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コロコロ3
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「私が?」
「はい。1度パーティーにいらっしゃったでしょう。あの場に我が王もいました。その時、アリス様とファビアン王は注目の的でした。ハーブ王の目にとまったらしく、ファビアン王の本当の婚約者じゃないなら
自分が結婚する…という情報が。」
「それを王様に説明すれば良かったんじゃないの。わざわざこんな事しなくても。コロコロ王子の妾なんて、嘘の説明まで作らなくても…。」
「…」
何かあるのかな…?
「ファビアン王に話せば済む事ですが、伝わらなかったんです。」
伝わらない。そんな事ってあるの?
「…もしかして、ハーブの人が城にいるとか?」
「そうとしか…、となると、この事を誰に話していいのか此方としても悩んだ。」
何だか難しくなってきた!
「奇跡的に『今日まで男だと言われ続けた私、アリス』を好きになった人がいて、その人が結婚しようと無理に動いていた。それを察知したコロコロ王が助けてくれた…って事?」
「その通りでございます。たった今、コロコロ王から直筆の手紙が、ファビアン王へ届くはずです。」
「って事は、もうこの生活はしなくてすむの?」
「それはファビアン王の決断次第かと。」
「…王様待ち。ですか。」
「…王様待ち。ですね。」
少し誘拐の訳も聞けたし、安心はしたけどさ。私の事を好きになるなんてありえる?
絶対ない気がする。けど変態という可能性も捨てきれない!
私みたいなのが好きな変態!
…自分の事を好きな男を自分で変態扱い。
それはそれで傷つく。
王様と偽装結婚でもして、騙せないかな。そんなの無理か。王の結婚なんて国中でお祭り騒ぎだろうし。
王様は好きな人と結婚した方がいいよ。
きっと、そうしたいと思ってるから、いつまでも好きだった人を引きずってた訳だし。その女の人って、もう結婚してるのかな?
王様が25才だから、同じ年ならしてるかぁ…。う~ん、新しい人を探すのに苦労してるんだろうなぁ。
なるほど、だからマアサ様は『お兄様』とか、謎計画を立てて頑張ってたのか。
バタバタバタッ
ガチャッ
「アリス様っ!急いでここを離れます。」
凄い勢いで丸眼鏡のオッサンが部屋に入ってきた。かなり焦ってる。
「…ハーブに見つかったの?」
「はい。」
「捕まったら結婚?」
「おそらく。」
「王って何才?」
「61才です。」
全体的に冗談はよせ…。
「はい。1度パーティーにいらっしゃったでしょう。あの場に我が王もいました。その時、アリス様とファビアン王は注目の的でした。ハーブ王の目にとまったらしく、ファビアン王の本当の婚約者じゃないなら
自分が結婚する…という情報が。」
「それを王様に説明すれば良かったんじゃないの。わざわざこんな事しなくても。コロコロ王子の妾なんて、嘘の説明まで作らなくても…。」
「…」
何かあるのかな…?
「ファビアン王に話せば済む事ですが、伝わらなかったんです。」
伝わらない。そんな事ってあるの?
「…もしかして、ハーブの人が城にいるとか?」
「そうとしか…、となると、この事を誰に話していいのか此方としても悩んだ。」
何だか難しくなってきた!
「奇跡的に『今日まで男だと言われ続けた私、アリス』を好きになった人がいて、その人が結婚しようと無理に動いていた。それを察知したコロコロ王が助けてくれた…って事?」
「その通りでございます。たった今、コロコロ王から直筆の手紙が、ファビアン王へ届くはずです。」
「って事は、もうこの生活はしなくてすむの?」
「それはファビアン王の決断次第かと。」
「…王様待ち。ですか。」
「…王様待ち。ですね。」
少し誘拐の訳も聞けたし、安心はしたけどさ。私の事を好きになるなんてありえる?
絶対ない気がする。けど変態という可能性も捨てきれない!
私みたいなのが好きな変態!
…自分の事を好きな男を自分で変態扱い。
それはそれで傷つく。
王様と偽装結婚でもして、騙せないかな。そんなの無理か。王の結婚なんて国中でお祭り騒ぎだろうし。
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きっと、そうしたいと思ってるから、いつまでも好きだった人を引きずってた訳だし。その女の人って、もう結婚してるのかな?
王様が25才だから、同じ年ならしてるかぁ…。う~ん、新しい人を探すのに苦労してるんだろうなぁ。
なるほど、だからマアサ様は『お兄様』とか、謎計画を立てて頑張ってたのか。
バタバタバタッ
ガチャッ
「アリス様っ!急いでここを離れます。」
凄い勢いで丸眼鏡のオッサンが部屋に入ってきた。かなり焦ってる。
「…ハーブに見つかったの?」
「はい。」
「捕まったら結婚?」
「おそらく。」
「王って何才?」
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