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三食昼寝、家族付き
第876話 姫初め2022
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出来立てのお餅を美味しく食べ、流れるように宴会になったのは仕方ない。
お酒の席で騎士様が冷やかされていたのもまぁ仕方ない。
「アカーシャ、疲れているのに手伝わせてごめんね」
「平気だよ」
「朱もありがと」
「ふふ、どういたしまして」
一日遊び倒した幼児は食後のデザートを食べ切った所で眠気が限界に来て寝てしまった。
朱は泊っていくけれど、青は狐が尻尾に包んで連れて帰ってしまった。
なんていうか、飄々としているように見せかけて、実は独占欲が強いタイプだったようです。
「じゃあおやすみ」
「おやすみなさい」
「また明日」
子供達を寝かせ、自室に戻る。
シャムスが七色の羊の背に埋もれて離れなかったので、そのままにしてしまったけど、僕もあの毛皮に埋もれて眠りたかったかもしれない。
お風呂から上がったらあっちの部屋に行こうかなぁ?
そう思ったんだけどな。
「長風呂だったな」
「樹待ってたよー」
お風呂から上がって部屋に戻ったら刀雲に抱きしめられ、敷かれた布団の上で騎士様が手を振っていた。
どういう状況だこれ。
……あ、初夜か、エロイベントか!
ひょいと抱え上げられ、布団に移動。
騎士様の膝の上に降ろされると同時に着ていた寝間着をつるんと脱がされて全裸になりました。
「はぁ、やっと念願が叶う」
騎士様の腕が背後に回り、ゴソゴソしていると思ったら白いフリフリのエプロンを着ていた。
そう言えばお約束していましたね『裸エプロン』、忘れてなかったんだー。
「やっぱフリルいいな」
「新婚って感じが凄くいいよね」
前門のエロ騎士、後門のケダモノ、ってやつですわね!
「樹、今日って何の日かわかる?」
胸をカミカミしながら騎士様が問う。
刀雲は後ろをゆっくりとほぐしているから、お話する余裕があまりないんですけど!
「えっと、んっ、新年だから……ふぁ」
「1月2日、ふふ、姫はじめする日だって」
誰だ騎士様に俗世の情報吹きこんだの!
腐女神か!
「最初は俺でいいか?」
「うん」
パサリと背後で刀雲が服を脱ぎ捨てた音がしたかと思ったら両手でお尻を割り開かれ、すぐに刀雲の熱いのが入ってきた。
「――っああぁ」
「あ、ミルク出てきた。甘くて美味しいね」
「イツキ舐められるの気持ちいいのか、中が締まったぞ」
「うん、気持ちぃの、胸気持ちいい!」
「俺は? これはいらない?」
「やだっ、刀雲のも欲しいっ!」
「いい子だ」
低く囁かれ、抜かれかけていた刀雲が卑猥な音とともに奥へと突き進む。
僕、刀雲にいい子って言われるの大好き。
「刀雲ばっかり、俺も見て」
「騎士さまぁ」
「そうだよ、ほら口を開けて」
「ん、んふ」
前から後ろから貪られ、ふわふわとした頭で必死に応える。
気持ちいいの大好き、もっと欲しい、もっとっ!!
「ああーっ!」
「っく」
お腹の中が刀雲ので満たされるこの感じ大好き。
崩れ落ちそうになったのを騎士様が片手で支え、「次これかなぁ」と言いながらゴソゴソしている。
ああ、はい、二枚目ですね。
それにしてもこのエロ特化な感じ、久々だな。
あれかな、お正月だから女神様の妄想がヒャッハーしてるのかもしれない、その影響をもろに受けてエロモード発動なら納得できる。
「イツキ、こっちおいで」
「うん」
騎士様から刀雲に移動する時にはすでに二枚目を着ていました。
今度はピンクか。しかもこれ、胸当て部分がハート形になってる。新婚向けですね!
「樹、沢山して、沢山産もうね」
「すでに把握しきれてないのにこれ以上ポンポン増えるのはちょっと」
「ここで若干正気に戻るのやめよう!?」
息子さんをギンギンにした状態で涙目になられても可愛くないですよ。
「エプロンのデザインを見て正気に戻りました」
「ひっど」
「ダメか、少し待て、エプロンは止めてこっちにしよう」
「うんそうするー」
そうして次に着替えさせられたのは黒猫の着ぐるみパジャマだった。
ポンチョと違いはこっちは全面がファスナーになっていて、開けられるってところかなぁ、はは。
「姫はじめ万歳」
片手で顔を覆ってぷるぷるする騎士様、サービスで「にゃぁん」と言ったら一時停止してしまった。
「さて、雰囲気を壊した悪い猫にお仕置きしようか」
ぎゃーー!
刀雲の笑顔が怖いでーーす!!
このあと朝までノンストップだった。
結局これ、何のエロイベントだったんだろう?
お酒の席で騎士様が冷やかされていたのもまぁ仕方ない。
「アカーシャ、疲れているのに手伝わせてごめんね」
「平気だよ」
「朱もありがと」
「ふふ、どういたしまして」
一日遊び倒した幼児は食後のデザートを食べ切った所で眠気が限界に来て寝てしまった。
朱は泊っていくけれど、青は狐が尻尾に包んで連れて帰ってしまった。
なんていうか、飄々としているように見せかけて、実は独占欲が強いタイプだったようです。
「じゃあおやすみ」
「おやすみなさい」
「また明日」
子供達を寝かせ、自室に戻る。
シャムスが七色の羊の背に埋もれて離れなかったので、そのままにしてしまったけど、僕もあの毛皮に埋もれて眠りたかったかもしれない。
お風呂から上がったらあっちの部屋に行こうかなぁ?
そう思ったんだけどな。
「長風呂だったな」
「樹待ってたよー」
お風呂から上がって部屋に戻ったら刀雲に抱きしめられ、敷かれた布団の上で騎士様が手を振っていた。
どういう状況だこれ。
……あ、初夜か、エロイベントか!
ひょいと抱え上げられ、布団に移動。
騎士様の膝の上に降ろされると同時に着ていた寝間着をつるんと脱がされて全裸になりました。
「はぁ、やっと念願が叶う」
騎士様の腕が背後に回り、ゴソゴソしていると思ったら白いフリフリのエプロンを着ていた。
そう言えばお約束していましたね『裸エプロン』、忘れてなかったんだー。
「やっぱフリルいいな」
「新婚って感じが凄くいいよね」
前門のエロ騎士、後門のケダモノ、ってやつですわね!
「樹、今日って何の日かわかる?」
胸をカミカミしながら騎士様が問う。
刀雲は後ろをゆっくりとほぐしているから、お話する余裕があまりないんですけど!
「えっと、んっ、新年だから……ふぁ」
「1月2日、ふふ、姫はじめする日だって」
誰だ騎士様に俗世の情報吹きこんだの!
腐女神か!
「最初は俺でいいか?」
「うん」
パサリと背後で刀雲が服を脱ぎ捨てた音がしたかと思ったら両手でお尻を割り開かれ、すぐに刀雲の熱いのが入ってきた。
「――っああぁ」
「あ、ミルク出てきた。甘くて美味しいね」
「イツキ舐められるの気持ちいいのか、中が締まったぞ」
「うん、気持ちぃの、胸気持ちいい!」
「俺は? これはいらない?」
「やだっ、刀雲のも欲しいっ!」
「いい子だ」
低く囁かれ、抜かれかけていた刀雲が卑猥な音とともに奥へと突き進む。
僕、刀雲にいい子って言われるの大好き。
「刀雲ばっかり、俺も見て」
「騎士さまぁ」
「そうだよ、ほら口を開けて」
「ん、んふ」
前から後ろから貪られ、ふわふわとした頭で必死に応える。
気持ちいいの大好き、もっと欲しい、もっとっ!!
「ああーっ!」
「っく」
お腹の中が刀雲ので満たされるこの感じ大好き。
崩れ落ちそうになったのを騎士様が片手で支え、「次これかなぁ」と言いながらゴソゴソしている。
ああ、はい、二枚目ですね。
それにしてもこのエロ特化な感じ、久々だな。
あれかな、お正月だから女神様の妄想がヒャッハーしてるのかもしれない、その影響をもろに受けてエロモード発動なら納得できる。
「イツキ、こっちおいで」
「うん」
騎士様から刀雲に移動する時にはすでに二枚目を着ていました。
今度はピンクか。しかもこれ、胸当て部分がハート形になってる。新婚向けですね!
「樹、沢山して、沢山産もうね」
「すでに把握しきれてないのにこれ以上ポンポン増えるのはちょっと」
「ここで若干正気に戻るのやめよう!?」
息子さんをギンギンにした状態で涙目になられても可愛くないですよ。
「エプロンのデザインを見て正気に戻りました」
「ひっど」
「ダメか、少し待て、エプロンは止めてこっちにしよう」
「うんそうするー」
そうして次に着替えさせられたのは黒猫の着ぐるみパジャマだった。
ポンチョと違いはこっちは全面がファスナーになっていて、開けられるってところかなぁ、はは。
「姫はじめ万歳」
片手で顔を覆ってぷるぷるする騎士様、サービスで「にゃぁん」と言ったら一時停止してしまった。
「さて、雰囲気を壊した悪い猫にお仕置きしようか」
ぎゃーー!
刀雲の笑顔が怖いでーーす!!
このあと朝までノンストップだった。
結局これ、何のエロイベントだったんだろう?
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