2 / 2
出会い編
これは運命だ!
しおりを挟む
あの美少女、宮下さんとの出会ってから一週間ほどたったが、特にこれといったことはなかった。
時々あったら、会釈をする程度だ。
まあこんな美少女と付き合ったりできるなんて微塵も考えていないので特に悔しがったりはしていない。
そんなことより明日は入学式だ。入学初日から恥をかきたくもない。今日はしっかりと寝ておこうと思いその日は7時にはベッドに入った。携帯のアラームは起きる時間とその前後五分間を1分おきにセットした。
これぐらいしないと起きれるか心配だ。
俺はベッドに入るとまたしても妄想していた。
宮下さんほどの美少女までとは考えてはいないが、
かわいい子が席の隣だと…ふふふ、ニヤニヤが止まらない。結局その日の就寝時間は3時ほどだった。
最近なれない日が続いている。
翌日、なんとか起きることができた。
とても眠いが適当にエネルギーを補給できるゼリーを手に取り、10秒ほどで朝食を終え、学校へ向かった。
学校に着くと、先生であろう大人の人にクラス分けの書かれたプリントが配布された。
俺がこれから通う才開高校は、私立で、偏差値53ほどで特に特徴もない。しかし、中等部もある大きな学校だ。特徴がないので親を説得するのにはものすごく時間がかかった。
クラスは40人制で、8クラスある。俺は3組だ。
そして俺の隣の席の人は…
「み や し た ま ひ!宮下 真昼!」
思わず叫んでしまった。
3人目の宮下 真昼が登場した。
2人目の家の隣人の宮下 真昼は高校一年生のようには全く見えない。言えば大学生っぽい。そんな彼女のはずがない…と思う。
いや、今度こそ幼馴染の真昼なのかもしない。
そうであること期待して、教室に入ると…そこにはなんと2人目の真昼、すなわち俺のマンションの隣に住んでいる宮下 真昼だった。
「あっ、」
思わず口から出てしまった。
「あっ!隣の…」
彼女も俺に気づいたようだった。
しかし名前が出てこなかったのか少し困っていた。
「森木、森木 京です。宮下さんって新入生だったんですか?俺、宮下さんをてっきり大学生ぐらいかと勘違いしてました」
「お、覚えてましたよ。森木 京っていう名前は私の幼馴染とおんなじ名前ですし」
「えっ?そうなんですか、まぁこれからよろしくお願いします」
「うん。よろしくね」
彼女はニコッと笑顔で返してくれた。
いや、それどころではない。おんなじ名前?!俺の頭の中は混乱していることが自分でもわかる。
確定ではないが、もしかすると俺の席の隣にいる宮下 真昼は俺の幼馴染なのかもしれない。
「キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン」
そんなことを考えている間に友達を作る最初のチャンスを失ってしまった。
少し考えてしまった。俺はこの学校で友達が1人もできないかもしれないと。
時々あったら、会釈をする程度だ。
まあこんな美少女と付き合ったりできるなんて微塵も考えていないので特に悔しがったりはしていない。
そんなことより明日は入学式だ。入学初日から恥をかきたくもない。今日はしっかりと寝ておこうと思いその日は7時にはベッドに入った。携帯のアラームは起きる時間とその前後五分間を1分おきにセットした。
これぐらいしないと起きれるか心配だ。
俺はベッドに入るとまたしても妄想していた。
宮下さんほどの美少女までとは考えてはいないが、
かわいい子が席の隣だと…ふふふ、ニヤニヤが止まらない。結局その日の就寝時間は3時ほどだった。
最近なれない日が続いている。
翌日、なんとか起きることができた。
とても眠いが適当にエネルギーを補給できるゼリーを手に取り、10秒ほどで朝食を終え、学校へ向かった。
学校に着くと、先生であろう大人の人にクラス分けの書かれたプリントが配布された。
俺がこれから通う才開高校は、私立で、偏差値53ほどで特に特徴もない。しかし、中等部もある大きな学校だ。特徴がないので親を説得するのにはものすごく時間がかかった。
