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本編
賑やかな帝宮庭園と新たな訪問者
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皇帝アレクシスが住まう〈帝宮〉に、新たな造られたのは皇家に誕生した双子星の為の見事な居室。
そもそも皇城内には、皇帝が住まう〈帝宮〉の他に、皇后が住まう〈后宮〉や皇太子や皇女が住む為の〈宮〉は、それぞれに建造されてはいる。ただ、それを良しとしなかったのが皇帝アレクシス。
己れの伴侶ともする皇后セレーナを深く寵愛するあまり、〈后宮〉には住まわせず、〈帝宮〉の中へと留め置き、寝食を共にしては、あまつさえ愛しい伴侶セレーナの身の回りの世話まで焼く始末。
歴代皇帝の中でも、特に情愛深いとされる皇帝アレクシス。その為、我が子を慈しむ皇后セレーナの為に、同じ〈帝宮内〉の中に双子星の居室まで造らせている。
おかげで、晴れては柔らかな陽が差す日などは、〈帝宮庭園〉の東屋で、揺籠に眠る双子星を傍らに茶を嗜み、談話に花を咲かせる皇后セレーナや王妃アラナの姿が見受けられる。
その一方では、広大な〈帝宮庭園〉の片隅で、木剣を片手に手合わせをする近衛騎士エヴァンとブレイディ王国嫡子ロニー王子の姿までもがある。
存外、気の合う二人。
意外にも近衛騎士エヴァンの方が、自ら進んで教示している様子。
武闘の才を発揮する王子ロニー。自分よりも遥かに優れた才を持つ近衛騎士エヴァンを「師匠……!」と仰ぎ、かなり懐いている様子。
乾いた砂が水を吸うように、瞬く間に武技を吸収する王子ロニーに、師事する近衛騎士エヴァンも、同じ武闘を得意とする者同士、通じ合うものがあるのか、常に手合わせを愉しんでいる。
「ふふっ、賑やかね」
「ええっ、お母様……!」
母ともする王妃アラナの言葉に、皇后セレーナは嬉しそうに微笑み返す。
「此処は本当に素敵な場所です。こうして皆が楽しいのなら、それに越した事はありません。私もお母様と過ごせるこの時間が幸せです」
ふふっ……と互いに微笑み合う二人。
相変わらず、美しい母娘愛が其処にはあり、今もなお健在。
皇后セレーナが告げるように、広大で美しい〈帝宮庭園〉は、いつの間にか皇帝だけを癒す場だけではなくなり、皆の「憩いの場」として存在する。もはやそうだとも。
それでも皇帝アレクシスに許しを得た者だけの場とも。
* * * * * * * * * *
そうした最中、新たな御仁が皇帝アレクシスの元へと現れる。
と或る王国の確かな身分の御仁。その纏う雰囲気は、気品と気概に満ち溢れ、人好きのする風貌をしている。
皇帝アレクシスも直に見えるのは初めての御仁。
皇家に誕生した美しい双子星への「祝いの品」と共に、「と或る目的」をもっての此度の急な来訪。
艶やかな「黒曜の髪」に「琥珀色の瞳」を併せ持つ眉目秀麗な壮年の御仁は、皇帝アレクシスよりは歳の頃は明らかに上。
さすがの皇帝アレクシスでも予期しない客人に驚きつつも、相手が相手なだけに共に連れ立ち、皆が集う〈帝宮庭園〉へと足を向ける。
相変わらず賑やかな〈帝宮庭園〉。それでも初めて目にする者には、帝国の権威を象徴するかの如く見事な造りの〈帝宮庭園〉に溜息を零すは必至。
庭園をゆっくりと見回すその御仁は、庭園の東屋で談笑する艶やかな二人の美しい后らへと視線を向ける。皇后セレーナと王妃アラナを認めれば、自然と満面の笑みを湛え、すぐさま二人に側へと歩み寄る。そして。
「アラナっ……!」
そう叫ぶと同時に着座する王妃アラナを強引に引き寄せ、幾度もその頬へと口付けを落とし、しかとその胸に抱く。
「嗚呼っ、私の可愛いアラナ! とても逢いたかったよ。相変わらず、アラナは美しい……」
抱き寄せる王妃アラナの額にも口付けをして見せれば、突然の来訪者に驚嘆する王妃アラナ。
同じく唖然とする皇后セレーナもいる。しかし目の前の御仁の風貌には、何故か親近感を抱く。それと言うのも皇后セレーナも王妃アラナもその御仁も同じ「黒曜の髪」に「琥珀色の瞳」を併せ持ち、まさに兄妹と言っても差し支えない。
そして御仁の抱擁から、どうにか抜け出す王妃アラナは告げる。
「お義兄様……どうして此方に……?!」
「もちろん! 可愛い私のアラナと……それに……」
視線を滑らせる御仁の視線と皇后セレーナの視線が、不意に重なり合う。
