96 / 284
第4章 悪役令嬢は目を付けられたくない
16
しおりを挟む
ホールに戻ると、ディーンとリリーのダンスは終わっていた。
「どうする?。俺は飲食スペースに行くけど・・・。」
ダンスに誘われるのが億劫なのだろう。クリフはそう言ったが、
「私は、ちょっと兄を探してきます。グローシアがちゃんと兄と踊れたのか心配なので。」
「大丈夫?」
「もちろんです。誰かに絡まれても、私は気にしませんから。」
クリフが、そう言う意味で聞いたのでは無いと分かっていたが、私はあえて、はぐらかした。
「分かった。じゃ、何かあったら、直ぐ行くから。」
クリフは苦笑しながら離れて行った。
(何かあったらって・・・どうやって分かるんじゃ?。そう言えば、さっきの騒ぎの時も、一番先に助けてくれたけど・・・。)
盗聴器でも仕掛けてんのかな?まさかね。
私は、踊ってる人を眺めながら、ホールの壁際を歩いた。兄を探すと言ったのは、言い訳だった。飲食スペースにはきっとディーンとリリーが居るだろう。何となく、彼らと顔を合わすのが気まずかったのだ。
一瞬の事だったし、ゲームの中の様に、二人が思い合ってるって訳でも無いのだけど、
(あんな風に泣くなんて・・・、まるで二人を見て傷ついたみたいじゃ無いか・・・。)
それは、二人に申し訳ない事だと思った。だって自分は彼らの友人なのだから・・・。
(きっとクリフは、誤解したんだろうなぁ。そりゃそうか・・・。)
だから、別れ際に『大丈夫か?』と聞いたのだ。
(よく考えると、大丈夫じゃないぞ!?。私はアリアナの『恋』を舐めてたかもしれない・・・。)
夏休み、イルクァーレの滝で、アリアナはディーンに別れを告げた。ゲームのアリアナからは考えられない事だ。
(アリアナは、この身体の中で、私が経験する事を一緒に体感している筈・・・。多分、それが彼女を良い方向へ、成長させたんだ。)
でも、アリアナはディーンに自由を返しただけで、彼を想う気持ちが消えた訳では無い。今でも彼にがっつり恋してるとしたら・・・?
「くっそ・・・イーサンめ。私にこんな爆弾、残していきやがって・・・。」
ぼそっと言った呟きが聞こえたのか、隣に居た女子がビクッとした。
「あ、あら失礼、なんでもありませんわ。おほほほほ。」
誤魔化して、急いでその場を離れる。
(もし、イーサンの言った通り、私とアリアナが溶け合って来てるとしたら・・・、彼女の恋が、私の恋になってしまう可能性があるってこと?。もしも・・・、もしも彼女のディーンへの執着が、私の執着になってしまったとしたら・・・。)
サーっと全身から血の気が引く思いがした。
(じょ、冗談じゃない!そんなの絶対駄目だって!。折角ディーンとも友達になって仲よくなれたって言うのに。)
自分がアリアナの様になってしまうとは思わない。思わないが、彼女に引きずられてディーンを好きになるなんて、それは絶対アウトな事だ。そんなのは、ディーンとの友情に対する裏切りだ。
(き、気を付けなくちゃ・・・。ディーンだけは、好きになっちゃいけない。)
だって、アリアナと私、どっちの気持ちか分からないのだから。
そんな考えに没頭しているうちに、私は広いホールを半周くらいしていた。曲が終わって、パートナーチェンジに、辺りはざわざわしている。
ふと、見ると兄のクラークが、真っ赤になっているグローシアの手を取っているのが見えた。良かった。ちゃんとクラークを捕まえる事が出来たようだ。
すると突然、向こうの方でワッと言う、一際大きな歓声が聞こえた。どうやら、さっきのディーンとリリーの様な、ビックカップルが現れたようだ。
(誰だ?どれどれ・・・)
ついつい野次馬根性が出てしまい、人混みをかき分けてみると、そこには長身の金髪の男子と、燃える様な赤い髪の女生徒が手を取り、ダンスを始める所だった。二人ともかなり目立つ美男美女。それに女生徒は、まだ学生とは思えない程、グラマラスだ。
(こ、この二人は、もしかして、皇太子と婚約者のエメライン!?)
