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2. 魔法って機械を使うの…?
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転生してから2年が経った。
俺はこの世界の言語を理解できるようになっていた。
生前、異世界転生ものの小説を読んでいたとき転生して異世界の言語覚えるのキツくね?ってずっと思っていたが意外といけるものだ。
そう、名前も判明した。
俺の名はレグ・フールだ。
母はラル・フール、父はジル・フール。
生まれた国はジャスモス帝国、あまり今の世界については詳しくないが、不自由ない暮らしができているので問題はないだろう。
帝国と聞くと近代の戦争ばっかりやっている国家のような気もしてくるが、そんなこともなく、普通に現代の日本のような暮らしと変わりない。
俺は積み木のようなおもちゃで遊んだりしているだけだ。
え?魔法の練習?本?
…
まず、魔法は諦めたのだ。
魔法は難しい、いや、難しすぎる。
詠唱すればいいわけではなく、イメージすれば放てるわけでもなく、専用の機械を用いて使うことができる。
昔は魔法陣を使っていたらしいが、科学が発達したことにより魔法の扱いも楽になったらしい。
楽になったとは言え、この機械の使い方なんてものは分からない。
俺は別に機械の専門知識があるわけでもないし、普通の人間が初めて見る機械を見たところで使い方なんてわかるわけがないのだ。
なんでもご都合主義の世界ではない、これが現実なのである。
我が家の庭に置いてある魔法用機械は水を生み出すことができる機械のようである。
これは停電などの非常時のためにあるもので、決して戦闘用であるわけではないようだ。
母が一度使っているのを見たが、案の定使い方はわからなかった。
それで、使えないことは分かったのだが、調べようと思い何回も近づいていると母親に止められるようになってしまった。
俺は魔法の機械を使うことを諦めた。
今のところ魔法を使うには魔法陣か、機械などの媒体を利用する他ないため、魔法も諦めたことになる。
まぁ今は甘んじて受け入れよう。
そして、転生したらお約束の、異世界知識をつけるための本であるが、うちの書斎には父親が入れてくれない。
つまり、俺が読むことができるのは母親が読み聞かせてくれる絵本だけだ。
なのでこの世界についてはあまり分かっていない。
そして、スマートフォンも存在するが触らせてもらえない。
当たり前だが。
悲しいかな。
まぁでも、テレビは見ることができるので、ある程度の情報は手に入れることができる。
ニュースでは今の政策がどうのこうの、芸能人の不倫がどうのこうの、まぁ日本と変わり映えがしない。
ドラマや映画やアニメなどもたまにやっている。
アニメに関しては俺の好みではないなと思った。
なんというかアメリカのアニメみたいだ。
俺は子供向け番組はまっている。
ピタゴラスイッチのようなものや、謎に大人もタメになるようなことをやっている番組もある。
意外と面白いのだ。
ば、馬鹿にするなよ!
俺は2歳児だぞ!
というわけで俺は普通の赤ん坊として育てられている。
…
ある家族の一室で男女が話し込んでいる。
「大丈夫かしら、あの子、全然喋らないし、ずっとテレビを齧り付いて見てるだけなのよ…」
「まぁ、大丈夫だろ、好奇心は旺盛みたいだしな」
「そうね…魔法機に興味津々で目を離したらすぐ触ろうとしてて大変なのよ」
「魔法に興味あるのはいいことじゃないか」
「でも、やっぱり無口なのは心配ね…幼年学校で友達できるかしら…?」
「さぁ?まぁでも大丈夫なんじゃないか?」
「そうね、とりあえず様子を見ましょうか」
レグは自分が何も喋らずにテレビばかり見てるのを心配されてることを知らない。
俺はこの世界の言語を理解できるようになっていた。
生前、異世界転生ものの小説を読んでいたとき転生して異世界の言語覚えるのキツくね?ってずっと思っていたが意外といけるものだ。
そう、名前も判明した。
俺の名はレグ・フールだ。
母はラル・フール、父はジル・フール。
生まれた国はジャスモス帝国、あまり今の世界については詳しくないが、不自由ない暮らしができているので問題はないだろう。
帝国と聞くと近代の戦争ばっかりやっている国家のような気もしてくるが、そんなこともなく、普通に現代の日本のような暮らしと変わりない。
俺は積み木のようなおもちゃで遊んだりしているだけだ。
え?魔法の練習?本?
…
まず、魔法は諦めたのだ。
魔法は難しい、いや、難しすぎる。
詠唱すればいいわけではなく、イメージすれば放てるわけでもなく、専用の機械を用いて使うことができる。
昔は魔法陣を使っていたらしいが、科学が発達したことにより魔法の扱いも楽になったらしい。
楽になったとは言え、この機械の使い方なんてものは分からない。
俺は別に機械の専門知識があるわけでもないし、普通の人間が初めて見る機械を見たところで使い方なんてわかるわけがないのだ。
なんでもご都合主義の世界ではない、これが現実なのである。
我が家の庭に置いてある魔法用機械は水を生み出すことができる機械のようである。
これは停電などの非常時のためにあるもので、決して戦闘用であるわけではないようだ。
母が一度使っているのを見たが、案の定使い方はわからなかった。
それで、使えないことは分かったのだが、調べようと思い何回も近づいていると母親に止められるようになってしまった。
俺は魔法の機械を使うことを諦めた。
今のところ魔法を使うには魔法陣か、機械などの媒体を利用する他ないため、魔法も諦めたことになる。
まぁ今は甘んじて受け入れよう。
そして、転生したらお約束の、異世界知識をつけるための本であるが、うちの書斎には父親が入れてくれない。
つまり、俺が読むことができるのは母親が読み聞かせてくれる絵本だけだ。
なのでこの世界についてはあまり分かっていない。
そして、スマートフォンも存在するが触らせてもらえない。
当たり前だが。
悲しいかな。
まぁでも、テレビは見ることができるので、ある程度の情報は手に入れることができる。
ニュースでは今の政策がどうのこうの、芸能人の不倫がどうのこうの、まぁ日本と変わり映えがしない。
ドラマや映画やアニメなどもたまにやっている。
アニメに関しては俺の好みではないなと思った。
なんというかアメリカのアニメみたいだ。
俺は子供向け番組はまっている。
ピタゴラスイッチのようなものや、謎に大人もタメになるようなことをやっている番組もある。
意外と面白いのだ。
ば、馬鹿にするなよ!
俺は2歳児だぞ!
というわけで俺は普通の赤ん坊として育てられている。
…
ある家族の一室で男女が話し込んでいる。
「大丈夫かしら、あの子、全然喋らないし、ずっとテレビを齧り付いて見てるだけなのよ…」
「まぁ、大丈夫だろ、好奇心は旺盛みたいだしな」
「そうね…魔法機に興味津々で目を離したらすぐ触ろうとしてて大変なのよ」
「魔法に興味あるのはいいことじゃないか」
「でも、やっぱり無口なのは心配ね…幼年学校で友達できるかしら…?」
「さぁ?まぁでも大丈夫なんじゃないか?」
「そうね、とりあえず様子を見ましょうか」
レグは自分が何も喋らずにテレビばかり見てるのを心配されてることを知らない。
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