223 / 284
第8章 悪役令嬢は知られたくない
13
しおりを挟む
「どうしてアリアナの前に聖女ヘンルーカが現れたのか、またエンリル皇妃は何故アンファエルンを操って闇の組織を弾圧したのか・・・謎だらけだが、分かった事もある」
トラヴィスはローズの手記を開いた。
「ここに書いてある文章・・・『私達にはライナスが必要だ。その為にも私達はエンリルの力に頼らざるを得ない。あの魔術を使えるのはエンリルだけなのだから』と言う部分。そして『儀式は成功した』という言葉。これについて、皆はどう思う?」
トラヴィスの問いに、皆は困惑の表情を浮かべた。
そりゃそうだろう。それだけじゃ普通は何も分からないよね。だけど、
(トラヴィスは気づいたんだ)
私にはトラヴィスが何を言いたいのか分かっていた。そしてそれを聞きたくなかった。
トラヴィスは黒い本を開く。
「これは、ここに書かれている魔術の中で一番の禁術・・・いや、邪法と言っても良いかもな。その方法が書かれてある」
「邪法・・・ですか?」
リリーが眉をひそめた。
クリフは本を覗きこんでトラヴィスが指さす言葉を読んだ。
「肉体を離れし精神を呼び戻す儀式?。これは・・・」
どう言う魔術なのかとクリフが問う前に、重々しい口調でトラヴィスが言った。
「つまりは、死んだものを生き返らせる魔術と言う事だ」
皆は驚愕に言葉が出ないようだった。
それともそんな魔術の存在を信じられないと思ったからだろうか。
トラヴィスは言葉を重ねた。
「しかもこの方法はかなりおぞましいぞ。生き返らせると言っても、ここに書いてある通り精神だけなんだ」
「どう言う事でしょう?。精神だけ生き返るんですか?。どうやって・・・?」
とミリアが意味が分からないと言う風に問うた。トラヴィスは頷きながら黒い本を指さした。
「見てごらん。ここに儀式の手順が書かれているだろう。・・・まず第一に精神を呼び戻すにはその入れ物を用意しなくてはいけない」
「入れ物?」
「ああ、要するに別の肉体だ。誰か他人の身体を精神の入れ物として使うんだ」
「なっ!?」
ミリアとリリーの顔が青ざめた。クリフとディーンも顔をしかめている。
だがトラヴィスはそのまま本を読み進めた。
「・・・肉体が滅びゆく精神を、精神魔術の技法にて輪廻の輪に入る前に捕縛する。次に準備した肉体へと移動させ定着させる・・・とある。つまり年老いたか、病気や怪我で死にかけている人間の精神を、別の人間の身体に入れ替えるという事だ」
「そんな!・・・ではその、入れ物にされた人の精神はどうなるのですか?」
リリーが震える声で聞いた。トラヴィスは首を振って、
「いや、新しく入ってきた精神によって追い出される。そう言う儀式なんだ。それに一つの身体に二つの精神は相いれないだろう。追い出された精神はすなわち死だ。どうだ?間違いなく邪法だろう?」
そう言って黒い本を閉じた。
私は身体の震えが止まらなかった。
(嫌だ・・・やっぱりこの話は・・・)
ディーンが私を見ている。私は必死で平静を装うとした。
トラヴィスは皆の顔を見回すと、
「ローズ達、闇の組織はライナスを蘇らせる事に成功したのだと思う」
確信した口調でそう言った。
「蘇ったライナスの力で闇の組織はアンファエルンの追跡から逃れた。儀式を行ったのは皇妃になる前のエンリル。手記にあったようにエンリルは恐ろしい程の精神魔術の使い手だった。恐らくこの儀式を成功できるのは彼女だけだったのだろう」
「しかし、エンリル皇妃がライナスを蘇らせたのだとしたら、やはりアンファエルン皇帝を操って闇の組織を弾圧し続けたのと矛盾を感じます」
ディーンの言葉に私も心の中で同意した。
(確かにそうなんだよね・・・)
エンリルの意図がいまいち掴めない。
トラヴィスは両腕を組んで溜息をついた
「エンリル皇妃が何を狙っていたのか、今となっては分からないさ。遥か昔の事だからな。だがここ数年、闇の組織が活性化しているのは間違いない。それにはきっと何か理由があるはずなんだ」
そこで一旦トラヴィスは言葉を切った。そして
「恐らくイーサンはライナスの血筋の者だと思う」
確信を持った声でそう言った。
「二人とも強力な闇の魔術の使い手ですものね」
ミリアが同意を唱え、皆も頷いている。
「問題はこの手記だけじゃ、イーサンが探している闇の組織の神殿がどこか分からない事だな。紫水晶の洞窟と言う言葉だけじゃ、どこにあるのかがさっぱり分からない」
トラヴィスが困ったように言った後、私はそっと手を上げた。
「あのぉ・・・その洞窟、心当たりがあります」
そう言うとクリフがハッとしたように私の方を見た。私は無言で彼にコクリとして、
「うちの・・・コールリッジ家の領にある別荘の近くにある洞窟だと思います。滝の裏にあるんです」
ミリアが驚いて
「え!?あのイルクァーレの滝の事ですか?。恋人の伝説のある・・・そう言えば水晶が沢山ありましたね?」
「奥に行くと紫水晶も結構あると聞きました。それにあの洞窟は見た目よりも深くて、一番奥までは誰も入った事が無いんです。それにうちの別荘が作られたのは父の代になってからなので、伝説の滝の辺りはあまり人が踏み入る場所じゃなかったそうです」
それが今は結構な観光地になっている。伝説を聞いた父と母が滝で出会って結婚し、別荘が建てられて、さらに滝までの遊歩道が敷かれたのだ。
トラヴィスは考えながら、
「調査する価値はありそうだな。だが・・・どうするか」
(洞窟を調べるのは簡単じゃ無いもんね。中で闇の組織の人間と鉢合わせする可能性もあるし)
「よろしければ夏休みにでも、うちの別荘へ調査にいらしてください」
「ああ、だけど夏休みまで悠長にしていられないかもな」
トラヴィスの言葉の端になんとなく不穏な気配を感じた。
トラヴィスはローズの手記を開いた。
「ここに書いてある文章・・・『私達にはライナスが必要だ。その為にも私達はエンリルの力に頼らざるを得ない。あの魔術を使えるのはエンリルだけなのだから』と言う部分。そして『儀式は成功した』という言葉。これについて、皆はどう思う?」
トラヴィスの問いに、皆は困惑の表情を浮かべた。
そりゃそうだろう。それだけじゃ普通は何も分からないよね。だけど、
(トラヴィスは気づいたんだ)
私にはトラヴィスが何を言いたいのか分かっていた。そしてそれを聞きたくなかった。
トラヴィスは黒い本を開く。
「これは、ここに書かれている魔術の中で一番の禁術・・・いや、邪法と言っても良いかもな。その方法が書かれてある」
「邪法・・・ですか?」
リリーが眉をひそめた。
クリフは本を覗きこんでトラヴィスが指さす言葉を読んだ。
「肉体を離れし精神を呼び戻す儀式?。これは・・・」
どう言う魔術なのかとクリフが問う前に、重々しい口調でトラヴィスが言った。
「つまりは、死んだものを生き返らせる魔術と言う事だ」
皆は驚愕に言葉が出ないようだった。
それともそんな魔術の存在を信じられないと思ったからだろうか。
トラヴィスは言葉を重ねた。
「しかもこの方法はかなりおぞましいぞ。生き返らせると言っても、ここに書いてある通り精神だけなんだ」
「どう言う事でしょう?。精神だけ生き返るんですか?。どうやって・・・?」
とミリアが意味が分からないと言う風に問うた。トラヴィスは頷きながら黒い本を指さした。
「見てごらん。ここに儀式の手順が書かれているだろう。・・・まず第一に精神を呼び戻すにはその入れ物を用意しなくてはいけない」
「入れ物?」
「ああ、要するに別の肉体だ。誰か他人の身体を精神の入れ物として使うんだ」
「なっ!?」
ミリアとリリーの顔が青ざめた。クリフとディーンも顔をしかめている。
だがトラヴィスはそのまま本を読み進めた。
「・・・肉体が滅びゆく精神を、精神魔術の技法にて輪廻の輪に入る前に捕縛する。次に準備した肉体へと移動させ定着させる・・・とある。つまり年老いたか、病気や怪我で死にかけている人間の精神を、別の人間の身体に入れ替えるという事だ」
「そんな!・・・ではその、入れ物にされた人の精神はどうなるのですか?」
リリーが震える声で聞いた。トラヴィスは首を振って、
「いや、新しく入ってきた精神によって追い出される。そう言う儀式なんだ。それに一つの身体に二つの精神は相いれないだろう。追い出された精神はすなわち死だ。どうだ?間違いなく邪法だろう?」
そう言って黒い本を閉じた。
私は身体の震えが止まらなかった。
(嫌だ・・・やっぱりこの話は・・・)
ディーンが私を見ている。私は必死で平静を装うとした。
トラヴィスは皆の顔を見回すと、
「ローズ達、闇の組織はライナスを蘇らせる事に成功したのだと思う」
確信した口調でそう言った。
「蘇ったライナスの力で闇の組織はアンファエルンの追跡から逃れた。儀式を行ったのは皇妃になる前のエンリル。手記にあったようにエンリルは恐ろしい程の精神魔術の使い手だった。恐らくこの儀式を成功できるのは彼女だけだったのだろう」
「しかし、エンリル皇妃がライナスを蘇らせたのだとしたら、やはりアンファエルン皇帝を操って闇の組織を弾圧し続けたのと矛盾を感じます」
ディーンの言葉に私も心の中で同意した。
(確かにそうなんだよね・・・)
エンリルの意図がいまいち掴めない。
トラヴィスは両腕を組んで溜息をついた
「エンリル皇妃が何を狙っていたのか、今となっては分からないさ。遥か昔の事だからな。だがここ数年、闇の組織が活性化しているのは間違いない。それにはきっと何か理由があるはずなんだ」
そこで一旦トラヴィスは言葉を切った。そして
「恐らくイーサンはライナスの血筋の者だと思う」
確信を持った声でそう言った。
「二人とも強力な闇の魔術の使い手ですものね」
ミリアが同意を唱え、皆も頷いている。
「問題はこの手記だけじゃ、イーサンが探している闇の組織の神殿がどこか分からない事だな。紫水晶の洞窟と言う言葉だけじゃ、どこにあるのかがさっぱり分からない」
トラヴィスが困ったように言った後、私はそっと手を上げた。
「あのぉ・・・その洞窟、心当たりがあります」
そう言うとクリフがハッとしたように私の方を見た。私は無言で彼にコクリとして、
「うちの・・・コールリッジ家の領にある別荘の近くにある洞窟だと思います。滝の裏にあるんです」
ミリアが驚いて
「え!?あのイルクァーレの滝の事ですか?。恋人の伝説のある・・・そう言えば水晶が沢山ありましたね?」
「奥に行くと紫水晶も結構あると聞きました。それにあの洞窟は見た目よりも深くて、一番奥までは誰も入った事が無いんです。それにうちの別荘が作られたのは父の代になってからなので、伝説の滝の辺りはあまり人が踏み入る場所じゃなかったそうです」
それが今は結構な観光地になっている。伝説を聞いた父と母が滝で出会って結婚し、別荘が建てられて、さらに滝までの遊歩道が敷かれたのだ。
トラヴィスは考えながら、
「調査する価値はありそうだな。だが・・・どうするか」
(洞窟を調べるのは簡単じゃ無いもんね。中で闇の組織の人間と鉢合わせする可能性もあるし)
「よろしければ夏休みにでも、うちの別荘へ調査にいらしてください」
「ああ、だけど夏休みまで悠長にしていられないかもな」
トラヴィスの言葉の端になんとなく不穏な気配を感じた。
24
お気に入りに追加
425
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
悪役令嬢は二度も断罪されたくない!~あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?~
イトカワジンカイ
恋愛
(あれって…もしや断罪イベントだった?)
グランディアス王国の貴族令嬢で王子の婚約者だったアドリアーヌは、国外追放になり敵国に送られる馬車の中で不意に前世の記憶を思い出した。
「あー、小説とかでよく似たパターンがあったような」
そう、これは前世でプレイした乙女ゲームの世界。だが、元社畜だった社畜パワーを活かしアドリアーヌは逆にこの世界を満喫することを決意する。
(これで憧れのスローライフが楽しめる。ターシャ・デューダのような自給自足ののんびり生活をするぞ!)
と公爵令嬢という貴族社会から離れた”平穏な暮らし”を夢見ながら敵国での生活をはじめるのだが、そこはアドリアーヌが断罪されたゲームの続編の世界だった。
続編の世界でも断罪されることを思い出したアドリアーヌだったが、悲しいかな攻略対象たちと必然のように関わることになってしまう。
さぁ…アドリアーヌは2度目の断罪イベントを受けることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができるのか!?
「あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?」
※ファンタジーなので細かいご都合設定は多めに見てください(´・ω・`)
※小説家になろう、ノベルバにも掲載
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
転生したら大好きな乙女ゲームの世界だったけど私は妹ポジでしたので、元気に小姑ムーブを繰り広げます!
つなかん
ファンタジー
なんちゃってヴィクトリア王朝を舞台にした乙女ゲーム、『ネバーランドの花束』の世界に転生!? しかし、そのポジションはヒロインではなく少ししか出番のない元婚約者の妹! これはNTRどころの騒ぎではないんだが!
第一章で殺されるはずの推しを救済してしまったことで、原作の乙女ゲーム展開はまったくなくなってしまい――。
***
黒髪で、魔法を使うことができる唯一の家系、ブラッドリー家。その能力を公共事業に生かし、莫大な富と権力を持っていた。一方、遺伝によってのみ継承する魔力を独占するため、下の兄弟たちは成長速度に制限を加えられる負の側面もあった。陰謀渦巻くパラレル展開へ。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる