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本編
哀れな月姫の行末と非情な義母の仕打ち
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打ちひしがれる伯爵令嬢セレーナへと詰め寄る義母エミリア。
あまりにも恐ろしい形相に、思わず身をすくめる伯爵令嬢セレーナには、義母が激しい憎しみに顔を歪める理由などわかるはずもない。
それは当然のこと。
子を孕んだ事のある義母エミリアだからこそ、嘔吐く義娘セレーナのただならぬ様子を察する。
「いつの間に……このふしだらな阿婆擦れが!」
再び頬を打つ。
「お願い! お義母様、やめて……!」
必死に抵抗する伯爵令嬢セレーナだが、いっそう込み上げる吐き気に「うぐぅっ!」と嘔吐く。
「やはり……」
何事かを確信する義母エミリアは、突如として無惨にも床へと散らばる焼き菓子を拾い上げ、義娘セレーナの口元へと押し付ける。
「おっ、お義母様! 嫌っ、やめて! 何を……うぐっ、ううえっ……」
今度は確実に床へと嘔吐する伯爵令嬢セレーナ。
「嫌だっ、お義姉様ったら汚い……! 自分で床を掃除しなさいよ! これだから卑しい血が混じるお義姉は嫌なのよ! 半分でも血の繋があるなんて恥ずかしいわ!」
貶す義妹フラヴィア。
思い遣りの言葉を掛けるどころか眉間に皺まで寄せ、嫌悪感を露わに平然となじる義妹フラヴィア。性格の悪さが際立つ。
その一方。
伯爵令嬢セレーナは、今日までのままならない不調の悪さにどうする事も出来ず、そこへ追い討ちをかけるように、身内からの言われのない暴言と暴挙を浴びせられている。
心の奥底では、伯爵令嬢セレーナもこの二人のことを身内だと思った事は一度もない。本音を言えば、伯爵令嬢セレーナにとっての家族は、今は亡き優しく美しい母アラナだけ。
実のところ、伯爵家当主であった亡き父ヘンリーに対しても親子の情や想いが、それ程あるわけではない。なにせ、父ヘンリーの情愛は娘のセレーナよりは、間違いなく母アラナへと多大に注がれていた。
(誰も……誰も、私を必要としてはくれない)
だからこそ、優しく伯爵令嬢セレーナを抱き締めてくれた彼の貴公子の温もりが、弱っている今だからこそ尚更に恋しいと思える。
幼い頃から幾度もなじられれば、やはり伯爵令嬢セレーナの心根が挫けそうになる。
今も義母エミリアにより、床へと落ちては埃が混じる焼き菓子を無理やり口へと押し当てられていた伯爵令嬢セレーナ。咄嗟に手で叩き落とすも、その甘ったるい焼き菓子の匂いが伯爵令嬢セレーナの鼻腔を掠めるせいで、胃が刺激され、込み上げる吐き気を抑えられない。
更に追い討ちを掛けたのが、義母エミリアの信じられない言葉。
「この売女! おまえと云う堕落した義娘は、いったい……いつどこで男と乳繰り合った! 」
「……!」
驚愕に瞳を見開く伯爵令嬢セレーナは、思わず「ひゅっ」と息を呑む。
ついで義妹フラヴィアも息を呑む。
「お義姉様、いつの間に……」
そして蔑みの眼差しを向ける。
「その腹に子を孕んでおきながら言い逃れは許さない! 所詮おまえは淫売アラナの娘……母がそうなら娘もまた淫売! 下賤の血め!」
「やめて! お母様の事を悪く言わないで……それだけは許さない!」
伯爵令嬢セレーナが叫べば、「うるさいっ!」と尚も頬を打ち据えられる。
「言えっ! どこの下賤な男の子供を宿した!」
「……いいえ、言いません!」
打たれた頬を抑えながら、涙ながらに叫ぶ伯爵令嬢セレーナ。無けなしの気概を奮い立たせ、気丈にも義母エミリアを睨み付ける。
(……言えば、この義母のこと。躍起になって相手を探し、貶めようとする。そうなれば、あのお方にも何かしらの迷惑が掛かるかも知れない)
そう思える伯爵令嬢セレーナは口を閉ざす。
あの月夜の密会の相手は、おそらく高位の貴公子。しかも、皇帝陛下主催の仮面舞踏会での事となれば、余計に表沙汰にするべきものではない。
(それに……)
自分の腹を庇うように手を添える伯爵令嬢セレーナは、ようやく腑に落ちた事に焦りよりも安堵する。
(私のこのお腹に、まさかあの方の子がいるなんて……)
たった一夜の契りで子を授かった伯爵令嬢セレーナ。
まさに“奇跡”としか言いようがない。
そこに強い縁があるように思えてならない伯爵令嬢セレーナ。
(そう、見えない強い結び付きが……)
今この時は、先の見えない不安よりも子を宿した事への歓びや安堵が勝る。
伯爵令嬢セレーナに不安がないわけではない。それでも一人ぼっちの自分に、小さな家族が出来た事が「素直に嬉しい……」と思える。
(だから、絶対に言うわけにはいかない……)
心を決める伯爵令嬢セレーナ。
あくまでも無言を貫き通す義娘セレーナを憎々しげに見つめる義母エミリアは、その後は鞭までも持ち出し、相手が気絶する程に幾度も鞭で打ち据える。
「言えっ! 言わないか!」
「いいえ、いいえ。どうか、もう赦して……」
激しい痛みに涙を流し、腹に宿した子を庇いながらも頑なに拒む伯爵令嬢セレーナ。
非情な義母の仕打ちに、やがて気を失う。
どれくらいの時が過ぎたのか。
伯爵令嬢セレーナが目覚めた時には、自身の寝台の上。
気が付けば、逃げられるないようにする為なのか、罰則を与える為なのか、伯爵令嬢セレーナの両足首には枷が嵌められ、更には屋根裏部屋の出入れ口の扉は、外から杭が打たれ封鎖されている。
その背には鞭打により負わされた酷い裂傷が残るままに、もはや監禁される伯爵令嬢セレーナがいる。
「誰か……私を助けて……」
悲痛なその想いに応える者はいない。
そっと人知れず涙を零す伯爵令嬢セレーナは、やはり絶望に打ちのめされる。
* * * * * * * * * *
次に伯爵令嬢セレーナが、監禁される屋根裏部屋から出され、目覚めた頃には時すでに遅し。もはや辺境の田舎貴族の元へと嫁す為の黒塗りの馬車の中。
伯爵令嬢セレーナの背中に負わされた鞭打ちによる傷は治療され、その身には豪華な金色の婚礼の衣装が纏わされている。
(この婚礼衣装が、愛する者の為に身に纏う衣装なら、どれ程に良かった事か……)
絶望に泣く伯爵令嬢セレーナ。
誰の仕業かなどは言わずもがな。
このような無情な仕打ちをするのは、義母エミリアしかいない。
身元も知れない男の赤子を宿した義娘セレーナの婚姻を早めた義母エミリア。その理由は、憎い義娘セレーナの腹に宿る赤子を辺境の田舎貴族の実子とする為に他ならない。
義娘セレーナの婚姻を早める事に躊躇する事なく、伯爵家の安穏の為に平然と義娘セレーナを売り渡す義母エミリアに、慈悲の心など存在するはずがない。
(例え、生娘でなくともただの後添え。押し付けてしまえばどうとでもなる)
「ふふっ、いい気味……!」
ようやく厄介払いが出来たと喜ぶエミリア母娘。
それから数日かした後、伯爵家のエミリア母娘の元には、皇家からの「婚姻の皇命」がもたらされる。
「まぁっ! 疫病神がいなくなった途端に、我が伯爵家に吉報が……! さすがは私の娘! きっと美しいフラヴィアを皇帝陛下がお見初めになられたのね」
「お母様、皇命ということは私が皇后に……?!」
「もちろんよ、フラヴィア! 皇命には“伯爵家の令嬢を皇后とする“と書かれているのよ。嗚呼っ! なんという事かしら……私の美しい娘フラヴィアが皇后に迎えられ、私は皇后の母に……そしてゆくゆくは次代皇帝の義母! まさに夢のような出来事が、この私の身に起きるなんて……!」
愛娘フラヴィア以上に、恍惚と酔いしれる母エミリア。
「きっと仮面舞踏会の時だわ! 何処かで皇帝陛下が私を見てらしたのね。ふふっ、私は皇后になるのよ……!」
愛娘フラヴィアも負けじと酔いしれる。
歓喜に湧くエミリア母娘。
厚かましくも、辺境の田舎貴族から送られてきた義娘セレーナの婚姻の支度金に手を付け、登城する為の豪華な衣装や装飾品を買い漁るエミリア母娘。
登城した先に「何かが」待ち受けているとも知らず、存外呑気なエミリア母娘は、まさに愚かとしか言いようがない。
ここまで来ると厚顔無恥も甚しい。
* * * * * * * * * *
その一方。
「伯爵令嬢セレーナはー」と云えば、あの時の貴公子に密かに助け出され、今はその貴公子の胸の中にいる。
甘く甘く情愛される伯爵令嬢セレーナ。
最早、至福の中で殊更に大切にされている。
そのような事とは露共知らず、エミリア母娘は皇城へと登城する準備に追われる。
そこで待ち受けるのは……。
あまりにも恐ろしい形相に、思わず身をすくめる伯爵令嬢セレーナには、義母が激しい憎しみに顔を歪める理由などわかるはずもない。
それは当然のこと。
子を孕んだ事のある義母エミリアだからこそ、嘔吐く義娘セレーナのただならぬ様子を察する。
「いつの間に……このふしだらな阿婆擦れが!」
再び頬を打つ。
「お願い! お義母様、やめて……!」
必死に抵抗する伯爵令嬢セレーナだが、いっそう込み上げる吐き気に「うぐぅっ!」と嘔吐く。
「やはり……」
何事かを確信する義母エミリアは、突如として無惨にも床へと散らばる焼き菓子を拾い上げ、義娘セレーナの口元へと押し付ける。
「おっ、お義母様! 嫌っ、やめて! 何を……うぐっ、ううえっ……」
今度は確実に床へと嘔吐する伯爵令嬢セレーナ。
「嫌だっ、お義姉様ったら汚い……! 自分で床を掃除しなさいよ! これだから卑しい血が混じるお義姉は嫌なのよ! 半分でも血の繋があるなんて恥ずかしいわ!」
貶す義妹フラヴィア。
思い遣りの言葉を掛けるどころか眉間に皺まで寄せ、嫌悪感を露わに平然となじる義妹フラヴィア。性格の悪さが際立つ。
その一方。
伯爵令嬢セレーナは、今日までのままならない不調の悪さにどうする事も出来ず、そこへ追い討ちをかけるように、身内からの言われのない暴言と暴挙を浴びせられている。
心の奥底では、伯爵令嬢セレーナもこの二人のことを身内だと思った事は一度もない。本音を言えば、伯爵令嬢セレーナにとっての家族は、今は亡き優しく美しい母アラナだけ。
実のところ、伯爵家当主であった亡き父ヘンリーに対しても親子の情や想いが、それ程あるわけではない。なにせ、父ヘンリーの情愛は娘のセレーナよりは、間違いなく母アラナへと多大に注がれていた。
(誰も……誰も、私を必要としてはくれない)
だからこそ、優しく伯爵令嬢セレーナを抱き締めてくれた彼の貴公子の温もりが、弱っている今だからこそ尚更に恋しいと思える。
幼い頃から幾度もなじられれば、やはり伯爵令嬢セレーナの心根が挫けそうになる。
今も義母エミリアにより、床へと落ちては埃が混じる焼き菓子を無理やり口へと押し当てられていた伯爵令嬢セレーナ。咄嗟に手で叩き落とすも、その甘ったるい焼き菓子の匂いが伯爵令嬢セレーナの鼻腔を掠めるせいで、胃が刺激され、込み上げる吐き気を抑えられない。
更に追い討ちを掛けたのが、義母エミリアの信じられない言葉。
「この売女! おまえと云う堕落した義娘は、いったい……いつどこで男と乳繰り合った! 」
「……!」
驚愕に瞳を見開く伯爵令嬢セレーナは、思わず「ひゅっ」と息を呑む。
ついで義妹フラヴィアも息を呑む。
「お義姉様、いつの間に……」
そして蔑みの眼差しを向ける。
「その腹に子を孕んでおきながら言い逃れは許さない! 所詮おまえは淫売アラナの娘……母がそうなら娘もまた淫売! 下賤の血め!」
「やめて! お母様の事を悪く言わないで……それだけは許さない!」
伯爵令嬢セレーナが叫べば、「うるさいっ!」と尚も頬を打ち据えられる。
「言えっ! どこの下賤な男の子供を宿した!」
「……いいえ、言いません!」
打たれた頬を抑えながら、涙ながらに叫ぶ伯爵令嬢セレーナ。無けなしの気概を奮い立たせ、気丈にも義母エミリアを睨み付ける。
(……言えば、この義母のこと。躍起になって相手を探し、貶めようとする。そうなれば、あのお方にも何かしらの迷惑が掛かるかも知れない)
そう思える伯爵令嬢セレーナは口を閉ざす。
あの月夜の密会の相手は、おそらく高位の貴公子。しかも、皇帝陛下主催の仮面舞踏会での事となれば、余計に表沙汰にするべきものではない。
(それに……)
自分の腹を庇うように手を添える伯爵令嬢セレーナは、ようやく腑に落ちた事に焦りよりも安堵する。
(私のこのお腹に、まさかあの方の子がいるなんて……)
たった一夜の契りで子を授かった伯爵令嬢セレーナ。
まさに“奇跡”としか言いようがない。
そこに強い縁があるように思えてならない伯爵令嬢セレーナ。
(そう、見えない強い結び付きが……)
今この時は、先の見えない不安よりも子を宿した事への歓びや安堵が勝る。
伯爵令嬢セレーナに不安がないわけではない。それでも一人ぼっちの自分に、小さな家族が出来た事が「素直に嬉しい……」と思える。
(だから、絶対に言うわけにはいかない……)
心を決める伯爵令嬢セレーナ。
あくまでも無言を貫き通す義娘セレーナを憎々しげに見つめる義母エミリアは、その後は鞭までも持ち出し、相手が気絶する程に幾度も鞭で打ち据える。
「言えっ! 言わないか!」
「いいえ、いいえ。どうか、もう赦して……」
激しい痛みに涙を流し、腹に宿した子を庇いながらも頑なに拒む伯爵令嬢セレーナ。
非情な義母の仕打ちに、やがて気を失う。
どれくらいの時が過ぎたのか。
伯爵令嬢セレーナが目覚めた時には、自身の寝台の上。
気が付けば、逃げられるないようにする為なのか、罰則を与える為なのか、伯爵令嬢セレーナの両足首には枷が嵌められ、更には屋根裏部屋の出入れ口の扉は、外から杭が打たれ封鎖されている。
その背には鞭打により負わされた酷い裂傷が残るままに、もはや監禁される伯爵令嬢セレーナがいる。
「誰か……私を助けて……」
悲痛なその想いに応える者はいない。
そっと人知れず涙を零す伯爵令嬢セレーナは、やはり絶望に打ちのめされる。
* * * * * * * * * *
次に伯爵令嬢セレーナが、監禁される屋根裏部屋から出され、目覚めた頃には時すでに遅し。もはや辺境の田舎貴族の元へと嫁す為の黒塗りの馬車の中。
伯爵令嬢セレーナの背中に負わされた鞭打ちによる傷は治療され、その身には豪華な金色の婚礼の衣装が纏わされている。
(この婚礼衣装が、愛する者の為に身に纏う衣装なら、どれ程に良かった事か……)
絶望に泣く伯爵令嬢セレーナ。
誰の仕業かなどは言わずもがな。
このような無情な仕打ちをするのは、義母エミリアしかいない。
身元も知れない男の赤子を宿した義娘セレーナの婚姻を早めた義母エミリア。その理由は、憎い義娘セレーナの腹に宿る赤子を辺境の田舎貴族の実子とする為に他ならない。
義娘セレーナの婚姻を早める事に躊躇する事なく、伯爵家の安穏の為に平然と義娘セレーナを売り渡す義母エミリアに、慈悲の心など存在するはずがない。
(例え、生娘でなくともただの後添え。押し付けてしまえばどうとでもなる)
「ふふっ、いい気味……!」
ようやく厄介払いが出来たと喜ぶエミリア母娘。
それから数日かした後、伯爵家のエミリア母娘の元には、皇家からの「婚姻の皇命」がもたらされる。
「まぁっ! 疫病神がいなくなった途端に、我が伯爵家に吉報が……! さすがは私の娘! きっと美しいフラヴィアを皇帝陛下がお見初めになられたのね」
「お母様、皇命ということは私が皇后に……?!」
「もちろんよ、フラヴィア! 皇命には“伯爵家の令嬢を皇后とする“と書かれているのよ。嗚呼っ! なんという事かしら……私の美しい娘フラヴィアが皇后に迎えられ、私は皇后の母に……そしてゆくゆくは次代皇帝の義母! まさに夢のような出来事が、この私の身に起きるなんて……!」
愛娘フラヴィア以上に、恍惚と酔いしれる母エミリア。
「きっと仮面舞踏会の時だわ! 何処かで皇帝陛下が私を見てらしたのね。ふふっ、私は皇后になるのよ……!」
愛娘フラヴィアも負けじと酔いしれる。
歓喜に湧くエミリア母娘。
厚かましくも、辺境の田舎貴族から送られてきた義娘セレーナの婚姻の支度金に手を付け、登城する為の豪華な衣装や装飾品を買い漁るエミリア母娘。
登城した先に「何かが」待ち受けているとも知らず、存外呑気なエミリア母娘は、まさに愚かとしか言いようがない。
ここまで来ると厚顔無恥も甚しい。
* * * * * * * * * *
その一方。
「伯爵令嬢セレーナはー」と云えば、あの時の貴公子に密かに助け出され、今はその貴公子の胸の中にいる。
甘く甘く情愛される伯爵令嬢セレーナ。
最早、至福の中で殊更に大切にされている。
そのような事とは露共知らず、エミリア母娘は皇城へと登城する準備に追われる。
そこで待ち受けるのは……。
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