14 / 26
第14話.突然のカミングアウト
しおりを挟む
俺とヒロヤは焼き鳥屋に入った。
店の中はサラリーマンとカップルが多い。
俺たちは奥の角の席に案内された。
席に着くと、ヒロヤが「Roll manは何呑む?」
俺はビールと答え、「ヒロヤは何呑むの」って聞くと。
「コークハイのアルコール抜き。」
ん?
は?
「それってコーラだろう?」
って言うと、「違うばいコークハイのアルコール抜きばい!」
だから、コーラじゃん。w
とりあえず面倒なやり取りはやめて、店員を呼んで注文する事に。
ヒロヤが注文する「こっちの顔が怖い人はビール、俺っちはコークハイのアルコール抜きをよろしくばい。」
店員さんも困った顔で、「コーラでよろしいでしょうか?」って聞き直してきた。
違うよ、「コークハイの」ってとこで「コーラでいいよ。」
って、俺は答えた。
わかりましたって答え店員さんがさがった。
なぜ、その言い方をするのかわからなかったが聞くと長くなりそうなので俺は敢えてスルーする事に。
俺はタバコに火をつけ、ヒロヤに聞く。
さしで話したいことって何?
すると、ヒロヤは「その前に焼き鳥ば頼まんと、Roll manはせっかちじゃけのー!」
「あぁ、そうだね。」
「頼もう。」
そんなもん話しながら頼めよって思ったが、敢えてツッコミは入れずに頼む事にした。
「Roll manとりあえず盛合せば頼もうばい。」
いいタイミングで、ビールとコーラがきた。
そのまま、焼き鳥の盛合せを頼むことに。
店員さんが、「塩とタレどちらになさいますか?」
の質問に!
俺、塩
ヒロヤ、タレ
完全に意見がわかれた。
俺はヒロヤに合わせてタレにしようとしたら、「店員さん塩とタレ両方で盛合せ頼むばい。」
なんか男らしい頼み方だ。w
そしてやっと乾杯をした。
で、「俺と話したいことって何かな?」
「特にない!」
「は?」
「無いのかよ?」
「いや、あるけど。」
「は?」
「どっちだよ?」
「あるけど、大きな声で言えないから」って言うのでテーブルの上に顔を乗り出し聞こうとしたら、
「Roll man近いばい」
ちょっとイラッとした俺は「用事が無いなら帰るぞ」って言うと、ヒロヤが「実は俺っちロングアイランドのドラムと付き合ったんだよ。」
「ん?」
「シノラーと?」
そう聞くと、「そうばい他にドラムがおるとか?」
俺が聞く「話しって、この話?」
ヒロヤが「なんか文句あると?」
って、言うから「無いよ、おめでとう」って言ったら、「あと数分でここに来るから喧嘩せんでくれよ。」
俺は失笑しながら「俺への報告は必要ないから好きにしてくれ」と言ったとき、焼き鳥の盛合せが。
「やっと来た!美味しそうばい、Roll manも食べようばい!」
さっきから「ばいばい」連発してるがヒロヤの育ちは青森だ。
なぜ、「ばい」なのかは不明だ。
俺たちが焼き鳥を食べていると、ヒロシとシノラーが来た。
ヒロシが「Roll man数時間ぶり」って笑って声を掛けて来たのと対象的にシノラーは無言。
なんか嫌な空気が流れたがヒロヤが「2人は何呑むばい?」って場の空気を無視して聞く!
「シノラーはビール、ヒロシはテキーラでいいのか?」
って言うと2人は頷く。
4人の飲み物が揃ったところで改めて乾杯をした。
解散以来久しぶりにロングアイランドのメンバーが揃った。
重たい空気感が3人には合ったが、ヒロヤは関係なしに弾丸トークで話しだす。
そして、2時間半の間聞く側にまわっていたシノラーが聞き疲れたのか落ちた。
そしてヒロヤが、「そろそろ帰ると?」と、聞いてきたので。
俺は「そうだね、帰ろうか?」
その時だ、起きる前に行こうとヒロヤが言いだす。
俺はヒロシを見たら爆笑を堪えてる。
手口は同じだった!
伝票にご馳走様でした!と、書き置きして腕のしたに伝票を置いて俺たちは店をでた。
ヒロシが「ヒロヤ君、シノラーと付き合ったんでしょ?
置いて来てよかったのかい?」
って、聞くと!
「大丈夫、俺は店の前で待ってて、頃合いみて電話して起こすから。」
「ネタ的に起きた時のシノラーの反応が面白いじゃん。」
俺は思ったよ。
ヒロヤ、アンタが1番の悪だよ。www
店の前で少し話し、俺とヒロシは帰ることにした。
帰りヒロシが、「俺達ほんと金払わないよな。」
俺は笑いながら、「確かにそうだな。」
って、答えた。
2人は大爆笑。
「明後日のスタジオが楽しみだな、今日の結末も聞きたいしね。」
また、2人は大爆笑。
暗闇に2人の笑い声が響いた。
そんな寒空の下、男2人は夢を熱く語り歩道橋の階段を登り暗闇に消えていった。
つづく
店の中はサラリーマンとカップルが多い。
俺たちは奥の角の席に案内された。
席に着くと、ヒロヤが「Roll manは何呑む?」
俺はビールと答え、「ヒロヤは何呑むの」って聞くと。
「コークハイのアルコール抜き。」
ん?
は?
「それってコーラだろう?」
って言うと、「違うばいコークハイのアルコール抜きばい!」
だから、コーラじゃん。w
とりあえず面倒なやり取りはやめて、店員を呼んで注文する事に。
ヒロヤが注文する「こっちの顔が怖い人はビール、俺っちはコークハイのアルコール抜きをよろしくばい。」
店員さんも困った顔で、「コーラでよろしいでしょうか?」って聞き直してきた。
違うよ、「コークハイの」ってとこで「コーラでいいよ。」
って、俺は答えた。
わかりましたって答え店員さんがさがった。
なぜ、その言い方をするのかわからなかったが聞くと長くなりそうなので俺は敢えてスルーする事に。
俺はタバコに火をつけ、ヒロヤに聞く。
さしで話したいことって何?
すると、ヒロヤは「その前に焼き鳥ば頼まんと、Roll manはせっかちじゃけのー!」
「あぁ、そうだね。」
「頼もう。」
そんなもん話しながら頼めよって思ったが、敢えてツッコミは入れずに頼む事にした。
「Roll manとりあえず盛合せば頼もうばい。」
いいタイミングで、ビールとコーラがきた。
そのまま、焼き鳥の盛合せを頼むことに。
店員さんが、「塩とタレどちらになさいますか?」
の質問に!
俺、塩
ヒロヤ、タレ
完全に意見がわかれた。
俺はヒロヤに合わせてタレにしようとしたら、「店員さん塩とタレ両方で盛合せ頼むばい。」
なんか男らしい頼み方だ。w
そしてやっと乾杯をした。
で、「俺と話したいことって何かな?」
「特にない!」
「は?」
「無いのかよ?」
「いや、あるけど。」
「は?」
「どっちだよ?」
「あるけど、大きな声で言えないから」って言うのでテーブルの上に顔を乗り出し聞こうとしたら、
「Roll man近いばい」
ちょっとイラッとした俺は「用事が無いなら帰るぞ」って言うと、ヒロヤが「実は俺っちロングアイランドのドラムと付き合ったんだよ。」
「ん?」
「シノラーと?」
そう聞くと、「そうばい他にドラムがおるとか?」
俺が聞く「話しって、この話?」
ヒロヤが「なんか文句あると?」
って、言うから「無いよ、おめでとう」って言ったら、「あと数分でここに来るから喧嘩せんでくれよ。」
俺は失笑しながら「俺への報告は必要ないから好きにしてくれ」と言ったとき、焼き鳥の盛合せが。
「やっと来た!美味しそうばい、Roll manも食べようばい!」
さっきから「ばいばい」連発してるがヒロヤの育ちは青森だ。
なぜ、「ばい」なのかは不明だ。
俺たちが焼き鳥を食べていると、ヒロシとシノラーが来た。
ヒロシが「Roll man数時間ぶり」って笑って声を掛けて来たのと対象的にシノラーは無言。
なんか嫌な空気が流れたがヒロヤが「2人は何呑むばい?」って場の空気を無視して聞く!
「シノラーはビール、ヒロシはテキーラでいいのか?」
って言うと2人は頷く。
4人の飲み物が揃ったところで改めて乾杯をした。
解散以来久しぶりにロングアイランドのメンバーが揃った。
重たい空気感が3人には合ったが、ヒロヤは関係なしに弾丸トークで話しだす。
そして、2時間半の間聞く側にまわっていたシノラーが聞き疲れたのか落ちた。
そしてヒロヤが、「そろそろ帰ると?」と、聞いてきたので。
俺は「そうだね、帰ろうか?」
その時だ、起きる前に行こうとヒロヤが言いだす。
俺はヒロシを見たら爆笑を堪えてる。
手口は同じだった!
伝票にご馳走様でした!と、書き置きして腕のしたに伝票を置いて俺たちは店をでた。
ヒロシが「ヒロヤ君、シノラーと付き合ったんでしょ?
置いて来てよかったのかい?」
って、聞くと!
「大丈夫、俺は店の前で待ってて、頃合いみて電話して起こすから。」
「ネタ的に起きた時のシノラーの反応が面白いじゃん。」
俺は思ったよ。
ヒロヤ、アンタが1番の悪だよ。www
店の前で少し話し、俺とヒロシは帰ることにした。
帰りヒロシが、「俺達ほんと金払わないよな。」
俺は笑いながら、「確かにそうだな。」
って、答えた。
2人は大爆笑。
「明後日のスタジオが楽しみだな、今日の結末も聞きたいしね。」
また、2人は大爆笑。
暗闇に2人の笑い声が響いた。
そんな寒空の下、男2人は夢を熱く語り歩道橋の階段を登り暗闇に消えていった。
つづく
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる