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本編
溺愛される皇后の穏やか日々と王子の余談話
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時が流れるの緩やかでもあり、早くもある。
あれ以来、充実した日々を過ごす皇后セレーナがいる。
御子を身籠る皇后セレーナの日常は、自身を愛してくれる人々に囲まれ、穏やかで満たされ、まさに優しさに溢れている。
* * * * * * * * * *
初めての懐妊ということもあり、感情の起伏の波がある気鬱な皇后セレーナの側には、愛する皇帝アレクシスに加え、母ともするブレイディ王国の王妃アラナが常に寄り添い、甲斐甲斐しく世話を焼く。
どうにも皇后セレーナへの情愛の深さを競っているようにも見える皇帝アレクシスと王妃アラナ。
皇后セレーナの身支度を手伝うのは、主に王妃アラナがこなし、ついで大きくなる腹に負担のないような作りのゆったりとした衣装を誂えさせては、「少しでも気分が晴れるように……」と美しく装わせる。
更には、愛娘ともする皇后セレーナの艶やかな髪を王妃アラナ自らが結いあげ、美しい髪飾りを付けては、その仕上がりを愉しむ。
「本当に綺麗だわ、セレーナ……こうして貴女の身支度を手伝える日が訪れるなんて……誠に母は幸せだわ。私の娘に生まれてきてくれてありがとう、セレーナ。心より愛しているわ、愛しい私の娘……」
愛娘セレーナをそっと抱き締める母アラナ。そのまましばらく動かない。
王妃アラナには、愛娘セレーナとのようやくの再会は、やはり感慨もひとしお。
「お母様……私こそ幸せよ。私を産んでくれてありがとう。お母様の娘としてこの世に生を受け、セレーナは本当に幸せです」
寄り添い合う二人。
美しい母娘愛に、見守る面々も心が和む。
しかし、此方も負けてはいない。愛しい伴侶セレーナの食事や湯浴みの介助などは、夫君の皇帝アレクシス自らがこなす甘やかし振り。その溺愛振りは度を越えている。そして今も。
「セレーナ……ほらっ、口を開けてごらん」
そう言っては一匙、一匙掬い上げ、自らの膝上に乗せる皇后セレーナへと給餌をする皇帝アレクシスは、さも愉しげ。更には、皇后セレーナが好む果実水を己れの口に含む皇帝アレクシスがいる。
「セレーナ……ほらっ、私が飲ませてあげよう
そう笑みを浮かべては、皇后セレーナの柔らかな唇を塞ぎ、口移しでゆっくりゆっくりと飲み物を注ぐ。
「……アレク様、恥ずかしいです……」
「構うことはない。彼等は空気と同じ。此処にいるのは私達だけと思えば良い」
「アッ……アレク、様……うっ、ううん」
その胸に愛する皇后セレーナを抱き寄せ、そのまま唇を存分に味わう皇帝アレクシス。
いつの間にか、うっとりと顔を赤らめては緩める皇后セレーナ。
「愛しいセレーナ……可愛い」
目の前には侍女らが待機しているにもかかわらず、平然と接吻を交わし、ひたすらに給餌行為を続ける皇帝アレクシス。
結局、そのまま皇后セレーナの唇を奪っては、幾度も熱い接吻を浴びせる皇帝アレクシスの溺愛振りに、控える侍女達は彫像のように動かず、あくまでも見ていないふりを決め込む。
湯浴みなどは最たるもので、裸体に晒した皇后セレーナを抱いたまま、共に湯槽へと沈む皇帝アレクシス。
御子を孕むせいで、豊かになった皇后セレーナの乳房の頂きを口へと含み、舌で転がしては弄ぶ皇帝アレクシスの情欲は止まらない。
当然、その先に待つのは蜜なる目合い。
愛しい皇后セレーナの身体に負担なく、労わりながら淫らに睦み合う。
「……あっ、やぁ、ああん……だめぇ、アレク様……あっ、あっ、やぁ、あああっ……! だめぇ……やぁ、ああんっ!」
「愛しいセレーナ……好きに啼けば良い。淫欲の華を咲かせるセレーナほど美しいものはない……」
皇后セレーナの蜜穴には、皇帝アレクシスの滾る肉楔がぬちゅりと挿さり、くちゅりぐちゅりと緩急つけては、ゆっくりと優しく抜き挿しを繰り返す皇帝アレクシスの相貌も恍惚としている。
皇后セレーナへの溢れる情愛に滾り出す欲情には果てがない。
どうにも抗えない皇帝アレクシスがいる。
それ程に愛しい伴侶から漂う芳しい香りは、皇帝アレクシスを魅了する。
