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3 義弟との初夜③☆
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私が混乱している間にも、ニコラスの行動は止まらない。
気が付けばニコラスの手が膝裏をすくい上げ、そのまま大きく足を開こうと力を込めてきた。
今夜はジョルジュの指示により、レティシアは夜着一枚で下着を付けさせてもらえなかったのだ。
きっとニコラスに私を与えるため、彼がその気になるようにということなのだろう。
そして、彼へのおもてなしのつもりだけではないということにも、私は気付いている。
なるべく彼の劣情を煽ると同時に、私が後戻りできないように、確実に今日、私がニコラスの子種をもらうために最善が尽くされているのだ。
今足を開けばニコラスの目の前に、直接秘所をさらけ出してしまう。
考えただけで恥ずかしさが込み上げてきた。
「あっ……待って」
止めたけれど遅かった。
ニコラスはスルりと足の間に体を入れてストッパー代わりにすると、あっという間に指が割れ目をなぞった。
そして次の瞬間、指で広げられた股間にねっとりとした柔らかいものが押し当てられる。
「あっ!」
驚いて目を向けると、ニコラスの顔面が私の股間に埋められていた。
綺麗に清めてはあるが、これほどの美男子が私なんかの不浄の場所に顔を押し付け、小刻みに鼻先で敏感な部分を刺激しているなんて……。
とても信じられない。
社交界でも有名なプレイボーイである彼が、欲情を顕にして的確に私の一番感じる肉芽を舌先で啄いている。
秀麗な顔の口元を濡らすのは私の愛液。
あんなにべっとりと付いているのに、気にする様子もない。
むしろ嬉しそうに、ペロペロと舐め続けている。
「あ、ダメ……そんな……嫌ぁ……」
気持ち良くてどうにかなりそう。
今まで夫と何度も閨を経験してきたけど、こんなハレンチな行為をされたことはなかった。
この国は神殿の教えを守っており、夫婦間の営みについても、作法が決まっている。
だから保守的な人はみんな、なるべく女性の秘所には触れず、潤いを促すために胸を触るのとキスだけ。
準備が整えば速やかに正常位で挿入し、快感を追い求めることなく、冷静に子種を放出するのが正しい作法だけど、そんなことが可能なのか、誰もが首を捻る。
まぁ、これを全員が守っているかと言えば……夫婦以外の目に触れない場所のことだし、事実は分からない。
その点ジョルジュはとても真面目な男性だった。
彼は閨の作法をできる限り守る。
しかしその彼でさえ、完全に作法を守れないことが存在する。
それが私の胸への執着だ。
彼の胸への拘りは、大きさよりも形である。
その点で彼の手のひらに収まりそうで収まらず、仰向けでも崩れないおわん型の私の胸は、理想を具現化したものだった。
厳選に厳選を重ねた考察の上で、私が彼の妻に選ばれたらしいが、その半分以上は胸のおかげに違いないと、確信できるほどには執着されている自覚はある。
だからこそなのか、閨での胸の愛撫は執拗で、彼がやっと下半身に手を伸ばすころには、私のアソコは充分に濡れている。
だからジョルジュは、いつもそこを解すことなく、少しいじっただけで挿入ってくるのが普通だった。
それ以上のことがあるなんて、私は知らない。
「レティシアのココ……美味しいよ」
「ヤダ、そんなところ舐めたら汚い……」
「大丈夫、甘くて美味しいから。それに……興奮する」
涙目で訴える私はニコラスの頭を何とか引き剥がそうとするけど、簡単に私の手を押さえてしまい舐めることを一向に止めない。
蕾のような突起だけではなくその周辺も丁寧に舐め、今や皮をむいて花芯を舌で舐めている。
やがて腟内までその舌が入り込み、時どき唇全体で吸い付かれた。
「あぁ……ニコラス……駄目……」
「気持ち良くない?」
顔を上げて聞いてくる。
口は離しても、今度は指で肉芽をこねくり回され、経験したことのない強い刺激に腰が跳ねた。
「コレが良かった?」
「ひゃん」
「気持ち良かったら言わないと」
そう言って今度は舌で舐めながら、指を腟内に入れて来た。
ズチャ、ズチャ……。
厭らしい水音が室内に響く。
腟内に入れられた指が曲げられてお腹の裏側を擦り、痺れるような快感に襲われる。
性感帯を二箇所同時に責められて、もう私はどうにかなりそうで、気が付けば腰をくねらせ喘いでいた。
「ほら、気持ち良いだろ?」
「き、気持ち……良い……」
「このまま、イって良いんだよ?」
行く?
