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地上の大華国 篇

皇帝の執着と穿たれる囚われの華

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〈皇帝の寝所〉にてこもる二人。

すでに二夜めになるも、皇帝王華おうかが女神を離す気配はない。

(おのれの中に、まさかこれ程の烈情れつじょうがあるとはー……美しい女神は、まさに天が与えた淫欲いんよくはなー……子をはらませてでも地上へととす。誰にも渡しはしない。のものだー……)

皇帝王華おうかの執着は根深い。

有無を言わせず、皇帝王華おうかに犯される女神は、あらがいながらも慣らされ、ただただ終わらない情欲じょうよくの波にみ込まれる。

皇帝王華おうかの寝所からは、せ返るほどの情欲じょうよくの香りに混じり、思考を奪うほどの甘い花の香りが立ち込める。

ぎしぎしと寝台をきしませ、ぬちゅぬちゅと淫靡いんびな音さえ途切れることがない広い寝所。

何処どこへも逃げられないように両手首を縛られた女神が、荒ぶる男根おとこねを深々とくわえ込まされ、泣くほどにあえがされている。

「……やっ、あっ、あっ、やぁ……ああん! どうしてー……どうしてー……こんな……あっ、やぁ、だめぇ、あああっ!」

「そなたが悪いー……甘い香りを放ち、その妖艶ようえん身体からだで、これほどにとりこにしておきながらの手からのがれようとするー……のがしはしない……!」

ぐちゅりぐちゅりと幾度も穿うがたれる続ける女神のつぼみは、赤くぼってりとれ上がり、余計に皇帝王華おうかの欲情をあおる。

をこれ程に夢中にさせるのは、そなただけだー……いくいだいてもき足らないー……まさにに奪われる為の花……くっ! ううっ、あっ、ああっ!」

女神のはらへと多量に注がれる温かな子種は、女神のはらふくれ上がらせるまでに満たしていく。

「……ああっ……だめぇ、やめてー……あっ、あっ、ああん!」

美しい光彩こうさいを放つ瞳には涙をにじませ、それが余計に皇帝王華おうか嗜虐心しぎゃくしんあおるとも知らず、身さえ震わす女神。

「ふふっ、そのように涙を流すそなたは、いつにも増して美しいー……もっとけー……幾らでも子種を注いでやる。はらめー」

ぐちゅりっと打ち込まれる男根おとこね

いっそう激しさを増す目合まぐわい。

すきあれば逃げようとした女神をいましめる為に、両手首はやわらな布できつく縛り上げる皇帝王華おうかは、何処どこか狂気じみている。

甘い花の香りを放つ美しい女神がそうさせているとも。

しまいには女神を腹這はらばいにさせ、獣の交尾のように後ろから激しく打ち付けるように犯す皇帝王華おうか

「ーもはや、そなたはおのこを狂わす毒花ー……それでも求められずにはいられない。そなたが欲しいー……」

女神の耳元へと、皮肉にもそうささやく皇帝王華おうか

自由を奪われては、剛直ごうちょく男根おとこねを打ち込まれる女神。

穿うがたれる度に絶頂に昇り詰め、まるでよろこぶかのごとく、甘い花の香りを放つ女神。

いまえない皇帝王華おうか男根おとこねからは、潤沢じゅんたくに子種がかれ、互いの繋がる淫靡いんびな箇所は、ねったりと欲情の汁にまみれる。

女神みずからも甘いみつしたたらせ、おのこを誘う淫欲いんよくはなとなる。

「あっあっ……お願いですー……陛下、陛下……どうか、どうか、もう許してー……あっ、あっ、あっ、あああああっ……!」

女神のはらへと注がれる熱い飛沫ひまつ。入りきらずにどろりどろりとしたたり落ちる。

女神の蜜壺みつつぼは、もはや皇帝王華おうかの味を覚える。

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