44 / 54
5章 太歳公主
5-11.
しおりを挟む
魔王アルジュが率いるグプタ軍は、少年君主ブリハルドが率いるマガーダ軍との戦いにおいて、兵力の差に耐えかねて少しずつ後退するように見せかけながら、マガーダ軍を侯都の南方へと誘き出していた。
グプタ軍のこの動きは、一番信頼できる南方からの援軍と少しでも早く合流したいブリハルドにとっても願ったり叶ったりのものだったから、わずかに抱いた疑念を無視して、南下するグプタ軍の動きに乗ってしまったのだった。
侯都グリハラージャにも守備隊が残されていたが、その部隊を預かっていた隊長は、援軍だと信じ切っていたコーサラー軍の要請に応じて、素直に城門を開けてしまった。
歓迎されながら侯都内へ雪崩れ込んだコーサラー軍はたちまち牙を剥き、守備兵を血祭りに上げて侯都を制圧した。辛うじて脱出した守備兵の生き残りも、ブリハルドが率いる本隊に侯都陥落の報を伝えた後、息絶えた。
じつはコーサラー軍が侯都に到達した時点で侯都からブリハルドに向けて伝令兵が走らされていたのだが、コーサラー裏切りの報を持って逃げてきた手負いの兵士が先に出ていた伝令兵を追い抜いてブリハルドに報告を届けたという話が残されている。
この話からも、コーサラー軍の行動がいかに電撃的で、マガーダのグリハラージャ守備隊がいかに衝撃を受けたかが窺えよう。
「お、お……おのれ! コーサラーは卑怯者の集まりだッ!!」
ブリハルドは額まで真っ赤にして激怒した。若さに見合わぬ沈着さで兵を統率してきた少年君主が、部下の前で初めて見せた年相応の癇癪だった。
「全軍、反転だ。すぐに侯都を取り返すぞ!」
そう命令したが、周りがそれを押し止めた。
「いけません、ブリハルド様。いま反転すれば、グプタ軍に後背を突かれてしまいます」
「このままでもコーサラー軍に後背を突かれるだけではないか!」
「ですが――」
ブリハルドと部下が激論を交わしていたところに、もうひとつの報告がもたされた。南方からカーシー軍五千が到着したことを告げる知らせだった。
その報告を聞いて、ブリハルドもまずはカーシー軍と連携してグプタ軍を叩きのめすことに決めた。
「死者を操ろうが、狼を操ろうが、首無しの騎士だろうが、我が軍とカーシー軍とで合わせて一万になる大軍で挟撃するのだ。一日、いや半日で駆逐してくれる!」
ブリハルドはすぐさま突撃の準備を調えさせると、カーシー軍の動きに合わせてグプタ軍に大攻勢を仕掛けた。カーシー軍もその意図を読んで、戦場に到着してすぐ、息を整える間もなくグプタ軍への攻勢を開始した――しようとした。
カーシー軍の全体に突撃の角笛が響いたまさにそのとき、空が一瞬、陰った。その陰りに気づいて顔を上げた者もいたが、何が起きたのかを理解しながら死んだ者は、おそらく一人もいなかっただろう。
カーシー軍五千の兵は降り注いだ隕石の雨に打たれて、湯を沸かすほどの時間もかけずに千余の兵を失った。
● ● ●
ジャオの星呼びは瞑想開始から発動までに、最短で丸一日の時間を要する。だがそれは、あくまでも最短で、だ。いくつかの制約はあるのだが、瞑想が途中で遮られないかぎり、星呼びを発動させるのは二日後でも三日後でも問題なかった。
アルジュはだから、昨日のうちからジャオを急拵えの櫓に座らせて、カーシー軍が現れると予想していた地点を見据えての瞑想を始めさせていたのだった。
カーシー軍の到着はもう二、三日後になると思われるが、念のために今の内から――そういうつもりで早めに星呼びの準備をさせておいたことが功を奏して、相手がいままさに攻撃を始めようとする絶好機に間に合わせることができたのだった。
なお、前回の支城に対して行使したときとは違って、呼ばれた星が一個の塊ではなく数個の欠片となったのは、単に落ちてくる途中で星が自壊したか否かというだけの話である。呼んだ星がどのように落ちるかは、ジャオにも操作することができない。ジャオの権能はあくまでも星呼びなのだ。
とはいえ、点ではなく面を攻めたかったこの場面で流星雨を呼べたのは僥倖だった。でなければ、間隔の必要性から一回の戦闘で一度しか使えない星呼びで、援軍のうち二割強を叩くという大戦果を上げることはできなかっただろう。