己れの愛する伴侶からのみ香る甘い美酒のような芳香。それが皇后セレーナが御子を孕んでからは、より一層香りが増し、皇帝アレクシスを抗えない淫欲へと誘う。
甘く艶やかに啼く皇后セレーナの喘ぎ声が湯殿へと響き、やがて快美の極みへと到達すれば、意識を落とす皇后セレーナを抱きかかえては寝所へと戻る。そして二人で深く眠りに就く。
* * * * * * * * * *
皇帝アレクシスと皇后セレーナの穏やかな日々。そうした日々に招かれざる客が到来する。
皇帝アレクシスが招いたわけではない彼は、ブレイディ王国の国王レナルドの嫡子ロニー。父王レナルドと同じ「紅い髪」に「紅玉の瞳」を併せ持つ彼は、実は嫡太子ロイの双生の弟王子。
王妃アラナを泣く泣く異国の地へと残し、英明な嫡太子ロイにより、有無を言わさず帰国させられた国王レナルド。
すぐさま入れ替わるように現れたのが、弟王子ロニー。嫡太子ロイと比べて、幾分か穏やかな弟王子ロニーは、皇帝アレクシスの身前でも臆する事なく平然と告げる。
「偉大なる皇帝陛下……お初にお目にかかります。国王レナルドが嫡子ロニーと申します。父や兄に代わり、私が母上をお守りすべく参上致しました。無事に母上が帰国の途に着くまでの間、お側に居させて頂きたいと思います……やはり異国の地。美しい母上一人を置いてはいけません」
人好きのする顔でにっこりと微笑む弟王子ロニーの出現に、さすがの王妃アラナも予想はしていないらしく、「ロニー……!」と驚いている。
皇帝アレクシスに至っても「次々と邪魔者が……」と溜息すら零す。
そうした皇帝アレクシスの事などは気にする様子もない弟王子ロニーは、王妃アラナへと告げる。
「お美しい母上……父上と兄上の代わりに、私がお側でお守りさせて頂きます」
母ともする王妃アラナの頬へと挨拶の口付けを落とせば、やはり兄の嫡太子ロイと同様に皇后セレーナへと視線を滑らせ、うっとりと笑みを見せる。
「兄上ロイが申していた通りです。貴女は本当にお美しい……義姉上とお呼びしても?」
皇后セレーナの手を掴み、その指先へと口付けを落とす。あまつさえ告げる。
「母上と同様に、お美しい義姉上も私がお守り致します。姿は未だ成長途中ですが、こう見えても武闘には自信があります」
そう、英明な兄の嫡太子ロイとは違い、武闘を得意とする弟王子ロニー。
奇しくも滞在する日々の中で、皇帝アレクシスの近衛騎士エヴァンから教示される弟王子ロニーがいる。
時折、手合わせをする二人の勇ましい姿が見える。それを微笑ましく見守る王妃アラナ母娘。
「ありがとう、ロニー王子。このような頼もしい弟王子を二人も持つ事が出来る私は幸せね。本当に幸せだわ……」
純粋に弟王子が出来た事に、感慨深くも喜ぶ皇后セレーナ。
長い間、「家族と呼ばれる者」に恵まれなかった皇后セレーナにしてみれば、同じ母アラナから産まれた者同士、通じるものがあるのか、互いに瞳を合わせては微笑み合う。
「お美しい義姉上……実は私の下にはもう一人弟がおりますので、実際は義姉上には三人の弟が……」
「まぁ! それが本当なら私には家族が沢山いるのね……!」
美しい琥珀色の瞳には、薄っすらと涙が光る。心から喜ぶ皇后セレーナ。
「愛するセレーナが喜ぶならば……」
結局は弟王子ロニーの滞在を認める皇帝アレクシスには、「愛しい伴侶セレーナの幸せこそ」が、やはり一番の至福。
幸せそうな皇后セレーナに、思わず笑みを湛える皇帝アレクシスがいる。
* * * * * * * * * *
余談話だが。
ブレイディ王国の兄の嫡太子ロイと弟王子ロニーは、双生な為に見事に瓜二つ。父王レナルドと母后アラナ以外には、そうそう見分けがつかない。
まさにその利点を利用し、時折入れ替わる双生の兄弟王子。
幼い頃から知性を誇る兄の嫡太子ロイが、すでに父王と共に公務に携わる傍ら、武闘を得意とする弟王子ロニーは、より武技を磨き、兄王子ロイを陰ながら護り支える。そして時には、公務で忙殺される兄王子ロイを息抜きさせる意味も込めて、立場を入れ替えては兄王子ロイを休息させる。
兄想いの弟王子ロニー。
元は一つの卵が分かたれた双生の二人だからこそ通じ合い、互いを尊重しつつ想い合う。自然と“好むもの”も似通っている二人。
ブレイディ王国の正統な嫡子兄弟ロイとロニーの最近の気に入りは、もちろん美しい義姉ともする皇后セレーナ。だからこそ、兄弟王子ロイとロニーの仲良しの二人は、切に待ち焦がれている。
