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湯水のごとくお金を使おう
第786話
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連日遊びに来るネヴォラから涼玉達はいつ帰ってくるか聞かれた。
ちなみに本日のおやつはたい焼きです。
ドリちゃんが用意したたい焼き機に生地を流しいれ、具を入れて焼くだけ!
熱源はドリちゃんの魔法陣だから安心、安全、燃え移らない!
……ホットプレートに対抗したのだろうか。
「うーん、やれること大体やって、気が済んだらかなぁ」
その中に人の教育が入っているから一朝一夕では終わらない、こうなったら刀国から派遣しかない!と現在移住者を絶賛募集中。
誰も応募しないらしい。
「砂漠あっちぃのにね!」
「行ったことあるの?」
「アルジュナに誘われて遊び行った! 暑くてすぐ帰ってきた」
その後、川に飛び込んで釣り中のゴブリンに怒られたそうです。
「中身は何にする?」
「んーー! 悩む!」
あんこは粒あん、こしあん、白あん、うぐいす、桜あん、さつま芋、ごまなど。
他にはチーズ、チーズピザ、カスタード、焼きそば……このぐらいにしておこう、僕とネヴォラしかいないからね。
「我は栗あんが良い」
のそりとタイガ登場、手には今作ってきたのだろう栗あんが入った容器。
僕がメニュー画面で選んでいる間に作ったんだろうな、さすが兄弟一器用な男。
「ネヴォラ、口を開けよ」
「あーーん」
タイガがたい焼きを差し出すと、ネヴォラが思いっきり口を開けた。
あんなに大きく開けて、顎外れないかな。
「んむ! チョコ!」
「甘みはどうだ?」
「ちょーどいい!」
「よし」
一つ頷いたタイガが取り出したのは30cmサイズのたい焼き機。
ドリちゃんったらまた限界に挑んだのね。
「作るぞ」
「え」
「わたし、具?」
ネヴォラそれは流石にないと思うから安心して、冗談でも保護者のゴブリン来そうでおっかない。
「これ終わったらイネスの分も作っていーい?」
「いいよ、一緒にラーシャのも作ってあげてね」
「うん!」
そういう訳でまずは神薙さん用のたい焼きを大量製造。
ただの作業にならないよう、楽しんで作るのがポイントです。
「神薙様、胸やけしない?」
「この程度じゃびくともしないよ」
「だが甘いものばかりではつまらぬ、中身がアイスのも作ろうぞ」
「タイガ、アイスも甘いものだと思う」
神薙さん用の巨大たい焼きを20個ほど作ったあとは、10cmサイズのミニたい焼きを大量に作りました。
こちらは砂漠にいる幼児三人へ送るおやつです、中身は色々、食べてのお楽しみ。
「神薙様のお口ぱさぱさ」
「たい焼きに合う飲み物ってなんだろう?」
「……酒?」
タイガが取り出したお酒をたい焼きの中に入れようとしたので慌てて止めた、たい焼きが、ふやけちゃう!
「本人に聞こう」
「うん」
「そうだな」
最後に自分達で食べる分を作ったけど、二人で食べてください。
僕もう当分たい焼き見たくない。
ちなみに本日のおやつはたい焼きです。
ドリちゃんが用意したたい焼き機に生地を流しいれ、具を入れて焼くだけ!
熱源はドリちゃんの魔法陣だから安心、安全、燃え移らない!
……ホットプレートに対抗したのだろうか。
「うーん、やれること大体やって、気が済んだらかなぁ」
その中に人の教育が入っているから一朝一夕では終わらない、こうなったら刀国から派遣しかない!と現在移住者を絶賛募集中。
誰も応募しないらしい。
「砂漠あっちぃのにね!」
「行ったことあるの?」
「アルジュナに誘われて遊び行った! 暑くてすぐ帰ってきた」
その後、川に飛び込んで釣り中のゴブリンに怒られたそうです。
「中身は何にする?」
「んーー! 悩む!」
あんこは粒あん、こしあん、白あん、うぐいす、桜あん、さつま芋、ごまなど。
他にはチーズ、チーズピザ、カスタード、焼きそば……このぐらいにしておこう、僕とネヴォラしかいないからね。
「我は栗あんが良い」
のそりとタイガ登場、手には今作ってきたのだろう栗あんが入った容器。
僕がメニュー画面で選んでいる間に作ったんだろうな、さすが兄弟一器用な男。
「ネヴォラ、口を開けよ」
「あーーん」
タイガがたい焼きを差し出すと、ネヴォラが思いっきり口を開けた。
あんなに大きく開けて、顎外れないかな。
「んむ! チョコ!」
「甘みはどうだ?」
「ちょーどいい!」
「よし」
一つ頷いたタイガが取り出したのは30cmサイズのたい焼き機。
ドリちゃんったらまた限界に挑んだのね。
「作るぞ」
「え」
「わたし、具?」
ネヴォラそれは流石にないと思うから安心して、冗談でも保護者のゴブリン来そうでおっかない。
「これ終わったらイネスの分も作っていーい?」
「いいよ、一緒にラーシャのも作ってあげてね」
「うん!」
そういう訳でまずは神薙さん用のたい焼きを大量製造。
ただの作業にならないよう、楽しんで作るのがポイントです。
「神薙様、胸やけしない?」
「この程度じゃびくともしないよ」
「だが甘いものばかりではつまらぬ、中身がアイスのも作ろうぞ」
「タイガ、アイスも甘いものだと思う」
神薙さん用の巨大たい焼きを20個ほど作ったあとは、10cmサイズのミニたい焼きを大量に作りました。
こちらは砂漠にいる幼児三人へ送るおやつです、中身は色々、食べてのお楽しみ。
「神薙様のお口ぱさぱさ」
「たい焼きに合う飲み物ってなんだろう?」
「……酒?」
タイガが取り出したお酒をたい焼きの中に入れようとしたので慌てて止めた、たい焼きが、ふやけちゃう!
「本人に聞こう」
「うん」
「そうだな」
最後に自分達で食べる分を作ったけど、二人で食べてください。
僕もう当分たい焼き見たくない。
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