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湯水のごとくお金を使おう
第751話
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あの三人、夕食に来なかった。
盛り上がってそのまま乱戦に突入したんだろうなぁ、部屋に戻れと言って正解だった。
「肉多めにしたのに残念だね」
「アイテムボックスに入れておいて、明日また食べよう」
「うん」
「ただまぁ、簡単に食べれる物は差し入れしてやるか」
「刀雲優しいねぇ」
僕は巻き込まれそうなので近付きたくないな。
「きゃー」
「あーぅ」
そう、子守があるから。
さてと色気魔神になっているセティが来るかもしれないから逃げよう、どこに行こうかな、室内危険、屋外がいいよね、よし散歩に行こう。
「夕方の散歩がてら、散歩でもしよっか」
「きゃぅ」
同意が得られた所で乳母車をアイテムボックスから取り出した。
こちら、タイガの手作りです。
二人用なので一度に二人運べる優れもの、涼玉が知ったら使いたがるだろうなぁ。
保護者:もふもふズ三頭
夜行性の子なので夜道も安心。
刀雲は多分だけど、ヨムちゃんに食べさせて来るからすぐには戻って来ないだろうな、置いて行こう。そう思って出発しようと乳母車に手を伸ばした。
大きくない?
いつも刀雲が押してくれるから気付かなかったけど、僕には少々使い辛いかな。
タイガー、僕が使えるのも作ってくださーい。
「散歩か?」
後ろから抱き着かれ、耳元で低音ボイスで囁かれた。
この色気駄々洩れな声はセティかな、出発にもたついたせいで捕まった!
「母上は甘い匂いがするな」
「こらっ、腰を押し付けてこない!」
首元をちゅっちゅしない!
「ヨムが食事中なんだ、我も休憩だ」
「なら休憩しよう? なんで脱がせてるの!?」
僕これから夜のお散歩なの!
って、あぁぁ、もふもふズが二本足で乳母車押してるーー!
待って、僕も夜のお散歩行くから、見捨てないでぇー。
ひょいと抱き上げられ、庭から座敷に逆戻りさせられた。
ああドリアン、座布団を一か所に集めて布団代わりに用意しなくてもいいのにぃ。
「休憩は!?」
エロモードに入っている身内に無駄な足掻きをしてみたけど案の定スルーですよ、全部脱がせて体中にキスしたと思ったら溢れ出した母乳に口をつけた。
「ふぁ」
「タイガのは濃厚だが、母上のは甘さが強いな」
「飲んだの!?」
いつもなら終わるまで流され続けるのに、驚きのあまり正気に戻ったよ!
「一応だがヨムも出る」
「じゃあ自分で子育て出来るね」
良かった良かった、さすがに三人目とかドリアンに申し訳ない。
「さて、誰が孕むかな」
「え?」
「父上以外の全員が孕んだらどうする?」
「え?」
何不吉なことおっしゃってるのかしらセティったら。
それ、ただの悪夢。
「くくく、その時はここに」
「……んっ」
お腹を撫でられただけなのに背中がふるりと震えた。
「三人分の魂を一つにまとめて面倒を見てくれ」
「嫌だけど!?」
何その魂と人権を無視した俺様発言!
ちょっと騎士様、子供の教育どうなってるの!?
まだ対面してないな。
騎士様ったら知らないうちに孫がええと、一人、二人……前に騎士様、子供が作れないって言ってたような気がするけど、僕は多分五人ぐらい産んだよ?
良く考えたら百年とか数百年の間解決しなかった問題、腐女神の力で解決しちゃったんだなぁ。
「冗談はこの辺にして……」
待って、今考え事してるから挿れるの待ってくれませんかね!
入り口で出入りを繰り返してって意味じゃないっ、こら動かない、やっだ、あーれーー!
盛り上がってそのまま乱戦に突入したんだろうなぁ、部屋に戻れと言って正解だった。
「肉多めにしたのに残念だね」
「アイテムボックスに入れておいて、明日また食べよう」
「うん」
「ただまぁ、簡単に食べれる物は差し入れしてやるか」
「刀雲優しいねぇ」
僕は巻き込まれそうなので近付きたくないな。
「きゃー」
「あーぅ」
そう、子守があるから。
さてと色気魔神になっているセティが来るかもしれないから逃げよう、どこに行こうかな、室内危険、屋外がいいよね、よし散歩に行こう。
「夕方の散歩がてら、散歩でもしよっか」
「きゃぅ」
同意が得られた所で乳母車をアイテムボックスから取り出した。
こちら、タイガの手作りです。
二人用なので一度に二人運べる優れもの、涼玉が知ったら使いたがるだろうなぁ。
保護者:もふもふズ三頭
夜行性の子なので夜道も安心。
刀雲は多分だけど、ヨムちゃんに食べさせて来るからすぐには戻って来ないだろうな、置いて行こう。そう思って出発しようと乳母車に手を伸ばした。
大きくない?
いつも刀雲が押してくれるから気付かなかったけど、僕には少々使い辛いかな。
タイガー、僕が使えるのも作ってくださーい。
「散歩か?」
後ろから抱き着かれ、耳元で低音ボイスで囁かれた。
この色気駄々洩れな声はセティかな、出発にもたついたせいで捕まった!
「母上は甘い匂いがするな」
「こらっ、腰を押し付けてこない!」
首元をちゅっちゅしない!
「ヨムが食事中なんだ、我も休憩だ」
「なら休憩しよう? なんで脱がせてるの!?」
僕これから夜のお散歩なの!
って、あぁぁ、もふもふズが二本足で乳母車押してるーー!
待って、僕も夜のお散歩行くから、見捨てないでぇー。
ひょいと抱き上げられ、庭から座敷に逆戻りさせられた。
ああドリアン、座布団を一か所に集めて布団代わりに用意しなくてもいいのにぃ。
「休憩は!?」
エロモードに入っている身内に無駄な足掻きをしてみたけど案の定スルーですよ、全部脱がせて体中にキスしたと思ったら溢れ出した母乳に口をつけた。
「ふぁ」
「タイガのは濃厚だが、母上のは甘さが強いな」
「飲んだの!?」
いつもなら終わるまで流され続けるのに、驚きのあまり正気に戻ったよ!
「一応だがヨムも出る」
「じゃあ自分で子育て出来るね」
良かった良かった、さすがに三人目とかドリアンに申し訳ない。
「さて、誰が孕むかな」
「え?」
「父上以外の全員が孕んだらどうする?」
「え?」
何不吉なことおっしゃってるのかしらセティったら。
それ、ただの悪夢。
「くくく、その時はここに」
「……んっ」
お腹を撫でられただけなのに背中がふるりと震えた。
「三人分の魂を一つにまとめて面倒を見てくれ」
「嫌だけど!?」
何その魂と人権を無視した俺様発言!
ちょっと騎士様、子供の教育どうなってるの!?
まだ対面してないな。
騎士様ったら知らないうちに孫がええと、一人、二人……前に騎士様、子供が作れないって言ってたような気がするけど、僕は多分五人ぐらい産んだよ?
良く考えたら百年とか数百年の間解決しなかった問題、腐女神の力で解決しちゃったんだなぁ。
「冗談はこの辺にして……」
待って、今考え事してるから挿れるの待ってくれませんかね!
入り口で出入りを繰り返してって意味じゃないっ、こら動かない、やっだ、あーれーー!
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