契約婚しますか?

とわ

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無事契約書も締結でき、学園の入学式当日を迎えましたわ。

入学前にはレオ兄様にも婚約者が決まり、顔合わせしましたわ。
ノムール伯爵家の次女のリアン様とおっしゃるそうですわ。
なんでもリアン様は学園時代からレオ兄様のことが好きだったようですわ。


お兄様達はマリアンヌ王女とリアン様と入学式を見にいらっしゃいますわ。
見た目は華奢なリアン様ですが、剣を持たせると性格が変わるそうで家では剣を置いてないそうですわ。
木刀を使って鍛錬してるみたいですわ

そんなリアン様はさておき入学式は両親がいるのでエドラン様のエスコートは無しだそうです。

正門前で受け付けを済ませて講堂に向かいますわ。

保護者席と新入生の席は別れておりますので、名前が書かれた席に行きますと、もうクラス順に分かれていましたわ。

私はSクラスですけど、エドラン様はというとなんとBクラスみたいですわ。
ちょっと心配ですが、ちゃんと授業受けてれば成績も上がるでしょう。
Aクラスに上がれればいいそうなのです。

入学式が始まりましたわ、王家の方が入学していないので陛下の挨拶はないそうですわ。
その代わりの学園長の挨拶が長いですわね。

学園長の挨拶に続き生徒会長の挨拶があって、やっと入学式が終わりましたわ。
クラスごとに移動して担任の先生からの話聞いてやっと帰れますわ。

Sクラスは私達の1クラスしかないそうで人数も20人ほどしかいませんでしたわ。
仲良くなれたらいいですが、少し不安ですわ。

侍女は1人までなら一緒に行けるそうなので、そこは安心しましたわ。
お友達ができれば、侍女もいろいろ動いたり情報収集したり共有できますものね。

侍女と一緒に馬車まで急ぎましたわ、両親を待たせていたのを思い出しましたわ。
過保護すぎる両親ですから待ってることでしょう。

「お父様お母様、お待たせいたしましたわ。」

馬車前で両親が待ってましたわ。

「ミリアちゃん、大丈夫よ」

「そうだぞ、あちこち見て回ってたしな。」

あちこちが気になりますが、聞かなかったことにしましたわ。

「さぁ帰るとするか。」

先にお父様が馬車に乗り、お母様をエスコートしてから私と侍女までエスコートしてくれましたわ。

「お兄様達は先に帰られたんですの?」

「あぁ、マリアンヌ王女様がいらっしゃるからな、王宮まで送り届けたはずだ。」

「リアンちゃんは我が家で待ってるわね。」

「急がないとダメですわね。」

「大丈夫よ、あの2人はなんだかんだ言っても相思相愛らしいからイチャイチャしてるわよ。」

レオ兄様とリアン様のイチャイチャ想像できないわね、こっそり見てみたい気もするわ。
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