二人ともゲーム内では、2部での主要人物だ。皇太子はヒロインの攻略対象だし、エメラインと言えば、1部の悪役令嬢アリアナが退場した後の、本命、本物の悪役令嬢なのだから。
(さすが、二人ともゴージャスだねぇ。それにエメラインってば、さすがの存在感だよ。)
モブの悪役とはえらい違いだ。
設定では、皇太子は、あまりエメラインの事を良く思っていない。隣国の王女である彼女は、気位が高く、時に相手に対して攻撃的になる。
エメラインは光の魔力の持ち主だから、リリーが2年生となった時に、共に聖女候補となる。聖女候補はもう一人いるが、有力なのはリリーとエメラインだ。
聖女となる為の修行の途中、エメラインはリリーに、様々な攻撃を行って来る。そして特に、攻略対象が皇太子トラヴィスとなった場合には、その苛烈さは凄まじくなるのだ。アリアナの嫌がらせなど、彼女に比べたらアリに等しい。
(そりゃ、自分の婚約者を略奪されるってんだもん。そうなるわな。・・・まぁ、アリアナもそうだったけど・・。)
命を狙われる様なイベントも度々発生するから、出来ればリリーにはトラヴィスのルートは避けて欲しいのだが・・・。
(皇太子がねぇ・・・また、完璧王子様だからなぁ。)
攻略対象者の中で、最も身分が高く、能力値も高いトラヴィスは、人気キャラクターだ。ゲームのパッケージでも中心に描かれていたくらいなのだから。
高身長の金髪美形、性格も温厚で爽やか。とにかく完璧君なのである。だから、彼と会ったら、リリーが惹かれないと言う保証はない。というか、可能性は充分ある。
「どうする?。俺は飲食スペースに行くけど・・・。」
ダンスに誘われるのが億劫なのだろう。クリフはそう言ったが、
「私は、ちょっと兄を探してきます。グローシアがちゃんと兄と踊れたのか心配なので。」
「大丈夫?」
「もちろんです。誰かに絡まれても、私は気にしませんから。」
クリフが、そう言う意味で聞いたのでは無いと分かっていたが、私はあえて、はぐらかした。
「分かった。じゃ、何かあったら、直ぐ行くから。」
クリフは苦笑しながら離れて行った。
(何かあったらって・・・どうやって分かるんじゃ?。そう言えば、さっきの騒ぎの時も、一番先に助けてくれたけど・・・。)
盗聴器でも仕掛けてんのかな?まさかね。
私は、踊ってる人を眺めながら、ホールの壁際を歩いた。兄を探すと言ったのは、言い訳だった。飲食スペースにはきっとディーンとリリーが居るだろう。何となく、彼らと顔を合わすのが気まずかったのだ。
一瞬の事だったし、ゲームの中の様に、二人が思い合ってるって訳でも無いのだけど、
(あんな風に泣くなんて・・・、まるで二人を見て傷ついたみたいじゃ無いか・・・。)
それは、二人に申し訳ない事だと思った。だって自分は彼らの友人なのだから・・・。
(きっとクリフは、誤解したんだろうなぁ。そりゃそうか・・・。)
だから、別れ際に『大丈夫か?』と聞いたのだ。
(よく考えると、大丈夫じゃないぞ!?。私はアリアナの『恋』を舐めてたかもしれない・・・。)
夏休み、イルクァーレの滝で、アリアナはディーンに別れを告げた。ゲームのアリアナからは考えられない事だ。
(アリアナは、この身体の中で、私が経験する事を一緒に体感している筈・・・。多分、それが彼女を良い方向へ、成長させたんだ。)
でも、アリアナはディーンに自由を返しただけで、彼を想う気持ちが消えた訳では無い。今でも彼にがっつり恋してるとしたら・・・?
「くっそ・・・イーサンめ。私にこんな爆弾、残していきやがって・・・。」
ぼそっと言った呟きが聞こえたのか、隣に居た女子がビクッとした。
「あ、あら失礼、なんでもありませんわ。おほほほほ。」
誤魔化して、急いでその場を離れる。
(もし、イーサンの言った通り、私とアリアナが溶け合って来てるとしたら・・・、彼女の恋が、私の恋になってしまう可能性があるってこと?。もしも・・・、もしも彼女のディーンへの執着が、私の執着になってしまったとしたら・・・。)
サーっと全身から血の気が引く思いがした。
(じょ、冗談じゃない!そんなの絶対駄目だって!。折角ディーンとも友達になって仲よくなれたって言うのに。)
自分がアリアナの様になってしまうとは思わない。思わないが、彼女に引きずられてディーンを好きになるなんて、それは絶対アウトな事だ。そんなのは、ディーンとの友情に対する裏切りだ。
(き、気を付けなくちゃ・・・。ディーンだけは、好きになっちゃいけない。)
だって、アリアナと私、どっちの気持ちか分からないのだから。
そんな考えに没頭しているうちに、私は広いホールを半周くらいしていた。曲が終わって、パートナーチェンジに、辺りはざわざわしている。
ふと、見ると兄のクラークが、真っ赤になっているグローシアの手を取っているのが見えた。良かった。ちゃんとクラークを捕まえる事が出来たようだ。
すると突然、向こうの方でワッと言う、一際大きな歓声が聞こえた。どうやら、さっきのディーンとリリーの様な、ビックカップルが現れたようだ。
(誰だ?どれどれ・・・)
ついつい野次馬根性が出てしまい、人混みをかき分けてみると、そこには長身の金髪の男子と、燃える様な赤い髪の女生徒が手を取り、ダンスを始める所だった。二人ともかなり目立つ美男美女。それに女生徒は、まだ学生とは思えない程、グラマラスだ。
(こ、この二人は、もしかして、皇太子と婚約者のエメライン!?)
