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保護者の居ぬ間に
第481話
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社務所の裏から出て気持ち整えられた小道を進むと目的の畑に到着。
本殿の裏には森ではなく規模の大きい家庭菜園がありました。
よし、予定通り!
ここまで来るのに色々あったけどまぁいいや!
広いわ野菜の背が高いわ緑だわで全体を見渡せません、うん知ってた!
一番手前はトマト。
トマトとミニトマトだけで十以上種類がありそう。
「このトマトシャムスの顔より大きくないか?」
『ひょえぇ』
「業務用?」
僕の知るトマトと違う。
多分あれ、僕は持てない重量なんじゃないかな?
「おやおやこんにちは」
腰の曲がったおじいさんが畑の間から出てきました。
にょきっと。
「裏庭菜園にようこそ、どんな野菜がお好みかな?」
『甘いのがいいな』
「ピーマンはいらない」
「ブロッコリーもいやだ」
「ははは」
おじいさんが笑顔で僕の前に箱を置き、その中にアイテムボックスから取り出した野菜を放り込み始たのですが。
茄子、小株、えのき、大根、ピーマン、きゅうり、椎茸、人参、カボチャ、長ネギ、ブロッコリー、エリンギ……待って、おじいさん待って、これ僕じゃ持ち上げられない!!
悲鳴を上げる僕から離れ、シャムス達は別の人に案内を受けていた。
『こっちの葉っぱ匂いがつーんするの!』
「それハーブだな、レイア様が「虫よけにも使える」って言ってた」
「こっちに俺の薬草畑あるー」
『増えたね』
「ここと日陰、それに温室にも畑を作り、どこが一番育ちが良いか研究中です」
『おおー』
「グラの薬草もあるのか?」
「あの方の薬草は採取したものを植えようとすると枯れてしまうので、増やせないという事が判明しました」
『ありゃりゃ』
「あっちのは神の領域の薬草だからなぁ、まぁそう簡単にいかないか」
おじいさん待って、そろそろ野菜を入れる手を止めてください。
ちょっとドリアンまで参加しないで、むしろおじいさんを止めて!
「こちらの小さい箱はあちらの御子用、こちらの大きい箱は神薙様に」
そう言って楽し気に野菜を詰める。
なんでこのおじいさん、神薙さんが苦手な野菜把握してるんだろう?
あっ、ドリアン情報か。
待ってくださいそれ入れないで、インゲンは僕も苦手なのにー!
「さて」
終わったかな?
帰ろう、楽しみにしていた畑だけど、これ以上野菜はいらない。
「みんなかえ……」
声をかけようとした僕の前で、おじいさんは次に果物を詰め込み始めた。
このおじいさんのアイテムボックスにはどれだけの野菜と果物が詰まっているんだろうか、神薙さんなら食べきれるだろうけど。
「こちらは邸宅に転送しておきますね」
「はぁい」
おじいさんが前半詰めていたのは子供用、後半はドリちゃんから注文を受けた品でした。
野菜の量がいつもの倍な気がするのですが、ヘラ母さんから何か指示があったのかな?
あとここに隠れ家裏で採れた野菜と果物の他、もふもふズと三匹が狩ってきた肉が入るんだよね。
改めて思う、我が家の消費率凄いなぁ。
いや、凄いのは神薙さんの胃袋か。
本殿の裏には森ではなく規模の大きい家庭菜園がありました。
よし、予定通り!
ここまで来るのに色々あったけどまぁいいや!
広いわ野菜の背が高いわ緑だわで全体を見渡せません、うん知ってた!
一番手前はトマト。
トマトとミニトマトだけで十以上種類がありそう。
「このトマトシャムスの顔より大きくないか?」
『ひょえぇ』
「業務用?」
僕の知るトマトと違う。
多分あれ、僕は持てない重量なんじゃないかな?
「おやおやこんにちは」
腰の曲がったおじいさんが畑の間から出てきました。
にょきっと。
「裏庭菜園にようこそ、どんな野菜がお好みかな?」
『甘いのがいいな』
「ピーマンはいらない」
「ブロッコリーもいやだ」
「ははは」
おじいさんが笑顔で僕の前に箱を置き、その中にアイテムボックスから取り出した野菜を放り込み始たのですが。
茄子、小株、えのき、大根、ピーマン、きゅうり、椎茸、人参、カボチャ、長ネギ、ブロッコリー、エリンギ……待って、おじいさん待って、これ僕じゃ持ち上げられない!!
悲鳴を上げる僕から離れ、シャムス達は別の人に案内を受けていた。
『こっちの葉っぱ匂いがつーんするの!』
「それハーブだな、レイア様が「虫よけにも使える」って言ってた」
「こっちに俺の薬草畑あるー」
『増えたね』
「ここと日陰、それに温室にも畑を作り、どこが一番育ちが良いか研究中です」
『おおー』
「グラの薬草もあるのか?」
「あの方の薬草は採取したものを植えようとすると枯れてしまうので、増やせないという事が判明しました」
『ありゃりゃ』
「あっちのは神の領域の薬草だからなぁ、まぁそう簡単にいかないか」
おじいさん待って、そろそろ野菜を入れる手を止めてください。
ちょっとドリアンまで参加しないで、むしろおじいさんを止めて!
「こちらの小さい箱はあちらの御子用、こちらの大きい箱は神薙様に」
そう言って楽し気に野菜を詰める。
なんでこのおじいさん、神薙さんが苦手な野菜把握してるんだろう?
あっ、ドリアン情報か。
待ってくださいそれ入れないで、インゲンは僕も苦手なのにー!
「さて」
終わったかな?
帰ろう、楽しみにしていた畑だけど、これ以上野菜はいらない。
「みんなかえ……」
声をかけようとした僕の前で、おじいさんは次に果物を詰め込み始めた。
このおじいさんのアイテムボックスにはどれだけの野菜と果物が詰まっているんだろうか、神薙さんなら食べきれるだろうけど。
「こちらは邸宅に転送しておきますね」
「はぁい」
おじいさんが前半詰めていたのは子供用、後半はドリちゃんから注文を受けた品でした。
野菜の量がいつもの倍な気がするのですが、ヘラ母さんから何か指示があったのかな?
あとここに隠れ家裏で採れた野菜と果物の他、もふもふズと三匹が狩ってきた肉が入るんだよね。
改めて思う、我が家の消費率凄いなぁ。
いや、凄いのは神薙さんの胃袋か。
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