優子

ゆう

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レズじゃない。

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二人、裸のまま、抱き合って眠った。

目が覚め、目を開ける。目の前に超絶可愛い子が見つめてた。

ユウ、口パクで「おはよ」可愛い。

優子「おはよう、もう起きてたんだ。」

ユウ手話「可愛い、寝顔見てた」

優子「もう、可愛いのはユウだよ。」

こんなイチャイチャ会話ができるなんて嬉しい。

ユウ「朝ごはん用意しようか?」

優子「そうだね、そろそろ母さん帰ってくるし」

トースト、目玉焼き、レタスのサラダ、簡単朝食二人で用意した。

食べ終えた頃、母が帰ってきた。

優子「おかえりなさい」

母「ちゃんと勉強した?」

優子「昨日夜中の2時くらいまでしたよ。」

ユウと私、顔を見合わせてクスって笑った。

母「がんばったね、母さんもう寝るから、遊びに行くなら鍵かけて行ってね。」

ユウ「どこか行く?」

優子「外じゃ、イチャイチャできないからヤダ。ユウどっか行きたいとこある?」

ユウ「あるよ、優子の部屋」

優子「よし、私の部屋で勉強しよう」

ユウ、クシャって笑顔。超可愛い。

部屋に戻って、

ユウ「さて、なんのお勉強するの?」

優子「もちろん、愛について、だよ。」

ユウ「えー、ホントに?」

優子「うん、しよ。キスしたいな。」

ユウ「うん、私もキスしたい」

ベットに座り抱きしめて、そっとくちびるを重ねる。ユウの優しさが流れて込んでくる、そんな優しいキス。

舌を絡める。だんだん激しくなっちゃう。

その時「ピンポーン」チャイムがなった。

ユウ、口パクで「もう!」頬を膨らませる

優子「いいとこだったのにね。ちょっと待ってて。」

私は玄関に急ぐ。

優子「はーい。」

玄関を開けると、転校生の山崎さんだった。

優子「どうしたの?何か用事?」

エリ「あなたとお話ししたかったの。ダメかな?」

優子「今日はダメ、ユウが来てるから。学校じゃダメなの?」

エリ「彼女きてるんだ、泊まったの?」

優子「そうだけど。」

エリ「明後日放課後、時間取れる?」

優子「ユウも一緒でいいなら話し聞くよ。」

エリ「それはちょっと無理かな。」

優子「なんで?」

エリ「・・・」

優子「あなたの話しってユウに関係する事なんだね。じゃぁ、聞かない。二度と話しかけて来ないで。さあ帰って。」

私は玄関を閉めて鍵をかけた。

なんなのあの子、ユウの何知ってるって言うの。

ユウが待ってる部屋に戻ろうとすると廊下にユウが来ていた。

私達の話し聞こえたかな?心配そうな顔してる。

優子「部屋行こ、続きしよ。」

ユウ「明後日、あの子と話しする?」

やっぱり聞こえてたんだ。

優子「しないよ。なんの話しか知らないけど。」

ユウ「私の事でしょ?」

優子「ユウは気にしなくていいから。」

ユウ「ううん、違うの。優子にあの子の話しを聞いてもらいたいの。」

優子「どうして?聞く必要ないよ。」

ユウ「訳は言えないけど、お願い。」

優子「なんで?わかんないよ。」

ユウ「ごめん、今日は帰るね」

優子「ちょっと待ってよ、ユウ、お願いだから
訳教えてよ」

ユウは帰っていった。

私は訳わかんなくなってる。

次の日私はユウのに家に行った。

ユウはいなかった。LINEを送ったけど既読にもならない。どうしたんだろう。心配だ。

一日中、心配で気が変になりそう。

翌朝、ユウを迎えに行った。一緒に学校に行くために。

母親が出て、ユウは熱があるから休みますって言われた。

もうどうしたらいいのかわかんないよ。

私は一人で登校した。

転校生の山崎を見つけた。

私は彼女に怒りを感じてしまった。

彼女を中庭に呼び出した。

優子「今だったら話、聞くけど」

エリ「わかったわ。」

優子「話し長くなる?」

エリ「少し長いかも。」

優子「一限目サボっても大丈夫?」

エリ「いいよ、私も今話したいから。」

優子「ありがとう、話して。」

エリ「私ね、この学校に転校してきた理由がね、前の学校に居れなくなったんだ、なんでかというと、私、女の子しか愛せないの。好きな子に告白して、気持ち悪って言われて振られたんだけど、それが噂になってみんなから変態っで言われ、いじめに合ってたの。この学校に入る事が決まった日に公園にいるあなたと彼女をを見たの、仲良さそうってすぐ思ったわ、手を繋ぎ、見つめ合ってた。あぁ、恋人同士なんだろうなって感じたの。学校に行くとあなたがいるからビックリした。だからあなたに質問したの。あなたは隠さず即答したわ、付き合ってるって。この子真剣に彼女と付き合ってるんだってわかったわ。あなたのその真っ直ぐな気持ちがすごく素敵だなって思ったの。そして、あなたと仲良くなりたいと。」

優子「ちょっと長すぎだよ。でもまぁ、なんとなくわかったよ。友達にはなれるけどそれ以上は無理、私にはユウがいるから。」

エリ「今はそうね。」

優子「今も、これからも、わかった?」

エリ「まぁいいわ、でもあなたみたいな綺麗な子がレズなんて男からしたらもったいないって思うでしょうね。」

優子「言っとくけど、私レズじゃないよ。女の子好きじゃないもん。男も好きじゃないけど。」

エリ「あなた女の子と付き合ってるじゃない?」

優子「付き合ってるよ。女の子が好きなんじゃなくて、ユウが好きなの。ユウが男であろうと、女であろうと関係ないの」

優子「もしユウと別れる事があったとしてもあなたを好きになる事はないよ。」

エリ「私の入る余地はないって事?」

優子「そうだね。」

エリ「私、振られたんだね」

優子「振るとか振られるとかどうでもよくない?私らそんなんじゃないでしょ、種が違うんだから交わらないよ。」

エリ「わかったわ。もうあなたには近づかないから。」

優子「ユウにも近づかないでね。私、許さないよ。」


話しは終わった。結局なんだったんだろう?

よくわかんない。

ユウに会いたい。

LINEしてみよう。

スマホを出して見ると、LINEが一件来てる。すぐ開いて見る。

ユウからだった。

ユウ「優子、会いたい」

それだけだった。

私はすぐ職員室に行き、体調不良で早退すると告げる。

帰り道、ユウにLINEをを送った。

優子「今から、会いに行くよ」

それだけ入れて、私は走った、ユウの家まで。




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