二人ともゲーム内では、2部での主要人物だ。皇太子はヒロインの攻略対象だし、エメラインと言えば、1部の悪役令嬢アリアナが退場した後の、本命、本物の悪役令嬢なのだから。
(さすが、二人ともゴージャスだねぇ。それにエメラインってば、さすがの存在感だよ。)
モブの悪役とはえらい違いだ。
設定では、皇太子は、あまりエメラインの事を良く思っていない。隣国の王女である彼女は、気位が高く、時に相手に対して攻撃的になる。
エメラインは光の魔力の持ち主だから、リリーが2年生となった時に、共に聖女候補となる。聖女候補はもう一人いるが、有力なのはリリーとエメラインだ。
聖女となる為の修行の途中、エメラインはリリーに、様々な攻撃を行って来る。そして特に、攻略対象が皇太子トラヴィスとなった場合には、その苛烈さは凄まじくなるのだ。アリアナの嫌がらせなど、彼女に比べたらアリに等しい。
(そりゃ、自分の婚約者を略奪されるってんだもん。そうなるわな。・・・まぁ、アリアナもそうだったけど・・。)
命を狙われる様なイベントも度々発生するから、出来ればリリーにはトラヴィスのルートは避けて欲しいのだが・・・。
(皇太子がねぇ・・・また、完璧王子様だからなぁ。)
攻略対象者の中で、最も身分が高く、能力値も高いトラヴィスは、人気キャラクターだ。ゲームのパッケージでも中心に描かれていたくらいなのだから。
高身長の金髪美形、性格も温厚で爽やか。とにかく完璧君なのである。だから、彼と会ったら、リリーが惹かれないと言う保証はない。というか、可能性は充分ある。
16
お気に入りに追加
425
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
悪役令嬢は二度も断罪されたくない!~あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?~
イトカワジンカイ
恋愛
(あれって…もしや断罪イベントだった?)
グランディアス王国の貴族令嬢で王子の婚約者だったアドリアーヌは、国外追放になり敵国に送られる馬車の中で不意に前世の記憶を思い出した。
「あー、小説とかでよく似たパターンがあったような」
そう、これは前世でプレイした乙女ゲームの世界。だが、元社畜だった社畜パワーを活かしアドリアーヌは逆にこの世界を満喫することを決意する。
(これで憧れのスローライフが楽しめる。ターシャ・デューダのような自給自足ののんびり生活をするぞ!)
と公爵令嬢という貴族社会から離れた”平穏な暮らし”を夢見ながら敵国での生活をはじめるのだが、そこはアドリアーヌが断罪されたゲームの続編の世界だった。
続編の世界でも断罪されることを思い出したアドリアーヌだったが、悲しいかな攻略対象たちと必然のように関わることになってしまう。
さぁ…アドリアーヌは2度目の断罪イベントを受けることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができるのか!?
「あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?」
※ファンタジーなので細かいご都合設定は多めに見てください(´・ω・`)
※小説家になろう、ノベルバにも掲載
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
転生したら大好きな乙女ゲームの世界だったけど私は妹ポジでしたので、元気に小姑ムーブを繰り広げます!
つなかん
ファンタジー
なんちゃってヴィクトリア王朝を舞台にした乙女ゲーム、『ネバーランドの花束』の世界に転生!? しかし、そのポジションはヒロインではなく少ししか出番のない元婚約者の妹! これはNTRどころの騒ぎではないんだが!
第一章で殺されるはずの推しを救済してしまったことで、原作の乙女ゲーム展開はまったくなくなってしまい――。
***
黒髪で、魔法を使うことができる唯一の家系、ブラッドリー家。その能力を公共事業に生かし、莫大な富と権力を持っていた。一方、遺伝によってのみ継承する魔力を独占するため、下の兄弟たちは成長速度に制限を加えられる負の側面もあった。陰謀渦巻くパラレル展開へ。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる