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ダンジョン
第331話
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うちの子がディスられた気がする。
そう言って登場したのは騎士様の保護者その1、春日さん。
このお方、案外俗っぽい言葉知ってるんだよねぇ。
「へぇあれの保護者、ねぇ」
「ふぅん、イツキの保護者か」
母さんと春日さんの間に一触即発な空気が流れた。と思ったら、無言で握手を交わして子育ての大変さを語り合い始めました。
立ち話も何だからと腰を下ろした二人の前にお茶とお菓子を置いて素早く離脱。
「シャムス達の使っているあのオムツはいいね」
「あれいいよな、子育てしてる時に欲しかったよ。おねしょを乾かして証拠隠滅しようと布団を吹っ飛ばして号泣した事もあったなぁ」
春日さん、春日さん、騎士様のHPはもう0なんです、過去語りで色々えぐらないであげて!
「確かに、あれは私も子育て時代に欲しかった」
「母から幾つか譲り受けて我も使わせてもらったが、前世があるから矜持が邪魔をして膨れっ面するのが可愛かった」
子育て談義にレイアさんが参加、当たり前のようにタイガも参加している。
追加のお茶と菓子はドリアンが出してくれたようだ。
この調子だと夜は宴会になるだろうなぁ。
ふと、僕の中の悪魔が囁いた。
「女神様と母さんを会せたらどうなるか見てみたい」と、宴会出禁にしてるから呼べばホイホイ来るだろう。
あ、でもトラブルになったら収めるの面倒だな、フォローやケアも特にやりたくないし、やっぱ呼ばない方向で。
「騎士様は庭で子供達と釣りお願いしていいですか? 宴会になると思うのでなるべく多めにお願いします」
「樹の優しさが沁みる」
いえ、本当に食材確保のためです。
近くを通ったもふもふズの背に幼児三人組を乗せ、騎士様に釣り竿を持たせて庭に送り出した。
「キーちゃんはエム、ロー、ルドに合流してお肉多めにって伝言お願い」
「うるる」
さて僕は夕食の仕込みに入ろう。
今日は何にしーようかなー
「母様ただいま」
「アカーシャおかえりー」
メニュー画面を開こうとした所でアカーシャが帰って来たので玄関までお迎えに行ったら、一緒に刀雲とルークが並んでいた。
帰って来るの早いな、おつまみの用意も出来てない、先にお風呂入ってもらおう。
「今日最後の授業で講習あった父様も一緒」
「ただいまイツキ」
「お、おかえり」
刀雲と母さんを対面させる心構えまだ出来てない、どうしたものか。
「わふふ」
「ルークもお帰りなさい」
ルークは刀雲の護衛官として一緒にお城に登城したり、山賊として出勤したりなどかなり自由にやっている模様。
そもそも勤務形態が謎な部分が多い、僕が働いたことないから理解できないだけなのだろうか。
「イツキどうした?」
「え、えーっと」
部屋に戻らせてそのままお風呂に……と思ったけど、刀雲は帰宅したら子供達にちゅっちゅするのを楽しみにしていて、足は真っすぐに座敷の方に向けられた。
大丈夫、刀雲を信じているよ。
少なくとも騎士様みたいにダメ男認定はされないはず。
……騎士様って確か世界を統べる一番偉い人のはずなんだけど、姑って強いな。
そう言って登場したのは騎士様の保護者その1、春日さん。
このお方、案外俗っぽい言葉知ってるんだよねぇ。
「へぇあれの保護者、ねぇ」
「ふぅん、イツキの保護者か」
母さんと春日さんの間に一触即発な空気が流れた。と思ったら、無言で握手を交わして子育ての大変さを語り合い始めました。
立ち話も何だからと腰を下ろした二人の前にお茶とお菓子を置いて素早く離脱。
「シャムス達の使っているあのオムツはいいね」
「あれいいよな、子育てしてる時に欲しかったよ。おねしょを乾かして証拠隠滅しようと布団を吹っ飛ばして号泣した事もあったなぁ」
春日さん、春日さん、騎士様のHPはもう0なんです、過去語りで色々えぐらないであげて!
「確かに、あれは私も子育て時代に欲しかった」
「母から幾つか譲り受けて我も使わせてもらったが、前世があるから矜持が邪魔をして膨れっ面するのが可愛かった」
子育て談義にレイアさんが参加、当たり前のようにタイガも参加している。
追加のお茶と菓子はドリアンが出してくれたようだ。
この調子だと夜は宴会になるだろうなぁ。
ふと、僕の中の悪魔が囁いた。
「女神様と母さんを会せたらどうなるか見てみたい」と、宴会出禁にしてるから呼べばホイホイ来るだろう。
あ、でもトラブルになったら収めるの面倒だな、フォローやケアも特にやりたくないし、やっぱ呼ばない方向で。
「騎士様は庭で子供達と釣りお願いしていいですか? 宴会になると思うのでなるべく多めにお願いします」
「樹の優しさが沁みる」
いえ、本当に食材確保のためです。
近くを通ったもふもふズの背に幼児三人組を乗せ、騎士様に釣り竿を持たせて庭に送り出した。
「キーちゃんはエム、ロー、ルドに合流してお肉多めにって伝言お願い」
「うるる」
さて僕は夕食の仕込みに入ろう。
今日は何にしーようかなー
「母様ただいま」
「アカーシャおかえりー」
メニュー画面を開こうとした所でアカーシャが帰って来たので玄関までお迎えに行ったら、一緒に刀雲とルークが並んでいた。
帰って来るの早いな、おつまみの用意も出来てない、先にお風呂入ってもらおう。
「今日最後の授業で講習あった父様も一緒」
「ただいまイツキ」
「お、おかえり」
刀雲と母さんを対面させる心構えまだ出来てない、どうしたものか。
「わふふ」
「ルークもお帰りなさい」
ルークは刀雲の護衛官として一緒にお城に登城したり、山賊として出勤したりなどかなり自由にやっている模様。
そもそも勤務形態が謎な部分が多い、僕が働いたことないから理解できないだけなのだろうか。
「イツキどうした?」
「え、えーっと」
部屋に戻らせてそのままお風呂に……と思ったけど、刀雲は帰宅したら子供達にちゅっちゅするのを楽しみにしていて、足は真っすぐに座敷の方に向けられた。
大丈夫、刀雲を信じているよ。
少なくとも騎士様みたいにダメ男認定はされないはず。
……騎士様って確か世界を統べる一番偉い人のはずなんだけど、姑って強いな。
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