逆に言えば、カーシー軍は八割以上が健在だったわけだが――自分たちが天変地異そのものの攻撃に晒されたという畏怖は、流星雨の落下範囲から外れていた兵士たちたちまでもを恐慌の淵に叩き落とした。
隕石の落ちた場所には大小の陥没が穿たれている。その陥没には、隕石の激突によって生まれた土砂混じりの爆風を浴びて血塗れになった兵士が折り重なって埋まっており、苦悶の声で合唱している――。
隕石衝突の衝撃で立ち込めていた砂煙が晴れて現れたのは、そんな地獄絵図だった。
「魔王だ! やっぱりあれは魔王なんだ。手を出しちゃいけない相手だったんだ……い、嫌だ! 死にたくない、あんな死に方は嫌だぁッ!!」
兵士たちは叫び、泣き喚き、隣り合った相手とぶつかっては押し退けながら、雪崩を打って逃げ出し始めた。
カーシー軍にとって運が悪かったのは、流星雨の欠片のひとつが本陣を直撃したことだ。
軍団を率いる総大将を始めとして、その補佐や代理を務めるべき立場の者が軒並み死んでしまったため、兵士たちの敵前逃亡を止めようとする者はいなかった。
カーシー軍は戦場に着いたのとほぼ同時に、完全崩壊したのだった。
カーシー軍に隕石が降り注いだ光景は、グプタ軍を挟んだ向こうに布陣していたマガーダ軍の兵士たちからもよく見えていた。
「そんな……星は落とせないのでは……なかったのか!?」
ブリハルドは驚愕に目を瞠っている。
魔王は星を呼べなかったのではなく、呼ばなかっただけだ。つまり、いま眼前で起こった惨劇が自分たちの身に起きていたかもしれなかったのだ――そう思っただけで、ブリハルドの手足は恐怖で震えるのだった。
晴れた空から星の雨が降り注ぐという、恐ろしくも神々しい光景を間近で目撃したマガーダ軍は、いま目の前に敵の軍勢がいることを、瞬間、失念した。
「いまだ、攻撃開始せよ!」
アルジュが剣を抜き放ち、切っ先を天に掲げて吠えた。
グプタ軍のこの動きは、一番信頼できる南方からの援軍と少しでも早く合流したいブリハルドにとっても願ったり叶ったりのものだったから、わずかに抱いた疑念を無視して、南下するグプタ軍の動きに乗ってしまったのだった。
侯都グリハラージャにも守備隊が残されていたが、その部隊を預かっていた隊長は、援軍だと信じ切っていたコーサラー軍の要請に応じて、素直に城門を開けてしまった。
歓迎されながら侯都内へ雪崩れ込んだコーサラー軍はたちまち牙を剥き、守備兵を血祭りに上げて侯都を制圧した。辛うじて脱出した守備兵の生き残りも、ブリハルドが率いる本隊に侯都陥落の報を伝えた後、息絶えた。
じつはコーサラー軍が侯都に到達した時点で侯都からブリハルドに向けて伝令兵が走らされていたのだが、コーサラー裏切りの報を持って逃げてきた手負いの兵士が先に出ていた伝令兵を追い抜いてブリハルドに報告を届けたという話が残されている。
この話からも、コーサラー軍の行動がいかに電撃的で、マガーダのグリハラージャ守備隊がいかに衝撃を受けたかが窺えよう。
「お、お……おのれ! コーサラーは卑怯者の集まりだッ!!」
ブリハルドは額まで真っ赤にして激怒した。若さに見合わぬ沈着さで兵を統率してきた少年君主が、部下の前で初めて見せた年相応の癇癪だった。
「全軍、反転だ。すぐに侯都を取り返すぞ!」
そう命令したが、周りがそれを押し止めた。
「いけません、ブリハルド様。いま反転すれば、グプタ軍に後背を突かれてしまいます」
「このままでもコーサラー軍に後背を突かれるだけではないか!」
「ですが――」
ブリハルドと部下が激論を交わしていたところに、もうひとつの報告がもたされた。南方からカーシー軍五千が到着したことを告げる知らせだった。
その報告を聞いて、ブリハルドもまずはカーシー軍と連携してグプタ軍を叩きのめすことに決めた。
「死者を操ろうが、狼を操ろうが、首無しの騎士だろうが、我が軍とカーシー軍とで合わせて一万になる大軍で挟撃するのだ。一日、いや半日で駆逐してくれる!」
ブリハルドはすぐさま突撃の準備を調えさせると、カーシー軍の動きに合わせてグプタ軍に大攻勢を仕掛けた。カーシー軍もその意図を読んで、戦場に到着してすぐ、息を整える間もなくグプタ軍への攻勢を開始した――しようとした。
カーシー軍の全体に突撃の角笛が響いたまさにそのとき、空が一瞬、陰った。その陰りに気づいて顔を上げた者もいたが、何が起きたのかを理解しながら死んだ者は、おそらく一人もいなかっただろう。
カーシー軍五千の兵は降り注いだ隕石の雨に打たれて、湯を沸かすほどの時間もかけずに千余の兵を失った。
● ● ●
ジャオの星呼びは瞑想開始から発動までに、最短で丸一日の時間を要する。だがそれは、あくまでも最短で、だ。いくつかの制約はあるのだが、瞑想が途中で遮られないかぎり、星呼びを発動させるのは二日後でも三日後でも問題なかった。
アルジュはだから、昨日のうちからジャオを急拵えの櫓に座らせて、カーシー軍が現れると予想していた地点を見据えての瞑想を始めさせていたのだった。
カーシー軍の到着はもう二、三日後になると思われるが、念のために今の内から――そういうつもりで早めに星呼びの準備をさせておいたことが功を奏して、相手がいままさに攻撃を始めようとする絶好機に間に合わせることができたのだった。
なお、前回の支城に対して行使したときとは違って、呼ばれた星が一個の塊ではなく数個の欠片となったのは、単に落ちてくる途中で星が自壊したか否かというだけの話である。呼んだ星がどのように落ちるかは、ジャオにも操作することができない。ジャオの権能はあくまでも星呼びなのだ。
とはいえ、点ではなく面を攻めたかったこの場面で流星雨を呼べたのは僥倖だった。でなければ、間隔の必要性から一回の戦闘で一度しか使えない星呼びで、援軍のうち二割強を叩くという大戦果を上げることはできなかっただろう。
逆に言えば、カーシー軍は八割以上が健在だったわけだが――自分たちが天変地異そのものの攻撃に晒されたという畏怖は、流星雨の落下範囲から外れていた兵士たちたちまでもを恐慌の淵に叩き落とした。
隕石の落ちた場所には大小の陥没が穿たれている。その陥没には、隕石の激突によって生まれた土砂混じりの爆風を浴びて血塗れになった兵士が折り重なって埋まっており、苦悶の声で合唱している――。
隕石衝突の衝撃で立ち込めていた砂煙が晴れて現れたのは、そんな地獄絵図だった。
「魔王だ! やっぱりあれは魔王なんだ。手を出しちゃいけない相手だったんだ……い、嫌だ! 死にたくない、あんな死に方は嫌だぁッ!!」
兵士たちは叫び、泣き喚き、隣り合った相手とぶつかっては押し退けながら、雪崩を打って逃げ出し始めた。
カーシー軍にとって運が悪かったのは、流星雨の欠片のひとつが本陣を直撃したことだ。
軍団を率いる総大将を始めとして、その補佐や代理を務めるべき立場の者が軒並み死んでしまったため、兵士たちの敵前逃亡を止めようとする者はいなかった。
カーシー軍は戦場に着いたのとほぼ同時に、完全崩壊したのだった。
カーシー軍に隕石が降り注いだ光景は、グプタ軍を挟んだ向こうに布陣していたマガーダ軍の兵士たちからもよく見えていた。
「そんな……星は落とせないのでは……なかったのか!?」
ブリハルドは驚愕に目を瞠っている。
魔王は星を呼べなかったのではなく、呼ばなかっただけだ。つまり、いま眼前で起こった惨劇が自分たちの身に起きていたかもしれなかったのだ――そう思っただけで、ブリハルドの手足は恐怖で震えるのだった。
晴れた空から星の雨が降り注ぐという、恐ろしくも神々しい光景を間近で目撃したマガーダ軍は、いま目の前に敵の軍勢がいることを、瞬間、失念した。
「いまだ、攻撃開始せよ!」
アルジュが剣を抜き放ち、切っ先を天に掲げて吠えた。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて
だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。
敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。
決して追放に備えていた訳では無いのよ?
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる