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26 指南書②★
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まさか浴室でニコラスに求められると思っていなかった。
それにまだ、さっきまで握っていたニコラスの剛直の感触が手に残っている。
私の膣内はアレに蹂躙され快楽も与えられ……もう真面に立っていられない。
縁に凭れるようにしゃがみ込んでしまった。
だけどそんなのはお構いなしに、獣のような交わり方で揺すぶられ最奥をガンガン突かれる。
パンパンと肉を打つ音が響き、花芯にニコラスの陰嚢が当たって何とも言えず気持ち良い。
激しい動きで乳房が揺れ、ニコラスを喜ばせてしまっているようで……。
「こんなに揺らして私を誘うとは、いやらしい胸ですね」
「……そんなのでは」
「でもほら。またこんなになってしまった」
ひと際硬くなったその剛直を大きくスライドさせ、勢いとともにズンと押し込まれる。
「ひゃあ……」
ニコラスが意地悪そうにニヤリと笑った。
何かされると思ったら……。
いきなり腰を強く押し込み、最奥ぐりぐりと刺激して来た。
「そこは……あ!」
突かれると気持ち良い一点に、正確に何度も当てられて、目の奥がチカチカする。
「あ、ダメ!」
「ダメでは……ないでしょう?」
「だって……」
ニコラスは私を逃がさない。
細く見えても力強いその腕で私を固定する。
パンパンと音がして、その度に快感が押し寄せ、勝手に声が漏れてしまう。
もう、限界だった。
ブシュッ……ブシュッ……ブシャ……。
盛大に秘所から液体が飛び散った。
その場に雌の匂いが浴室に満ちる。
「気持ち良かったですか?」
背中から包み込むように抱きしめながら、膣内をゆっくり肉棒でかき混ぜてくる。
私の意識はふわふわしていて彼に何をされても気にならない。
だいたい、イッたばかりで返事は無理だった。
「すごく絡み付いてきて離してくれない。……あぁ……気持ちが良い。最高です」
「……言わないで」
恥ずかしくて余計にキュンキュンしてるのが感じられて……。
ニコラスは胸もぐちゃぐちゃともんで来るから、先っぽ同士を擦られるとまたじわっとお露が滲んでくる。
そしてニコラスは再度ゆらゆらと抽送を始めた。
今度こそ彼の快楽のための動きで……。
「待って……ちょっと……あぁ……死んじゃう~!」
「これくらいでは……死にませんから……」
「でも……頭おかしく……あぁぁ……」
追い立てるように揺すられて、最後に抜かれた。
背中に熱い飛沫が何度も掛けられていく。
お尻に肉棒が擦りつけられ、割れ目からトロトロと流れ落ちる。
そのすべてが感覚だけで見ることはできないのに、目で見るより余程いやらしくて……。
「湯あたりしないうちに出ましょう」
「……はい」
ニコラスはスッキリしたのだろう。
見るからに上機嫌だ。
彼は白濁液塗れの私を嬉しそうに見ながら、丁寧にそれを湯で流していく。
「あん! ど、どこ触って……あ……クチュクチュしちゃダメ……」
「仕方ない。それではこちらにしますか?」
「えっ!? そ、そこは……もっとダメ……」
「わがままを言うなんていけませんね」
「そんな……ひゃん!」
油断するとあらゆる性感帯をイジられるので気が抜けない。
湯浴みだけでヘトヘトだった。
歩けなかった私をニコラスは軽々抱き上げ、器用にドアを開けベッドまで運んだ。
「レティシア。喉が渇いたでしょう?」
ベッドサイドに置かれたピッチャーからお水を汲んでくれて、ありがたく受け取ろうとしたのに……渡してくれない。
「え?」
驚いてる私にニコラスが笑う。
やな予感……。
「飲ませてあげましょう」
「え、あの……」
ニコラスが水を口に含み、そのまま口付けてきた。
舌が入ってきて、冷たい水が流れ込んできた。
少しずつ流されてくるソレを溢れないように慌てて飲み下す。
一回では終わらず何度も繰り返され、抵抗は無駄だと悟った。
「どうですか?」
悔しいけど……。
湯上がりだから、すごく美味しい……。
でも素直にそう言いたくない私がいる。
私の葛藤が分かるらしく、ニコラスがニヤニヤしているのが何だか悔しい。
無意識に唇を尖らせていたらしく、カプリと喰まれて変な声が出た。
ニコラスの気が済んでやっと解放されるまで結構な時間が経ったと思う。
「ニコラス。あの……これってみんな、指南書に書いてあることなの?」
「水分補給の方法ですか? そのくらいはこの国でもやってますよ」
「そうなの?」
「レティシアは結婚している割に、知らないことが多いですね」
「ダメ……なのかしら?」
「そんなことはありません。知らないのなら私がすべて教えます」
いい笑顔で言い切ったニコラスの言葉で、軽い旋律が背筋を走った。
「あ、ありがとう」
「今夜からすぐに初めても良かったのですが……アナタは余りにも知らな過ぎる」
「ごめんなさい」
「謝らなくて構いません。この国の多くの人が知らないのですから」
そう言われるとそうかもしれない。
私は素直に頷いた。
「ですから。これを先に見てもらおうと思いまして……」
そう言ってニコラスはサイドテーブルに置かれていた、いかにも年代物の薄い写本を手に取る。
手作り感満載のページを捲ると、そこには湯浴みについて長々と解説し、おまけに詳細な絵図まで添えてあった。
「これ……」
「さっきレティシアはこのような格好で、私に犯されていたのですよ?」
そこには獣の交尾のように──男性が女性を後ろから突き上げている図があった。
信じられなくて唖然とする中、じわじわと恥ずかしさが込み上げてくる。
しかも何度も喘いでいた。
完全に獣と同じじゃない!
私、もう淑女に戻れないかもしれない……。
これから私はどうなるのかと、不安が募るのだった。
それにまだ、さっきまで握っていたニコラスの剛直の感触が手に残っている。
私の膣内はアレに蹂躙され快楽も与えられ……もう真面に立っていられない。
縁に凭れるようにしゃがみ込んでしまった。
だけどそんなのはお構いなしに、獣のような交わり方で揺すぶられ最奥をガンガン突かれる。
パンパンと肉を打つ音が響き、花芯にニコラスの陰嚢が当たって何とも言えず気持ち良い。
激しい動きで乳房が揺れ、ニコラスを喜ばせてしまっているようで……。
「こんなに揺らして私を誘うとは、いやらしい胸ですね」
「……そんなのでは」
「でもほら。またこんなになってしまった」
ひと際硬くなったその剛直を大きくスライドさせ、勢いとともにズンと押し込まれる。
「ひゃあ……」
ニコラスが意地悪そうにニヤリと笑った。
何かされると思ったら……。
いきなり腰を強く押し込み、最奥ぐりぐりと刺激して来た。
「そこは……あ!」
突かれると気持ち良い一点に、正確に何度も当てられて、目の奥がチカチカする。
「あ、ダメ!」
「ダメでは……ないでしょう?」
「だって……」
ニコラスは私を逃がさない。
細く見えても力強いその腕で私を固定する。
パンパンと音がして、その度に快感が押し寄せ、勝手に声が漏れてしまう。
もう、限界だった。
ブシュッ……ブシュッ……ブシャ……。
盛大に秘所から液体が飛び散った。
その場に雌の匂いが浴室に満ちる。
「気持ち良かったですか?」
背中から包み込むように抱きしめながら、膣内をゆっくり肉棒でかき混ぜてくる。
私の意識はふわふわしていて彼に何をされても気にならない。
だいたい、イッたばかりで返事は無理だった。
「すごく絡み付いてきて離してくれない。……あぁ……気持ちが良い。最高です」
「……言わないで」
