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最近のハリオット様の様子はおかしいらしく、魔獣狩りに行くとか言いながら出かけるらしいわ。
狩りに行くのにしては手ぶらだし、帰ってきても魔獣や魔物は持ってないしね。
次狩りに行くって言い出したら、後をこっそりつけるように側近に頼みましたわ。
閨の方も不自然にならないように、だんだんと昂る媚薬を時々夕食に混ぜましたわ、寝る前に閨ができるようにし、1回出せば終わるようにしましたわ。
もちろん避妊魔法は使ってますけどね。
新婚生活らしくない日々を過ごしてたら、やっとハリオット様の動きが分かりましたわ。
誰が用意したのか分かりませが、隠れ家に女と入って行くのを見たそうですわ。
デートの帰りなのか、手を繋ぎイチャイチャしてたそうですわ。
キャサリンって呼んでたらしいですわ。
しばらく様子を伺ってたら、行為を始めたらしく嬌声が外まで聞こえたそうですわ。
不貞確定ですわね……このまま放置しましょうか。
隠れ家の場所も分かりましたし、お父様のとこに行きますわ。
本邸に戻りサロンでお父様とお母様に相談しましたわ。
「ハリオット様がやっぱりやらかしましたわ、隠れ家まで用意して不貞してますわ。」
「そうか、時々エリーナの側近達に聞いていたんだがな、魔獣狩りに行く振りとか書類仕事もしてる振りらしいしな。」
「そうですの、もうハリオット様はダメですわね。1年しか持ちませんでしたね。もしかしたらその愛人が身ごもってるかもしれませんね。」
「身ごもってるのを知ったら離婚を言い出すかもだな」
「そしたら話を進めましょうよ、お義兄様やお義姉様、ランドール様も待ってることだしね。」
叔父様夫婦とランドール様のこと忘れてましたわ。
「そうだな、手紙を出すか。」
「お義兄様夫婦とランドール様がやって来るかもしれませんわね、本邸に泊まっていただきましょう。」
ハリオット様はどうするんでしょうね。
キャサリン様ですか、どこの方なんでしょうかね。
別邸に帰ってきましたわ、ハリオット様はまだみたいですが。
自室で貴族名鑑から調べましたわ。
なんと私達と同じ歳ですわね、アビール伯爵家長女ですか。
同じ歳ってことは学園も被ってらしたのかしらね。
婚約前のことは何も言えませんが、ハリオット様と付き合っていたんでしょうか。
隠れて付き合ってたならエドリアン侯爵家は知りませんわね。
隠れ家の用意は誰がしたのかしら、ハリオット様に甘い母親なんでしょうか。
こっそりお金だけ渡しただけかもしれませんね。
あの母親が用意したなら、母親が住みそうですわ。
この別邸を案内した時も住みたいと仰ってましたしね。
ハリオット様とキャサリン様の企みでしょうね……。
近いうちに身ごもったとかで離婚を迫ってきそうですわね。
ついにハリオット様が宣言しましたわ。
「おい、婚姻1年しても妊娠しない石女はいらないんだよ、お前とは離婚だから出ていけ。」
「この愛しのキャサリンが俺の子を身ごもったから跡継ぎにするからな。」
執務室にいた側近やメイド達が殺気立つのを感じたのか、2人ともビクビクしてましたわ。
一瞥してから仕事再開していたら、また喚きましたわ。
「そんなんだから可愛げないんだよ、離婚してもお前は再婚できないだろうな、石女だしな。」
あまりにうるさかったので、「お客様がお帰りだわ、追い出してちょうだい。」と言いましたわ。
側近達に追い出されて、静かになりましたわ。
「エリーナ様良かったですね、あの方が待ってますよ。」
「そうね、本邸にいるから手紙書くから出して来てくれるかしら?」
「分かりました。」
手紙みたら飛んできそうですわね、お待たせてしまいましたしね。
狩りに行くのにしては手ぶらだし、帰ってきても魔獣や魔物は持ってないしね。
次狩りに行くって言い出したら、後をこっそりつけるように側近に頼みましたわ。
閨の方も不自然にならないように、だんだんと昂る媚薬を時々夕食に混ぜましたわ、寝る前に閨ができるようにし、1回出せば終わるようにしましたわ。
もちろん避妊魔法は使ってますけどね。
新婚生活らしくない日々を過ごしてたら、やっとハリオット様の動きが分かりましたわ。
誰が用意したのか分かりませが、隠れ家に女と入って行くのを見たそうですわ。
デートの帰りなのか、手を繋ぎイチャイチャしてたそうですわ。
キャサリンって呼んでたらしいですわ。
しばらく様子を伺ってたら、行為を始めたらしく嬌声が外まで聞こえたそうですわ。
不貞確定ですわね……このまま放置しましょうか。
隠れ家の場所も分かりましたし、お父様のとこに行きますわ。
本邸に戻りサロンでお父様とお母様に相談しましたわ。
「ハリオット様がやっぱりやらかしましたわ、隠れ家まで用意して不貞してますわ。」
「そうか、時々エリーナの側近達に聞いていたんだがな、魔獣狩りに行く振りとか書類仕事もしてる振りらしいしな。」
「そうですの、もうハリオット様はダメですわね。1年しか持ちませんでしたね。もしかしたらその愛人が身ごもってるかもしれませんね。」
「身ごもってるのを知ったら離婚を言い出すかもだな」
「そしたら話を進めましょうよ、お義兄様やお義姉様、ランドール様も待ってることだしね。」
叔父様夫婦とランドール様のこと忘れてましたわ。
「そうだな、手紙を出すか。」
「お義兄様夫婦とランドール様がやって来るかもしれませんわね、本邸に泊まっていただきましょう。」
ハリオット様はどうするんでしょうね。
キャサリン様ですか、どこの方なんでしょうかね。
別邸に帰ってきましたわ、ハリオット様はまだみたいですが。
自室で貴族名鑑から調べましたわ。
なんと私達と同じ歳ですわね、アビール伯爵家長女ですか。
同じ歳ってことは学園も被ってらしたのかしらね。
婚約前のことは何も言えませんが、ハリオット様と付き合っていたんでしょうか。
隠れて付き合ってたならエドリアン侯爵家は知りませんわね。
隠れ家の用意は誰がしたのかしら、ハリオット様に甘い母親なんでしょうか。
こっそりお金だけ渡しただけかもしれませんね。
あの母親が用意したなら、母親が住みそうですわ。
この別邸を案内した時も住みたいと仰ってましたしね。
ハリオット様とキャサリン様の企みでしょうね……。
近いうちに身ごもったとかで離婚を迫ってきそうですわね。
ついにハリオット様が宣言しましたわ。
「おい、婚姻1年しても妊娠しない石女はいらないんだよ、お前とは離婚だから出ていけ。」
「この愛しのキャサリンが俺の子を身ごもったから跡継ぎにするからな。」
執務室にいた側近やメイド達が殺気立つのを感じたのか、2人ともビクビクしてましたわ。
一瞥してから仕事再開していたら、また喚きましたわ。
「そんなんだから可愛げないんだよ、離婚してもお前は再婚できないだろうな、石女だしな。」
あまりにうるさかったので、「お客様がお帰りだわ、追い出してちょうだい。」と言いましたわ。
側近達に追い出されて、静かになりましたわ。
「エリーナ様良かったですね、あの方が待ってますよ。」
「そうね、本邸にいるから手紙書くから出して来てくれるかしら?」
「分かりました。」
手紙みたら飛んできそうですわね、お待たせてしまいましたしね。
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