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2-5. 小晴、兄も交えて4Pする。 ~1対1フェラ×2組
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「じゃ、マリちゃん。お兄のちんぽ、どうぞー♥」
「うん……頑張るっ」
「なんで俺じゃなく、小晴に言うかな……ま、いいけど」
大晴のぼやきは茉莉花に耳に届いていないようだった。
大晴はいま、上半身は制服のワイシャツを身に着けて下半身だけを丸出しにした恰好で、ベッドの縁に足を開いて腰かけている。その股の間で、ベッドから床に降りた茉莉花がちょこんと座り込んでいた。
だけど、茉莉花が話すのはベッドに腹這いで寝そべっている小晴とで、見ているのは鼻先すぐそこで偉そうに反り返っている勃起ちんぽとだ。
上半身だけを無視されている感覚に興奮するやら立腹するやら、大晴は複雑な気分だ。けれども愚息は単純で、早くも期待にどっくどっくと竿を細かく縦振りさせて、先端の割れ目から粘着質な雫をとろとろと吹き零していた。
「お兄って……残念なお猿さんよねー」
「うっさいな、小晴。これは生理的に仕方のない現象なんだ」
「はいはい」
小晴はぞんざいに相槌を打ちながら、目の前でぴょんと元気よく立ち上がっている竜馬ちんぽに、ふーっと息を吐きかけてからかった。
竜馬はベッドの足側に腰を下ろして、頭側に向かって両足を投げ出す形で座っている。その広げられた股間の間に頭を押し入れる体勢で小晴は腹這いに寝そべって、横向きにした顔を竜馬の太ももの付け根に載せているのだった。
そうすると自然、小晴の顔から数センチもないところに竜馬のちんぽがあるわけで、それが人生初の射精をしたばかりにも関わらず元気いっぱいピクピクしているのだから、からかわずにはいられなくなるのもまた自然なことだった。
「んぐっ、っ……真夏雨、いきなり刺激するのは止めてくれ……ッ」
「はいはーい……ふーっ♥」
「うんッ!? っ……おい!」
「あははっ♥」
竜馬ちんぽと遊んでいる小晴の笑い声に、茉莉花がごくりと喉を鳴らす。
「小晴ちゃん、楽しそう……わたしも……遊ぶ……!」
茉莉花は顔の前まで両手を持ち上げると、眼前の大晴ちんぽを左右から掌でそっと包み込んだ。
「んぁ……」
薄く開いた大晴の唇から、少し熱めの湯船に片足を入れたときのような吐息が漏れる。だけど、茉莉花の耳には届かなかったようだ。茉莉花の目はちんぽに夢中だった。
「わぁ、温かい。それに、思ったよりも柔らかくて、ぷにってしてて……わっ! ぷにってしたら、びくって! ……わ、わっ! ……わぁ♥」
刺激されると、表面張力の限界まで水を並々湛えたコップを突いたみたいに、尿道口から先走りの汁が大粒の珠になって溢れ出てくる。
茉莉花は最初こそ、お漏らしだと思って慌てたけれど、その珠が透明な水飴のように粘ついていると分かると、
「きっとこれもセーエキの仲間で、おしっこではないんだな」と安心して、むしろその粘液を指でつんつん撫でて糸を引かせる遊びに興じ始めた。
「う、っふ……きみ、マリちゃんだっけ? 思ったより積極的だね……ちんこ触るの初めてじゃなかったり? 汚いとか思わないの?」
わりと遠慮なく竿を両手でさわさわ撫でたり、ぐにぐに揉んだりしてくる茉莉花に、大晴は嫌味っぽい顔をする。
……べつに嫌味を言いたかったわけではなく、ただ無言のまま一方的に感じさせられるのが恥ずかしいと思って言葉を紡いだだけなのに、無意味に嫌味っぽくなってしまった。偏に異性との対話経験が少なすぎるが故の失敗だった。
「ふぇ……えっと、お父さんの以外は富士田くんのをさっき見たのが初めてで、触るのはこれ……お兄さんのが初めてです……」
「うっ……!」
「ふぇ? どうかしましたか?」
「いや、べつに――」
茉莉花の純真な瞳で見上げられた大晴は、さっと目を逸らした。茉莉花はその反応の意図を掴みかねて小首を傾げたけれど、小晴は見逃さなかった。角度的に大晴の顔はほとんど見えないはずなのに、言い淀んだことを察したのだろう。
「マリちゃーん。お兄はねー、マリちゃんに“初めて”って言われて興奮しちゃったんだよー」
「ふぇ……初めて、で?」
「いい、マリちゃん。男子はねー、女子に初めてって言われると興奮しちゃう生き物なんだよ」
「そうなんだ……!」
「だからね、何か初めてのことしたら、これするの初めてー♥ こんなの初めてー♥ って言っておけば、だいたいOKだからっ」
「うん、分かった! えっと……」
茉莉花は、大晴の勃起ちんぽを両手でそっと掠める程度に撫で摩るのを続けながら小晴に向けて元気よく返事すると、大晴へと視線を戻す。
「おちんちんに触るの、お兄さんのが初めて、です……あっ♥ それと、んぅ……♥ おちんちんの匂いを嗅いだのも、お兄さんのが初めてです……あっ、お汁がじゅわって♥」
上目遣いの眼差しに、大晴はごくりと唾を飲み込んだ。
ちんぽを撫でながら先走り汁をタップして遊ぶ姿だけでも蠱惑的なのに、裏筋の辺りに鼻先を寄せて鼻腔をすんすんさせる茉莉花の顔は、堪らなく淫靡だった。
大晴のちんぽは吃逆をするようにドクッと大きく脈打って、珠にならないほど大量の先走り汁をどぽっと鈴口から噴き上げさせた。
「わっ、きゃっ! ……ねえ、小晴ちゃん。おちんちんの粘々、すごい溢れたの! これ、せーえき!?」
「んーん、違うよー。こっちからだと見えてないけど、我慢汁でしょー」
「がまんじる……あっ、さっき富士田くんのおちんちんから出てきた、納豆の糸!」
「そー、それそれ。ちんぽが気持ちいいと出てくるやつー」
「せーえきとは違う、よね?」
「うん。精液とは違うけど、でもちんぽが気持ちいいよーってなると出てくるのは同じだから、その調子でどんどん遊んでいいよーってアピだよっ」
「そうなんだ……うん、分かった!」
「そりゃ良かった……ははっ」
最後の台詞は大晴のだ。自分のちんぽから手を離さないくせに、自分ではなく妹と話す茉莉花に、またついつい嫌味っぽく笑ってしまったのだった。本当はただ「遠慮しないで、僕に質問してくれて構わないよ」と言いたかっただけなのに……!
「え、えっと……お兄さん、気持ちいいんです、よね?」
「僕に聞かなくても、小晴がもう答えたと思うけど」
「あ……はい、そうですね……ごめんなさい」
「……うん」
違う、違うんだ。そうじゃなくて、僕はただ、小晴が言ったとおり僕は我慢汁どろどろ漏らしちゃうくらいに君に気持ち良くしてもらっているよ、と言いたかったんだけど、それをそのまま言ったら気持ち悪がられるかなと思って、そうしたらこんな言い方になってしまっただけで――ああぁッ!!
