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権力とは使う為にある
第243話
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女神様騒動で疲れたので、今日はちょっと癒されたいと思います。
「まずはエムおいでー」
「わふ」
ローとルドはもふもふズと狩りに出たから帰って来てからだね。
本当はお風呂でシャンプーからやりたいけど、そうすると時間が足りなくなるので魔法でキラキラ~、お次は耳掃除ですよ~。
「力抜いてくださいね~」
いざやろうとしたらお耳の中綺麗だった。
クリーンの効果がこんな所にまで、じゃあ爪切り……うーん大地を駆けまわっている上に日頃からお手入れしているから理想的な状態だなぁ。
ブラッシングしよっか。
今日の道具はこちら、手袋ブラシ!
女神様が土下座とともに色々なブラシを貢いできたんだよね~、ありがたく使わせていただきましょう。
なでなで
くぅ~ん
甘え声がルークに似てきたなぁ。
でもひっくり返ったら背中出来ないですよ~。
「まま、つぎぼく」
「はぁい」
尻尾の先まで撫でまわし、エムが溶け切ったところで終了。
次は目をキラキラさせて順番待ちしていたシャムスです、さてどれ使おうかな?
『まだかなー?』
獣化したシャムスが膝の上でウキウキと待っている。
よぉしじゃあまずはコームから。
「クリーン」
『きらきらー』
お耳チェックしまーす、綺麗ですね~。
『んふふ』
お爪も問題ありません、肉球はちょっと硬くなってきたね、良く遊んでいる証拠です!
身体を撫でまわしながら状態もチェック、幼児状態だとふっくらぷにぷになのに、獣化するとすっきり体型な不思議。
「健康状態完璧」
ではブラッシング開始ー。
『かあしゃま、僕もあれ使って』
「ん? シャムスも手袋ブラシ体験したいの? いいよ」
『きゃー』
手袋で全身わしわししたら千切れるんじゃないかってぐらい尻尾を振っている。
可愛いなぁ、ほーれほれー。
『はふぅ』
「シャムスも寝ちゃった」
「はいはいはい! 次は我な!」
「はいどーぞ」
シャムスをエムの横に寝かせ、両手を広げたら膝の上にアー君が座った。
僕に抱き着く形で。
デレが。
アー君のデレが可愛くて辛い。
せっかくなのでそのままの体勢でクリーンを唱えてブラッシング開始!
「ふふふ~ん」
アー君が鼻歌を歌っておる!
……ん? なんか胸元がもぞもぞする。
「んくんく」
ここに来てまさかの赤ちゃん返りぃぃぃ!
母乳飲んでる!
アー君が母乳飲んでるーーー!
かぐやとイブが部屋の入り口で固まっている。
ごめんね、部屋に入ってくるのちょっと待ってね、あとで髪結いしてあげるから、ごめんね。
目で会話すると小さく頷いた二人の後ろには魚を背負った白熊さん、最近見ないと思ったら海に出てたのか……。
口を開きかけた白熊さんだけど二人に押されてどこかへ消えて行った。
ありがと、本日の夕食サービスは期待してほしい。
「まま」
僕って今日が命日じゃないよね?
アー君もう一回。
「まずはエムおいでー」
「わふ」
ローとルドはもふもふズと狩りに出たから帰って来てからだね。
本当はお風呂でシャンプーからやりたいけど、そうすると時間が足りなくなるので魔法でキラキラ~、お次は耳掃除ですよ~。
「力抜いてくださいね~」
いざやろうとしたらお耳の中綺麗だった。
クリーンの効果がこんな所にまで、じゃあ爪切り……うーん大地を駆けまわっている上に日頃からお手入れしているから理想的な状態だなぁ。
ブラッシングしよっか。
今日の道具はこちら、手袋ブラシ!
女神様が土下座とともに色々なブラシを貢いできたんだよね~、ありがたく使わせていただきましょう。
なでなで
くぅ~ん
甘え声がルークに似てきたなぁ。
でもひっくり返ったら背中出来ないですよ~。
「まま、つぎぼく」
「はぁい」
尻尾の先まで撫でまわし、エムが溶け切ったところで終了。
次は目をキラキラさせて順番待ちしていたシャムスです、さてどれ使おうかな?
『まだかなー?』
獣化したシャムスが膝の上でウキウキと待っている。
よぉしじゃあまずはコームから。
「クリーン」
『きらきらー』
お耳チェックしまーす、綺麗ですね~。
『んふふ』
お爪も問題ありません、肉球はちょっと硬くなってきたね、良く遊んでいる証拠です!
身体を撫でまわしながら状態もチェック、幼児状態だとふっくらぷにぷになのに、獣化するとすっきり体型な不思議。
「健康状態完璧」
ではブラッシング開始ー。
『かあしゃま、僕もあれ使って』
「ん? シャムスも手袋ブラシ体験したいの? いいよ」
『きゃー』
手袋で全身わしわししたら千切れるんじゃないかってぐらい尻尾を振っている。
可愛いなぁ、ほーれほれー。
『はふぅ』
「シャムスも寝ちゃった」
「はいはいはい! 次は我な!」
「はいどーぞ」
シャムスをエムの横に寝かせ、両手を広げたら膝の上にアー君が座った。
僕に抱き着く形で。
デレが。
アー君のデレが可愛くて辛い。
せっかくなのでそのままの体勢でクリーンを唱えてブラッシング開始!
「ふふふ~ん」
アー君が鼻歌を歌っておる!
……ん? なんか胸元がもぞもぞする。
「んくんく」
ここに来てまさかの赤ちゃん返りぃぃぃ!
母乳飲んでる!
アー君が母乳飲んでるーーー!
かぐやとイブが部屋の入り口で固まっている。
ごめんね、部屋に入ってくるのちょっと待ってね、あとで髪結いしてあげるから、ごめんね。
目で会話すると小さく頷いた二人の後ろには魚を背負った白熊さん、最近見ないと思ったら海に出てたのか……。
口を開きかけた白熊さんだけど二人に押されてどこかへ消えて行った。
ありがと、本日の夕食サービスは期待してほしい。
「まま」
僕って今日が命日じゃないよね?
アー君もう一回。
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