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第二章 聖杯にまつわるお話
第335話
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夕食は今日出来立ての砂漠の豪邸で食べることになり、刀雲と騎士様、アー君を呼んだら魔王様とかレイア様とかぞろぞろとついてきたのには驚いた。
ドリちゃんが神速で食事とお酒を送ってくれたので間に合ったけどね!
海外のパーティーみたいにプールをライトアップしたら女神様が帰らなくて、皇帝を連れて戻ってきました。
昼間、ここは人間には危険だ的なこと言ってませんでした?
「大丈夫だ。皇帝は数歩ぐらい人間辞めてるから。第四皇子と同腹の子供はさすがに危険だから残ってもらったけど」
ライトアップされたプールに帝国兄弟が大はしゃぎ、夕食もそこそこにプールに飛び込んだり、水の上を跳ねたりとテンションが凄い。
突然体力が切れて水に沈んだら大変なので、自宅からクラーケン一家を召喚、監視員をお願いした。
もっともミニクラーケンは皇子らと跳ねたり踊ったりしてるけど。
「ママ……俺が、俺が課題や仕事こなしている間になに楽しそうなことやってるの!?」
「僕悪くない」
『僕も悪くないの』
犯人は僕とシャムスを召喚した人たちです、制裁は済んでますのでご安心を。
おじいちゃん息してるかな。
「ママは召喚された後に遊びに行こうとせずに、真っすぐ帰る努力をすべきだと思う」
「それはちょっと」
僕だって隙あらば冒険をしてみたい。
ポンチョとえっちゃんがいればどこにいても安全は約束されているしね。
「母様」
「カイちゃん」
「あそこで悪魔と肩を組んで歌っている悪霊は一体……」
『おうさまー』
「カイが前に言ってた呪いの元凶」
お酒を飲みながら陽気に歌い、足を滑らせてセバスチャンと一緒にプールに落ちた。
「イネスが散々遊んだ聖水プールだけど大丈夫かな」
「悲鳴を上げてますが笑っているから大丈夫でしょう」
『きゃー』
「ぎゃおー」
ひーひー笑いながらプールから上がり、目から水をダバダバ流しながらまた笑っている。
セバスチャン、給仕のお仕事はしなくて良いのだろうか。
悪霊が落ちたから水が穢れたかと心配したけれど、そう言えば邪神兄弟も瘴気をまき散らしながらバシャバシャ遊んでたし今更か。
「ママ、ネヴォラから話を聞いた。あの王様がここに来たのってさ……自分の血を引く子孫の大量の血に引き寄せられたんじゃないか?」
『なるほどー』
「生贄召喚した形になったのか! 引き寄せられて来てみれば、謎能力発動真っ最中で巻き込まれた感じだな!」
それであんな愉快な感じになっちゃったのかー。
ハワイアン衣装、似合ってますよ。
ドリちゃんが神速で食事とお酒を送ってくれたので間に合ったけどね!
海外のパーティーみたいにプールをライトアップしたら女神様が帰らなくて、皇帝を連れて戻ってきました。
昼間、ここは人間には危険だ的なこと言ってませんでした?
「大丈夫だ。皇帝は数歩ぐらい人間辞めてるから。第四皇子と同腹の子供はさすがに危険だから残ってもらったけど」
ライトアップされたプールに帝国兄弟が大はしゃぎ、夕食もそこそこにプールに飛び込んだり、水の上を跳ねたりとテンションが凄い。
突然体力が切れて水に沈んだら大変なので、自宅からクラーケン一家を召喚、監視員をお願いした。
もっともミニクラーケンは皇子らと跳ねたり踊ったりしてるけど。
「ママ……俺が、俺が課題や仕事こなしている間になに楽しそうなことやってるの!?」
「僕悪くない」
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おじいちゃん息してるかな。
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「それはちょっと」
僕だって隙あらば冒険をしてみたい。
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「母様」
「カイちゃん」
「あそこで悪魔と肩を組んで歌っている悪霊は一体……」
『おうさまー』
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お酒を飲みながら陽気に歌い、足を滑らせてセバスチャンと一緒にプールに落ちた。
「イネスが散々遊んだ聖水プールだけど大丈夫かな」
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『きゃー』
「ぎゃおー」
ひーひー笑いながらプールから上がり、目から水をダバダバ流しながらまた笑っている。
セバスチャン、給仕のお仕事はしなくて良いのだろうか。
悪霊が落ちたから水が穢れたかと心配したけれど、そう言えば邪神兄弟も瘴気をまき散らしながらバシャバシャ遊んでたし今更か。
「ママ、ネヴォラから話を聞いた。あの王様がここに来たのってさ……自分の血を引く子孫の大量の血に引き寄せられたんじゃないか?」
『なるほどー』
「生贄召喚した形になったのか! 引き寄せられて来てみれば、謎能力発動真っ最中で巻き込まれた感じだな!」
それであんな愉快な感じになっちゃったのかー。
ハワイアン衣装、似合ってますよ。
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