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幼少期

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時々お茶会をしたり、皇宮にお呼ばれされてライル様と仲を深めていきました。
ライル様の妹レミー皇女が5歳になられたので、お披露目会をするそうです。
お披露目会で私とライル様が婚約締結したことも発表されます。去年のライル様のお披露目会の時みたいに嫌がらせを受けないか心配になりました。
考え込んでた日々を送っていたら、ライル様に心配かけていたみたいでした。
「ライラ?どうしたの?」
「去年のお披露目会のことを思い出してしまってました。」
「大丈夫だよ。(僕が何とかするからね。)」
「ライル様ありがとうございます。」
ライル様がいて下さるし大丈夫だよね、婚約者になるんだし負けないようにしないとね。
「レミーのお披露目会でライラが着るドレスを僕が決めてあげるから楽しみにしててね。」
「ライル様ありがとうございます。」
「うん、ライラに似合うドレスを選ぶからね……ピンクがいいかブルーがいいか迷ってるんだ。ライラは何色が好き?」
「私ですか?ピンクも好きですけどやっぱりブルーが好きです。ライル様の目の色ですし。」
「そうなんだね、お披露目会ではブルーのドレスをを用意するね。」
「ありがとうございます。嬉しいです。」
ライル様の目と同じ色のドレスかぁ、楽しみ過ぎて寝れないわ。

お披露目会前日になり、ライル様からブルーのドレスが贈られてきました。広げてみたら可愛かったわ、試着してみましょう。サイズもピッタリだしかわいいかな?
このままお父様とお母様に見せびらかしましょう。
「このドレスはいかがですか?ライル様がお披露目会で着るようにと贈って頂きましたの。」
「そうなのか、かわいいし似合ってるよ。」
「ありがとうございます。汚れたらいけないから、着替えてきます。」
お父様とお母様に褒められましたから嬉しかった。

ライラが退室した後、思わず夫妻は顔を見合わせました。
「ライル皇子が用意したのか、なんか瞳の色と同じ感じだし、独占欲が丸出しじゃないか?去年のお披露目会みたいな惨事が起きなければいいが……。」
「そうですね……ライラのことを好いて頂けるのはいいですが、明日のお披露目会で婚約のことを公表されるみたいですし、目が離せませんね……。」
2人揃って憂鬱なため息をついたのを見た執事達は苦笑いしてました。

部屋に戻ったライラはドレスを脱いでシワにならないように片付けました。
「明日が楽しみだわ、ライル様もかわいいって言ってくれるかな?」
ベッドでバタバタとはしゃいでいたらいつの間にか寝てしまってたようで、お披露目会当日の朝早くに目が覚めてしまいました。朝早いですがメイド達に湯浴みをしてもらい綺麗にしてもらいました。朝食を済ませてからドレスに着替えて準備万端でお父様達を待ちました。
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