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湯水のごとくお金を使おう
第785話
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冒険者から苦情が来た。
・初級ダンジョンの敵が強くなり過ぎて初心者じゃ歯が立たない。
・屋台飯美味くて稼いだ金が飛んでいく。
・ポーション高い。
・ネヴォラに遭遇すると確実にポーション購入する羽目になるので、財布が寂しい。
・効き目が上がったのでポーションの値段が上がった。
・レイド組んでネヴォラに挑むと、ゴブリンがガチギレする。理不尽。
・ゴブリンの料理の腕が上がった上、メニューが豊富で太った。
……全体的にアー君が対処する案件ってことで。
あと最後の人は頑張って運動してください、食べ過ぎは自己責任でお願いします。
ダンジョンの敵って強くなるものなのだろうか?
もしかしてあれかなぁ、前に僕が遊びに行ったせいで『モンスター』という枠から外れちゃった。とか実はそういうオチがついたりするのだろうか。
どんな仕組みがあるかいまいち分からない、勉強不足ですみません。
・ラスボスにイネスとネヴォラが追加されて以来、死者が激増。あの二人を止めてください。
苦情というより嘆願?
蘇生アイテムって高いのだろうか、確か社務所で売ってて売れ筋ランキング上位なんだっけ。
イネス、中級ダンジョンに移動しなかったのか、それどころかネヴォラと組むとか悪夢かな。
でもごめんなさい、僕にはどうにもできない。
運営代理指名されてなくて良かったー。
「ドリアン、これどうするの?」
「書類にまとめてアルジュナ様に送ります」
真面目にお仕事でした。
そうか、アー君はこれを読んで改善してダンジョン運営して、してるかな?
難易度上げて楽しんでいるイメージしかないな。
「でも冒険者ってお金かかるんだね」
「ハイ」
「これ、ポーション代とかで金欠になったらどうするんだろう?」
「採取クエストで稼ぐのが無難です」
採取クエストで実績と信頼を稼ぎ、採取の腕が認められるとたまに裏庭菜園の採取クエストに誘われることがあるとか。
神薙さんや僕ら家族の口に入るものを採取するため、採取ランクが高くないと受けられないけれど報酬はいいそうです。
費用はどこから出ているのだろうか?
家計費?
ドリちゃんなら知ってそう。
「最近はそのまま菜園に就職を希望する冒険者もいるらしいよ」
「神薙さんおかえりなさい」
「ただいま。今日の戦利品、食べれるものは夕食に出して」
そう言ってどさどさと畳の上に落とされ、あっという間に山積みになった金銀財宝。
これを神様数人がかりで連日やられたのか、そりゃぁ宝物庫の床も落ちるよね。
「ハイ」
「装備品が多いですね、どこのダンジョン行ってきたんですか?」
「砂漠にある悪魔が作ったダンジョン。アルジュナに勧められたの」
気軽に行ける砂漠の旅。
砂漠の人間が知らない間に邪神本尊が遊びに行ったようです、悪魔息しているだろうか。
「豪雪ステージの雪が案外美味しかったよ。雪を食べ続けてたら下が氷で、ついでに食べたらさらに下は海になってて魔魚がいたから踊り食いした」
神薙さんが相変わらず豪快。
「海底に神殿あったから強襲したら魔人が現れて土下座して差し出してきた宝が、えーっと、これ」
僕が両腕でギリギリ抱きかかえるほど大きな宝石、いや無理だな、サイズ的に持ち上げられない予感。
「ダンジョンで死んだ人間の魂を封じた宝石だって、こうして石に手を突っ込んで取り出して食べると冷えてて美味しい。アイスみたいな感じ」
僕はどこにツッコミを入れたらよろしいのでしょうか。
誰か助けて。
「あの階層にいた魚美味しかった。また行きたい」
セバスチャン、あとはよろしく。
・初級ダンジョンの敵が強くなり過ぎて初心者じゃ歯が立たない。
・屋台飯美味くて稼いだ金が飛んでいく。
・ポーション高い。
・ネヴォラに遭遇すると確実にポーション購入する羽目になるので、財布が寂しい。
・効き目が上がったのでポーションの値段が上がった。
・レイド組んでネヴォラに挑むと、ゴブリンがガチギレする。理不尽。
・ゴブリンの料理の腕が上がった上、メニューが豊富で太った。
……全体的にアー君が対処する案件ってことで。
あと最後の人は頑張って運動してください、食べ過ぎは自己責任でお願いします。
ダンジョンの敵って強くなるものなのだろうか?
もしかしてあれかなぁ、前に僕が遊びに行ったせいで『モンスター』という枠から外れちゃった。とか実はそういうオチがついたりするのだろうか。
どんな仕組みがあるかいまいち分からない、勉強不足ですみません。
・ラスボスにイネスとネヴォラが追加されて以来、死者が激増。あの二人を止めてください。
苦情というより嘆願?
蘇生アイテムって高いのだろうか、確か社務所で売ってて売れ筋ランキング上位なんだっけ。
イネス、中級ダンジョンに移動しなかったのか、それどころかネヴォラと組むとか悪夢かな。
でもごめんなさい、僕にはどうにもできない。
運営代理指名されてなくて良かったー。
「ドリアン、これどうするの?」
「書類にまとめてアルジュナ様に送ります」
真面目にお仕事でした。
そうか、アー君はこれを読んで改善してダンジョン運営して、してるかな?
難易度上げて楽しんでいるイメージしかないな。
「でも冒険者ってお金かかるんだね」
「ハイ」
「これ、ポーション代とかで金欠になったらどうするんだろう?」
「採取クエストで稼ぐのが無難です」
採取クエストで実績と信頼を稼ぎ、採取の腕が認められるとたまに裏庭菜園の採取クエストに誘われることがあるとか。
神薙さんや僕ら家族の口に入るものを採取するため、採取ランクが高くないと受けられないけれど報酬はいいそうです。
費用はどこから出ているのだろうか?
家計費?
ドリちゃんなら知ってそう。
「最近はそのまま菜園に就職を希望する冒険者もいるらしいよ」
「神薙さんおかえりなさい」
「ただいま。今日の戦利品、食べれるものは夕食に出して」
そう言ってどさどさと畳の上に落とされ、あっという間に山積みになった金銀財宝。
これを神様数人がかりで連日やられたのか、そりゃぁ宝物庫の床も落ちるよね。
「ハイ」
「装備品が多いですね、どこのダンジョン行ってきたんですか?」
「砂漠にある悪魔が作ったダンジョン。アルジュナに勧められたの」
気軽に行ける砂漠の旅。
砂漠の人間が知らない間に邪神本尊が遊びに行ったようです、悪魔息しているだろうか。
「豪雪ステージの雪が案外美味しかったよ。雪を食べ続けてたら下が氷で、ついでに食べたらさらに下は海になってて魔魚がいたから踊り食いした」
神薙さんが相変わらず豪快。
「海底に神殿あったから強襲したら魔人が現れて土下座して差し出してきた宝が、えーっと、これ」
僕が両腕でギリギリ抱きかかえるほど大きな宝石、いや無理だな、サイズ的に持ち上げられない予感。
「ダンジョンで死んだ人間の魂を封じた宝石だって、こうして石に手を突っ込んで取り出して食べると冷えてて美味しい。アイスみたいな感じ」
僕はどこにツッコミを入れたらよろしいのでしょうか。
誰か助けて。
「あの階層にいた魚美味しかった。また行きたい」
セバスチャン、あとはよろしく。
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