13 / 29
地上の大華国 篇
皇帝の執着と穿たれる囚われの華
しおりを挟む
〈皇帝の寝所〉にて籠る二人。
すでに二夜めになるも、皇帝王華が女神を離す気配はない。
(己れの中に、まさかこれ程の烈情があるとはー……美しい女神は、まさに天が与えた淫欲の華ー……子を孕ませてでも地上へと堕とす。誰にも渡しはしない。余のものだー……)
皇帝王華の執着は根深い。
有無を言わせず、皇帝王華に犯される女神は、抗いながらも慣らされ、ただただ終わらない情欲の波に呑み込まれる。
皇帝王華の寝所からは、咽せ返るほどの情欲の香りに混じり、思考を奪うほどの甘い花の香りが立ち込める。
ぎしぎしと寝台を軋ませ、ぬちゅぬちゅと淫靡な音さえ途切れることがない広い寝所。
何処へも逃げられないように両手首を縛られた女神が、荒ぶる男根を深々と咥え込まされ、泣くほどに喘がされている。
「……やっ、あっ、あっ、やぁ……ああん! どうしてー……どうしてー……こんな……あっ、やぁ、だめぇ、あああっ!」
「そなたが悪いー……甘い香りを放ち、その妖艶な身体で、これほどに虜にしておきながら余の手から逃れようとするー……逃しはしない……!」
ぐちゅりぐちゅりと幾度も穿たれる続ける女神の蕾は、赤くぼってりと腫れ上がり、余計に皇帝王華の欲情を煽る。
「余をこれ程に夢中にさせるのは、そなただけだー……幾ら抱いても飽き足らないー……まさに余に奪われる為の花……くっ! ううっ、あっ、ああっ!」
女神の胎へと多量に注がれる温かな子種は、女神の胎を膨れ上がらせるまでに満たしていく。
「……ああっ……だめぇ、やめてー……あっ、あっ、ああん!」
美しい光彩を放つ瞳には涙を滲ませ、それが余計に皇帝王華の嗜虐心を煽るとも知らず、身さえ震わす女神。
「ふふっ、そのように涙を流すそなたは、いつにも増して美しいー……もっと啼けー……幾らでも子種を注いでやる。孕めー」
ぐちゅりっと打ち込まれる男根。
いっそう激しさを増す目合い。
隙あれば逃げようとした女神を戒める為に、両手首は柔らな布できつく縛り上げる皇帝王華は、何処か狂気じみている。
甘い花の香りを放つ美しい女神がそうさせているとも。
しまいには女神を腹這いにさせ、獣の交尾のように後ろから激しく打ち付けるように犯す皇帝王華。
「ーもはや、そなたは男を狂わす毒花ー……それでも求められずにはいられない。そなたが欲しいー……」
女神の耳元へと、皮肉にもそう囁く皇帝王華。
自由を奪われては、剛直な男根を打ち込まれる女神。
穿たれる度に絶頂に昇り詰め、まるで悦ぶかのごとく、甘い花の香りを放つ女神。
未だ萎えない皇帝王華の男根からは、潤沢に子種が撒かれ、互いの繋がる淫靡な箇所は、ねったりと欲情の汁に塗れる。
女神自らも甘い蜜を滴らせ、男を誘う淫欲の華となる。
「あっあっ……お願いですー……陛下、陛下……どうか、どうか、もう許してー……あっ、あっ、あっ、あああああっ……!」
女神の胎へと注がれる熱い飛沫。入りきらずにどろりどろりと滴り落ちる。
女神の蜜壺は、もはや皇帝王華の味を覚える。
すでに二夜めになるも、皇帝王華が女神を離す気配はない。
(己れの中に、まさかこれ程の烈情があるとはー……美しい女神は、まさに天が与えた淫欲の華ー……子を孕ませてでも地上へと堕とす。誰にも渡しはしない。余のものだー……)
皇帝王華の執着は根深い。
有無を言わせず、皇帝王華に犯される女神は、抗いながらも慣らされ、ただただ終わらない情欲の波に呑み込まれる。
皇帝王華の寝所からは、咽せ返るほどの情欲の香りに混じり、思考を奪うほどの甘い花の香りが立ち込める。
ぎしぎしと寝台を軋ませ、ぬちゅぬちゅと淫靡な音さえ途切れることがない広い寝所。
何処へも逃げられないように両手首を縛られた女神が、荒ぶる男根を深々と咥え込まされ、泣くほどに喘がされている。
「……やっ、あっ、あっ、やぁ……ああん! どうしてー……どうしてー……こんな……あっ、やぁ、だめぇ、あああっ!」
「そなたが悪いー……甘い香りを放ち、その妖艶な身体で、これほどに虜にしておきながら余の手から逃れようとするー……逃しはしない……!」
ぐちゅりぐちゅりと幾度も穿たれる続ける女神の蕾は、赤くぼってりと腫れ上がり、余計に皇帝王華の欲情を煽る。
「余をこれ程に夢中にさせるのは、そなただけだー……幾ら抱いても飽き足らないー……まさに余に奪われる為の花……くっ! ううっ、あっ、ああっ!」
女神の胎へと多量に注がれる温かな子種は、女神の胎を膨れ上がらせるまでに満たしていく。
「……ああっ……だめぇ、やめてー……あっ、あっ、ああん!」
美しい光彩を放つ瞳には涙を滲ませ、それが余計に皇帝王華の嗜虐心を煽るとも知らず、身さえ震わす女神。
「ふふっ、そのように涙を流すそなたは、いつにも増して美しいー……もっと啼けー……幾らでも子種を注いでやる。孕めー」
ぐちゅりっと打ち込まれる男根。
いっそう激しさを増す目合い。
隙あれば逃げようとした女神を戒める為に、両手首は柔らな布できつく縛り上げる皇帝王華は、何処か狂気じみている。
甘い花の香りを放つ美しい女神がそうさせているとも。
しまいには女神を腹這いにさせ、獣の交尾のように後ろから激しく打ち付けるように犯す皇帝王華。
「ーもはや、そなたは男を狂わす毒花ー……それでも求められずにはいられない。そなたが欲しいー……」
女神の耳元へと、皮肉にもそう囁く皇帝王華。
自由を奪われては、剛直な男根を打ち込まれる女神。
穿たれる度に絶頂に昇り詰め、まるで悦ぶかのごとく、甘い花の香りを放つ女神。
未だ萎えない皇帝王華の男根からは、潤沢に子種が撒かれ、互いの繋がる淫靡な箇所は、ねったりと欲情の汁に塗れる。
女神自らも甘い蜜を滴らせ、男を誘う淫欲の華となる。
「あっあっ……お願いですー……陛下、陛下……どうか、どうか、もう許してー……あっ、あっ、あっ、あああああっ……!」
女神の胎へと注がれる熱い飛沫。入りきらずにどろりどろりと滴り落ちる。
女神の蜜壺は、もはや皇帝王華の味を覚える。
54
お気に入りに追加
159
あなたにおすすめの小説
慰み者の姫は新皇帝に溺愛される
苺野 あん
恋愛
小国の王女フォセットは、貢物として帝国の皇帝に差し出された。
皇帝は齢六十の老人で、十八歳になったばかりのフォセットは慰み者として弄ばれるはずだった。
ところが呼ばれた寝室にいたのは若き新皇帝で、フォセットは花嫁として迎えられることになる。
早速、二人の初夜が始まった。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
【完結】堕ちた令嬢
マー子
恋愛
・R18・無理矢理?・監禁×孕ませ
・ハピエン
※レイプや陵辱などの表現があります!苦手な方は御遠慮下さい。
〜ストーリー〜
裕福ではないが、父と母と私の三人平凡で幸せな日々を過ごしていた。
素敵な婚約者もいて、学園を卒業したらすぐに結婚するはずだった。
それなのに、どうしてこんな事になってしまったんだろう⋯?
◇人物の表現が『彼』『彼女』『ヤツ』などで、殆ど名前が出てきません。なるべく表現する人は統一してますが、途中分からなくても多分コイツだろう?と温かい目で見守って下さい。
◇後半やっと彼の目的が分かります。
◇切ないけれど、ハッピーエンドを目指しました。
◇全8話+その後で完結
騎士団長の欲望に今日も犯される
シェルビビ
恋愛
ロレッタは小さい時から前世の記憶がある。元々伯爵令嬢だったが両親が投資話で大失敗し、没落してしまったため今は平民。前世の知識を使ってお金持ちになった結果、一家離散してしまったため前世の知識を使うことをしないと決意した。
就職先は騎士団内の治癒師でいい環境だったが、ルキウスが男に襲われそうになっている時に助けた結果纏わりつかれてうんざりする日々。
ある日、お地蔵様にお願いをした結果ルキウスが全裸に見えてしまった。
しかし、二日目にルキウスが分身して周囲から見えない分身にエッチな事をされる日々が始まった。
無視すればいつかは収まると思っていたが、分身は見えていないと分かると行動が大胆になっていく。
文章を付け足しています。すいません
【R18】国王陛下に婚活を命じられたら、宰相閣下の様子がおかしくなった
ほづみ
恋愛
国王から「平和になったので婚活しておいで」と言われた月の女神シアに仕える女神官ロイシュネリア。彼女の持つ未来を視る力は、処女喪失とともに失われる。先視の力をほかの人間に利用されることを恐れた国王からの命令だった。好きな人がいるけどその人には好かれていないし、命令だからしかたがないね、と婚活を始めるロイシュネリアと、彼女のことをひそかに想っていた宰相リフェウスとのあれこれ。両片思いがこじらせています。
あいかわらずゆるふわです。雰囲気重視。
細かいことは気にしないでください!
他サイトにも掲載しています。
注意 ヒロインが腕を切る描写が出てきます。苦手な方はご自衛をお願いします。
【R18】寡黙で大人しいと思っていた夫の本性は獣
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
侯爵令嬢セイラの家が借金でいよいよ没落しかけた時、支援してくれたのは学生時代に好きだった寡黙で理知的な青年エドガーだった。いまや国の経済界をゆるがすほどの大富豪になっていたエドガーの見返りは、セイラとの結婚。
だけど、周囲からは爵位目当てだと言われ、それを裏付けるかのように夜の営みも淡白なものだった。しかも、彼の秘書のサラからは、エドガーと身体の関係があると告げられる。
二度目の結婚記念日、ついに業を煮やしたセイラはエドガーに離縁したいと言い放ち――?
※ムーンライト様で、日間総合1位、週間総合1位、月間短編1位をいただいた作品になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる