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第18話.ライブ前の不安
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帰宅した俺はベッドに倒れこんだ。
天井を見つめながら色々考えて、いつしか深く眠っていた。
起きると22時を過ぎていた。
携帯を見ると光っていた、確認するとメンバーからのメールが来ていた。
スタジオの確認メールだ!
俺はいつでもよかったので、いつでも大丈夫と返事して外に出ることにした。
外の空気は冷たかったが、俺の心には優しくどことなく安心出来る。
ライブまで後8日、特に不安があるわけでは無いが緊張は少なからずしていた。
そんな事を考えていると、前から歩いて来るやつが。
すぐに誰だかわかった、俺が前に組んでいたバンド「アーサーグレイトアタック」通称AGAのボーカルだったチャーシューだ。
俺とチャーシュー、お巡りさんのハマちゃんの息子ハマケツ、そして西鉄財閥の御曹司テツヤと組んでいたのがAGAだ。
俺がロングアイランドを組む数年前にドームツアーを最後に解散したバンド。
今の俺はこの時の印税で生活している。
チャーシューも俺に気づいたが、お互い目をそらし会話をすること無くすれ違い逆の方へ歩いて行った。
そうあの時と同じように。
あの頃にはもう戻れない。
俺はアテもなく夜を彷徨っている野良犬のように。
初ライブに集中しようと思ってはいたんだよ、思ってはね。
なんとなく家に帰り眠った。
そして次の日からスタジオ漬けの日々が始まり、俺たちは着実に曲を固めてライブ前のスタジオの後
初ライブを楽しみにする4人は酒を飲み夢を語り明日の為に帰ることに。
ただ俺だけは帰らずルビちゃんとの約束の為、待ち合わせの場所に向かった。
待ち合わせ場所に着くとすでにルビちゃんはいた。
俺に気づいたルビちゃんは「Roll man」って息を切らし近寄ってくるなりハグしてきた。
こんなにテンション高い人だったとは知らずちょっと戸惑ったが、とりあえず近くの居酒屋に行くことに。
居酒屋で明日のライブの事を話し、俺が緊張するかもって言うと大爆笑していた。
その笑顔が可愛い。
そろそろ帰ろうって言うと、もう少し飲みたいってルビちゃんが言うのでコンビニに寄って俺のマンションへ
部屋で乾杯をして、俺とルビちゃんは飲み始めたが疲れていたのかルビちゃんが寝てしまった。
俺はライブ前で風邪ひくよって、ルビちゃんを起こしベッドまで連れていき、そのまま寝ることに。
ルビちゃんが横で寝てるのもあって中々眠りにつけない。
その時「Roll man寝ちゃった?」ってルビちゃんの声が!
俺が起きてるよって答えると、ルビちゃんは少し甘えた声で「こっち向いて」って言ってきた。
俺はドキドキしながらルビちゃんの方を向くと、変顔するルビちゃん!
爆笑したけど、俺のドキドキ返してくれって内心思ったよ。
その後もくすぐり地獄などのイタズラが続いた。
そして「いい加減寝ないと」って言ってきたルビちゃんに俺は「全然眠くなくなった」って告げてベッドを出た。
そもそも寝落ちしたのに、なんでそんなに元気なんだ?
不思議なテンションの持ち主だなぁ、って思いながらビールをあけた。
「ねぇルビちゃんも飲む?」
あれ?
返事がない!
俺はベッドのルビちゃんを見ると、もう寝ていた。
寝たんかい?
って、ツッコミを入れたいとこだが、俺もビールを飲んでソファーで寝ることにした。
つづく
天井を見つめながら色々考えて、いつしか深く眠っていた。
起きると22時を過ぎていた。
携帯を見ると光っていた、確認するとメンバーからのメールが来ていた。
スタジオの確認メールだ!
俺はいつでもよかったので、いつでも大丈夫と返事して外に出ることにした。
外の空気は冷たかったが、俺の心には優しくどことなく安心出来る。
ライブまで後8日、特に不安があるわけでは無いが緊張は少なからずしていた。
そんな事を考えていると、前から歩いて来るやつが。
すぐに誰だかわかった、俺が前に組んでいたバンド「アーサーグレイトアタック」通称AGAのボーカルだったチャーシューだ。
俺とチャーシュー、お巡りさんのハマちゃんの息子ハマケツ、そして西鉄財閥の御曹司テツヤと組んでいたのがAGAだ。
俺がロングアイランドを組む数年前にドームツアーを最後に解散したバンド。
今の俺はこの時の印税で生活している。
チャーシューも俺に気づいたが、お互い目をそらし会話をすること無くすれ違い逆の方へ歩いて行った。
そうあの時と同じように。
あの頃にはもう戻れない。
俺はアテもなく夜を彷徨っている野良犬のように。
初ライブに集中しようと思ってはいたんだよ、思ってはね。
なんとなく家に帰り眠った。
そして次の日からスタジオ漬けの日々が始まり、俺たちは着実に曲を固めてライブ前のスタジオの後
初ライブを楽しみにする4人は酒を飲み夢を語り明日の為に帰ることに。
ただ俺だけは帰らずルビちゃんとの約束の為、待ち合わせの場所に向かった。
待ち合わせ場所に着くとすでにルビちゃんはいた。
俺に気づいたルビちゃんは「Roll man」って息を切らし近寄ってくるなりハグしてきた。
こんなにテンション高い人だったとは知らずちょっと戸惑ったが、とりあえず近くの居酒屋に行くことに。
居酒屋で明日のライブの事を話し、俺が緊張するかもって言うと大爆笑していた。
その笑顔が可愛い。
そろそろ帰ろうって言うと、もう少し飲みたいってルビちゃんが言うのでコンビニに寄って俺のマンションへ
部屋で乾杯をして、俺とルビちゃんは飲み始めたが疲れていたのかルビちゃんが寝てしまった。
俺はライブ前で風邪ひくよって、ルビちゃんを起こしベッドまで連れていき、そのまま寝ることに。
ルビちゃんが横で寝てるのもあって中々眠りにつけない。
その時「Roll man寝ちゃった?」ってルビちゃんの声が!
俺が起きてるよって答えると、ルビちゃんは少し甘えた声で「こっち向いて」って言ってきた。
俺はドキドキしながらルビちゃんの方を向くと、変顔するルビちゃん!
爆笑したけど、俺のドキドキ返してくれって内心思ったよ。
その後もくすぐり地獄などのイタズラが続いた。
そして「いい加減寝ないと」って言ってきたルビちゃんに俺は「全然眠くなくなった」って告げてベッドを出た。
そもそも寝落ちしたのに、なんでそんなに元気なんだ?
不思議なテンションの持ち主だなぁ、って思いながらビールをあけた。
「ねぇルビちゃんも飲む?」
あれ?
返事がない!
俺はベッドのルビちゃんを見ると、もう寝ていた。
寝たんかい?
って、ツッコミを入れたいとこだが、俺もビールを飲んでソファーで寝ることにした。
つづく
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