皇后セレーナ似の美しい姫の誕生を……。
あれ以来、充実した日々を過ごす皇后セレーナがいる。
御子を身籠る皇后セレーナの日常は、自身を愛してくれる人々に囲まれ、穏やかで満たされ、まさに優しさに溢れている。
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初めての懐妊ということもあり、感情の起伏の波がある気鬱な皇后セレーナの側には、愛する皇帝アレクシスに加え、母ともするブレイディ王国の王妃アラナが常に寄り添い、甲斐甲斐しく世話を焼く。
どうにも皇后セレーナへの情愛の深さを競っているようにも見える皇帝アレクシスと王妃アラナ。
皇后セレーナの身支度を手伝うのは、主に王妃アラナがこなし、ついで大きくなる腹に負担のないような作りのゆったりとした衣装を誂えさせては、「少しでも気分が晴れるように……」と美しく装わせる。
更には、愛娘ともする皇后セレーナの艶やかな髪を王妃アラナ自らが結いあげ、美しい髪飾りを付けては、その仕上がりを愉しむ。
「本当に綺麗だわ、セレーナ……こうして貴女の身支度を手伝える日が訪れるなんて……誠に母は幸せだわ。私の娘に生まれてきてくれてありがとう、セレーナ。心より愛しているわ、愛しい私の娘……」
愛娘セレーナをそっと抱き締める母アラナ。そのまましばらく動かない。
王妃アラナには、愛娘セレーナとのようやくの再会は、やはり感慨もひとしお。
「お母様……私こそ幸せよ。私を産んでくれてありがとう。お母様の娘としてこの世に生を受け、セレーナは本当に幸せです」
寄り添い合う二人。
美しい母娘愛に、見守る面々も心が和む。
しかし、此方も負けてはいない。愛しい伴侶セレーナの食事や湯浴みの介助などは、夫君の皇帝アレクシス自らがこなす甘やかし振り。その溺愛振りは度を越えている。そして今も。
「セレーナ……ほらっ、口を開けてごらん」
そう言っては一匙、一匙掬い上げ、自らの膝上に乗せる皇后セレーナへと給餌をする皇帝アレクシスは、さも愉しげ。更には、皇后セレーナが好む果実水を己れの口に含む皇帝アレクシスがいる。
「セレーナ……ほらっ、私が飲ませてあげよう
そう笑みを浮かべては、皇后セレーナの柔らかな唇を塞ぎ、口移しでゆっくりゆっくりと飲み物を注ぐ。
「……アレク様、恥ずかしいです……」
「構うことはない。彼等は空気と同じ。此処にいるのは私達だけと思えば良い」
「アッ……アレク、様……うっ、ううん」
その胸に愛する皇后セレーナを抱き寄せ、そのまま唇を存分に味わう皇帝アレクシス。
いつの間にか、うっとりと顔を赤らめては緩める皇后セレーナ。
「愛しいセレーナ……可愛い」
目の前には侍女らが待機しているにもかかわらず、平然と接吻を交わし、ひたすらに給餌行為を続ける皇帝アレクシス。
結局、そのまま皇后セレーナの唇を奪っては、幾度も熱い接吻を浴びせる皇帝アレクシスの溺愛振りに、控える侍女達は彫像のように動かず、あくまでも見ていないふりを決め込む。
湯浴みなどは最たるもので、裸体に晒した皇后セレーナを抱いたまま、共に湯槽へと沈む皇帝アレクシス。
御子を孕むせいで、豊かになった皇后セレーナの乳房の頂きを口へと含み、舌で転がしては弄ぶ皇帝アレクシスの情欲は止まらない。
当然、その先に待つのは蜜なる目合い。
愛しい皇后セレーナの身体に負担なく、労わりながら淫らに睦み合う。
「……あっ、やぁ、ああん……だめぇ、アレク様……あっ、あっ、やぁ、あああっ……! だめぇ……やぁ、ああんっ!」
「愛しいセレーナ……好きに啼けば良い。淫欲の華を咲かせるセレーナほど美しいものはない……」
皇后セレーナの蜜穴には、皇帝アレクシスの滾る肉楔がぬちゅりと挿さり、くちゅりぐちゅりと緩急つけては、ゆっくりと優しく抜き挿しを繰り返す皇帝アレクシスの相貌も恍惚としている。
皇后セレーナへの溢れる情愛に滾り出す欲情には果てがない。
どうにも抗えない皇帝アレクシスがいる。
それ程に愛しい伴侶から漂う芳しい香りは、皇帝アレクシスを魅了する。
己れの愛する伴侶からのみ香る甘い美酒のような芳香。それが皇后セレーナが御子を孕んでからは、より一層香りが増し、皇帝アレクシスを抗えない淫欲へと誘う。
甘く艶やかに啼く皇后セレーナの喘ぎ声が湯殿へと響き、やがて快美の極みへと到達すれば、意識を落とす皇后セレーナを抱きかかえては寝所へと戻る。そして二人で深く眠りに就く。
* * * * * * * * * *
皇帝アレクシスと皇后セレーナの穏やかな日々。そうした日々に招かれざる客が到来する。
皇帝アレクシスが招いたわけではない彼は、ブレイディ王国の国王レナルドの嫡子ロニー。父王レナルドと同じ「紅い髪」に「紅玉の瞳」を併せ持つ彼は、実は嫡太子ロイの双生の弟王子。
王妃アラナを泣く泣く異国の地へと残し、英明な嫡太子ロイにより、有無を言わさず帰国させられた国王レナルド。
すぐさま入れ替わるように現れたのが、弟王子ロニー。嫡太子ロイと比べて、幾分か穏やかな弟王子ロニーは、皇帝アレクシスの身前でも臆する事なく平然と告げる。
「偉大なる皇帝陛下……お初にお目にかかります。国王レナルドが嫡子ロニーと申します。父や兄に代わり、私が母上をお守りすべく参上致しました。無事に母上が帰国の途に着くまでの間、お側に居させて頂きたいと思います……やはり異国の地。美しい母上一人を置いてはいけません」
人好きのする顔でにっこりと微笑む弟王子ロニーの出現に、さすがの王妃アラナも予想はしていないらしく、「ロニー……!」と驚いている。
皇帝アレクシスに至っても「次々と邪魔者が……」と溜息すら零す。
そうした皇帝アレクシスの事などは気にする様子もない弟王子ロニーは、王妃アラナへと告げる。
「お美しい母上……父上と兄上の代わりに、私がお側でお守りさせて頂きます」
母ともする王妃アラナの頬へと挨拶の口付けを落とせば、やはり兄の嫡太子ロイと同様に皇后セレーナへと視線を滑らせ、うっとりと笑みを見せる。
「兄上ロイが申していた通りです。貴女は本当にお美しい……義姉上とお呼びしても?」
皇后セレーナの手を掴み、その指先へと口付けを落とす。あまつさえ告げる。
「母上と同様に、お美しい義姉上も私がお守り致します。姿は未だ成長途中ですが、こう見えても武闘には自信があります」
そう、英明な兄の嫡太子ロイとは違い、武闘を得意とする弟王子ロニー。
奇しくも滞在する日々の中で、皇帝アレクシスの近衛騎士エヴァンから教示される弟王子ロニーがいる。
時折、手合わせをする二人の勇ましい姿が見える。それを微笑ましく見守る王妃アラナ母娘。
「ありがとう、ロニー王子。このような頼もしい弟王子を二人も持つ事が出来る私は幸せね。本当に幸せだわ……」
純粋に弟王子が出来た事に、感慨深くも喜ぶ皇后セレーナ。
長い間、「家族と呼ばれる者」に恵まれなかった皇后セレーナにしてみれば、同じ母アラナから産まれた者同士、通じるものがあるのか、互いに瞳を合わせては微笑み合う。
「お美しい義姉上……実は私の下にはもう一人弟がおりますので、実際は義姉上には三人の弟が……」
「まぁ! それが本当なら私には家族が沢山いるのね……!」
美しい琥珀色の瞳には、薄っすらと涙が光る。心から喜ぶ皇后セレーナ。
「愛するセレーナが喜ぶならば……」
結局は弟王子ロニーの滞在を認める皇帝アレクシスには、「愛しい伴侶セレーナの幸せこそ」が、やはり一番の至福。
幸せそうな皇后セレーナに、思わず笑みを湛える皇帝アレクシスがいる。
* * * * * * * * * *
余談話だが。
ブレイディ王国の兄の嫡太子ロイと弟王子ロニーは、双生な為に見事に瓜二つ。父王レナルドと母后アラナ以外には、そうそう見分けがつかない。
まさにその利点を利用し、時折入れ替わる双生の兄弟王子。
幼い頃から知性を誇る兄の嫡太子ロイが、すでに父王と共に公務に携わる傍ら、武闘を得意とする弟王子ロニーは、より武技を磨き、兄王子ロイを陰ながら護り支える。そして時には、公務で忙殺される兄王子ロイを息抜きさせる意味も込めて、立場を入れ替えては兄王子ロイを休息させる。
兄想いの弟王子ロニー。
元は一つの卵が分かたれた双生の二人だからこそ通じ合い、互いを尊重しつつ想い合う。自然と“好むもの”も似通っている二人。
ブレイディ王国の正統な嫡子兄弟ロイとロニーの最近の気に入りは、もちろん美しい義姉ともする皇后セレーナ。だからこそ、兄弟王子ロイとロニーの仲良しの二人は、切に待ち焦がれている。
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