こんなゲーム実況が観たい。

Merle

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●その3. ロリ爆乳二人で、えっちな回復縛りで協力プレイ。

3-4(end).

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 動画を再生させるとまず映ったのは、千黒と鈴が並んで立っている姿だ。カメラとの距離はこれまでで一番近くて、バストアップ映像になっている。スマホで自撮りしているかのようだった。
 なお、二人とも本編動画のトップレスwithニップレスではなく、半袖Tシャツを着用していた。少し映っている背景や映像全体の空気感からして、どうやら夜の野外ロケのようだから、シャツを着ていて当然だ。
 ……もっとも、そのタイトなTシャツの襟首は、それはもう深々としたUネックで、爆乳の谷間も膨らみもくっきりはっきりだったけど。

「はい……ど、どうも、おつー。千黒ちくろでーす」
「……」
「鈴、自己紹介」
「あぁ……佐塚さつかりんだお……」
「だお、って!」
「だおだおー」
「おーぅ……はいもう、鈴がちょっとガチめにヤバそーなんで、ぱぱっと行きまー。ってか、あーしも結構きつぃーんやーっ!」

 熱に浮かされたように視線の定まっていない鈴と、泥酔の一歩手前みたいな自棄やけっぱちテンションの千黒だ。

「ってことで罰ゲームなんだけどー、最初は晩御飯の買い出しを考えてたんだけど、あんまり周りを映すのは良くねーんじゃねーの? ってことでー、こーゆー画面構成にー」
「ひたすらバストアーップ」
「あんま外ロケ感ないけど、とりまそゆことでよろー」
「よろりー」

 潤んだ瞳と火照った頬で、いつもより近い画面のこちらに挨拶をする二人。よく見れば、二人のたわわな乳房が一定のリズムでぷるんぷるん波打っていた。カメラがまったく手振れを感じさせずに二人の顔をフォーカスしているから分かりにくかったけれど、どうやら二人は歩きながらこの動画を撮ったようだった。

「あ、いちおー罰ゲームなんで、走って速攻で終わらせるってのは無しにしてまー」
「競歩ルールだっけ?」
「そ。両足が同時に地面から離れるの禁止、ってのー」
「べつに禁止なの破ってもいいから早く終わらせてー気分なんけどー」
「それやっちゃうと罰ゲームの意味なくなっちゃうから我慢でっ」
「へーへー、わーってんよーぅ」

 動画は夜道を歩きながら撮ったもののようだが、二人の顔も胸元もはっきりと撮れている。光源が街灯の明かりだけとは思えないほどだ。
 画面の二人は歩くリズムで乳揺れさせながら、顔を火照らせている元凶から気を紛らわせるかのように会話を続ける。

「ってもさ、これ、うちらがただ買い物すんだけじゃん? どこの需要にヒットすん?」
「さー、分っかんね」
「えぇー」
「でも逆にアレよ。どこに刺さっか分かんねーからやってみよー、っつー話」
「誰もやんねーのは、やっても、どーしょーもねーから、では……んうぅ♡」

 鈴の言葉は尻すぼみになって、悪寒が走ったみたいに背筋を小さく跳ねさせる。タイトなTシャツの深いUネックから溢れ出しそうになっている乳肉の先っぽを苛む痒みは、会話ごときで忘れてしまえる程度の生易しさではないらしい。

「は、ふっ……ってか、あーしら、いま周りからどう見られてんかね?」
「んぅ……?」
「だって、鈴もあーしもいま顔真っ赤でハァハァ言ってんじゃん。これ普通に痴女くね? こんなん、夜道歩いてて良いわけ?」
「ちー……それ言ったら、顔じゃなくて服がまず最初にアウトよ」
「あ、このTシャツね。いちお動画映えすんの選んだんだけど……職質もんかなぁ?」
「ワンチャン、お説教あるかもー。あと、うちの場合は下もトランクスだしー」
「ちょっとブカブカめのホットパンツでいけるっしょ。どっちも広い意味でパンツだしー? っつか、あーしのパンツもこれ男物なんだけど、実際どーよ? トップと合ってる? 有り無しどっち?」
「うぅむー……どっちでもいーやー」
「ちょーっ! もーちょい考えてくれてもいいんよーッ!?」
「だってー、辛いー、痒いー……うぅ、あうぅ……ッ♡」
「んなの、あーしだって痒いっつのーっ! おうぅッ♡」

 二人で苦悶に身をくねらせつつも、濡れた瞳はとっても淫靡だ。
 疼痛と快感は表裏一体で、苦しさと気持ち良さは渾然一体。ならば二人が、顔で善がって身体で悶えるアンビバレンスなことになるのも当然と言えよう。

「あぅあぁ……掻きたい掻きたい掻きたぅあぁい!」
「鈴、声。お外なんだし、抑えてー」
「だってーっ」
「だいたい、これ付けたまま掻いたらヤッベーことになんの、鈴も知ってんしょー」
「知ってっから我慢してじゃんよーぉ!」

 ここで、ぴんぽんーん、の効果音とテロップが出る。

『この星型ニップレスは、強い刺激を受けても痒み成分を分泌させます。また、専用の剥離剤を染み込ませずに剥がそうとすると乳首が捥げます♡』

 ……そういう理由があったから、とくに鈴などは泣きが入るくらいの痒みに苛まれても、ニップレスの張り付いた乳首を掻かずに我慢していたわけだ。

「ああぁ……も、帰ろ? 帰って、これ剥がそ? ね、ちー……ね?」

 鈴のテンションは乱高下が著しくて、普通に喋っていたかと思えば急に大声を出して、かと思えば一転、涙目で弱音を吐く。千黒はもう少しマシなようだけれど、浮き沈みする鈴にすっかり振り回されていた。

「鈴、落ち着けー。ほら、いつものお弁当べんと屋、すぐそこだし。いま帰ったら無駄足なんし。あ、それにほら、いまうち、お酒ねーぞ、お酒。鈴、飲みたいっしょ? なら、お弁当屋でご飯と一緒に買って帰ろ。な?」
「……ん」

 鈴は涙目ながらも、こくりと頷く。それを見て、千黒もホッと一息だ。
 ――そこで、ハッと画面に視線を戻す。千黒はどうやら、動画撮影していることをしばし忘れていたようだ。

「あ、えーと……はいっ、もうすぐお弁当屋に着きまーっす。んでー、お店の中は撮影めるんで、そこはご了承をー」
「ごりょーしょー」
「……と言ってるうちに到着とうちゃーく。カメラ一旦切りまー♡」
「まー」

 千黒は努めてにこやかに、鈴は焦点の定まらない眼差しで、画面に向かって手を振った。その映像がプツッと切れたが、またすぐに映像が再開する。途切れる前と同じ、二人の顔と爆乳を大きく映したバストアップ映像だ。

「――はいっ、ご飯買ってきましたー」
「お酒もー」

 鈴がちょっと元気になっていた。その原因はきっと、爆乳の谷間に挟まれている缶チューハイだろう。なお、千黒の胸でも同じように缶チューハイがパイズリされている。ノーブラだと、挟んだだけではさすがに歩く振動で缶が落ちてしまうのだろう。二人とも腕組みをして、乳房の左右と下側を支えていた。

「あ、これな。見てるひと、これ気になんでしょ。べつにオカズテロのためだけにやってんじゃねーんよ」

 千黒はぐっと胸を張って、画面に缶チューハイを近づかせ、うりうりっと左右に揺する。タイトTシャツからはみ出しそうな爆乳は、腕組みされたことによって立派な缶ホルダーと化しており、全長のほとんどを乳に挟まれたロング缶が落ちる気配はなかった。

「こーしてっと乳が冷えて、痒みがちょっと引く感じなんよー」
「スッとしてスッキリよー」

 鈴も千黒と一緒になって前屈みで画面に胸元を差し出し、谷間に挟まったロング缶の飲み口を見せつけてくる。にししっと不敵に笑いながら胸を揺すって、缶の中身がちゃぷちゃぷ鳴るのをマイクに聞かせてくる。

「にししー♡」
「うりうりー♡」

 画面密着ガチ恋距離でむっちむっち震える二組四つの重たげ乳房。二人分の笑い声に、ちゃぷちゃぷと重なるお酒の音が伴奏をつけている。

「……はいっ、サービス終了」
「ん。さっさと帰ろー」

 満足したらしい二人は、さっと姿勢を戻して背筋を伸ばすと、腕組みで支えた乳房でロング缶をパイズリしたまま歩き始めた。背景がほとんど映っていないし、顔に当てられたフォーカスが全くぶれないせいで分かりづらいけれど、四つの乳房が往路と同じくたぷたぷ波打っているから、歩いているのだろう。

「……あ」

 歩き始めて間もなく、上機嫌だった鈴の笑顔が引き攣る。

「鈴?」
「おっぱい、温くなってきた。痒くなってきたー……」
「あーはいはい。別の冷えてんのと取っ換えな」
「んー」

 鈴は胸の下で組んでいた両腕のうち右腕を外すと、爆乳の谷間からロング缶をずるっと抜き取る。缶が抜けた後のぽっかりと空いた谷間は、むっちりたっぷりな乳肉ですぐに閉じられたが、画面外から聞こえるガサゴソという物音がした後に戻ってきた右手が掴んでいた缶チューハイで、またすぐにくっぱりと開かされた。
 ぬるん、たぷん、っと擬音が聞こえてきそうな具合で乳肉の沼に嵌まり込んでいくロング缶。

「うおぁー……冷たぁーい♡」

 鈴は蕩けた声音の吐息を零して、ぶるるっと背筋を下から上に震わせる。一拍遅れてパイズリ肉も、ぷるんっと弾む。

「あーしも取っ換えよー……うっはぁ♡ やっべ、これ効くぅ♡」

 千黒も肉厚パイズリ穴に収めておく缶を新しいものに取り替えると、湯船に浸かったおっさんみたいな声を出して表情を緩めた。地声が女性にしては低いほうだから、いっそうオヤジっぽい。

「ちーちゃん、なんか下品よー」
「えぇ!?」
「え、素で驚き? じゃ、いまのわざとおっさんムーブしたんじゃなしに?」
「え……あ、うん。わざと。もちろん。当ったり前だし」
「うっわー、嘘っぽすぎて逆に本当ほんとーかもって気がしてるー」
「ホントよ、ホント。あーし、鈴に嘘吐いたことある?」
「……ない?」
「や、分かんね」
「分かんねんかよ!」
「だって、嘘吐いたかどーかなんて気にしたことねーし」
「……だね。うちも、ちーに何言ったかなんて雑にしか覚えてねーやー」
「でしょ。そんなもんよね……って、何の話だっけ?」
「え、覚えてなーし」
「あーしもー……っつか、鈴との会話って毎度こんなんばっかだから、いちいち覚えてねーんだな」
「そーだねー」

 ……なんの山も落ちも意味もない会話をしながら、二人は腕組みで寄せ上げされたロング缶パイズリ爆乳をたぷたぷ揺らして夜道を歩く。

「……って、あ、馬鹿」

 ふいに千黒が画面を見た。

「いま撮ってたんじゃん。これ、罰ゲーム中だし!」
「あー、そだった。素で忘ってたー」
「あーしもだよ……ヤベぇ、これ罰ゲームなってん? っつか普通にこれ、動画として美味しい? なんか駄目な気ぃすんだけどー?」
「うちもそー思いまー」
「ますます駄目じゃん……」
「とか言ってるうちに、もうお家そこー」

 がっくりと落ち込む千黒に、鈴が腕組みを崩す。たぶん画面外で前方を指さしているのだろう。

「あ、本当だ。えっと……じゃ、罰ゲームこれで終わりかっ」
「うぇーい♡」
「やっ、これで終わっていいの? なんか駄目じゃね? 撮れ高全然じゃね!?」

 急にわたわた焦り出した千黒に、やっと解放されるーと喜んでいた鈴が、ふっと何かを思いついたようで悪戯っぽく笑った。

「撮れ高だったら協力でっきけどー?」
「おおぉ……! で、どーすんの!?」
「まず、両手を組んだまま……うちの荷物も持つー」
「うん? う、うん」

 首を傾げつつも、千黒は鈴が言ったとおりに腕組みしたまま、鈴が手にしていた買い物袋を持たされる。というか、二人は弁当屋からの帰り道、それぞれ片手にひとつの買い物袋を提げていたようだ。いま、鈴が提げていた袋を千黒が持ったので、鈴は両手が自由になり、千黒は両手が塞がったことになる。

「で、次は?」
「次はー、お酒の口をぷちっと開けまー」
「えっ!?」

 驚く千黒が何かする間もあらば、鈴は千黒にパイズリされている缶チューハイのプルタブを開けてしまった。

「ちょ、鈴んぅ?」

 何してくれんの!? ――と目で訴える千黒を無視して、

「そしてとどめー……えいっ♡」

 キツネさんになった鈴の両手が、千黒の乳首をTシャツ越しにムギューッと噛みついた。

「うんぅにゃ――ッ!?」
「おーっと、ちーちゃん。ステイカームお静かにー。ここはお外で、いまは夜ぅ」

 鈴は叫びかけた千黒の耳元に素早く唇を寄せて、舌の上で飴玉を転がすように甘く囁く。その間も、キツネさんになった親指と中指、薬指が、千黒の乳首を噛み噛みしている。
 千黒の乳首に張り付いているニップレスは、刺激を受けると痒み成分を分泌させると先ほど説明が出ていた。そこを抓られているのだから、千黒の乳首はいま、藪蚊の集団にピンポイントで乳首を狙われたのと同じくらいの凄絶な痒みに襲われているはずだ。

「……くっ、ううぅ!」

 千黒が身動きせずに乳首を苛められているのは、両手にはお弁当が、胸には蓋の空いたチューハイがあるからだ。いきなり痒み責めされるという仕打ちを受けても、千黒はお弁当とお酒を守っているのだ。これが母性か!

「ちーちゃん、すごいね。偉いね。健気だねー」

 鈴は猫なで声で笑いかけながら、ニップレスを抓んで揉みほぐして、千黒の乳首に痒み成分をたっぷりと染み込ませていく。

「うあぁ……かっ、っ……はっ……な、んっでぇ……」
「なんで、って……いま撮れ高、出てなくなーい? 欲しかったんよね、撮れ高ぁ」
「そっ、しょれはぁ……ッ」
「そいじゃ、イイ感じになったとこでー、締めの挨拶でもしよっかー」
「うあぁ……かっ、かぁ……ッ」
「ちゃんとしないと、痒いの終わんないよー?」
「おおぉ……っぼえてりょおおぉ……ッ!!」

 怨嗟の声も、熱病に侵されながら絶頂を強いられた、みたいな赤ら顔で震えながら言われたのでは、まったく迫力がない。それどころか、このまましばらく薄笑いしながら愛でていたくなる雰囲気がぷんぷんに発散されてた。

「ふうぅ……ふぅ、ん、んうぁ……ッ……」

 千黒は限界寸前のトイレを我慢するかのように身を捩りながら、浅い呼吸を繰り返す。たぶん、胸が少しでも揺れると辛くて、深呼吸ができないのだ。
 交差した状態で買い物袋を持たされてしまった両手が、ぎちぎちに乳房を締め上げている。

「あ、っふぁ……ッ……は――はいっ……こ、こんか……今回の、ば、ちゅ……ばちゅ――罰ゲ、ぇむ、は……あっ、っ! ッ……っこ! こっ、ここっここっ、までっ! で――ッ!!」

 ベコンッ、ドブンッ!
 乳圧に負けたロング缶が潰れて、中身のチューハイが飛び出した音だった。

「あ……ああぁ……」

 溢れたチューハイが爆乳の丸みに沿って流れ落ちていく。
 じんわりと染みていくTシャツは、千黒の代わりに泣いているようだった。

「も、やぁ……」
「おっとぉ!」

 崩れ落ちるところだった千黒を、鈴が咄嗟に正面から抱き締めて支えた。

「ごめん、ちー。やり過ぎたー……ごめん! もう帰ろ。ほら、お家すぐそこだから、頑張ろ。で、帰ったら、おっぱいいっぱい掻きむしろっ」
「……うぅーっ、ばかぁ……りん、ばかぁ……!」
「うんうん。うちが馬鹿だー。よしよし」

 これまではなんとなく、千黒がリードしているように見えていたが、いまは全くの正反対だった。
 鈴はしばらく千黒を抱きしめていたが、彼女が少しは落ち着いたと見ると、さっと離れて、ぱっと潰れた缶を回収し、ひょいっと両手の買い物袋も取ってしまった。それから、くるりとして、画面のこちらに笑顔を向ける。
 鈴の胸元は、千黒を抱き締めたせいでチューハイの染みが出来ていたけれど、鈴に気にした様子はない。……これで慈愛に満ちた微笑を湛えていれば聖母ママになれたかもしれないけれど、生憎と鈴の唇は、千黒を強く抱き締めた刺激で増してしまった乳首痒い痒いカイカイのせいで、弛緩しながら痙攣しているようなことになっていた。

「んっ……以上いじょっ、罰ゲームのカイカイ買い物実況じっきょーでーしたー。じゃ、またねー。おつーっ」
「お、おちゅー……」

 間延びしつつも早口の鈴。辛うじて一言の千黒。そんな二人の切羽詰まった顔と濡れた爆乳を映しながら、画面はフェードアウトしていったのだった。
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