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本編後ストーリー
裏側に光を2
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次の日、裏側の街に俺達は向かった。
「……」
「……」
クリフも俺も言葉がでない。街と形容しがたい、ボロボロの家にぬかるんだ道。何処かから汚水の臭いもする。飲み水は何とかなっているかもしれないが、環境は劣悪だ。
「…どう?酷いなんてものじゃないでしょう。裏と表でこれ程の差がついたのは、全部ヤングのせいよ」
「今からすぐ、彼らの土地の返却と壊された家の修繕をはじめる。その間は食べる物も生活用品も届けよう。その間、少しここで我慢してもらう事になるけどね……」
「大丈夫よ。私が説明しておくわ」
「ニーナがシロブ語を話せてよかったよ」
「うん。でもエドワードは私より話せるでしょう?何ヵ国語くらいなら話せるの?」
「6つかな。少ない方だよ。シロブ語も話せないし…」
……それで少ないの?王妃としてそれも覚えないといけない…って言われたら、私は逃げるわ。
「覚えなくていいよ。だから、わかってるね?」
物凄く笑顔だわ。
脱走するな…って事よね。
「ねぇ、ヤングはどうするの?」
「爵位剥奪だろうね。全ての領土は没収だ。裏側の街は勿論だけど、決定的なのは『赤い花』と『国王の婚約者に銃を向けた』。それはもうどうしようもない。どんなに議論してもね」
「そう」
「ほらニーナ、皆に挨拶をしておいで。このまま帰る事になるからね。もう簡単には会えなくなってしまうけど、会いに来れない訳じゃない」
「うん…」
でも、きっと王妃としてだよね。堅苦しくなっちゃう。
「今度は2人で脱走して、ここに来ようか」
「…っ!?」
内容よりも、耳元でささやかれて驚いてしまった。
「返事は?」
「……」
「顔が真っ赤だけど、何かあった?」
「っ1人で行くわ!」
「そう?」
エドワード……、クリフが言うほど私の事を心配してなかったんじゃないかしら。
「少しだけ待ってて、挨拶してくるわ。」
『皆さん、お騒がせしてごめんなさい。ヤングから助けてくれて、本当にありがとうございました』
『何言ってんだよ!ニナがいなかったら俺たちずっと裏側だったぞ!』
『ニナさん。どんなにお礼を言っても足りないくらいです。本当にありがとう』
『お礼をいうならブロギー君へ。彼がいなければ、私は裏側の街に気がつきませんでしたから。では、王様をいつまでも待たせておく訳にもいかないので、失礼しますね!また会いに来ます!』
街の皆に私は手をふって、私はエドワードの元へ帰った。
「もういい?」
「ええ。また会えるしね。今度は2人で来ましょう」
「そうだな」
きっとエドワードは脱走出来ないと思うから、1人で行く事になるけどね。
「……」
「……」
クリフも俺も言葉がでない。街と形容しがたい、ボロボロの家にぬかるんだ道。何処かから汚水の臭いもする。飲み水は何とかなっているかもしれないが、環境は劣悪だ。
「…どう?酷いなんてものじゃないでしょう。裏と表でこれ程の差がついたのは、全部ヤングのせいよ」
「今からすぐ、彼らの土地の返却と壊された家の修繕をはじめる。その間は食べる物も生活用品も届けよう。その間、少しここで我慢してもらう事になるけどね……」
「大丈夫よ。私が説明しておくわ」
「ニーナがシロブ語を話せてよかったよ」
「うん。でもエドワードは私より話せるでしょう?何ヵ国語くらいなら話せるの?」
「6つかな。少ない方だよ。シロブ語も話せないし…」
……それで少ないの?王妃としてそれも覚えないといけない…って言われたら、私は逃げるわ。
「覚えなくていいよ。だから、わかってるね?」
物凄く笑顔だわ。
脱走するな…って事よね。
「ねぇ、ヤングはどうするの?」
「爵位剥奪だろうね。全ての領土は没収だ。裏側の街は勿論だけど、決定的なのは『赤い花』と『国王の婚約者に銃を向けた』。それはもうどうしようもない。どんなに議論してもね」
「そう」
「ほらニーナ、皆に挨拶をしておいで。このまま帰る事になるからね。もう簡単には会えなくなってしまうけど、会いに来れない訳じゃない」
「うん…」
でも、きっと王妃としてだよね。堅苦しくなっちゃう。
「今度は2人で脱走して、ここに来ようか」
「…っ!?」
内容よりも、耳元でささやかれて驚いてしまった。
「返事は?」
「……」
「顔が真っ赤だけど、何かあった?」
「っ1人で行くわ!」
「そう?」
エドワード……、クリフが言うほど私の事を心配してなかったんじゃないかしら。
「少しだけ待ってて、挨拶してくるわ。」
『皆さん、お騒がせしてごめんなさい。ヤングから助けてくれて、本当にありがとうございました』
『何言ってんだよ!ニナがいなかったら俺たちずっと裏側だったぞ!』
『ニナさん。どんなにお礼を言っても足りないくらいです。本当にありがとう』
『お礼をいうならブロギー君へ。彼がいなければ、私は裏側の街に気がつきませんでしたから。では、王様をいつまでも待たせておく訳にもいかないので、失礼しますね!また会いに来ます!』
街の皆に私は手をふって、私はエドワードの元へ帰った。
「もういい?」
「ええ。また会えるしね。今度は2人で来ましょう」
「そうだな」
きっとエドワードは脱走出来ないと思うから、1人で行く事になるけどね。
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