドを全員に張りつつ、さらに自分も攻撃するという離れ業をやってのけた。
そして氷魔術が得意なレティシアに対し、圧倒的な魔力差の炎の魔術を繰り出したのだ。
トラヴィスの炎は相手からの攻撃を全て飲み込みながら、Bグループに襲い掛かった。もちろんクラークのシールドで防御は出来たが・・・、
「勝者Aグループ!」
10分後、レブナン先生はそう叫んだ。
(結局トラヴィス対クラークとレティじゃん)
それにこう言ってはなんだけど、他の生徒が雑魚過ぎる。これで戦闘訓練になるのかな?と思ったけど、レブナン先生は上機嫌だ。
「さすがはトラヴィス殿下!。レティシアさんの攻撃も良かったけど殿下にはかないませんな」
トラヴィスは薄く笑って軽く頭を下げた。そしてレブナン先生が次の組に号令をかけようとしたところで、彼は先生に声をかけた。
「レブナン先生。少し提案があるのですが?」
「ん?何かな?」
「このグループ分けだと、魔力量の少ない者には訓練になりません。組分けを変えた方が良いと思います」
「た、確かに・・・う~む」
先生は腕を組んで考え込んだ。
(やっぱり、ねーさんもそう思ったか)
もしかしたら先生以外は、皆そう思ってるかもしれない。
ルブナン先生は自分の額を軽くたたいて、
「殿下達の魔術の素晴らしさに目を奪われて、他の生徒の事を失念していたな・・・。よし、今から組み分けを考え直そう!」
どうやらありがたい事に、レブナン先生は柔軟な考え方が出来る人のようだ。
するとトラヴィスが見惚れる程のあでやかな笑みを浮かべて、
「でしたら、あそこで見学しているアリアナ嬢に良い案があるみたいですよ」
と言い出した。
「え?」
(はぁ!?)
「ほほう!。アリアナさんはわが学園きっての才媛と噂されてる。ぜひ話を聞かせて欲しいなっ!?」
ルブナン先生が鼻息荒く、私に詰め寄ってきた。
「え、い、いえいえ、私なんかただの素人で」
「いや!。私は生徒の意見は広く聞くべきだと思っている。さあ!提案してくれたまえっ」
どうもルブナン先生は柔軟過ぎる人のようだった・・・。
「は、はぁ・・では」
(知らないよ。本当に素人考えだからね)
トラヴィスは先生の後ろでニヤニヤ笑いながら成り行きを見ている。
いまいましい気持ちで、私は昨日から見ていて思った事を説明した。
「え~っと、まず魔力や魔術のレベルの高い人で各グループに振り分けるのでは無くて、その人達だけでチームを作るのはどうですか?」
「え?しかしそれだと弱いチームは絶対に勝てないぞ」
「はい。だからレベルを3つぐらいに分けて、それぞれのレベルの同士で訓練したらどうでしょう?」
(一般生徒と攻略者達をぶつけるのは絶対無理があるもんね)
するとルブナン先生は、
「なるほど・・・だがそうなると、それぞれのレベルで2チームずつしか作れないな」
と言うので、
「5人にこだわらなくて良いのじゃ無いですか?。それぞれの魔力量や魔術の適正に合わせてチームを作れば良いと思います」
「ふむ・・・では君ならどういうグループにする?」
(え?そこまで聞くの?)
「ええとですね・・・」
私は素早く頭の中で組み合わせを作った。
この日は最初から、私とリリーが他のテントグループを手伝う事に決めた。
だけど「手伝いましょうか?」と、あるグループに声をかけた時に(しまった・・・)と後悔した。そこはマーリンのいるグループだったからだ。案の定、
「結構よ!」
の一言で断られてしまった。
他のメンバーはすがる様な目で私を見て来たけど、マーリンがそう言うからには手を出す訳にはいかない。私はしおしおと他のグループの所へ声をかけに行った。
そしてその日は思わぬ事件が色々と起こることとなる。
今日の授業は5人一組の6グループがまず作られた。
この組み分けもレブナン先生の采配で行われたが、やはり絶妙な組み分けで、昨日と同じように魔力の強い者が均等に6グループに振り分けられていた。
だけど私は、先生のこの組み分けに納得できなかった。
昨日のような対戦の時は良いが、今日みたいに5人組で実戦的に訓練するのなら違う分け方が良いと思ったのだ。それに、
(やっぱりディーンとマーリンは一緒なんだ・・・)
5人組でもディーンとマーリンは同じチームになっていた。
レブナン先生は2人をくっつけたがってるのだろうか?。それともこの世界がゲームに準じようとしているのか?。
そんな風に疑ってしまいたくなる。
ディーンの組には他に、女生徒2名と男子生徒が1名。
女生徒達は何やらディーンに必死に話しかけていた。そしてマーリンが女生徒達とディーンの間に割って入り、少しもめている様に見えるた。
(おいおい、大丈夫なの?)
だけどディーンはあまり気にしていないようだった。
「さぁ!。今日はこのグループで対抗戦をするぞ!。それぞれのグループにシールドが出来る人を配置してあるから安心しろ。戦闘時間は10分!」
レブナン先生は今日も楽しそうに説明を始めた。
「作戦会議の時間を20分あげるから、その間にどう戦うか考えるんだ!」
(そうか、相手グループの性格も考えて戦わないといけないもんね)
レブナン先生はオタクかもしれないけど、授業自体はちゃんとしてるのだ。
最初の対決はトラヴィスのいるAグループとクラークとレティシアのいるBグループだった。
「はじめ!」
先生の掛け声で戦闘が始まる。
(おお!。両方ともがんばれ!)