「私の美しい姪にも逢ってみたくてね」
満面の笑みを湛え、そう告げる御仁。
今度は皇后セレーナの身前へと寄れば、皇后セレーナの手指を持ち上げ、その甲へとそっと挨拶の口付けを落とす。
「初めまして……だね? 美しい私の姪御殿」
「あの……貴方様は……?」
思わず見つめ返す皇后セレーナ。
「これはこれは失礼を致しました。申し遅れましたが、ブラッド王国が国王カーティスと申し上げます。美しい皇后セレーナ様……私は貴女様の伯父に当たる者です。どうかお見知りおきを……それに美しい姪御殿、私のことは堅苦しい国王陛下などとは呼ばず、“伯父”と呼んで頂ければ尚のこと嬉しい」
「伯父様っ……!」
驚嘆する皇后セレーナ。しかも国王とくれば、此方の方こそ礼を尽くさなければならない。慌てる皇后セレーナに王妃アラナが制止する。
「セレーナ、大丈夫よ。お義兄様に限っては必要ないわ。国王とはいえ私達の身内に当たるこの御方は、それはそれは身内には甘いの……そうでしょう、お義兄様?」
「強いて云うならアラナに……と付け加えて欲しいね」
人好きのする笑顔で宣う国王カーティス。
皇后セレーナへと温かな眼差しを向ける国王カーティスには好感が持てる。
「初めまして伯父様……」
自然と微笑みを返す皇后セレーナがいる。
* * * * * * * * * *
実は王妃アラナ母娘には、当然ながら知らない事実が存在する。
かなり以前に遡る。
幼いアラナをブラッド王国から攫わせ、人買いへと下げ渡した首謀者たる時の王妃デラニー。
愛おしんでいた義妹姫アラナを人買いへと下げ渡した憎き時の王妃デラニー。その王妃デラニーの引き渡しを乞う、友好国ブレイディ王国からの密書に賛同し、「断罪の為の捕縛」に一枚噛んだのが、何を隠そう当時の王太子カーティス。
御子のいない王妃デラニーの嫡子ではなく、側妃腹の優れた王子カーティス。その彼の心を和ませていた存在が、奇しくも同じ側妃腹の義妹姫アラナ。
誰よりも何よりも慈しむ王太子カーティス。
「可愛いアラナ……君は私の宝だ」
面倒見の良い王太子カーティスに、義妹姫アラナもよく懐いていたとも。
ブラッド王国とは友好国となる隣国ブレイディ王国。その国の王妃となったアラナ。しかし今でもその情愛は変わることなく、アラナを慈しむ国王カーティスがいる。
そもそも皇城内には、皇帝が住まう〈帝宮〉の他に、皇后が住まう〈后宮〉や皇太子や皇女が住む為の〈宮〉は、それぞれに建造されてはいる。ただ、それを良しとしなかったのが皇帝アレクシス。
己れの伴侶ともする皇后セレーナを深く寵愛するあまり、〈后宮〉には住まわせず、〈帝宮〉の中へと留め置き、寝食を共にしては、あまつさえ愛しい伴侶セレーナの身の回りの世話まで焼く始末。
歴代皇帝の中でも、特に情愛深いとされる皇帝アレクシス。その為、我が子を慈しむ皇后セレーナの為に、同じ〈帝宮内〉の中に双子星の居室まで造らせている。
おかげで、晴れては柔らかな陽が差す日などは、〈帝宮庭園〉の東屋で、揺籠に眠る双子星を傍らに茶を嗜み、談話に花を咲かせる皇后セレーナや王妃アラナの姿が見受けられる。
その一方では、広大な〈帝宮庭園〉の片隅で、木剣を片手に手合わせをする近衛騎士エヴァンとブレイディ王国嫡子ロニー王子の姿までもがある。
存外、気の合う二人。
意外にも近衛騎士エヴァンの方が、自ら進んで教示している様子。
武闘の才を発揮する王子ロニー。自分よりも遥かに優れた才を持つ近衛騎士エヴァンを「師匠……!」と仰ぎ、かなり懐いている様子。
乾いた砂が水を吸うように、瞬く間に武技を吸収する王子ロニーに、師事する近衛騎士エヴァンも、同じ武闘を得意とする者同士、通じ合うものがあるのか、常に手合わせを愉しんでいる。
「ふふっ、賑やかね」
「ええっ、お母様……!」
母ともする王妃アラナの言葉に、皇后セレーナは嬉しそうに微笑み返す。
「此処は本当に素敵な場所です。こうして皆が楽しいのなら、それに越した事はありません。私もお母様と過ごせるこの時間が幸せです」
ふふっ……と互いに微笑み合う二人。
相変わらず、美しい母娘愛が其処にはあり、今もなお健在。
皇后セレーナが告げるように、広大で美しい〈帝宮庭園〉は、いつの間にか皇帝だけを癒す場だけではなくなり、皆の「憩いの場」として存在する。もはやそうだとも。
それでも皇帝アレクシスに許しを得た者だけの場とも。
