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あとがき
あとがき
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あとがきを書くのは全部更新したらにしよう。
そんなことを思っていたら、案の定というか偶然というか年が明けてしまいました……。
この『Unknown Power』は4回投げ出した物語でした。そのことは後述するとして、生まれたの10年前以上前のことでした。当時サイトを開いていたのですが、ひとつの野球の物語が終わり、さて次は何を書こうかと思っていたところに「独立リーグができるぞ」という話が。
「これは誰も書いてないし、ネタになるやん!」
そう鼻息を荒くして情報をかき集め、閲覧者の方たちから選手も考えていただき、書き始めたのですが……途中で投げ出してしまいました。これが1回目です。理由は進路によって環境が変わったことにあります。
2回目は小説を何作か書き終えて、小説ではない形式に疑問や不満を抱いてしまったのがあります。この形式だと地の文はあまり書かず、セリフのみで物語を進め、喜怒哀楽もアイコンを使って表していました。今は表現方法のひとつとして受け入れることができています。が、なぜか当時の自分はそれが許せなくなり、小説に集中して書きたいと思うようになりました。
3回目は文章で全部書くのは無理と諦め、4回目は大なり小なり文章で食べていきたいと思ってしまい、しかも小説や文章に傾倒すべきという考えが頭を占めるようになり、まったく書けなくなりました。このときも選手を投稿していただいたのですが……。
そんなこんなでいろいろ見聞きしたり、書いたりしたりしているうちに5年以上の月日が経ってしまいました。相変わらず野球系――主に女子野球の題材ばかりでした――で書きたいこともありながらも、資料や知識や何よりも面倒くさがって時間を割きませんでした。その中のひとつでいずれ多少なりとも書きたい気持ちになれば、とメモだけ残し、書こう書こうと頭の隅に置いておく生活が続いてました。そんな折に『STEINS;GATE』(以下シュタゲ)のアニメを観て大ハマり。簡潔に言えば、主人公が記憶を過去へ飛ばして何度も何度もやり直し、希望に満ち溢れた未来を目指す話です。過去に観たり読んだりした『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『仮面ライダー電王』(以下電王)のタイムトラベル、『代紋TAKE2』のタイムスリップとまた違ったタイムリープもの。自分の様々な考えをぶっ壊し、人生観すら変えてしまうような作品に会えたことで、急にタイム~ものが書きたくなりました。タイム~もの自体、数年前に『未来からの訪問者たち』という作品を書いたのですが、なんだか不完全燃焼感が拭えず、もう一度タイム~ものを書きたいとは思ってはいました。ただし、
「何かを掛け合わせないとおもしろくないだろう」
そう思い、どれを掛け合わせるか考えてみることに。案外すぐに材料が見つかりました。それは野球ものです。シュタゲにハマる前に池井戸潤原作の『ルーズヴェルト・ゲーム』のドラマがおもしろくて毎週欠かさず観てました。原作も何回か通読し、
「社会人野球ってめちゃくちゃ熱くておもしろい!」
ということで、以下↓の通りの流れになりました。これは当時のメモの抜粋です。
女子野球書きたい+社会人野球おもしろそうじゃん+過去にいってくるのもひとつの手だよなー
↓
女子野球のプロットでバブル時代のやつを前に考えてたよなー、これを下敷きにしよう
↓
テレビ局って、何が何だかわからんし、ここに社会人野球の要素を取り入れよう
企業対企業の構造もおもしろそうだけど、クラブチーム対企業のほうがおもしろいんじゃないか
ジャイアイントキリング感もあるし
↓
主人公はその時代の人物でもいいけど、タイムスリップ要素も付け加えたほうがおもしろそう
ちょうどシュタゲも観て、(タイムスリップ要素が)再熱したところだし
別個で考えてた長編も死んだ人間の過去を辿る話で、タイムスリップ要素があるし
↓
主人公だけじゃなんかつまらんし、主人公側が有利だよなー
やっぱり不利なところから逆境を跳ね返していかないとおもしろくない
敵方の企業に主人公の元恋人とかライバルがいたほうがおもしろそうだし、取り入れよう
ざっくりですが、こんな感じで決まっていきました。キャラクターは元々考えてあったキャラをそのまま転用したのでそこらへんは楽でしたが、ネタ出しというか肉付けが結構思い浮かばなくて大変でした。ただ、ぶっ飛んだ内容をぶっ込みまくれて満足感はあります。
あと、よく聴いてた曲がシュタゲ関連の曲を数曲、違うゲームですが『CHAOS;HEAD』の『Find the blue』、『カオスロジック』、仮面ライダーの『Destiny's Play』、『Double-Action』、『Action-ZERO』、悪役のシーンを書くときは昔のドラマ『フードファイト』のサントラの一曲である『Evil Way』や『銭の戦争』や『嘘の戦争』のサントラ等々。どれも作品の構築には欠かせないものでして、みなさんもよければ聴いてみてください。
最後に文庫本約3冊にも及ぶ『Unknown Power』を読んでいただき、本当にありがとうございました。m(__)m
また、選手を投稿していただいたみなさんには、この場を借りて深くお詫びを申し上げます。すみません、自分の力量不足でした。
この『Unknown Power』の続きはあまり決まっておらず、書く予定はまだ未定です。
では、また別の作品もよろしくお願いします。m(__)m
そんなことを思っていたら、案の定というか偶然というか年が明けてしまいました……。
この『Unknown Power』は4回投げ出した物語でした。そのことは後述するとして、生まれたの10年前以上前のことでした。当時サイトを開いていたのですが、ひとつの野球の物語が終わり、さて次は何を書こうかと思っていたところに「独立リーグができるぞ」という話が。
「これは誰も書いてないし、ネタになるやん!」
そう鼻息を荒くして情報をかき集め、閲覧者の方たちから選手も考えていただき、書き始めたのですが……途中で投げ出してしまいました。これが1回目です。理由は進路によって環境が変わったことにあります。
2回目は小説を何作か書き終えて、小説ではない形式に疑問や不満を抱いてしまったのがあります。この形式だと地の文はあまり書かず、セリフのみで物語を進め、喜怒哀楽もアイコンを使って表していました。今は表現方法のひとつとして受け入れることができています。が、なぜか当時の自分はそれが許せなくなり、小説に集中して書きたいと思うようになりました。
3回目は文章で全部書くのは無理と諦め、4回目は大なり小なり文章で食べていきたいと思ってしまい、しかも小説や文章に傾倒すべきという考えが頭を占めるようになり、まったく書けなくなりました。このときも選手を投稿していただいたのですが……。
そんなこんなでいろいろ見聞きしたり、書いたりしたりしているうちに5年以上の月日が経ってしまいました。相変わらず野球系――主に女子野球の題材ばかりでした――で書きたいこともありながらも、資料や知識や何よりも面倒くさがって時間を割きませんでした。その中のひとつでいずれ多少なりとも書きたい気持ちになれば、とメモだけ残し、書こう書こうと頭の隅に置いておく生活が続いてました。そんな折に『STEINS;GATE』(以下シュタゲ)のアニメを観て大ハマり。簡潔に言えば、主人公が記憶を過去へ飛ばして何度も何度もやり直し、希望に満ち溢れた未来を目指す話です。過去に観たり読んだりした『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『仮面ライダー電王』(以下電王)のタイムトラベル、『代紋TAKE2』のタイムスリップとまた違ったタイムリープもの。自分の様々な考えをぶっ壊し、人生観すら変えてしまうような作品に会えたことで、急にタイム~ものが書きたくなりました。タイム~もの自体、数年前に『未来からの訪問者たち』という作品を書いたのですが、なんだか不完全燃焼感が拭えず、もう一度タイム~ものを書きたいとは思ってはいました。ただし、
「何かを掛け合わせないとおもしろくないだろう」
そう思い、どれを掛け合わせるか考えてみることに。案外すぐに材料が見つかりました。それは野球ものです。シュタゲにハマる前に池井戸潤原作の『ルーズヴェルト・ゲーム』のドラマがおもしろくて毎週欠かさず観てました。原作も何回か通読し、
「社会人野球ってめちゃくちゃ熱くておもしろい!」
ということで、以下↓の通りの流れになりました。これは当時のメモの抜粋です。
女子野球書きたい+社会人野球おもしろそうじゃん+過去にいってくるのもひとつの手だよなー
↓
女子野球のプロットでバブル時代のやつを前に考えてたよなー、これを下敷きにしよう
↓
テレビ局って、何が何だかわからんし、ここに社会人野球の要素を取り入れよう
企業対企業の構造もおもしろそうだけど、クラブチーム対企業のほうがおもしろいんじゃないか
ジャイアイントキリング感もあるし
↓
主人公はその時代の人物でもいいけど、タイムスリップ要素も付け加えたほうがおもしろそう
ちょうどシュタゲも観て、(タイムスリップ要素が)再熱したところだし
別個で考えてた長編も死んだ人間の過去を辿る話で、タイムスリップ要素があるし
↓
主人公だけじゃなんかつまらんし、主人公側が有利だよなー
やっぱり不利なところから逆境を跳ね返していかないとおもしろくない
敵方の企業に主人公の元恋人とかライバルがいたほうがおもしろそうだし、取り入れよう
ざっくりですが、こんな感じで決まっていきました。キャラクターは元々考えてあったキャラをそのまま転用したのでそこらへんは楽でしたが、ネタ出しというか肉付けが結構思い浮かばなくて大変でした。ただ、ぶっ飛んだ内容をぶっ込みまくれて満足感はあります。
あと、よく聴いてた曲がシュタゲ関連の曲を数曲、違うゲームですが『CHAOS;HEAD』の『Find the blue』、『カオスロジック』、仮面ライダーの『Destiny's Play』、『Double-Action』、『Action-ZERO』、悪役のシーンを書くときは昔のドラマ『フードファイト』のサントラの一曲である『Evil Way』や『銭の戦争』や『嘘の戦争』のサントラ等々。どれも作品の構築には欠かせないものでして、みなさんもよければ聴いてみてください。
最後に文庫本約3冊にも及ぶ『Unknown Power』を読んでいただき、本当にありがとうございました。m(__)m
また、選手を投稿していただいたみなさんには、この場を借りて深くお詫びを申し上げます。すみません、自分の力量不足でした。
この『Unknown Power』の続きはあまり決まっておらず、書く予定はまだ未定です。
では、また別の作品もよろしくお願いします。m(__)m
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