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湯水のごとくお金を使おう
第718話
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これは他のトレントも様子確認しないとだめだよね。
という訳で、夕食前にもう一仕事です。
「ママなんで俺の背中押してるの!?」
「ゴブリン師匠の所に植えたトレント確認して来てください」
リンゴ畑は子供達しか出入りしないから対象外でいいかな、僕は遭難の危険もあるから絶対に近付かないしね!
だから確認してくるのは一本だけだよ、早く行ってください。
エルフがエロフになっちゃいますよー。
ブツブツ言いながらもアー君は偵察に行ってくれる気になったみたい、ただ糖分が足りないとパンケーキ一枚追加で食べています。
「涼玉はもう大丈夫?」
「もうちょい食べる。マールス、りんご切って」
「はい喜んで!」
マールスがりんごの中でも特別神聖が強い黄金のリンゴを取り出した。
「えっ、マールス大丈夫!?」
「修行して聖属性耐性がついたので大丈夫ですぞ! いちいち爛れていたら涼玉様のお世話が出来ませんからな!」
愛の力って偉大……当の本人はリンゴを食べようと必死に手を伸ばしてるけどね。
「……」
「これは涼玉様の分です」
毛玉くんが聖なる黄金のリンゴに目を付けたようだ。
もごもご言いながらマールスに迫っている。
「食べたかったらリンゴ畑に行くといいぞ、よし、にいちゃが居なくて暇だから案内してやる!」
『僕も行くの、キーちゃん背中乗せて』
どうやら子供達はリンゴ畑に行くようです、じゃあその間に夕食メニュー決めちゃおうかな。
ああでも、食後のデザートに使う果物欲しいかも、いやいやいやいや、出羽亀トレントがいるんだった危ない、危ない。
自ら地雷を踏みぬくところだった!
「リンゴ畑って言っても今じゃ他の果物もあるけどな」
『食べ放題よ』
「ただ広いので案内なしで入ると遭難の可能性がありますぞ」
その遭難しそうになった一号がこの僕です、歩けど歩けど着かないし、やっとの思いで着いたら帰る体力残ってないしで……悪夢だったなぁ。
「シャムス、涼玉、デザート用に幾つか果物採取してきてね」
「おう!」
「あい!」
毛玉がソワソワしながらこちらを見ている。
一声掛けて欲しいとか、そういう?
何か騎士様に似てるなぁ。
「毛玉くんもいってらっしゃい、持ち帰りたい果物はこのカゴに入れるといいよ」
「……」
張り切っているようです、カゴを渡す時に鼻息で前髪がバザーってなりました。
チラッと見えた瞳はとても澄んだ綺麗な空色だった。
人間バージョンはさぞかし美形なんだろうなぁ、騎士様とどっちが髪の毛長いんだろう?
という訳で、夕食前にもう一仕事です。
「ママなんで俺の背中押してるの!?」
「ゴブリン師匠の所に植えたトレント確認して来てください」
リンゴ畑は子供達しか出入りしないから対象外でいいかな、僕は遭難の危険もあるから絶対に近付かないしね!
だから確認してくるのは一本だけだよ、早く行ってください。
エルフがエロフになっちゃいますよー。
ブツブツ言いながらもアー君は偵察に行ってくれる気になったみたい、ただ糖分が足りないとパンケーキ一枚追加で食べています。
「涼玉はもう大丈夫?」
「もうちょい食べる。マールス、りんご切って」
「はい喜んで!」
マールスがりんごの中でも特別神聖が強い黄金のリンゴを取り出した。
「えっ、マールス大丈夫!?」
「修行して聖属性耐性がついたので大丈夫ですぞ! いちいち爛れていたら涼玉様のお世話が出来ませんからな!」
愛の力って偉大……当の本人はリンゴを食べようと必死に手を伸ばしてるけどね。
「……」
「これは涼玉様の分です」
毛玉くんが聖なる黄金のリンゴに目を付けたようだ。
もごもご言いながらマールスに迫っている。
「食べたかったらリンゴ畑に行くといいぞ、よし、にいちゃが居なくて暇だから案内してやる!」
『僕も行くの、キーちゃん背中乗せて』
どうやら子供達はリンゴ畑に行くようです、じゃあその間に夕食メニュー決めちゃおうかな。
ああでも、食後のデザートに使う果物欲しいかも、いやいやいやいや、出羽亀トレントがいるんだった危ない、危ない。
自ら地雷を踏みぬくところだった!
「リンゴ畑って言っても今じゃ他の果物もあるけどな」
『食べ放題よ』
「ただ広いので案内なしで入ると遭難の可能性がありますぞ」
その遭難しそうになった一号がこの僕です、歩けど歩けど着かないし、やっとの思いで着いたら帰る体力残ってないしで……悪夢だったなぁ。
「シャムス、涼玉、デザート用に幾つか果物採取してきてね」
「おう!」
「あい!」
毛玉がソワソワしながらこちらを見ている。
一声掛けて欲しいとか、そういう?
何か騎士様に似てるなぁ。
「毛玉くんもいってらっしゃい、持ち帰りたい果物はこのカゴに入れるといいよ」
「……」
張り切っているようです、カゴを渡す時に鼻息で前髪がバザーってなりました。
チラッと見えた瞳はとても澄んだ綺麗な空色だった。
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