Bグループはクラークがシールドを張って、レティシアや他の者が攻撃や回復をするというバランスの良さそうな組だった。
Aグループはトラヴィス以外強い者が居ない。さすがに不利かと思ったのだけど、いかんせんトラヴィスが化け物だった。
彼はシールドを全員に張りつつ、さらに自分も攻撃するという離れ業をやってのけた。
そして氷魔術が得意なレティシアに対し、圧倒的な魔力差の炎の魔術を繰り出したのだ。
トラヴィスの炎は相手からの攻撃を全て飲み込みながら、Bグループに襲い掛かった。もちろんクラークのシールドで防御は出来たが・・・、
「勝者Aグループ!」
10分後、レブナン先生はそう叫んだ。
(結局トラヴィス対クラークとレティじゃん)
それにこう言ってはなんだけど、他の生徒が雑魚過ぎる。これで戦闘訓練になるのかな?と思ったけど、レブナン先生は上機嫌だ。
「さすがはトラヴィス殿下!。レティシアさんの攻撃も良かったけど殿下にはかないませんな」
トラヴィスは薄く笑って軽く頭を下げた。そしてレブナン先生が次の組に号令をかけようとしたところで、彼は先生に声をかけた。
「レブナン先生。少し提案があるのですが?」
「ん?何かな?」
「このグループ分けだと、魔力量の少ない者には訓練になりません。組分けを変えた方が良いと思います」
「た、確かに・・・う~む」
先生は腕を組んで考え込んだ。
(やっぱり、ねーさんもそう思ったか)
もしかしたら先生以外は、皆そう思ってるかもしれない。
ルブナン先生は自分の額を軽くたたいて、
「殿下達の魔術の素晴らしさに目を奪われて、他の生徒の事を失念していたな・・・。よし、今から組み分けを考え直そう!」
どうやらありがたい事に、レブナン先生は柔軟な考え方が出来る人のようだ。
するとトラヴィスが見惚れる程のあでやかな笑みを浮かべて、
「でしたら、あそこで見学しているアリアナ嬢に良い案があるみたいですよ」
と言い出した。
「え?」
(はぁ!?)
「ほほう!。アリアナさんはわが学園きっての才媛と噂されてる。ぜひ話を聞かせて欲しいなっ!?」
ルブナン先生が鼻息荒く、私に詰め寄ってきた。
「え、い、いえいえ、私なんかただの素人で」
「いや!。私は生徒の意見は広く聞くべきだと思っている。さあ!提案してくれたまえっ」
どうもルブナン先生は柔軟過ぎる人のようだった・・・。
「は、はぁ・・では」
(知らないよ。本当に素人考えだからね)
トラヴィスは先生の後ろでニヤニヤ笑いながら成り行きを見ている。
いまいましい気持ちで、私は昨日から見ていて思った事を説明した。
「え~っと、まず魔力や魔術のレベルの高い人で各グループに振り分けるのでは無くて、その人達だけでチームを作るのはどうですか?」
「え?しかしそれだと弱いチームは絶対に勝てないぞ」
「はい。だからレベルを3つぐらいに分けて、それぞれのレベルの同士で訓練したらどうでしょう?」
(一般生徒と攻略者達をぶつけるのは絶対無理があるもんね)
するとルブナン先生は、
「なるほど・・・だがそうなると、それぞれのレベルで2チームずつしか作れないな」
と言うので、
「5人にこだわらなくて良いのじゃ無いですか?。それぞれの魔力量や魔術の適正に合わせてチームを作れば良いと思います」
「ふむ・・・では君ならどういうグループにする?」
(え?そこまで聞くの?)
「ええとですね・・・」
私は素早く頭の中で組み合わせを作った。
25
お気に入りに追加
425
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
悪役令嬢は二度も断罪されたくない!~あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?~
イトカワジンカイ
恋愛
(あれって…もしや断罪イベントだった?)
グランディアス王国の貴族令嬢で王子の婚約者だったアドリアーヌは、国外追放になり敵国に送られる馬車の中で不意に前世の記憶を思い出した。
「あー、小説とかでよく似たパターンがあったような」
そう、これは前世でプレイした乙女ゲームの世界。だが、元社畜だった社畜パワーを活かしアドリアーヌは逆にこの世界を満喫することを決意する。
(これで憧れのスローライフが楽しめる。ターシャ・デューダのような自給自足ののんびり生活をするぞ!)
と公爵令嬢という貴族社会から離れた”平穏な暮らし”を夢見ながら敵国での生活をはじめるのだが、そこはアドリアーヌが断罪されたゲームの続編の世界だった。
続編の世界でも断罪されることを思い出したアドリアーヌだったが、悲しいかな攻略対象たちと必然のように関わることになってしまう。
さぁ…アドリアーヌは2度目の断罪イベントを受けることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができるのか!?
「あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?」
※ファンタジーなので細かいご都合設定は多めに見てください(´・ω・`)
※小説家になろう、ノベルバにも掲載
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
転生したら大好きな乙女ゲームの世界だったけど私は妹ポジでしたので、元気に小姑ムーブを繰り広げます!
つなかん
ファンタジー
なんちゃってヴィクトリア王朝を舞台にした乙女ゲーム、『ネバーランドの花束』の世界に転生!? しかし、そのポジションはヒロインではなく少ししか出番のない元婚約者の妹! これはNTRどころの騒ぎではないんだが!
第一章で殺されるはずの推しを救済してしまったことで、原作の乙女ゲーム展開はまったくなくなってしまい――。
***
黒髪で、魔法を使うことができる唯一の家系、ブラッドリー家。その能力を公共事業に生かし、莫大な富と権力を持っていた。一方、遺伝によってのみ継承する魔力を独占するため、下の兄弟たちは成長速度に制限を加えられる負の側面もあった。陰謀渦巻くパラレル展開へ。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる