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湯水のごとくお金を使おう

閑話 大きくなりました

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 平らな母の胸をもみもみし、溢れる甘い乳を飲みながらふといつもと何かが違うと気付いた。

「むぅ?」

 両手で一つの胸を揉むのが精一杯なはずが、片手で揉める。
 むしろ包める。

 ちゅうちゅうと飲みながらもう一方の胸に手を伸ばし、ぴんと立ったそれをきゅっと摘まんだから頭の上から色っぽい声が漏れ、悪戯しちゃだめでしょと優しい声で窘められた。

 目が覚めたら体が大きくなっていた。
 多分だが、軽く母を包めるぐらい大きい気がする。

 え、なにこれ、どういう状況?
 冷静になるため母の胸にしがみついたら頭を抱きしめられ、優しい手つきで毛皮を撫でられた。

「アー君よしよし、いい子、いい子」

 ドキドキしていた心臓が落ち着いてきた半面、別の場所に熱が集まってきた気がする。

「こっちもいい子してほしいの?」

 熱を持った下に手を伸ばされ、ズボンの上からそっと撫でられた。
 触り方がエロい。

「おっぱいとこっち、どっちを可愛がってほしいかな?」
「りょうほう」

 胸から口を離したくない、でも下の熱もどうにかしてほしい。

「アー君は欲張りだね」

 くすくすと笑いながらも手がそっとズボンの中に入ってくる。
 母にしてもらう背徳感に背筋がぞくぞくしたけれど、この世界ではこれが正常で、近親相姦は女神の好物だから特に問題ないはず。

 兄弟のタイガなんて生まれた瞬間に自分の父親を嫁にした。
 一人目はタイガが生んだけれど、二人目は嫁の腹の中という普通の世界ではありえない現象が現在進行形で爆走中だ。

「んーっ、ママっ」
「いいよ、アー君、いっぱい出して」

 甘く囁きながら母がいくつものキスを落としてくれる。

 片手で頭を支え、片手でアルジュナの息子を慰め、唇は甘く囁きながらキスを降らせる。
 アルジュナの知る母はこんなに器用ではない、ちゅっちゅしてくれるけど、手は止まるだろう。

(あっ、これ夢か)

 唐突に気付いて――開き直った。

「ママ、舐めて」

 アルジュナの出したもので白く染まっている母の手を取り、その口に近付けた。

「ほら、早く」
「んっ」

 目元を赤く染めながら恐る恐る舌を出してちろりと指を舐める仕草がエロい。
 これはいい、とてもいい、夢最高。

 目が覚める前にもっとエロいことしたい。

「ママ、足開いて」
「ん、こう?」

 そろりと開かれた足の奥、とろりと流れるものを見た瞬間、アルジュナは母を押し倒した。
 床に倒れた母の片足を手に取って大きく広げれば、秘された奥がしっとりと濡れながら物欲しそうにアルジュナを誘っていた。

「すげぇ、はは、溢れてる」
「アー君いたずらしちゃだめだよ」
「入りたい、ママ、ここに、入りたい」
「ん、いいよおいで」

 両手を広げて招かれ、無我夢中で抱き着いた。
 母に誘導されながら中に挿れ、ゆるゆると動かせば上出来だと頭を撫でられた。

「アー君、うん、上手、上手、いい子」
「ママ、ママっ!!」

 すぐに行為に夢中になって、乱暴に突き上げれば母も可愛い声を出して啼く。
 孕めばいい。
 そんな思いで母の奥に精を放った――。

「ママ好き」
「はいはい、僕もアー君が好きだよ」

 突然返答が雑になったことに驚いて顔を上げれば、色っぽい表情はもうどこにもなく、代わりにいつもの慈愛に満ちた母の顔があった。

「ママー」
「はいはい、おいで」

 伸ばした手はすでに幼児の小さな肉球に戻っていた。
 抱き上げられ、小さな母の体にすっぽりと収まる体。

「アー君は相変わらず寝相が悪いねぇ」

 そっと布団に横たえられ、お腹をポンポンされれば幼児の体はすぐに瞼が閉じてくる。

「ママ」
「んー?」
「俺、大きくなったらちんちんもでっかくなるみたい」
「んんん??」
「くかー」
「ちょっとアー君!?」

 そしたら今度は現実でアンアン言わせてやるからなー。と心の中で思いながら、アルジュナは再び眠りについた。
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