* * * * * * * * * *
そうした最中、新たな御仁が皇帝アレクシスの元へと現れる。
と或る王国の確かな身分の御仁。その纏う雰囲気は、気品と気概に満ち溢れ、人好きのする風貌をしている。
皇帝アレクシスも直に見えるのは初めての御仁。
皇家に誕生した美しい双子星への「祝いの品」と共に、「と或る目的」をもっての此度の急な来訪。
艶やかな「黒曜の髪」に「琥珀色の瞳」を併せ持つ眉目秀麗な壮年の御仁は、皇帝アレクシスよりは歳の頃は明らかに上。
さすがの皇帝アレクシスでも予期しない客人に驚きつつも、相手が相手なだけに共に連れ立ち、皆が集う〈帝宮庭園〉へと足を向ける。
相変わらず賑やかな〈帝宮庭園〉。それでも初めて目にする者には、帝国の権威を象徴するかの如く見事な造りの〈帝宮庭園〉に溜息を零すは必至。
庭園をゆっくりと見回すその御仁は、庭園の東屋で談笑する艶やかな二人の美しい后らへと視線を向ける。皇后セレーナと王妃アラナを認めれば、自然と満面の笑みを湛え、すぐさま二人に側へと歩み寄る。そして。
「アラナっ……!」
そう叫ぶと同時に着座する王妃アラナを強引に引き寄せ、幾度もその頬へと口付けを落とし、しかとその胸に抱く。
「嗚呼っ、私の可愛いアラナ! とても逢いたかったよ。相変わらず、アラナは美しい……」
抱き寄せる王妃アラナの額にも口付けをして見せれば、突然の来訪者に驚嘆する王妃アラナ。
同じく唖然とする皇后セレーナもいる。しかし目の前の御仁の風貌には、何故か親近感を抱く。それと言うのも皇后セレーナも王妃アラナもその御仁も同じ「黒曜の髪」に「琥珀色の瞳」を併せ持ち、まさに兄妹と言っても差し支えない。
そして御仁の抱擁から、どうにか抜け出す王妃アラナは告げる。
「お義兄様……どうして此方に……?!」
「もちろん! 可愛い私のアラナと……それに……」
視線を滑らせる御仁の視線と皇后セレーナの視線が、不意に重なり合う。
「私の美しい姪にも逢ってみたくてね」
満面の笑みを湛え、そう告げる御仁。
今度は皇后セレーナの身前へと寄れば、皇后セレーナの手指を持ち上げ、その甲へとそっと挨拶の口付けを落とす。
「初めまして……だね? 美しい私の姪御殿」
「あの……貴方様は……?」
思わず見つめ返す皇后セレーナ。
「これはこれは失礼を致しました。申し遅れましたが、ブラッド王国が国王カーティスと申し上げます。美しい皇后セレーナ様……私は貴女様の伯父に当たる者です。どうかお見知りおきを……それに美しい姪御殿、私のことは堅苦しい国王陛下などとは呼ばず、“伯父”と呼んで頂ければ尚のこと嬉しい」
「伯父様っ……!」
驚嘆する皇后セレーナ。しかも国王とくれば、此方の方こそ礼を尽くさなければならない。慌てる皇后セレーナに王妃アラナが制止する。
「セレーナ、大丈夫よ。お義兄様に限っては必要ないわ。国王とはいえ私達の身内に当たるこの御方は、それはそれは身内には甘いの……そうでしょう、お義兄様?」
「強いて云うならアラナに……と付け加えて欲しいね」
人好きのする笑顔で宣う国王カーティス。
皇后セレーナへと温かな眼差しを向ける国王カーティスには好感が持てる。
「初めまして伯父様……」
自然と微笑みを返す皇后セレーナがいる。
* * * * * * * * * *
実は王妃アラナ母娘には、当然ながら知らない事実が存在する。
かなり以前に遡る。
幼いアラナをブラッド王国から攫わせ、人買いへと下げ渡した首謀者たる時の王妃デラニー。
愛おしんでいた義妹姫アラナを人買いへと下げ渡した憎き時の王妃デラニー。その王妃デラニーの引き渡しを乞う、友好国ブレイディ王国からの密書に賛同し、「断罪の為の捕縛」に一枚噛んだのが、何を隠そう当時の王太子カーティス。
御子のいない王妃デラニーの嫡子ではなく、側妃腹の優れた王子カーティス。その彼の心を和ませていた存在が、奇しくも同じ側妃腹の義妹姫アラナ。
誰よりも何よりも慈しむ王太子カーティス。
「可愛いアラナ……君は私の宝だ」
面倒見の良い王太子カーティスに、義妹姫アラナもよく懐いていたとも。
ブラッド王国とは友好国となる隣国ブレイディ王国。その国の王妃となったアラナ。しかし今でもその情愛は変わることなく、アラナを慈しむ国王カーティスがいる。
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