天使

ゆう

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お家デート

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お家デートって言っちゃったけど、なにしたらいいのかな?

マコさん、私を置いて、コンビニ行っちゃったし、一人待ってるの結構辛いね。

あっ、帰ってきた。

マコ「ゴメン、遅くなっちゃった。」

ユミ「なに、この大量のお菓子やアイス、ジュースまで」

マコ「ユミちゃんの好きなものよくわからなかったから色々買ってきたの。」

可愛いすぎるって。

ユミ「だったら、私も連れてってよ」

マコ「好きな人が部屋で待ってくれてる、シュチュエーションってよくない?」

ユミ「わかる気がする」

マコ「うふふ、さて何します?」

ユミ「まず、チューしたい」

マコ「えっ、まだ11時だよ?」

ユミ「時間、関係あるの?」

マコ「わかんないけど、夜するものじゃないの?」
もう可愛い事言うんだから、我慢できないよ。


ユミ「ウソだよ、お話ししよ」

マコ「えー、う、うん」

ユミ「なに?したかったの?」

マコ「うん、もうなに言わせるの。」

可愛いなぁ、顔赤くして見ているだけで癒されてしまう。

ユミ「する?」

マコ「うん、ちょっとだけ」

抱きしめて軽く、キス。

いいのかナ、私、こんなに天使とキスしても。

年上彼女、天使、優しく、素直、悪いとこ見つかんないや。

マコ「ねぇ、ユミちゃん。一つ聞いていい?」

ユミ「なんでも聞いて。」

マコ「えーっと、あのね、その、」

ユミ「なに?聞きづらいこと?」

マコ「う、うん」

ユミ「マコさんには隠し事なしで行くから、なんでも聞いて。」

マコ「ありがとう。私達って付き合うんだよね?」

ユミ「そうだよ。ってもう付き合ってるでしょ」

マコ「私達が初めて会った日なんだけど、ユミちゃんがお友達の子と話してるの聞こえたの」

ユミ「うん、なんて?」

マコ「ユミちゃんの彼氏がどうのこうのって言ってたのが」

ユミ「あっ。忘れてた。マコさんゴメン。今から電話するね」

ホントに忘れてた、健太の事。私、彼氏いたんだ。
マコさんの事でいっぱいになってた。健太に電話する。
ユミ「あっ、もしもし健太。私、ユミ。私さ、好きな人できたから、別れるね。じゃぁね。」

これでよし。

マコさん唖然としてる。ちょっと泣きそうだけどなぜ?

ユミ「マコさん別れたからこれでいい?」

マコ「ありがとう、でも」

あー、泣いちゃった。

ユミ「でも何?どうしたの?」

マコさん悲しそうに泣いてる。落ち着くのを待とう。

ユミ「大丈夫?」

マコ「ゴメン、私ユミちゃんの事大好きなの、愛しくて仕方ないの。」

ユミ「ありがとう。私も大好きだから。」

マコ「大好きな人に、さっきみたいに簡単に別れを告げられたら悲しいかなって。」

ユミ「ゴメン、自分の事しか考えてなかった。冷たい女って思った?」

マコ「ううん。自分がされたら悲しいって思っただけ。私とユミちゃんは女の子同士だし、いつか別れちゃうのかなって思うと悲しくなった。」

ユミ「別れない、絶対。未来はわからないけどマコさんは心が通じた初めての人なんだもん。この国の法律が変わって同性でも結婚できる日がくるかもしれない。だから一生別れない。」

マコ「心が通じた?ホントに?」

ユミ「マコさん話してくれたよね、私達が出会った日の事。」

マコ「うん。」

ユミ「私を見つけて、来てほしくて、心を込めていらっしゃいませって言ったって」

マコ「うん、ホントにそう思って言ったんだよ」

ユミ「あの時、店内すごくうるさくて、アナウンスもあったと思うけど、ちゃんと私に届いたの」

ユミ「私の耳にじゃなくて、心に届いたの。ホントだよ。あったかいもの感じたんだ。」

マコさん、いつのまにかメガネ外してる。涙拭くのに邪魔だもんね。ってまた泣いてるし。泣き虫のマコさん、可愛い。

マコ「嬉しい、あの時は偶然、お店の方を向いてくれたと思った。」

ユミ「私、今まで普通に男の子を好きになってたの、女の子を好きになったの初めてだった。悩んだよ、私変態かな?って。」

マコ「私はね、今まで人を好きになった事がないの。」

マコ「コンプレックスもあって、人を避けてたの、その私が、あぁ、この子と仲良くなりたいって初めて思った。あの時ホントに強く思ったの。私から何もしてないのに、ただあなたの隣りに座っただけなのに、ユミちゃんから一緒に食べよとか、友達になろうとか、LINE交換とか、全部ユミちゃんが言ってくれたんだ。私が望む事全て叶えてくれたの。」

マコ「これって神様の仕業しか考えられなかったわ」

マコ「私は男とか女とか、あまり気にならないの。人をあまり好きじゃなかったのかもしれない。人を好きになるように神様が起こした奇跡みたいに感じたわ。」

マコさんの話し聞いてて私もいつの間にか涙でぐちゃぐちゃになってた。

私は何も言わず、マコさんをそっと抱きしめた。

マコさんが静かに瞼を閉じた、あぁ、キスしてほしいんだ。そっとくちびるを重ねる。

軽くキスのつもりが、マコさんが私に舌を入れてきた。

もう、ヤダ、気持ち良すぎて変になっちゃう。

ユミ「ねぇ、マコさん、私さぁ、あのねぇ、その。」

マコ「なぁに?どうしたの?」

ユミ「あのね、私ね、」

マコ「もうどうしたの?」

ユミ「私、マコさんと、もっと深く繋がっていきたい。」

マコ「私もユミちゃんとなりたいよ。」

ユミ「ホント?」

マコ「うん。でどうしたらいいの?」

ユミ「正直に言うよ、マコさんとエッチしたいの」

マコ「えっ。. . . .」

ユミ「ダメ?」

ユミ「まだ早いって事だね?」

マコ「違うの、私でもできるのかな?って」

マコ「私も正直に言うね、ホントはね、ユミちゃんとね、そういう事するのに憧れてたの。でも私身体も小さいし、オッパイも子供みたいだし、アソコもツルツルだからユミちゃんがそういう事してくれないんじゃないかなって思ってたの。」

ユミ「私昨日、マコさんの裸みたでしょ、興奮したんだよ、すごく綺麗で、魅力的だった。」

マコ「ホント?私でもできる?」

ユミ「私はマコさんがいいの。」

マコ「嬉しい。」

ユミ「でも・・・」

マコ「でも?」

ユミ「うん、女の子としたことないから自信ないの、マコさんを満足させられるか。」

マコ「私もないよ。どうやるのかもわかんない」

ユミ「そうだよね」

マコ「ユミちゃんと愛を深めるためになんでもしてあげたいの、だから私お勉強するから」

ユミ「お勉強?」

マコ「うん。女の子同士のエッチの仕方の勉強する」

マコさん顔真っ赤にして一生懸命に言ってくれてる、私嬉しい。

ユミ「一緒にお勉強しようよ。」

マコ「うん」

もうダメ、マコさんが可愛いくて愛しくてたまらない。

もうお昼すぎてる、明日はマコさん仕事だよね、夜はダメだよね、どうしよう?

今日したいなぁ、お勉強したい。

ユミ「ねぇマコさん、」

マコ「なぁに?」

ユミ「明日って仕事だよね?」

マコ「明日と明後日はお店自体がお休みなの、オーブンの入れ替えがあるの。」

ユミ「ホント?じゃぁ一緒にいてもいい?」

マコ「うん。今日も泊まっちゃう?」

ユミ「いいの?」

マコ「いいに決まってるでしょ。でもおうちは大丈夫?」

ユミ「電話する。ちょっと待ってて」

すぐに家に電話をした。

うちの親、結構放任主義だね。簡単にOKでた。

私、天使とエッチしちゃうの?キャー、どうしよう、緊張してきた。





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