「どこに?」
途端にクスッと笑われた。
何で笑ったのか分からない私は、ニコラスの手で与えられる快感に押し流され、声も出ないほど追い詰められていた。
「最高に気持ち良くなることだよ」
そう言ってニコラスはまた股間に顔を埋め、今度はさっきと比べ物にならないほど速く舌を動かし、指も強く抽挿してきた。
「あ、あ、あっ……やだ、ダメ、うぅ」
逃げ出したいけど、もっとして欲しい。
辛いのか、気持ち良いのか、もう分からない。
「あっ……!」
頭の中が真っ白になった。
気が付けばニコラスの手が膝裏をすくい上げ、そのまま大きく足を開こうと力を込めてきた。
今夜はジョルジュの指示により、レティシアは夜着一枚で下着を付けさせてもらえなかったのだ。
きっとニコラスに私を与えるため、彼がその気になるようにということなのだろう。
そして、彼へのおもてなしのつもりだけではないということにも、私は気付いている。
なるべく彼の劣情を煽ると同時に、私が後戻りできないように、確実に今日、私がニコラスの子種をもらうために最善が尽くされているのだ。
今足を開けばニコラスの目の前に、直接秘所をさらけ出してしまう。
考えただけで恥ずかしさが込み上げてきた。
「あっ……待って」
止めたけれど遅かった。
ニコラスはスルりと足の間に体を入れてストッパー代わりにすると、あっという間に指が割れ目をなぞった。
そして次の瞬間、指で広げられた股間にねっとりとした柔らかいものが押し当てられる。
「あっ!」
驚いて目を向けると、ニコラスの顔面が私の股間に埋められていた。
綺麗に清めてはあるが、これほどの美男子が私なんかの不浄の場所に顔を押し付け、小刻みに鼻先で敏感な部分を刺激しているなんて……。
とても信じられない。
社交界でも有名なプレイボーイである彼が、欲情を顕にして的確に私の一番感じる肉芽を舌先で啄いている。
秀麗な顔の口元を濡らすのは私の愛液。
あんなにべっとりと付いているのに、気にする様子もない。
むしろ嬉しそうに、ペロペロと舐め続けている。
「あ、ダメ……そんな……嫌ぁ……」
気持ち良くてどうにかなりそう。
今まで夫と何度も閨を経験してきたけど、こんなハレンチな行為をされたことはなかった。
この国は神殿の教えを守っており、夫婦間の営みについても、作法が決まっている。
だから保守的な人はみんな、なるべく女性の秘所には触れず、潤いを促すために胸を触るのとキスだけ。
準備が整えば速やかに正常位で挿入し、快感を追い求めることなく、冷静に子種を放出するのが正しい作法だけど、そんなことが可能なのか、誰もが首を捻る。
まぁ、これを全員が守っているかと言えば……夫婦以外の目に触れない場所のことだし、事実は分からない。
その点ジョルジュはとても真面目な男性だった。
彼は閨の作法をできる限り守る。
しかしその彼でさえ、完全に作法を守れないことが存在する。
それが私の胸への執着だ。
彼の胸への拘りは、大きさよりも形である。
その点で彼の手のひらに収まりそうで収まらず、仰向けでも崩れないおわん型の私の胸は、理想を具現化したものだった。
厳選に厳選を重ねた考察の上で、私が彼の妻に選ばれたらしいが、その半分以上は胸のおかげに違いないと、確信できるほどには執着されている自覚はある。
だからこそなのか、閨での胸の愛撫は執拗で、彼がやっと下半身に手を伸ばすころには、私のアソコは充分に濡れている。
だからジョルジュは、いつもそこを解すことなく、少しいじっただけで挿入ってくるのが普通だった。
それ以上のことがあるなんて、私は知らない。
「レティシアのココ……美味しいよ」
「ヤダ、そんなところ舐めたら汚い……」
「大丈夫、甘くて美味しいから。それに……興奮する」
涙目で訴える私はニコラスの頭を何とか引き剥がそうとするけど、簡単に私の手を押さえてしまい舐めることを一向に止めない。
蕾のような突起だけではなくその周辺も丁寧に舐め、今や皮をむいて花芯を舌で舐めている。
やがて腟内までその舌が入り込み、時どき唇全体で吸い付かれた。
「あぁ……ニコラス……駄目……」
「気持ち良くない?」
顔を上げて聞いてくる。
口は離しても、今度は指で肉芽をこねくり回され、経験したことのない強い刺激に腰が跳ねた。
「コレが良かった?」
「ひゃん」
「気持ち良かったら言わないと」
そう言って今度は舌で舐めながら、指を腟内に入れて来た。
ズチャ、ズチャ……。
厭らしい水音が室内に響く。
腟内に入れられた指が曲げられてお腹の裏側を擦り、痺れるような快感に襲われる。
性感帯を二箇所同時に責められて、もう私はどうにかなりそうで、気が付けば腰をくねらせ喘いでいた。
「ほら、気持ち良いだろ?」
「き、気持ち……良い……」
「このまま、イって良いんだよ?」
行く?
「どこに?」
途端にクスッと笑われた。
何で笑ったのか分からない私は、ニコラスの手で与えられる快感に押し流され、声も出ないほど追い詰められていた。
「最高に気持ち良くなることだよ」
そう言ってニコラスはまた股間に顔を埋め、今度はさっきと比べ物にならないほど速く舌を動かし、指も強く抽挿してきた。
「あ、あ、あっ……やだ、ダメ、うぅ」
逃げ出したいけど、もっとして欲しい。
辛いのか、気持ち良いのか、もう分からない。
「あっ……!」
頭の中が真っ白になった。
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