「んもーぅ、しょーがないにゃー」
このままだとつまらないことになりそうな二人に、小晴は大きな溜め息を吐くと、兄の背中越しに茉莉花へ呼びかけた。
「マリちゃん、見てー……んっちゅ♥」
「え……ふぇ!?」
小晴は茉莉花が見ているのを確認すると、おもむろに唇をタコのように突き出して――竜馬ちんぽの先っぽに、チュッ♥と音が鳴るようなキスをしたのだった。」
「あうっ……う、うぇ? 真夏雨、汚い! そんなところにキ、キ、キス……なんて!」
真っ先に反応したのは竜馬だ。
彼の知識の中に、先生も両親も教えくれないことはまだ存在していなかった。小晴のようにフィルタを搔い潜ってネット知識を漁るよう真似をしない良い子なので。
でも、小晴にとっては、からかい甲斐のある反応ありがとうございます♥だ。
「えー、竜馬くん、おちんぽ毎日洗ってないのー?」
「あ、洗ってるよ!」
「じゃー汚くないし……んちゅ♥ ちゅ、ちゅーっ♥」
「あっ、あぁ!」
竜馬の理性は「おしっこするところに口を付けるなんてイケナイことだ!」と訴えているのに、実際にキスしてもらった性欲のほうは「いや、これは素晴らしくいいものだ。洗ってあるのだし何の問題もない!」と真向否定、断固闘争の構えだ。
全身の血流が頭から性器への大騒ぎをした短くも激しい葛藤は、小晴の次なるアクションで終わりを迎えさせられた。
「ちゅーぅ……ん、ん……んぁーっむ♥」
「ぴゅ――ッ!? ……ッ!? うあぁ――ッ……ッ!!」
竜馬が、小晴にちんぽの亀頭を食べられたのだと理解したときにはもう既に、竜馬は射精し果てた後だった。
「んんッ!? ……んっ……ん、んぅ……っふー♥ ふぁー♥ んもーぅ、竜馬くん、いきなり出すとか鬼畜めーっ♥」
どっくどっくと脈打つちんぽのカリ首を窄めた唇でぶっちゅり咥えて押さえ込んで、こっくこっくと喉を鳴らして射精汁を嚥下していった小晴は、やがて暴れるのを止めたちんぽから口を離すと、呼吸を整えながら竜馬を見上げて笑った。
――ぐんっ。
「お? お、お、おぉーぅ……竜馬くんのおちんぽ元気ぃ♥ ってか、復活早ぁ♥」
「うぁ……ちんこが熱くて、ジンジンするの、止まらないんだ……あぁ……ッ」
小晴の挑発的な上目遣いと目が合っただけで、トイレで用を足したときの恍惚感を何百倍にも煮詰めたような快感で満足していた気持ちが、あっという間におやつ前の飢餓感(空腹感にあらず)で全身が支配されてしまう。
「真夏雨……僕は、あぁ……ッ……!」
だけど、竜馬には全身で脈打つこの熱気をどうしたらいいのかが分からないから、小晴に助けを求めるしかない。小晴を見下ろす火照った目元と潤んだ目尻には、普段のクールぶった印象なんて欠片も残っていない。ただの可愛い――食べちゃいたいほど可愛い少年だった。
「……うへ♥ やーこれ、あたし、変な扉開いちゃったかもー……♥」
「真夏雨、そんなことより――」
「はいはい――んっちゅ♥ ちゅ、ちゅううぅーっ♥」
まだ精液の滴っている尿道口にキス――というには下品すぎるほど強く唇で吸いつかれて、尿道内にこびり付いていた残り汁をずるるぅっと啜り上げられる。
「ひゃあ! ああぁッ!!」
竜馬は顎にアッパーを食らったボクサーみたいに、ぐんっと背筋を反らして悶絶した。けれども腰は引っ込めることなく、むしろ強請るように突き出されて、逆に小晴の鼻面を亀頭で下から打ち据えた。
「あうっ……んもーっ、生意気! このこのっ♥」
小晴は両手で竜馬の腰を掴んで逃げられないようにした上で、亀頭に横から唇で噛みつくみたいに吸いついた。
「うあ――止めろおぉッ!!」
ちゅうぅっと吸い音が大晴と茉莉花の耳まで届きそうな吸引に、竜馬は堪らず、小晴の頭を両手でぐいっと押し退けようとする。
「だーめ。【竜馬くんは抵抗禁止】。あ、【逃げるのも禁止】ね。していいのは耐えることだけでーす♥」
「……ッ!?」
小晴の声を聞いただけで、竜馬はもうシーツを握り締めて悶えることしかできなくなった。
「あっ、っ、くぁ……っ……うぅ……ッ……!」
食い縛った歯の隙間から漏れる少年の喘ぎを少し遠くで聞きながら、大晴と茉莉花は目を見合わせる。
「えっと……わ、わたしも……えいっ♥」
覚悟を決めた茉莉花が、小晴の真似をしてチュッと鈴口にキスをした。
「あ――」
それは技術も気持ちもない、ただ本当に唇で触れたというだけの口付けだったけれど、ちんぽに口付けされた、という事実だけで――
「――あぉッ♥」
大晴のちんぽはブンッと空気を切って大きく跳ね上がり、その勢いで風邪をひいたときの鼻水みたいな我慢汁をどぷどぷっと迸らせた。
「――きゃわうッ!?」
迸った粘液に鼻先をぴしゃっと打たれて、茉莉花は可愛く悲鳴を上げた。
「あっ、ごめん! 大丈夫、目に入らなかった!?」
「ん……はい、大丈夫です」
慌てる大晴に、茉莉花は咄嗟に瞼を閉じた目元を手の甲でこしこし拭ってから、薄目を開けて問いかける。
「それよりも……お兄さん、いまの、がまんじるいっぱい出ましたよね。気持ち良かったんですよ、ね?」
「お、おう……ああ、うん」
こくこくと赤べこみたいに頷いた大晴だったが、茉莉花のお気には召さなかった。
「……その言いかたじゃ分かりません」
「えっ」
「気持ち良かったんですよね? うんとかじゃなくて、ちゃんと言葉で言ってほしい、です」
「っ……」
上目遣いの要求に、大晴はごくりと唾を飲み込んだ。
さっきから茉莉花がいちいち萌える仕草や言葉をしてくるものだから、大晴のちんぽはカリの溝から根元を越えて睾丸のほうまで、ひっきりなしに零れっぱなしの我慢汁でとろとろにコーティングされてしまっている。
ちょっと普通じゃないほど偏執的に濡れそぼっている勃起ちんぽは、その濡れっぷりに見合うくらいに体温を溜め込んでいて、とっくとっくと脈打つたびに、温められた我慢汁と汗が混ざった微炭酸ヨーグルトみたいな匂いがふわっと撒かれて、茉莉花の嗅覚に沁み透っていく。
「んぅ……ふっ、ん……ふぁ♥」
けして良い匂いではないはずなのに、茉莉花は一度嗅いでしまったが最後、鼻で大きく息を吸って、この匂いを鼻腔の隅々にまで満たさずにはいられなくなる。
頭がふわふわピリピリ、電気風呂に入ったみたいにドキドキ気持ち良くなってきて、鼻息をふごふご鳴らしてしまわないように気を遣うのも大変になる。
――そんなふうに牡の性臭で酔っぱらってしまった茉莉花へ、大晴は汗ばむほど上がった体温で掠れ気味になっている言葉を投げ落とす。
「マリちゃんのキスが気持ち良かった。ちんぽの先っぽの感じるところに可愛い唇でチュッてしてもらって、もう少しで我慢汁だけじゃなくて精液まで暴発させちゃいそうになったくらい気持ち良くて、興奮して――あぁ……いま、そのエッチな目つきで見つめられてるのも興奮する。ちんぽにクる……好きだ。すごい好き……!」
うんと一言で済ませずに、何がどう気持ちいのかをちゃんと語って欲しい――その要求に応えるべく必死に語彙を振り絞った結果がこれだった。
「……ふぇ、え、ぇ……ええぇ! す、すっ、好きって……えぇ!? わっ、わたしを!? 好き!?」
「え……あっ! あぁッ!?」
両目を真ん丸にして慌てふためく茉莉花に、大晴も自分がいまうっかり勢いで妹の友達に告白してしまったのだと気がついた。
「いや、違うんだ、マリちゃん。いまのは言葉の綾というもので、そういう意味で言ったんじゃないんだ!」
「……じゃあ、嫌いなんですか?」
「好きだよ! マリちゃんのこと、好きだよ。そりゃ、ちんぽにキスしてくれるような子が嫌いなわけないだろ!」
「じゃあ……じゃあ……えっと、そっか……そうなんだ……♥」
「あー……でも、この場合の好きはらいっひゅうッ!?」
ライクのほうの好き、と言う途中だった大晴は、危うく舌を噛みそうになった。照れ顔の茉莉花が大晴のちんぽをぱくっと食べたからだった。
「んっ、ん……ん、ひゅ……んひゅ、ん……んっ♥」
茉莉花は鼻で呼吸をしながら、大晴ちんぽの丸々とした亀頭を口内に咥え込んでいる。小晴が最後にやってみせた亀頭を咥えてきゅぽきゅぽ吸い上げる口技までも挑戦してみせてくれたのだ。
「おっおぉ、うおぉッ!!」
亀頭に食いつかれた大晴は、予想していなかった刺激に思わず腰を引こうとしてしまう。だけど、茉莉花が素早く唇を締めたために、大晴の動きはきつく窄められた茉莉花の唇の内側にカリ首の裏側を強く引っ掛けて擦りつけるための動きになってしまった。
「おぉ……あ、あぁ……ッ……!」
「ぶふっ! お兄、その喘ぎ止めて。笑うからー……あははっ!」
肩を震わせて喘ぐ兄の姿に、小晴は竜馬のちんぽを舌と唇でちろちろちゅっちゅと弄びながら笑ってしまう。なお、竜馬もさっきから押し殺した声で喘ぎ続けているのだけど、こちらはべつにそのままでいいらしい。妹は兄に世知辛い。これは平安の頃から変わらぬ真実だ。
「小晴、おまえそん――んぅ!」
笑う妹に振り返って言い返そうとした大晴を、ちんぽに走った強い刺激が引き止めた。見下ろせば、頬をべこっと窪ませた茉莉花が咥えた亀頭のカリ首を唇でぎゅうぎゅう吸い締めながら大晴を睨み上げていた。
わたしがしてるのに、どうして小晴ちゃんと話そうとするの? ――眉尻を吊り上げた目つきの険しさは、無言のうちにそう言っていた。
「……ごめん、なさい」
「ん……♥」
敬語で謝った大晴に、茉莉花は満足そうに目つきを緩める。だけど、きつく窄めた唇は弛めずに、亀頭をぶちゅうっと吸い立て、啜り上げる。そのときに、舌先を裏筋に添えるという技巧まで凝らしてくる。
「お……おおぉ……」
妹に馬鹿にされるのは嫌だと思っても、喘ぎを我慢できるものではなかった。柔らかくも弾力的な唇の輪がカリ首をきゅうきゅうと絞りつけ、柔らかくも滑らかな舌が裏筋の溝をぬるりぞろりと舐め削っていく。
「うぅ、くっ……!」
これが初めてちんぽを咥えた女子のやるフェラか!? ――驚愕する大晴だったが、茉莉花はやはり初心者なのだ。ちんぽがどのように刺激されたら喜ぶのかを嗅ぎ取るのは才能だけで出来ても、快感の量をコントロールするには経験が圧倒的に足りていなかった。
「あっ! あっ、あ、あぁ――ごめんんっんん――ッ!!」
妹の友達のフェラ処女を奪ったばかりか、鼻の下を伸ばしたエロ可愛い下品顔で濃いめの亀頭舐めしゃぶりフェラをされたら――妹でフェラ童貞を捨てたばかりの早漏男子に我慢できようはずがなかった。
――どっぷん! どぷんっ、どぷっ! どぽどぽっ!
そんな音が聞こえてきそうな勢いで縦振れした大晴ちんぽは、茉莉花の唇を振り切って勢いよく跳ね上がりながら射精汁をぶちまけた。
放物線を描いた白濁汁が着弾するのは当然、茉莉花の顔面だ。
「きゃふっ……ふっ、う、ぅー……これ、竜馬くんのと同じ……せーえき、だ♥ あ……でも竜馬くんのより温かくて、粘々してて……んぅ♥ 匂いが濃い、かも……ふぁ……♥」
茉莉花は両目を閉じて顎を少し上向きにしたキス待ち顔で、鼻をすんすん鳴らしてザーメンを評論する。
「はぁ……っ……それ、褒め言葉になるのかな……?」
大晴が射精直後の虚脱感に呼吸を深くしながら苦笑すると、茉莉花はキス待ち顔のまま小首を傾げた。
「え? べつに褒めてない、です……よ?」
「あ……そ、そうか。ただ事実を言っただけか……」
「はい、そうですけど……?」
なんで褒め言葉だと思われたのかと訝しむ茉莉花。
「いや、なんでもない。べつにいいんだ。あ、それより、顔を拭かないとな」
大晴は逃げるように腰を浮かせてベッドサイドに置いてあったティッシュ箱を手に取ると、何枚かまとめたティッシュで茉莉花の顔をごしごし拭い始めるのだった。
さて、そんな二人の会話を聞きながらクラスメイトのちんぽを舌と唇で弄っていた小晴が、くすくす笑って相手を見上げる。
「竜馬くんの精液、お兄のより薄いってよー?」
「や……べつに、それ、全然どうでもいいんだけど……」
「そーぉ? ……ってゆーかお兄、ここんとこ毎日三回は射精してるのに、初物ちんぽの初ザーメンより濃ゆいって……お兄のちんぽ、どーなってんのー?」
「そんなことより――真夏雨、もう、僕もっ……出したい……ッ!!」
小晴は兄と茉莉花のいちゃつきを眺めている間中ずっと、竜馬のちんぽを寸止めにしていた。
兄のちんぽで毎日のように練習してきたといっても、射精初心者で我慢のやり方が分かっていない竜馬のちんぽはきっと早漏だ。それを萎えさせず発射させずの状態で維持させることは難しいはずだが、小晴にかかれば【射精禁止】と命令するだけでのことだ。
「た、頼むぅ……真夏雨ぇ……もぉ、お、ぉ……出じだいぃ……ッ!!」
「おおぅ、竜馬くんのキャラが崩壊しかかってる……しょーがないにゃー、【射精禁止、終了】」
小晴はぎょっとした顔で竜馬を見上げると、ふうぅ、と溜め息を零す。その吐息が裏筋にかかっただけで震える勃起ちんぽの亀頭の上半分を、小晴は舌先がちろっと顔を出す程度にだけ開けた唇でもって、むちゅっと食んだ。
「んぁー……んちゅ♥ ちゅっちゅうぅーっ♥」
「おああぁッ♥」
ちんぽをストローに見立てて尿道口に唇を宛がっただけの、必要最低限しか口付けしないフェラ。そんな手抜きフェラでも、充填率百二十パーセントの初心者ちんぽを噴火させるのには十分だった。
「――っあああッ!!」
喉が攣ったような短い悲鳴。
そして――どびゅっ! どろどろっ、どぽっ! ぶしゃ、びしゃっ! びしゃびしゃっ!
じっくりと溜めに溜めさせられた少年ちんぽは、覚えたての射精に全身全霊を込めるが如くに強く脈打ち、小晴の口内にその煮え滾った性欲をぶちまけた。
「んぅぐ♥ んっ♥ んおっ、っ……っ、っ……ッ♥」
暴れるちんぽストローを口から逃がすまいとして、小晴は唇をそれまで以上にちゅーっと窄めていく。その一方で、頬はぷくぅっとリスのように膨らんでいく。口内に放たれた精液を嚥下せず、頬の内側に溜めていっているからだ。
「んぅ……ッ」
竜馬のちんぽが射精を終えると、小晴は口に含んだ精液を零してしまわないように唇を閉じたまま、顔を上げていく。
「うぅあぁ――ッ」
射精直後の敏感な亀頭を唇の裏側でぞぞぉと刮げられた竜馬が、未知の快感に尻を跳ね上がて仰け反ると、そのまま背中から倒れてしまった。そんな竜馬を捨て置いて、頬をリスにした小晴はベッドから降りて、大晴の足元へと潜り込む。
「ふぇ……小晴ちゃん?」
ベッドの縁に腰かけている大晴の股座には、顔に大晴の精液を浴びた後そのまま呆けていた茉莉花が先客としてちょこんと座っていたわけだが、小晴はそこへ無理やり身体をねじ込ませてきた。
「え、ふぇ?」
「おいおい、小晴?」
茉莉花は押されるままに横へずれて、大晴はいっそう足を広げていく。それでどうにか茉莉花の隣に座った小晴は横を向くと――おもむろに茉莉花の頬を両手で挟む。
「ふにゃ……小晴ひゃ――」
「――んっちゅー♥」
小晴は頬を挟んで固定した茉莉花の唇に、ずっと閉じていた自分の唇を押し付けた。
「んんぅ!? んっ……っ、んうっ……っふぅ……ッ♥」
茉莉花が驚いたのは最初だけで、小晴からの強引な口移しでどろっとした精液と唾液の混合液を舌ごと飲まされた数秒後には、茉莉花は抵抗を止めて、とろぉんと弛んだ目つきで小晴のキスにされるがまま、口内を蹂躙された。
「……んっ、んんぅ!?」
流し込まれてくるカクテルに、茉莉花は顔を背けて逃れるのではなく、唇を吸い合わせたまま喉をこくこく鳴らして飲み干していくことで応えた。
しばしの後、くっついていた唇と唇がゆっくりと、間に繋がったミルク色の糸を垂れ下がらせながら離れていく。
白濁の糸がぷちゅんと千切れて二人の唇から顎へとだらしなく垂れるまで離れたところで、小晴は友達に悪戯っぽく微笑みかける。
「ん……んぅ……っぷはー♥ ……どぉ、マリちゃん? 竜馬くんの精液と、お兄の精液、どっちのが美味しかった?」
「ふぇ? えー……たぶん小晴ちゃんの涎が混ざっちゃったからだと思うけど、竜馬くんののほうがマイルドで味わいやすくて良かったかも……」
「わっ! 分かんないよーって言われるかと思ってたら、わりと真面目な答えだーっ」
「ええっ! 小晴ちゃんが聞いたのに!」
「あははっ……というかさー、精液ストレートより涎割りのほうが美味しいって判定なのー?」
「ん……だって、そう感じたんだもん……」
「あー、べつに悪いって言ってるんじゃないよーってゆーか、マリちゃんは精液、普通に飲めちゃうんだねー」
一回飲精しただけなら誤飲かもしれない。でも二回続けて飲んだのなら、それはもう故意だ。茉莉花は大晴の射精ちんぽを吐き出しもせず、小晴の口移しちゅーから顔を逸らしもしなかった。彼女は自分の意思で、口腔に注がれた二発分の精液をごくごく飲み干したのだ。
「えっと……わたしは小晴ちゃんが飲んでたから飲んだんだけど……?」
「ふむ? む? ……んー、まーいっか♥」
無知な友達に「精液は飲むもの」なんて常識を植え付けてしまった気がするけれど、べつに悪いことじゃないし、本人も満更じゃなさそーな感じだし、まーいーかー問題なーし――と、小晴は胸の中で結論スタンプを押して、にっこり微笑んだのだった。
「いいのかよ……」
と呟いたのは射精後の甘い気怠さが抜けつつあった大晴だけで、茉莉花はきょとんと小首を傾げただけだし、竜馬に至ってはまだ射精二連発の余韻から立ち直れずに、ぶっ倒れて天井を見上げているきりだった。
「さて……」
プレイが一区切りして沈黙が舞い降りたそのタイミングで、小晴が他三名の注目を集める。
「お兄、竜馬くん。いっぱい射精して気持ち良かったよねー?」
「おう、まあな」
「うん……」
さすがにここで虚勢を張っても無意味だし、バレバレだ。二人が素直に首肯すると、小晴は満足そうに頷き返す。
「うんうん、だよね。そーだよね……ってことでー、お返しに今度はあたしたちを気持ち良くしてくれるよねー?」
「分かってるよ」
「え……あ、うん……」
仕方なくといった演技で肩を竦める大晴と、よく分からないけどその通りだと思って頷く竜馬だった。
それから、大晴は茉莉花の、竜馬は小晴の股間に顔を埋めてクンニした。
竜馬は最初こそ「触るのならいざ知らず、おしっこするところに口を付けるなんて……」と難色を示したけれど、年上の大晴が当たり前のように茉莉花の股間にむしゃぶりついて、ぴちゃぴちゃ水音を立てて舐め始めると、茉莉花が聞いたことのない鼻声で喘ぎ善がるのを目の当たりにしたことで抵抗感も薄れたようだった。
最終的には小晴が命令するまでもなく、自らの意思で小晴の股間に口を付けて、小晴に「そこは裏側までもっと丁寧にー」とか「もっと遠慮なく、がーっと顔くっつけて舌もっと奥まで……あぁっ♥ そう、そうっ♥ 上手ぅッ♥」とか手解きされながらクンニした。
そうして小晴と茉莉花の二人が何度かクンニ絶頂したところで時刻も帰宅の頃合いとなり、二人は交代でシャワーを使ってから帰っていった。
「また明日、学校でねー♥ また今度、続きしよーねー♥」
玄関先で笑って手を振る小晴に、竜馬と茉莉花は顔を赤らめて目を泳がせたけれど、
「つ、続き……!」
「……うん! また、しようね!」
それぞれの言葉で同意して、力強く頷いたのだった。
「うん……頑張るっ」
「なんで俺じゃなく、小晴に言うかな……ま、いいけど」
大晴のぼやきは茉莉花に耳に届いていないようだった。
大晴はいま、上半身は制服のワイシャツを身に着けて下半身だけを丸出しにした恰好で、ベッドの縁に足を開いて腰かけている。その股の間で、ベッドから床に降りた茉莉花がちょこんと座り込んでいた。
だけど、茉莉花が話すのはベッドに腹這いで寝そべっている小晴とで、見ているのは鼻先すぐそこで偉そうに反り返っている勃起ちんぽとだ。
上半身だけを無視されている感覚に興奮するやら立腹するやら、大晴は複雑な気分だ。けれども愚息は単純で、早くも期待にどっくどっくと竿を細かく縦振りさせて、先端の割れ目から粘着質な雫をとろとろと吹き零していた。
「お兄って……残念なお猿さんよねー」
「うっさいな、小晴。これは生理的に仕方のない現象なんだ」
「はいはい」
小晴はぞんざいに相槌を打ちながら、目の前でぴょんと元気よく立ち上がっている竜馬ちんぽに、ふーっと息を吐きかけてからかった。
竜馬はベッドの足側に腰を下ろして、頭側に向かって両足を投げ出す形で座っている。その広げられた股間の間に頭を押し入れる体勢で小晴は腹這いに寝そべって、横向きにした顔を竜馬の太ももの付け根に載せているのだった。
そうすると自然、小晴の顔から数センチもないところに竜馬のちんぽがあるわけで、それが人生初の射精をしたばかりにも関わらず元気いっぱいピクピクしているのだから、からかわずにはいられなくなるのもまた自然なことだった。
「んぐっ、っ……真夏雨、いきなり刺激するのは止めてくれ……ッ」
「はいはーい……ふーっ♥」
「うんッ!? っ……おい!」
「あははっ♥」
竜馬ちんぽと遊んでいる小晴の笑い声に、茉莉花がごくりと喉を鳴らす。
「小晴ちゃん、楽しそう……わたしも……遊ぶ……!」
茉莉花は顔の前まで両手を持ち上げると、眼前の大晴ちんぽを左右から掌でそっと包み込んだ。
「んぁ……」
薄く開いた大晴の唇から、少し熱めの湯船に片足を入れたときのような吐息が漏れる。だけど、茉莉花の耳には届かなかったようだ。茉莉花の目はちんぽに夢中だった。
「わぁ、温かい。それに、思ったよりも柔らかくて、ぷにってしてて……わっ! ぷにってしたら、びくって! ……わ、わっ! ……わぁ♥」
刺激されると、表面張力の限界まで水を並々湛えたコップを突いたみたいに、尿道口から先走りの汁が大粒の珠になって溢れ出てくる。
茉莉花は最初こそ、お漏らしだと思って慌てたけれど、その珠が透明な水飴のように粘ついていると分かると、
「きっとこれもセーエキの仲間で、おしっこではないんだな」と安心して、むしろその粘液を指でつんつん撫でて糸を引かせる遊びに興じ始めた。
「う、っふ……きみ、マリちゃんだっけ? 思ったより積極的だね……ちんこ触るの初めてじゃなかったり? 汚いとか思わないの?」
わりと遠慮なく竿を両手でさわさわ撫でたり、ぐにぐに揉んだりしてくる茉莉花に、大晴は嫌味っぽい顔をする。
……べつに嫌味を言いたかったわけではなく、ただ無言のまま一方的に感じさせられるのが恥ずかしいと思って言葉を紡いだだけなのに、無意味に嫌味っぽくなってしまった。偏に異性との対話経験が少なすぎるが故の失敗だった。
「ふぇ……えっと、お父さんの以外は富士田くんのをさっき見たのが初めてで、触るのはこれ……お兄さんのが初めてです……」
「うっ……!」
「ふぇ? どうかしましたか?」
「いや、べつに――」
茉莉花の純真な瞳で見上げられた大晴は、さっと目を逸らした。茉莉花はその反応の意図を掴みかねて小首を傾げたけれど、小晴は見逃さなかった。角度的に大晴の顔はほとんど見えないはずなのに、言い淀んだことを察したのだろう。
「マリちゃーん。お兄はねー、マリちゃんに“初めて”って言われて興奮しちゃったんだよー」
「ふぇ……初めて、で?」
「いい、マリちゃん。男子はねー、女子に初めてって言われると興奮しちゃう生き物なんだよ」
「そうなんだ……!」
「だからね、何か初めてのことしたら、これするの初めてー♥ こんなの初めてー♥ って言っておけば、だいたいOKだからっ」
「うん、分かった! えっと……」
茉莉花は、大晴の勃起ちんぽを両手でそっと掠める程度に撫で摩るのを続けながら小晴に向けて元気よく返事すると、大晴へと視線を戻す。
「おちんちんに触るの、お兄さんのが初めて、です……あっ♥ それと、んぅ……♥ おちんちんの匂いを嗅いだのも、お兄さんのが初めてです……あっ、お汁がじゅわって♥」
上目遣いの眼差しに、大晴はごくりと唾を飲み込んだ。
ちんぽを撫でながら先走り汁をタップして遊ぶ姿だけでも蠱惑的なのに、裏筋の辺りに鼻先を寄せて鼻腔をすんすんさせる茉莉花の顔は、堪らなく淫靡だった。
大晴のちんぽは吃逆をするようにドクッと大きく脈打って、珠にならないほど大量の先走り汁をどぽっと鈴口から噴き上げさせた。
「わっ、きゃっ! ……ねえ、小晴ちゃん。おちんちんの粘々、すごい溢れたの! これ、せーえき!?」
「んーん、違うよー。こっちからだと見えてないけど、我慢汁でしょー」
「がまんじる……あっ、さっき富士田くんのおちんちんから出てきた、納豆の糸!」
「そー、それそれ。ちんぽが気持ちいいと出てくるやつー」
「せーえきとは違う、よね?」
「うん。精液とは違うけど、でもちんぽが気持ちいいよーってなると出てくるのは同じだから、その調子でどんどん遊んでいいよーってアピだよっ」
「そうなんだ……うん、分かった!」
「そりゃ良かった……ははっ」
最後の台詞は大晴のだ。自分のちんぽから手を離さないくせに、自分ではなく妹と話す茉莉花に、またついつい嫌味っぽく笑ってしまったのだった。本当はただ「遠慮しないで、僕に質問してくれて構わないよ」と言いたかっただけなのに……!
「え、えっと……お兄さん、気持ちいいんです、よね?」
「僕に聞かなくても、小晴がもう答えたと思うけど」
「あ……はい、そうですね……ごめんなさい」
「……うん」
違う、違うんだ。そうじゃなくて、僕はただ、小晴が言ったとおり僕は我慢汁どろどろ漏らしちゃうくらいに君に気持ち良くしてもらっているよ、と言いたかったんだけど、それをそのまま言ったら気持ち悪がられるかなと思って、そうしたらこんな言い方になってしまっただけで――ああぁッ!!
「んもーぅ、しょーがないにゃー」
このままだとつまらないことになりそうな二人に、小晴は大きな溜め息を吐くと、兄の背中越しに茉莉花へ呼びかけた。
「マリちゃん、見てー……んっちゅ♥」
「え……ふぇ!?」
小晴は茉莉花が見ているのを確認すると、おもむろに唇をタコのように突き出して――竜馬ちんぽの先っぽに、チュッ♥と音が鳴るようなキスをしたのだった。」
「あうっ……う、うぇ? 真夏雨、汚い! そんなところにキ、キ、キス……なんて!」
真っ先に反応したのは竜馬だ。
彼の知識の中に、先生も両親も教えくれないことはまだ存在していなかった。小晴のようにフィルタを搔い潜ってネット知識を漁るよう真似をしない良い子なので。
でも、小晴にとっては、からかい甲斐のある反応ありがとうございます♥だ。
「えー、竜馬くん、おちんぽ毎日洗ってないのー?」
「あ、洗ってるよ!」
「じゃー汚くないし……んちゅ♥ ちゅ、ちゅーっ♥」
「あっ、あぁ!」
竜馬の理性は「おしっこするところに口を付けるなんてイケナイことだ!」と訴えているのに、実際にキスしてもらった性欲のほうは「いや、これは素晴らしくいいものだ。洗ってあるのだし何の問題もない!」と真向否定、断固闘争の構えだ。
全身の血流が頭から性器への大騒ぎをした短くも激しい葛藤は、小晴の次なるアクションで終わりを迎えさせられた。
「ちゅーぅ……ん、ん……んぁーっむ♥」
「ぴゅ――ッ!? ……ッ!? うあぁ――ッ……ッ!!」
竜馬が、小晴にちんぽの亀頭を食べられたのだと理解したときにはもう既に、竜馬は射精し果てた後だった。
「んんッ!? ……んっ……ん、んぅ……っふー♥ ふぁー♥ んもーぅ、竜馬くん、いきなり出すとか鬼畜めーっ♥」
どっくどっくと脈打つちんぽのカリ首を窄めた唇でぶっちゅり咥えて押さえ込んで、こっくこっくと喉を鳴らして射精汁を嚥下していった小晴は、やがて暴れるのを止めたちんぽから口を離すと、呼吸を整えながら竜馬を見上げて笑った。
――ぐんっ。
「お? お、お、おぉーぅ……竜馬くんのおちんぽ元気ぃ♥ ってか、復活早ぁ♥」
「うぁ……ちんこが熱くて、ジンジンするの、止まらないんだ……あぁ……ッ」
小晴の挑発的な上目遣いと目が合っただけで、トイレで用を足したときの恍惚感を何百倍にも煮詰めたような快感で満足していた気持ちが、あっという間におやつ前の飢餓感(空腹感にあらず)で全身が支配されてしまう。
「真夏雨……僕は、あぁ……ッ……!」
だけど、竜馬には全身で脈打つこの熱気をどうしたらいいのかが分からないから、小晴に助けを求めるしかない。小晴を見下ろす火照った目元と潤んだ目尻には、普段のクールぶった印象なんて欠片も残っていない。ただの可愛い――食べちゃいたいほど可愛い少年だった。
「……うへ♥ やーこれ、あたし、変な扉開いちゃったかもー……♥」
「真夏雨、そんなことより――」
「はいはい――んっちゅ♥ ちゅ、ちゅううぅーっ♥」
まだ精液の滴っている尿道口にキス――というには下品すぎるほど強く唇で吸いつかれて、尿道内にこびり付いていた残り汁をずるるぅっと啜り上げられる。
「ひゃあ! ああぁッ!!」
竜馬は顎にアッパーを食らったボクサーみたいに、ぐんっと背筋を反らして悶絶した。けれども腰は引っ込めることなく、むしろ強請るように突き出されて、逆に小晴の鼻面を亀頭で下から打ち据えた。
「あうっ……んもーっ、生意気! このこのっ♥」
小晴は両手で竜馬の腰を掴んで逃げられないようにした上で、亀頭に横から唇で噛みつくみたいに吸いついた。
「うあ――止めろおぉッ!!」
ちゅうぅっと吸い音が大晴と茉莉花の耳まで届きそうな吸引に、竜馬は堪らず、小晴の頭を両手でぐいっと押し退けようとする。
「だーめ。【竜馬くんは抵抗禁止】。あ、【逃げるのも禁止】ね。していいのは耐えることだけでーす♥」
「……ッ!?」
小晴の声を聞いただけで、竜馬はもうシーツを握り締めて悶えることしかできなくなった。
「あっ、っ、くぁ……っ……うぅ……ッ……!」
食い縛った歯の隙間から漏れる少年の喘ぎを少し遠くで聞きながら、大晴と茉莉花は目を見合わせる。
「えっと……わ、わたしも……えいっ♥」
覚悟を決めた茉莉花が、小晴の真似をしてチュッと鈴口にキスをした。
「あ――」
それは技術も気持ちもない、ただ本当に唇で触れたというだけの口付けだったけれど、ちんぽに口付けされた、という事実だけで――
「――あぉッ♥」
大晴のちんぽはブンッと空気を切って大きく跳ね上がり、その勢いで風邪をひいたときの鼻水みたいな我慢汁をどぷどぷっと迸らせた。
「――きゃわうッ!?」
迸った粘液に鼻先をぴしゃっと打たれて、茉莉花は可愛く悲鳴を上げた。
「あっ、ごめん! 大丈夫、目に入らなかった!?」
「ん……はい、大丈夫です」
慌てる大晴に、茉莉花は咄嗟に瞼を閉じた目元を手の甲でこしこし拭ってから、薄目を開けて問いかける。
「それよりも……お兄さん、いまの、がまんじるいっぱい出ましたよね。気持ち良かったんですよ、ね?」
「お、おう……ああ、うん」
こくこくと赤べこみたいに頷いた大晴だったが、茉莉花のお気には召さなかった。
「……その言いかたじゃ分かりません」
「えっ」
「気持ち良かったんですよね? うんとかじゃなくて、ちゃんと言葉で言ってほしい、です」
「っ……」
上目遣いの要求に、大晴はごくりと唾を飲み込んだ。
さっきから茉莉花がいちいち萌える仕草や言葉をしてくるものだから、大晴のちんぽはカリの溝から根元を越えて睾丸のほうまで、ひっきりなしに零れっぱなしの我慢汁でとろとろにコーティングされてしまっている。
ちょっと普通じゃないほど偏執的に濡れそぼっている勃起ちんぽは、その濡れっぷりに見合うくらいに体温を溜め込んでいて、とっくとっくと脈打つたびに、温められた我慢汁と汗が混ざった微炭酸ヨーグルトみたいな匂いがふわっと撒かれて、茉莉花の嗅覚に沁み透っていく。
「んぅ……ふっ、ん……ふぁ♥」
けして良い匂いではないはずなのに、茉莉花は一度嗅いでしまったが最後、鼻で大きく息を吸って、この匂いを鼻腔の隅々にまで満たさずにはいられなくなる。
頭がふわふわピリピリ、電気風呂に入ったみたいにドキドキ気持ち良くなってきて、鼻息をふごふご鳴らしてしまわないように気を遣うのも大変になる。
――そんなふうに牡の性臭で酔っぱらってしまった茉莉花へ、大晴は汗ばむほど上がった体温で掠れ気味になっている言葉を投げ落とす。
「マリちゃんのキスが気持ち良かった。ちんぽの先っぽの感じるところに可愛い唇でチュッてしてもらって、もう少しで我慢汁だけじゃなくて精液まで暴発させちゃいそうになったくらい気持ち良くて、興奮して――あぁ……いま、そのエッチな目つきで見つめられてるのも興奮する。ちんぽにクる……好きだ。すごい好き……!」
うんと一言で済ませずに、何がどう気持ちいのかをちゃんと語って欲しい――その要求に応えるべく必死に語彙を振り絞った結果がこれだった。
「……ふぇ、え、ぇ……ええぇ! す、すっ、好きって……えぇ!? わっ、わたしを!? 好き!?」
「え……あっ! あぁッ!?」
両目を真ん丸にして慌てふためく茉莉花に、大晴も自分がいまうっかり勢いで妹の友達に告白してしまったのだと気がついた。
「いや、違うんだ、マリちゃん。いまのは言葉の綾というもので、そういう意味で言ったんじゃないんだ!」
「……じゃあ、嫌いなんですか?」
「好きだよ! マリちゃんのこと、好きだよ。そりゃ、ちんぽにキスしてくれるような子が嫌いなわけないだろ!」
「じゃあ……じゃあ……えっと、そっか……そうなんだ……♥」
「あー……でも、この場合の好きはらいっひゅうッ!?」
ライクのほうの好き、と言う途中だった大晴は、危うく舌を噛みそうになった。照れ顔の茉莉花が大晴のちんぽをぱくっと食べたからだった。
「んっ、ん……ん、ひゅ……んひゅ、ん……んっ♥」
茉莉花は鼻で呼吸をしながら、大晴ちんぽの丸々とした亀頭を口内に咥え込んでいる。小晴が最後にやってみせた亀頭を咥えてきゅぽきゅぽ吸い上げる口技までも挑戦してみせてくれたのだ。
「おっおぉ、うおぉッ!!」
亀頭に食いつかれた大晴は、予想していなかった刺激に思わず腰を引こうとしてしまう。だけど、茉莉花が素早く唇を締めたために、大晴の動きはきつく窄められた茉莉花の唇の内側にカリ首の裏側を強く引っ掛けて擦りつけるための動きになってしまった。
「おぉ……あ、あぁ……ッ……!」
「ぶふっ! お兄、その喘ぎ止めて。笑うからー……あははっ!」
肩を震わせて喘ぐ兄の姿に、小晴は竜馬のちんぽを舌と唇でちろちろちゅっちゅと弄びながら笑ってしまう。なお、竜馬もさっきから押し殺した声で喘ぎ続けているのだけど、こちらはべつにそのままでいいらしい。妹は兄に世知辛い。これは平安の頃から変わらぬ真実だ。
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笑う妹に振り返って言い返そうとした大晴を、ちんぽに走った強い刺激が引き止めた。見下ろせば、頬をべこっと窪ませた茉莉花が咥えた亀頭のカリ首を唇でぎゅうぎゅう吸い締めながら大晴を睨み上げていた。
わたしがしてるのに、どうして小晴ちゃんと話そうとするの? ――眉尻を吊り上げた目つきの険しさは、無言のうちにそう言っていた。
「……ごめん、なさい」
「ん……♥」
敬語で謝った大晴に、茉莉花は満足そうに目つきを緩める。だけど、きつく窄めた唇は弛めずに、亀頭をぶちゅうっと吸い立て、啜り上げる。そのときに、舌先を裏筋に添えるという技巧まで凝らしてくる。
「お……おおぉ……」
妹に馬鹿にされるのは嫌だと思っても、喘ぎを我慢できるものではなかった。柔らかくも弾力的な唇の輪がカリ首をきゅうきゅうと絞りつけ、柔らかくも滑らかな舌が裏筋の溝をぬるりぞろりと舐め削っていく。
「うぅ、くっ……!」
これが初めてちんぽを咥えた女子のやるフェラか!? ――驚愕する大晴だったが、茉莉花はやはり初心者なのだ。ちんぽがどのように刺激されたら喜ぶのかを嗅ぎ取るのは才能だけで出来ても、快感の量をコントロールするには経験が圧倒的に足りていなかった。
「あっ! あっ、あ、あぁ――ごめんんっんん――ッ!!」
妹の友達のフェラ処女を奪ったばかりか、鼻の下を伸ばしたエロ可愛い下品顔で濃いめの亀頭舐めしゃぶりフェラをされたら――妹でフェラ童貞を捨てたばかりの早漏男子に我慢できようはずがなかった。
――どっぷん! どぷんっ、どぷっ! どぽどぽっ!
そんな音が聞こえてきそうな勢いで縦振れした大晴ちんぽは、茉莉花の唇を振り切って勢いよく跳ね上がりながら射精汁をぶちまけた。
放物線を描いた白濁汁が着弾するのは当然、茉莉花の顔面だ。
「きゃふっ……ふっ、う、ぅー……これ、竜馬くんのと同じ……せーえき、だ♥ あ……でも竜馬くんのより温かくて、粘々してて……んぅ♥ 匂いが濃い、かも……ふぁ……♥」
茉莉花は両目を閉じて顎を少し上向きにしたキス待ち顔で、鼻をすんすん鳴らしてザーメンを評論する。
「はぁ……っ……それ、褒め言葉になるのかな……?」
大晴が射精直後の虚脱感に呼吸を深くしながら苦笑すると、茉莉花はキス待ち顔のまま小首を傾げた。
「え? べつに褒めてない、です……よ?」
「あ……そ、そうか。ただ事実を言っただけか……」
「はい、そうですけど……?」
なんで褒め言葉だと思われたのかと訝しむ茉莉花。
「いや、なんでもない。べつにいいんだ。あ、それより、顔を拭かないとな」
大晴は逃げるように腰を浮かせてベッドサイドに置いてあったティッシュ箱を手に取ると、何枚かまとめたティッシュで茉莉花の顔をごしごし拭い始めるのだった。
さて、そんな二人の会話を聞きながらクラスメイトのちんぽを舌と唇で弄っていた小晴が、くすくす笑って相手を見上げる。
「竜馬くんの精液、お兄のより薄いってよー?」
「や……べつに、それ、全然どうでもいいんだけど……」
「そーぉ? ……ってゆーかお兄、ここんとこ毎日三回は射精してるのに、初物ちんぽの初ザーメンより濃ゆいって……お兄のちんぽ、どーなってんのー?」
「そんなことより――真夏雨、もう、僕もっ……出したい……ッ!!」
小晴は兄と茉莉花のいちゃつきを眺めている間中ずっと、竜馬のちんぽを寸止めにしていた。
兄のちんぽで毎日のように練習してきたといっても、射精初心者で我慢のやり方が分かっていない竜馬のちんぽはきっと早漏だ。それを萎えさせず発射させずの状態で維持させることは難しいはずだが、小晴にかかれば【射精禁止】と命令するだけでのことだ。
「た、頼むぅ……真夏雨ぇ……もぉ、お、ぉ……出じだいぃ……ッ!!」
「おおぅ、竜馬くんのキャラが崩壊しかかってる……しょーがないにゃー、【射精禁止、終了】」
小晴はぎょっとした顔で竜馬を見上げると、ふうぅ、と溜め息を零す。その吐息が裏筋にかかっただけで震える勃起ちんぽの亀頭の上半分を、小晴は舌先がちろっと顔を出す程度にだけ開けた唇でもって、むちゅっと食んだ。
「んぁー……んちゅ♥ ちゅっちゅうぅーっ♥」
「おああぁッ♥」
ちんぽをストローに見立てて尿道口に唇を宛がっただけの、必要最低限しか口付けしないフェラ。そんな手抜きフェラでも、充填率百二十パーセントの初心者ちんぽを噴火させるのには十分だった。
「――っあああッ!!」
喉が攣ったような短い悲鳴。
そして――どびゅっ! どろどろっ、どぽっ! ぶしゃ、びしゃっ! びしゃびしゃっ!
じっくりと溜めに溜めさせられた少年ちんぽは、覚えたての射精に全身全霊を込めるが如くに強く脈打ち、小晴の口内にその煮え滾った性欲をぶちまけた。
「んぅぐ♥ んっ♥ んおっ、っ……っ、っ……ッ♥」
暴れるちんぽストローを口から逃がすまいとして、小晴は唇をそれまで以上にちゅーっと窄めていく。その一方で、頬はぷくぅっとリスのように膨らんでいく。口内に放たれた精液を嚥下せず、頬の内側に溜めていっているからだ。
「んぅ……ッ」
竜馬のちんぽが射精を終えると、小晴は口に含んだ精液を零してしまわないように唇を閉じたまま、顔を上げていく。
「うぅあぁ――ッ」
射精直後の敏感な亀頭を唇の裏側でぞぞぉと刮げられた竜馬が、未知の快感に尻を跳ね上がて仰け反ると、そのまま背中から倒れてしまった。そんな竜馬を捨て置いて、頬をリスにした小晴はベッドから降りて、大晴の足元へと潜り込む。
「ふぇ……小晴ちゃん?」
ベッドの縁に腰かけている大晴の股座には、顔に大晴の精液を浴びた後そのまま呆けていた茉莉花が先客としてちょこんと座っていたわけだが、小晴はそこへ無理やり身体をねじ込ませてきた。
「え、ふぇ?」
「おいおい、小晴?」
茉莉花は押されるままに横へずれて、大晴はいっそう足を広げていく。それでどうにか茉莉花の隣に座った小晴は横を向くと――おもむろに茉莉花の頬を両手で挟む。
「ふにゃ……小晴ひゃ――」
「――んっちゅー♥」
小晴は頬を挟んで固定した茉莉花の唇に、ずっと閉じていた自分の唇を押し付けた。
「んんぅ!? んっ……っ、んうっ……っふぅ……ッ♥」
茉莉花が驚いたのは最初だけで、小晴からの強引な口移しでどろっとした精液と唾液の混合液を舌ごと飲まされた数秒後には、茉莉花は抵抗を止めて、とろぉんと弛んだ目つきで小晴のキスにされるがまま、口内を蹂躙された。
「……んっ、んんぅ!?」
流し込まれてくるカクテルに、茉莉花は顔を背けて逃れるのではなく、唇を吸い合わせたまま喉をこくこく鳴らして飲み干していくことで応えた。
しばしの後、くっついていた唇と唇がゆっくりと、間に繋がったミルク色の糸を垂れ下がらせながら離れていく。
白濁の糸がぷちゅんと千切れて二人の唇から顎へとだらしなく垂れるまで離れたところで、小晴は友達に悪戯っぽく微笑みかける。
「ん……んぅ……っぷはー♥ ……どぉ、マリちゃん? 竜馬くんの精液と、お兄の精液、どっちのが美味しかった?」
「ふぇ? えー……たぶん小晴ちゃんの涎が混ざっちゃったからだと思うけど、竜馬くんののほうがマイルドで味わいやすくて良かったかも……」
「わっ! 分かんないよーって言われるかと思ってたら、わりと真面目な答えだーっ」
「ええっ! 小晴ちゃんが聞いたのに!」
「あははっ……というかさー、精液ストレートより涎割りのほうが美味しいって判定なのー?」
「ん……だって、そう感じたんだもん……」
「あー、べつに悪いって言ってるんじゃないよーってゆーか、マリちゃんは精液、普通に飲めちゃうんだねー」
一回飲精しただけなら誤飲かもしれない。でも二回続けて飲んだのなら、それはもう故意だ。茉莉花は大晴の射精ちんぽを吐き出しもせず、小晴の口移しちゅーから顔を逸らしもしなかった。彼女は自分の意思で、口腔に注がれた二発分の精液をごくごく飲み干したのだ。
「えっと……わたしは小晴ちゃんが飲んでたから飲んだんだけど……?」
「ふむ? む? ……んー、まーいっか♥」
無知な友達に「精液は飲むもの」なんて常識を植え付けてしまった気がするけれど、べつに悪いことじゃないし、本人も満更じゃなさそーな感じだし、まーいーかー問題なーし――と、小晴は胸の中で結論スタンプを押して、にっこり微笑んだのだった。
「いいのかよ……」
と呟いたのは射精後の甘い気怠さが抜けつつあった大晴だけで、茉莉花はきょとんと小首を傾げただけだし、竜馬に至ってはまだ射精二連発の余韻から立ち直れずに、ぶっ倒れて天井を見上げているきりだった。
「さて……」
プレイが一区切りして沈黙が舞い降りたそのタイミングで、小晴が他三名の注目を集める。
「お兄、竜馬くん。いっぱい射精して気持ち良かったよねー?」
「おう、まあな」
「うん……」
さすがにここで虚勢を張っても無意味だし、バレバレだ。二人が素直に首肯すると、小晴は満足そうに頷き返す。
「うんうん、だよね。そーだよね……ってことでー、お返しに今度はあたしたちを気持ち良くしてくれるよねー?」
「分かってるよ」
「え……あ、うん……」
仕方なくといった演技で肩を竦める大晴と、よく分からないけどその通りだと思って頷く竜馬だった。
それから、大晴は茉莉花の、竜馬は小晴の股間に顔を埋めてクンニした。
竜馬は最初こそ「触るのならいざ知らず、おしっこするところに口を付けるなんて……」と難色を示したけれど、年上の大晴が当たり前のように茉莉花の股間にむしゃぶりついて、ぴちゃぴちゃ水音を立てて舐め始めると、茉莉花が聞いたことのない鼻声で喘ぎ善がるのを目の当たりにしたことで抵抗感も薄れたようだった。
最終的には小晴が命令するまでもなく、自らの意思で小晴の股間に口を付けて、小晴に「そこは裏側までもっと丁寧にー」とか「もっと遠慮なく、がーっと顔くっつけて舌もっと奥まで……あぁっ♥ そう、そうっ♥ 上手ぅッ♥」とか手解きされながらクンニした。
そうして小晴と茉莉花の二人が何度かクンニ絶頂したところで時刻も帰宅の頃合いとなり、二人は交代でシャワーを使ってから帰っていった。
「また明日、学校でねー♥ また今度、続きしよーねー♥」
玄関先で笑って手を振る小晴に、竜馬と茉莉花は顔を赤らめて目を泳がせたけれど、
「つ、続き……!」
「……うん! また、しようね!」
それぞれの言葉で同意して、力強く頷いたのだった。
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