恥ずかしくて余計にキュンキュンしてるのが感じられて……。
ニコラスは胸もぐちゃぐちゃともんで来るから、先っぽ同士を擦られるとまたじわっとお露が滲んでくる。
そしてニコラスは再度ゆらゆらと抽送を始めた。
今度こそ彼の快楽のための動きで……。
「待って……ちょっと……あぁ……死んじゃう~!」
「これくらいでは……死にませんから……」
「でも……頭おかしく……あぁぁ……」
追い立てるように揺すられて、最後に抜かれた。
背中に熱い飛沫が何度も掛けられていく。
お尻に肉棒が擦りつけられ、割れ目からトロトロと流れ落ちる。
そのすべてが感覚だけで見ることはできないのに、目で見るより余程いやらしくて……。
「湯あたりしないうちに出ましょう」
「……はい」
ニコラスはスッキリしたのだろう。
見るからに上機嫌だ。
彼は白濁液塗れの私を嬉しそうに見ながら、丁寧にそれを湯で流していく。
「あん! ど、どこ触って……あ……クチュクチュしちゃダメ……」
「仕方ない。それではこちらにしますか?」
「えっ!? そ、そこは……もっとダメ……」
「わがままを言うなんていけませんね」
「そんな……ひゃん!」
油断するとあらゆる性感帯をイジられるので気が抜けない。
湯浴みだけでヘトヘトだった。
歩けなかった私をニコラスは軽々抱き上げ、器用にドアを開けベッドまで運んだ。
「レティシア。喉が渇いたでしょう?」
ベッドサイドに置かれたピッチャーからお水を汲んでくれて、ありがたく受け取ろうとしたのに……渡してくれない。
「え?」
驚いてる私にニコラスが笑う。
やな予感……。
「飲ませてあげましょう」
「え、あの……」
ニコラスが水を口に含み、そのまま口付けてきた。
舌が入ってきて、冷たい水が流れ込んできた。
少しずつ流されてくるソレを溢れないように慌てて飲み下す。
一回では終わらず何度も繰り返され、抵抗は無駄だと悟った。
「どうですか?」
悔しいけど……。
湯上がりだから、すごく美味しい……。
でも素直にそう言いたくない私がいる。
私の葛藤が分かるらしく、ニコラスがニヤニヤしているのが何だか悔しい。
無意識に唇を尖らせていたらしく、カプリと喰まれて変な声が出た。
ニコラスの気が済んでやっと解放されるまで結構な時間が経ったと思う。
「ニコラス。あの……これってみんな、指南書に書いてあることなの?」
「水分補給の方法ですか? そのくらいはこの国でもやってますよ」
「そうなの?」
「レティシアは結婚している割に、知らないことが多いですね」
「ダメ……なのかしら?」
「そんなことはありません。知らないのなら私がすべて教えます」
いい笑顔で言い切ったニコラスの言葉で、軽い旋律が背筋を走った。
「あ、ありがとう」
「今夜からすぐに初めても良かったのですが……アナタは余りにも知らな過ぎる」
「ごめんなさい」
「謝らなくて構いません。この国の多くの人が知らないのですから」
そう言われるとそうかもしれない。
私は素直に頷いた。
「ですから。これを先に見てもらおうと思いまして……」
そう言ってニコラスはサイドテーブルに置かれていた、いかにも年代物の薄い写本を手に取る。
手作り感満載のページを捲ると、そこには湯浴みについて長々と解説し、おまけに詳細な絵図まで添えてあった。
「これ……」
「さっきレティシアはこのような格好で、私に犯されていたのですよ?」
そこには獣の交尾のように──男性が女性を後ろから突き上げている図があった。
信じられなくて唖然とする中、じわじわと恥ずかしさが込み上げてくる。
しかも何度も喘いでいた。
完全に獣と同じじゃない!
私、もう淑女に戻れないかもしれない……。
これから私はどうなるのかと、不安が募るのだった。
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