クラスは40人制で、8クラスある。俺は3組だ。
そして俺の隣の席の人は…
「み や し た ま ひ!宮下 真昼!」
思わず叫んでしまった。
3人目の宮下 真昼が登場した。
2人目の家の隣人の宮下 真昼は高校一年生のようには全く見えない。言えば大学生っぽい。そんな彼女のはずがない…と思う。
いや、今度こそ幼馴染の真昼なのかもしない。
そうであること期待して、教室に入ると…そこにはなんと2人目の真昼、すなわち俺のマンションの隣に住んでいる宮下 真昼だった。
「あっ、」
思わず口から出てしまった。
「あっ!隣の…」
彼女も俺に気づいたようだった。
しかし名前が出てこなかったのか少し困っていた。
「森木、森木 京です。宮下さんって新入生だったんですか?俺、宮下さんをてっきり大学生ぐらいかと勘違いしてました」
「お、覚えてましたよ。森木 京っていう名前は私の幼馴染とおんなじ名前ですし」
「えっ?そうなんですか、まぁこれからよろしくお願いします」
「うん。よろしくね」
彼女はニコッと笑顔で返してくれた。
いや、それどころではない。おんなじ名前?!俺の頭の中は混乱していることが自分でもわかる。
確定ではないが、もしかすると俺の席の隣にいる宮下 真昼は俺の幼馴染なのかもしれない。
「キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン」
そんなことを考えている間に友達を作る最初のチャンスを失ってしまった。
少し考えてしまった。俺はこの学校で友達が1人もできないかもしれないと。
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
「ギャルゲーの親友ポジに憧れた俺が、なぜかモテてしまう話。」
はっけよいのこっ太郎
恋愛
ギャルゲーの親友ポジションに憧れて奮闘するラブコメ小説!!
それでもきっと、”恋の魔法”はある!!
そう、これは、俺が”粋な親友”になる物語。
【あらすじ】
主人公、新川優希《しんかわゆうき》は裏原高等学校に通う高校2年生である。
特に趣味もなく、いわるゆ普通の高校生だ。
中学時代にとあるギャルゲーにハマりそこからギャルゲーによく出てくる時に優しく、時に厳しいバカだけどつい一緒にいたくなるような親友キャラクターに憧れて、親友の今井翼《いまいつばさ》にフラグを作ったりして、ギャルゲーの親友ポジションになろうと奮闘するのである。
しかし、彼には中学時代にトラウマを抱えておりそのトラウマから日々逃げる生活を送っていた。
そんな彼の前に学園のマドンナの朝比奈風夏《あさひなふうか》、過去の自分に重なる経験をして生きてきた後輩の早乙女萌《さおとめもえ》、トラウマの原因で大人気読モの有栖桃花《ありすももか》など色々な人に出会うことで彼は確実に前に進み続けるのだ!
優希は親友ポジになれるのか!
優希はトラウマを克服できるのか!
人生に正解はない。
それでも確実に歩いていけるように。
異世界もギルドなければエルフ、冒険者、スライムにドラゴンも居ない!
そんなドタバタ青春ラブコメ!!
「ギャルゲーの親友ポジに憧れた俺が、なぜかモテてしまう話。」開幕‼️‼️
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
【完結】俺のセフレが幼なじみなんですが?
おもち
恋愛
アプリで知り合った女の子。初対面の彼女は予想より断然可愛かった。事前に取り決めていたとおり、2人は恋愛NGの都合の良い関係(セフレ)になる。何回か関係を続け、ある日、彼女の家まで送ると……、その家は、見覚えのある家だった。
『え、ここ、幼馴染の家なんだけど……?』
※他サイトでも投稿しています。2サイト計60万PV作品です。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる